過日3日、郵便局からの帰り、草花舎に立ち寄った。
なんとも寂しい桜の花を見上げたあと、庭を一巡した。鶯の声を聞きながら。
当地の桜は、二、三分咲き? のまま。
これ以上、花数は増えない模様だ。すでに葉の若い緑が見え始めている。
山桜は、小山に春の賑わいを見せているのに。
なぜこの地だけ? と不思議だ。
鵯(ひよどり)が、花芽を食べてしまったというのだが…。
近所の桜も、みな同じ。
鵯は、わが家の庭にも、よく来ている。
人の気配に敏感で、ドアを開けると、すばやく姿を消す。みごとな低空飛行で。
花見の楽しみまで奪う鳥を憎みたくなるけれど、鵯も生きてゆかねばならぬ。
鵯には鵯の都合があるのだろう。
昨日、定期的な浄化槽の点検に、いつもの検査員の方が来られた。
検査員は、海辺に住む私と違って、山間に住んでおられる。
<咲かない桜>の話になった。
やはり木のてっぺんには、花が少ないそうだ。
「蕾を、鷽(うそ)が、食べたらしいですよ」
との話。
「鷽? 鵯ではないのですか?」
私は鷽を知らない。見た記憶がない。
ただその名を知らぬまま、目にしたことはあるのかもしれないけれど。
「鷽」だと自覚していないだけのことかも知れない。
鷽といえば、大宰府の「鷽替え神事」として、その名に親しんできた。
歳時記によると、鷽は、<春の季語>。
その解説文には、「桜の芽が好物で、桜の名所によく群れている。」とある。
果たして、鵯のいたずらか、鷽のいたずらか?
鵯(野鳥の本より) 鷽(左に同じ)
爛漫の桜は、専らテレビ画面で紹介される、名所の桜を眺めるばかり。
以下は、3日、草花舎の庭を彩っていた花々。
早くも、八重山吹も咲いて
栢野紀文氏の器でコーヒーを飲み、ケーキをいただく。
栢野作の花瓶に活けられた花は、山躑躅など。
草花舎では、いろいろな人にお会いする。
その中で、最も若いお客さま。写真は、その後ろ姿。
この一葉の写真から、歳を言い当てるのは難しい?
なんとも寂しい桜の花を見上げたあと、庭を一巡した。鶯の声を聞きながら。
当地の桜は、二、三分咲き? のまま。
これ以上、花数は増えない模様だ。すでに葉の若い緑が見え始めている。
山桜は、小山に春の賑わいを見せているのに。
なぜこの地だけ? と不思議だ。
鵯(ひよどり)が、花芽を食べてしまったというのだが…。
近所の桜も、みな同じ。
鵯は、わが家の庭にも、よく来ている。
人の気配に敏感で、ドアを開けると、すばやく姿を消す。みごとな低空飛行で。
花見の楽しみまで奪う鳥を憎みたくなるけれど、鵯も生きてゆかねばならぬ。
鵯には鵯の都合があるのだろう。
昨日、定期的な浄化槽の点検に、いつもの検査員の方が来られた。
検査員は、海辺に住む私と違って、山間に住んでおられる。
<咲かない桜>の話になった。
やはり木のてっぺんには、花が少ないそうだ。
「蕾を、鷽(うそ)が、食べたらしいですよ」
との話。
「鷽? 鵯ではないのですか?」
私は鷽を知らない。見た記憶がない。
ただその名を知らぬまま、目にしたことはあるのかもしれないけれど。
「鷽」だと自覚していないだけのことかも知れない。
鷽といえば、大宰府の「鷽替え神事」として、その名に親しんできた。
歳時記によると、鷽は、<春の季語>。
その解説文には、「桜の芽が好物で、桜の名所によく群れている。」とある。
果たして、鵯のいたずらか、鷽のいたずらか?
鵯(野鳥の本より) 鷽(左に同じ)
爛漫の桜は、専らテレビ画面で紹介される、名所の桜を眺めるばかり。
以下は、3日、草花舎の庭を彩っていた花々。
早くも、八重山吹も咲いて
栢野紀文氏の器でコーヒーを飲み、ケーキをいただく。
栢野作の花瓶に活けられた花は、山躑躅など。
草花舎では、いろいろな人にお会いする。
その中で、最も若いお客さま。写真は、その後ろ姿。
この一葉の写真から、歳を言い当てるのは難しい?