私的図書館

本好き人の365日

臨時収入

2007-01-31 19:16:00 | 本と日常
銅(どう)の値段が上がったため、各地で電線などが盗まれた事件を覚えていますか?

現在はかなり値段も下がってきているようですが、その忘れかけた値上がり騒動のおかげで、ちょっと嬉しい臨時収入がありました☆

実はうちの会社でも銅(どう)製の材料をあつかっているのですが、値上がり前にかなり大量に仕入れていたため、その銅を高く売ることで今期の利益が大きく跳ね上がったというのです。

社員に業績手当てとして還元される利益は、各一人につき給料約一か月分*(音符)*

おぉ~!!
やっぱり経済ってどこかでつながっているものなんですね☆

ま、本来の仕事での利益じゃないし、税金でほとんど持っていかれるのなら、本年度中に手当てとして社員に配ってしまおう、という会社の意向らしいです。

仕事はキツイけれど、こういうのは嬉しいな♪

今月はマンテンバイクとか買ったから、財布も実は厳しかったんですよね。

今月から始めた自転車通勤。
リュックとか靴とか、音楽も聞きたいのでSONYのウォークマンまで買ってしまって、けっこうお金がかかってます*(汗)*

でも一週間で峠の坂道も降りずに自転車で登れるようになったし、着実に筋力はついているのかも☆

夜もぐっすり眠れるし。

でもそのおかげでパソコンや読書の時間が少なくなってしまっているんですよね。

文武両道(?)は難しい~






一月の本棚 2 『兎の眼』

2007-01-29 14:49:00 | 本と日常
今回ご紹介する本は、昨年の十一月に亡くなられた灰谷健次郎さんの作品です。

小学校の教師として十七年間、子供たちと接し、その後、37歳で突然教師をやめ、沖縄やアジア各地を放浪した灰谷健次郎。

その後、作家として1974年に発表したのがこの作品。

*(キラキラ)*『兎の眼』*(キラキラ)*でした。

体の底から涙と感情があふれてきます*(びっくり2)*
こんな作品、もっと早く読んでおくべきだった!

舞台となるのは1973年。
アメリカ軍がベトナムから撤退したり、オイルショックがあったり、時代背景は今の日本とは少し違うけれど、この作品の持つ力は、そんな時代を飛び越えてこちらに伝わってきます!

登場するのはそんな時代に生きる子供たち。
そして先生。

でも、私たちとちっとも変わらない。

教育とは何か?
学校とは?
家庭とは?
子供たちに必要なものは何なのか?
この作品を読んで、心がズンときました。

ここに、大切なものがある!

大学を出て小学校の教師になった小谷先生は、まだ新婚ホヤホヤの新米美人先生。

そんな小谷先生の受け持つ一年生のクラスで、ある日事件が起こります。

事件を起こしたのは臼井鉄三という男の子。

この鉄三。
無口でたとえしゃべったとしても「う」という一言でおしまい。
小谷先生にも決して心を開こうとはしませんが、自分の中の正しいことのためになら、大人だろうと先生だろうとためらわずに飛びかかっていきます。

その行動にはちゃんとした理由があるのに、大人たちにはわからないから、まるで狂犬あつかい。

小谷先生も思いっきり突き飛ばされたり…

この学校のうらにはゴミの処理場があります。

そこで働く人々が暮らす長屋から通っている子供たちは、大人や一部の先生、町の子供たちからも差別を受けています。
鉄三もその一人。

鉄三が同級生に噛み付くシーンでは、噛み付かれた同級生の男の子の傷口から骨が見えて、小谷先生はその場で気を失ってしまいます。

ここは小谷先生じゃなくても、ちょっとショッキングなシーン。

…でも、教育って、生きるって、キレイごとばかりじゃすまされないですよね。

この本は、上辺だけの理想論がとうとうと書かれている教育本ではありません。

血も、涙も、汗も流す、教師と生徒じゃない、お互い人間として触れ合うことの大切さ、すさまじさ、傷つけあうことの愛(いと)しさが、作者の深い観察眼を通して描かれています。

足立という先生が言う、私がこの作品中で一番印象に残ったセリフがあります。

「きみ(春川きみ)は悪いことをしたと思ってあやまってるわけやあらへん。すきな先生がきて、なんやら、やめなさいというているらしい。地球の上でたったひとりかふたり残ったすきな人がやめとけというとる。しゃーないワ。きみの気持はそんなとこやろ」

地球の上でたったひとりかふたり残ったすきな人…
その人がやめろと言う。
だったらやめなしゃーないワ。

悲しい。
幼い子供がこんなことを思うこと自体が悲しいことだけれど、あなたは?
あなたはこの地球の上に、すきな人が、たったひとりでもいい、残っていますか?

最近の事件などを見ると、もしかして、彼らにはそのたったひとりでさえ、いないのでは…と思ってしまいます。

そのことほうが、もっとずっと悲しい。

子どもたちの残酷な行動にくやし涙を流し、夫ともケンカしてしまった小谷先生は、大好きな善財童子という彫像を見に、学生時代よく通った西大寺というお寺にやって来ます。

その祈りをこめた、もの思うかのように、静かな光をたたえたやさしい眼差しは、人間の眼というより兎の眼のよう。

小谷先生はつぶやきます。

「どうしてあんなに美しいのでしょう」

そして…

「わたしはなぜ美しくないの、きのうの子どもたちはなぜ美しくなかったの…」

鉄三の意思の強さ。
処理場の子供たちのやさしさ。
学校に逆らっても意見を曲げない足立先生。

体面ばかり気にする教頭。
自分の意思で物を言わない役人。
集団の中でその一部となってしまっている子供たち。

…人間は、自分の意思を持って、それを押さえつけようとする力に抵抗することを忘れてはならない。

「人間が美しくあるために抵抗を…」

あまり抜粋していると、全文写してしまいたくなってしまうので、このあたりでやめておきますが、本当に心に残る文章ばかりなんです。

まだまだ、鉄三のおじいさんの朝鮮人の友人の話とか、足立先生のお兄さんの話とか、紹介したいところはたくさんあるのですが、それもやめておきましょう。

どうぞ、ご自身の目で確かめて見て下さい。

最初は泣いてばかりいた小谷先生。
クラスの子供たち、処理場の子供たち、そして鉄三と接し、彼らを知るうちに、その心の輝きを見つけ出していきます。

そして、その輝きはまるで小谷先生自身をも輝かしているような…そんな風に読めました。

生徒の父兄(といっても母親ばっかり)に詰め寄られた小谷先生は言います。

(母親)「…学校の先生は子どものために仕事をなさるのではありませんの」

「わたしは自分のために仕事をします。ほかの先生のことは知りません」

頑張れ小谷先生!
泣くな小谷先生!!

あれだけ心を開こうとしなかった鉄三が、小谷先生に作文を書きます。

それも、どうぞご自身の目で確かめて見て下さい。
その場面だけは、小谷先生が涙ぐむ気持が、痛いほどわかります。

忘れたくない一冊になりました☆










灰谷 健次郎  著
角川文庫





筋肉痛

2007-01-28 22:59:00 | 本と日常
背中が痛い…

自転車通勤を始めたせいか、ここ2、3日背中の、特に腰のあたりがもう痛くて痛くて。

そこでテレビCMでおなじみの「バンテ〇ン」を買ってきました。

これがすごく効く!!

あれだけ痛かったのに、痛みがスーと引いて、普通に立ったり座ったりできるようになりました☆

やるな、バン○リン!

でも、もう少し体を鍛えないとまた筋肉痛に苦しみそう…

道で顔を会わせる人もだいたい決ってきて、自転車通勤も楽しくなってきたところなので、こんなことで負けていられない。

頼りにしてるよ、バン〇リン!!


野生の証明

2007-01-21 14:05:00 | 本と日常
自転車通勤初日。

遅刻することもなく、無事に行って帰って来ました。
行きにかかった時間は45分。
帰りは30分。

これはけっこういい運動になります*(汗)*

もうずっと車に頼りきった生活をしていたので、30代の体にはキツイ。
いかになまけた生活を送っていたかを実感しました。

学生の頃に運動部でビシビシしごかれていたの、実は少し自信があったのですが、持久力は半分以下。
坂道なんてゼイゼイ息を切らしながら、もう歩いた方が早いんじゃないかってスピードでペダルをこいでいます★

しかしそんな青息吐息の帰り道。

ふと見ると前方の家から5才くらいの男の子が補助輪付きの自転車でフラフラ出てきました。

その時、なぜか私は瞬時にこう思ってしまったのです。

(補助輪付きに負けてたまるか*(びっくり2)*)

…相手は5才くらいなんですけどね。

とたんに姿勢も良くなってスピードアップ。
颯爽とその横を通り過ぎてやろうと大人げもなく(…ホントに)これみよがしに近づいて行ったのですが、これが男の子までの距離がけっこう長い。
しかもちょっと坂道になっている。

それでもなんとか追い越し(何度も言いますが相手は補助輪付きの5才児です)、きっと憧れのまなざしでこっちの背中を見つめているに違いないと思うからそのままスピードも落とせず、坂を登り切って男の子の視線から見えなくなるまで必死で(あくまで見た目は颯爽と…)、自転車をこぎ続けました。

…我ながらあきれるくらいアホです。

何だか突然野生の習性がよみがえり、同じ男(オス)として強いところを見せておかなければ…と思ってしまった………ような……………疲れているのでしょうか?

え~、とにかく、たまに辛いことはあるけれど、自転車通勤は楽しいです☆

いつまで続くかな?





映画『となり町戦争』

2007-01-20 10:49:00 | 本と日常
アニメの『のだめカンタービレ』第一話を観ました☆

のだめの部屋汚なすぎ*(汗)*

原作マンガは読んだことなくて、ドラマを見て興味を覚えたのですが、アニメで見るとけっこうイメージ違いました。

でも二人でピアノを共演するシーンは良かったな♪

のだめに出てくる音楽を集めたCDが発売されているそうだから、う~んこのさい買っちゃおうかな?

そういえば、三崎亜記さんの小説『となり町戦争』の映画がついに来月公開…

主演は江口洋介さん、原田知世さんだそうです。

あれだけ映画化には反対したのに*(びっくり2)*

http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/hawk/diary/200511#

あさのあつこさんの『バッテリー』も映画化されて、3月に公開だっていうし、大好きな作品が注目されるのは嬉しいけれど、何でもかんでも映画化するのはやめて欲しいな~

やっぱりイメージってものがあるし。

『指輪物語』や『ナルニア国物語』の映画は良かったけれど、『となり町』も『バッテリー』も制作は角川映画。

…すごく不安だ(苦笑)




一月の本棚 『穴』

2007-01-18 20:35:00 | 本と日常
グリーン・レイク・キャンプに湖(レイク)はない。

無実に罪で少年矯正施設、グリーン・レイク・キャンプに連れてこられたスタンリー。

豚どろぼうのひいひいじいさんにかけられた呪いのせいで、何をやってもついていない。

からからに渇ききった湖の跡で、ひたすら「穴」を掘らされるスタンリー。

個性的な少年たちと、横柄な大人たち。
そして猛毒を持つ黄斑(きまだら)トカゲに囲まれて、太っちょでいじめられっ子のスタンリーは果たしてどうするのか?

ちなみにグリーン・レイク・キャンプには緑(グリーン)もほんのちよっぴりしかない。

さて、今回は1999年に単行本として出版され、2006年に文庫化されたルイス・サッカーの*(キラキラ)*『 穴 ―HOLES―』*(キラキラ)*をご紹介します☆

アメリカで発表されたのは1998年。
翌1999年にはニューベリー賞他多数の賞を受賞しました。

私も面白くて一気に読みました♪
こういう本って、タイトルがタイトルだから初めはどういう小説か想像がつかなくて不安なんですよね。

でもこの本は読み終わって「あぁ、読んで良かった♪」と素直に思いました☆

主人公のスタンリー。
体は大きいけれど、他人と衝突することを避ける優しさ(意気地の無さ?)があるばっかりに学校でもいじめられてしまう、そんな男の子。

ある日空から落ちて来たスニーカーを拾ったことをきっかけにして、無実の罪で矯正施設、グリーン・レイク・キャンプに送られてしまいます。

そこに待ち受けていたのは、ひとクセもふたクセもある少年たちと、何やら隠し事をしている大人たち。

照りつける太陽に干からびた大地。
水も食料もなく、脱走しても三日ともたないという過酷な地。

スタンリーたちは人格形成のためという建前で、来る日も来る日も穴を掘らされ続けます。

穴を掘ることにどんな意味があるのか?

スタンリーの一族に降りかかる、豚どろぼうのひいひいじいさんにかけられた呪いとは?

スタンリーはいじめられっ子なので、強い者には逆らわず、我慢しながら世を渡る術を身につけています。
殴られてもあきらめて殴られているような…

でも、両親が自分を愛してくれていて、自分が死んだらきっと泣くこと。
自分自身の価値にはちゃんと気付いている。

だから自分を自分で責めたりしない。
後悔はするけれど、絶望はしない。
悪いのは「あんぽんたんのへっぽこりんの豚泥棒のひいひいじいさん」のせいだから。

ひどい目にあった時、誰かのせいにできるってのはなかなかいいもの。
スタンリーの一族はみんなそうして乗り切ってきています♪

そしてスタンリーもスタンリーのお父さんも、じいさんもひいじいさんも、めちゃくちゃツイていないくせに、どんな時でも希望だけは失わない!

うまくいかないのは「あんぽんたんのへっぽこりんの豚泥棒のひいひいじいさん」のせいだから☆

…もしかしたら、希望を失わないというのも呪いのひとつかも知れないけれど。(だからいつまでも苦労する)

わずかな希望だけを持ち、とある理由で水も食料も持たずにグリーン・レイク・キャンプを脱走してしまうスタンリー。

そしてやっぱり困ったことに。

スタンリー。
スニーカー。
グリーン・レイク・キャンプ。
あなたにキッスのケイト・バーロウ。
そしてタマネギと黄斑(きまだら)トカゲ。

あらゆることがラストに向って結びつき、エンディングを迎えた時はすごく納得できました♪

緑(グリーン)も湖(レイク)もなくて、穴ばっかりのグリーン・レイク・キャンプには一体何があるのか?

殺した相手にキスをすることで有名な強盗”あなたにキッスのケイト・バーロウ”に身ぐるみはがされたスタンリーのひいじいさん。

ジプシーのおばあさんとの約束を破ったばっかりに呪いをかけられた豚泥棒のひいひいじいさん。

そして空から落ちて来たスニーカーを拾ったばっかりにグリーン・レイク・キャンプに送られることになったスタンリー。

果たして、スタンリーの、まったくついていないスタンリー一族の運命やいかに?!

一度読み出したら止まらない、魅力あふれる一冊です♪

スタンリーがどうやって穴からはい出すか。
その様子をどうぞご覧下さい☆











ルイス・サッカー  著
幸田 敦子  訳
講談社文庫







自転車通勤はじめます

2007-01-14 21:52:00 | 本と日常
マウンテンバイク(自転車です♪)を買いました。

最近ちょっと運動不足だったので。

自転車屋さんに全部おまかせで(好き勝手要望は言いましたが…)、もろもろあわせて四万円。
最初はこんなものかな?

通勤に使えないかと、休日を利用して試しに会社まで走って来ました。

普段なら車で20分ほどの距離。
でも山奥なので、峠を一つ越えなきゃいけなくて、これがけっこう辛い*(汗)*

峠の手前には大きな川が流れていて、昔は国境(くにさかい)で物も人も容易には越えられなかったという難所。

大人しく押して歩きました(苦笑)

バイク(250cc)には乗っているので寒さ対策は万全だったのですが、かえって汗だく…
自転車ってかなりハードなスポーツだったんですね。

結局、会社まで一時間もかかってしまいました。
通えなくはないかな?

健康のためにも、ガソリン代を浮かすためにも、環境のためにも、よいことずくめの自転車。

でも問題がただ一つ。

会社に着いた頃には仕事をする体力が残っていないということ。

…ま、いいか*(びっくり2)*





生きるヒント

2007-01-12 19:18:00 | 本と日常
人は一人では生きていけない、と人は言う。

でも、一人で生きていいかなければならない時は、強制的にやってくる。

そんな時、どうしたらいい?



…笑えばいい。



にっこり笑って。
ちょっと微笑んで。
自分の手でホホを持ち上げてニッとしてみて。

笑う時、あなたはどこの筋肉を使ってる?
いちいち「よーし笑うゾ!」なんて考えなくても、笑ってない?

どこにいても、どんな時でも、あなた残されたたった一つの財産。

人は、自分で、自分を励ますことができる。

とりあえず、そこから始めよう。








               2007.1.12.




『ある日どこかで』

2007-01-10 18:30:00 | 本と日常
もう仕事が始まっているので、すっかりお正月気分も抜けていたのですが、今日、1月10日は「十日えびす」の日でしたね。

うちの町でも道路が車両侵入禁止になって、たくさんの屋台が並びました。

商売繁盛と家内安全を願う大祭ですが、お迎えしたえびす様のお札は、うちの場合は台所にお祭りしていました。

あと、しゃもじももらったかな?

人混みをかきわけてもらいに行っていたのは中学生までだったので、よく憶えていませんが★

大勢の人でごった返す大道通りはほっといて、いつもの喫茶店でコーヒーと抹茶ケーキ♪

のんびり読書にひたりたいのに、こちらのお店もいつもの三倍くらいお客さんが入っていました。
…いい迷惑だ~

ちなみに読んでいたのは、アメリカで人気の作家、ルイス・サッカーの*(キラキラ)*『穴 HOLES 』*(キラキラ)*というタイトルの文庫本。

悪いことをした少年達の矯正施設で、ひたすら穴を掘らされる少年たちの物語…なのかな?

まだ読み始めたばかりなんですが、早く続きが読みたくなる本です♪

その他に最近買ったのは…

またまた登場、マイケル・ムアコックの「エターナル・チャンピオン」シリーズ!
今度は「ルーン杖秘録」!!

*(キラキラ)*『額の宝石』*(キラキラ)*
*(キラキラ)*『赤い護符』*(キラキラ)*
*(キラキラ)*『夜明けの剣』*(キラキラ)*

これは全四巻のシリーズなので、あともう一冊が楽しみ♪

あとこれはタイトルに惹かれて購入☆
ジュール・ヴェルヌの

*(キラキラ)*『地軸変更計画』*(キラキラ)*

地球の地軸が傾いているのなら、直せばいいのに…と小さい頃から思っていたので、どんな内容か楽しみです☆

もう一冊は、1976年に世界幻想文学大賞を受賞。
宝塚でも舞台化もされ、あの瀬名秀明さん(SF好きの人なら知っているかな?)が「奇跡のラヴ・ストーリー」と絶賛しているリチャード・マシスンの

*(キラキラ)*『ある日どこかで』*(キラキラ)*

あと4ヶ月から半年の命と宣告されたテレビの脚本家が、あるホテルで一枚のポートレイトに恋をする。
彼はすでにこの世にはいない彼女に会うために、75年を隔てた過去の世界に時間旅行を試みるが…

このヒロインの女性には実際にモデルがいて、それがJ・M・バリの『ピーターパン』の舞台で実際に「ピーター・パン」を演じたモード・アダムズ嬢(これ以降女優がピーター役を演じることが慣例になった)と知ってビックリ!

最近バリの『ピーターパン』やその続編となるジェラルディン・マコックランの『ピーターパン・イン・スカーレット』をちょうど読んだところだったので、「これは運命かも!?」なんて思ってしまいました☆

ま、ただの偶然でしょうね。

マシスン原作でロビン・ウィリアムズ主演の映画『奇跡の輝き』も天国や地獄が出てきて面白かったので、この作品も期待です☆

あぁ、読みたい本がたまっていく。

仕事する間が惜しいです(苦笑)





大雪

2007-01-07 23:58:00 | 本と日常
今日はすごい雪が降りました!

40㎝? 50㎝?
車の上に積もった雪を下ろすのがひと苦労。
この冬初めての本格的な降雪です。

これでようやくこの辺りのスキー場もひと安心できるかな。

でも、毎年雪の降る量は減ってきているような気がします。

昔は「かまくら」とか家の庭で普通に作れたのに…
それでコンロを持ちこんでラーメンなんかを作るんです♪
かまくらの中って意外にあったかいんですよ。
雪でベンチやテーブルを作って、毛布や板を置くと居住性も上がります☆

インスタントラーメンだったけれど、美味しかったな~

今日の積雪だったらかまくらも作れそう。

…あ、いま、(でも面倒くさい)って思ってしまった。

雪だけじゃなくて、こういう無駄なことにかける情熱も減ってきてるなぁ~
反省、反省。



『ジョナサンと宇宙クジラ』

2007-01-05 23:16:00 | 本と日常
おでんを作りながらこれを書いています。

寒い夜にはあったかいものが美味しいですよね♪

この地方ではおでんといえば味噌味。
うちは味噌で煮込んで作ります☆

白いはんぺんの存在を知ったのは高校を卒業してから。
それまではんぺんと言えば、薩摩揚げみたいな感じの油で揚げたものしか知らなかったので、ちょっとショックでした。

まだまだ知らないこといっぱいあるなぁ~

今日、本屋さんに行ったら、大好きなロバート・F・ヤングの短編集、*(キラキラ)*『ジョナサンと宇宙クジラ』*(キラキラ)*が並んでいました。

奥付けを見ると、去年再版されたらしい。

知らなかった!

この短編集好きなんですよね♪
SF作品なんですが、小難しいああだこうだという解説がなくて、ストーリーで読ませてくれる。

作者の人柄なのか、心があったかくなる作品も多いです☆

こういう昔の名作が再版されるのは嬉しい♪

最近はすぐ絶版になってしまいますからね~

気になって他の本も奥付けを見てみると、『生協の白石さん』とか、中村航さんの『100回泣くこと』といった本も、順調に版を重ねていてひと安心。

これからも頑張って欲しいなぁ☆

今日はその他に、こうの史代さんの『夕凪の街桜の国』というマンガを立ち読みして来ました。

奇跡的にビニールがかかっていなかったので♪

広島の被爆体験をあつかったものとしては、とっても良かった。
戦争モノはあまり読まないのですが、これは、絵柄のよさも手伝って、なかなか一言ではいえないのですが、いろいろな感情を素直に抱かせてもらいました。

知らないじゃ済まされないこともありますね。

おでんは明日の晩くらいが食べ頃です。

大根が好きなので、よく煮込まないと☆





新年のご挨拶

2007-01-04 23:58:00 | 本と日常
明けましておめでとうございます♪

今年もアッという間のお正月休みでした。
コタツに入ってミカン食べながら、TVを見たり本を読んだり。
もうほとんど寝正月。

休みの間に読んだ本は…

*(キラキラ)*あさのあつこ『ガールズ・ブルー』*(キラキラ)*

*(キラキラ)*ジュラルディン・マコックラン『ピーター・パン イン スカーレット』*(キラキラ)*

『ピーター・パン…』は正統な続編ということだけれど、第一次世界大戦の影がネヴァーランドにも忍びよっていて、ちょっと暗め。

『ガールズ・ブルー』は高校生の女の子二人が主人公で、何気なくすぎていくように見える日常の中で、めいいっぱい生きている二人が気持良い作品でした。

さあ、また仕事が始まります。

今年も頑張ろ☆