人間って、なんで寝る時間が必要なの。寝なくてすむなら、一日24時間、たっぷりいろんなことができるのにさ。なんでこんな無駄な時間が必要なの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『超・絶対健康法』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
「ナポレオンは三、四時間しか眠らなかった」とも言われていますが、忙しい現代人のなかにも、「睡眠は無駄な時間」と思っている人がいるようです。睡眠時間が短ければ、その分、活動時間が増えるので、より多くの仕事ができるかのような錯覚をしているわけです。
世の中には、“短眠法”のようなものを奨励する仕事をしている人もいます。
しかし、実際に短眠法をやり始めて、最初は「睡眠時間が三時間でも疲れない」と言ってバリバリ働いていた人が、一カ月ぐらいすると、だんだんフラフラになって仕事のミスが多くなり、結局、会社をクビになってしまったというような話を聞いたことがあります。
これは極端に走った例ですが、「睡眠の本当の意味」が分かっていないのです。
私たちは睡眠中に、肉体から霊体が離れ、実在世界に還っています。これは“里帰り”の現象であり、本来、人間が霊的存在であることを忘れさせないために、そういう習性が与えられているのです。これが睡眠の持つ意味の一つです。
もう一つの意味は「霊界エネルギーの補給」です。
私たちの肉体は食べ物によって養われていますが、霊体そのものは、実在界にある霊界エネルギーによって養われています。
霊界エネルギーの一部は、食べ物を通して入ってくることもあります。動物の肉とか植物、穀類、ミルクなどのなかには、もともと生命エネルギーが入っているので、一部分は食べ物からも吸収しているのです。
しかし、それだけでは十分ではありません。
肉体だけであるならば、食べ物だけを食べていれば生きていけるのですが、人間は精神的存在であるため、睡眠を通して必ず実在界のエネルギーを受けないと、霊的に生きていけないのです。
人間には平均八時間という長い時間の睡眠が必要です。
機械でも、八時間も休ませるというのは、あまりないでしょう。
「それだけ休ませないと、もたない」というのは、「睡眠によって実在界のエネルギーを得る」という意味があるからなのです。
人間は永遠の生命を持っており、長い長い転生輪廻の過程で、肉体に宿るのは、ほんの一瞬のことです。
それ以外は、長い長い霊的生活を送るので、それを忘れないようにするために、睡眠時に霊界に還ることは大事なことなのです。
(94~97ページ)
睡眠はけっして無駄な時間ではない。
睡眠の本当の意味は、第一に、本来、人間が霊的存在であることを忘れさせないために、実在世界に還ることである。
そして、第二には、精神的存在である人間が生きていくための霊界エネルギーの補給なのである──。
睡眠については、けっこう出てくる疑問なので、このブログでも何度も取り上げています。
寝ることは、霊的にみても大事なことであるので、ないがしろにしてはいけない。
でも、だからといって、寝てばかりでは、この世に生まれてきた使命や目的を果たすことができなくなる。
要は、その適度なバランスが大事であるのだと私は思っているのです。
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『超・絶対健康法』
大川隆法著 |
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