nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

東川篤哉 密室の鍵貸します/もう誘拐なんてしない

2011-03-22 18:26:17 | 本・雑誌・ドラマ
雨続きだし、いつまで経っても気持ちが落ちつかなくて
近くで用を足す以外、家にこもっていることが多くなっています。
チクチクや編み編みが苦手な私にとって、家の中にいて没頭出来ることの代表と言えば・・・・読書。
特に停電時など(夜は無理だけど)本を読むくらいしかやることもなくて、いろいろ買って読み漁っています。

最近大好きな東野圭吾さん以外に、新しい作家さんを開拓しました。
謎解きはディナーのあとで でただいまブレイク中の 東川篤哉 さん。
ただ 謎解きはディナーのあとで は、まだ文庫化していないので
ちょっと手が出せず、古いものから読み始めてみました。
東野さんと東川さんってちょっと紛らわしいですけど、同じミステリーでも文体やテーマはまるで違います。
理系の東野、文系の東川、それぞれの特性がそのまま表現されている感じですね。

トップ画像は、デビュー作の 密室の鍵貸します と もう誘拐なんてしない の2冊。
分野的にはユーモア推理小説ですが、昔よく読んでいた赤川次郎さんよりもグーンとミステリー度が高く
ユーモアな文章に、ほわほわしながらさらっと読み進めるのですが
途中にしっかり伏線が張ってあり、展開にも意外性たっぷりで読み応えがありますよ。
特に もう誘拐なんてしない は、私が18歳までを過ごした下関と、関門海峡で対峙する門司が舞台となっていて
地元の地名や下関弁がてんこ盛りで、思いがけず懐かしさにときめいてしまいました。

原発事故、いよいよ放射性物質が農産物や原乳から検出されてしまい
事態を煽るような報道が続き、国民をおびえさせています。
ただちに人体に影響の出る量ではないとしながらも、すべて処分されるとのことで
福島の人が家があるのに土地を追われ、農産物を否定され阻害されていることが、本当に居たたまれないと感じます。
福島原発は東北にありながらも東京電力の基地で、関東のための電気を作る施設です。
関東のために、東北が迫害を受けていることに対して
関東の人間として申し訳ないと思いながらも、私はそれを食べます!とは言えないもどかしさ。
何が真実で何が隠されているのか?・・・そして私たちは何を信じればいいのでしょう。
見えないものが相手だけに、不安は一層募ります。

未だ続く余震にそわそわですが・・・・そろそろ我が家も計画停電が始まる時間です。
ご飯を炊いて、魚を焼いて、かぼちゃを煮て、きゅうりを塩もみして、お味噌汁を作って、夕ご飯の準備完了。
暗闇でも温かいものが頂けることに、今夜も感謝です。

そして、溜まりつつあったモニター記事の再開依頼もそろそろ届き始めたので
明日あたりからまたモニター記事が復活する予定です。
世相に合わない記事もあろうかと思いますが、ご了承いただければ幸いです。


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コメント (2)
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