nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

映画 天地明察

2012-10-08 18:00:15 | 映画・演劇・コンサート
今日は、V6の岡田准一君主演の映画 天地明察 を観てきました。
歴史物が大好きな夫は原作も読んでいて、とても楽しみにしていた映画だったようで
夫婦50割の年代ですから、私は半分引きずられて観て来たのですが、心にジーンと滲みるなかなかいい映画でした。

あらすじ・・・
江戸時代前期、それまで800年にわたり使用されてきた暦の誤りを見抜き
「日本独自の暦」を作り上げた渋川春海(安井算哲)。
彼が、数々の挫折を繰り返しながら、改暦の大事業に挑む姿を描く青春エンタテインメント。
碁をもって徳川家に仕える碁打ち衆の家に生まれた安井算哲(後の渋川春海)。
囲碁以外にも、算術・神道など様々な知識を持つ算哲が最も愛したもの、それは星を眺めること。
会津藩主・保科正之の命で、日本全国の北極星の高度を測り
その土地の位置を図る北極出地の旅に出た算哲は、その途上、それまで使われてきた暦の重大な誤りに気付く。
旅から戻った算哲は、その誤りを正す改暦の大事業を担うことになるが
それは当時、暦を司る権力=朝廷への挑戦を意味し、更に暦の作成には
正確に星の動きを知り途方も無い計算を極めねばならず、正に天と地への挑戦に他ならない。
算哲を想い続け、やがて妻となったえんや、彼のよき理解者であった水戸光圀
算術や天文学に魅入られた多くの仲間たちの支えを受け、権力から度重なる理不尽な仕打ちを受けながら
算哲の生涯を賭けた挑戦が始まる―。(角川書店より)

江戸の時代に天空の星に魅せられ、その観察の旅の道すがらに日本の暦の誤りに気付き
それを証明するために人生を賭けた男の、挫折と成功の物語ですが
計算機もカメラも電話もない時代に、すべてが手作業で行われる天体観測。
苦労に苦労を重ね、多くの年月を費やし、ようやく正しい暦にたどり着けても
体裁や利権を保つために真実をもみ消されるという、権力との対立が待ち構えています。
今から思えば大変もどかしい話ですが、何もない時代だからこその
当時の人々の素直な向学心がにじみ出ていて、大変感動的でした。
2時間半に及ぶ長編の苦労話ではあっても、漂う空気が実に前向きで
辛い気持ちにはならず、常に楽しく応援しながらほのぼのと観ていられます。
そしてなぜかエンドロールで目頭が緩んでしまい、思わずうるうる・・・・
観てよかったな~と思える、感動作でした。
原作、読みたいけど読めるかな~(歴史物は苦手なので)

主人公算哲に、岡田准一、算哲を支えるヒロイン・えん役に宮あおい
算哲の強力な理解者である水戸藩主・水戸光圀役に中井貴一
算哲に改暦事業を命ずる会津藩主・保科正之役に、松本幸四郎
他にも佐藤隆太、市川猿之助(亀治郎)、笹野高史、岸部一徳、横山裕
渡辺大、白井晃、市川染五郎と、大変豪華キャストの映画でした。


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コメント (2)
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