先日「ハピネス」を読んだ桐野夏生さんの、2011年刊行の話題作 緑の毒 を読んでみました。
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
39歳の開業医・川辺。妻は勤務医。
一見満ち足りているが、その内面には浮気する妻への嫉妬と研究者や勤務医へのコンプレックスが充満し
水曜の夜ごと昏睡レイプを繰り返している。
一方、被害者女性たちは二次被害への恐怖から口を閉ざしていたがネットを通じて奇跡的に繋がり合い、川辺に迫っていくー。
底なしの邪心の蠢きと破壊された女性たちの痛みと闘いを描く衝撃作。
文庫オリジナルのエピローグを収録。
妻の浮気、病院の経営悪化、従業員との軋轢・・・・・
環境が不遇で、精神的にも抑圧されているのはわかるけど
積極的な対処はせずに、昏睡レイプを繰り返す主人公。
人間味の全くない空々しいストーリーと、屈折した男の気色悪さ。
ドロドロを粘着テープで封印し、ぐっちゃぐっちゃに叩き潰したようないたたまれない物語。
桐野ワールドだと言われれば、そんなものかもしれませんが
読んでいても、読み終わっても、気持ち悪さはぬぐえず、寒気だけが残りました。
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
39歳の開業医・川辺。妻は勤務医。
一見満ち足りているが、その内面には浮気する妻への嫉妬と研究者や勤務医へのコンプレックスが充満し
水曜の夜ごと昏睡レイプを繰り返している。
一方、被害者女性たちは二次被害への恐怖から口を閉ざしていたがネットを通じて奇跡的に繋がり合い、川辺に迫っていくー。
底なしの邪心の蠢きと破壊された女性たちの痛みと闘いを描く衝撃作。
文庫オリジナルのエピローグを収録。
妻の浮気、病院の経営悪化、従業員との軋轢・・・・・
環境が不遇で、精神的にも抑圧されているのはわかるけど
積極的な対処はせずに、昏睡レイプを繰り返す主人公。
人間味の全くない空々しいストーリーと、屈折した男の気色悪さ。
ドロドロを粘着テープで封印し、ぐっちゃぐっちゃに叩き潰したようないたたまれない物語。
桐野ワールドだと言われれば、そんなものかもしれませんが
読んでいても、読み終わっても、気持ち悪さはぬぐえず、寒気だけが残りました。
緑の毒 [ 桐野夏生 ]価格:648円(税込、送料無料) |