のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

明日は試験

2010年10月22日 02時18分37秒 | 日常生活
22時。母上が栗の皮むきを開始しました。
22時5分。母上床に倒れ込みました。
仮眠開始です。

なんかこの風景、見覚えあるなー。
デジャヴュだわー。
と思いつつも、仕方なく皮むきを引き継ぎます。

こんなことしてる場合じゃないのにー!
明日に備えて、睡眠取らなきゃなのにー!
(勉強する気はなかった模様。)

で、今に至る、と。
侮りがたし。おそるべし。秋の味覚。
丸々4時間もかかるとは・・・。
どうしてくれよう!

・・・と言ってる間に寝ればいいものを。
試験が近付いて若干、テンパっております。

なりふり構いませぬ。

2010年10月20日 23時40分12秒 | 日常生活
本日から3日間、研修受講の日々です。
正確には研修受講期間は2.5日。
最終日の午後は試験が行われます。

受講前、部長からは
「言語未経験者には難しいやろうけん、
 今回は試験の雰囲気と問題の出題傾向のみ味わってくればいいよ。」
と不合格のお許しを得てきました。
そうなのです。今回は言語研修です。
言語未経験者の私は到底、理解できるとは思えません。
よかったー!そうですよねー!と安心して研修会場に向かいました。

ところが。
研修開始直後、講師の方がおっしゃいました。
「今回の問題はかなり難しいと思います。
 ですが、今回のコースは試験対策コースですから、
 きちんと話を聞けば、必ず受かります。諦めずに!
 『合格できればいいな。』とか『合格したい』ではなく
 『合格する!』と覚悟を決めて受講しましょう。
 『今回はとりあえず、試験の雰囲気を掴めばいいや。』
 なんて思っててはダメですよ。全員合格しますよ!」

・・・すごい。
見抜かれてーら。しかも的確に。

でも。確かに。
できれば受験は1回が望ましい。
研修受講後にひとりで受験勉強をするのはできれば避けたい。
(というか、ひとりでこつこつと勉強できるとは思えません。)
あー!1回で受かりたいー!
と、思いながら受講開始。

1時間後。
今回の合格は諦めました。
なんてったって、講師の説明すら半分程度しか理解できていないのです。
「この展開を読むと選択肢の2番、3番はオミットできますね。」
おみっと?
はーっ。「削除」ですかー。

・・・ええ。
理解できていないのは「講義内容」ですらなく
「講師が使う説明の言葉」です。
「講義内容」なんて、キーワードを拾い出すだけで精一杯。
模擬試験の文章を半分読んだだけで、(解いてはいません)
制限時間いっぱいいっぱい。

ゴウカク?それ、日本語でしたっけ?
試験?あさって??
無理!ムリムリッ!!むりーーーーーーーーーーっ!!

と、思いつつ、ちょっぴり諦められないのもまた事実。
だって、この問題をひとりで理解できるようになるほうが難しそう。
とりあえずは丸暗記をがんばらねば。

がんばれ!ベンチウォーマーズ/2006年アメリカ

2010年10月18日 23時42分04秒 | 映画鑑賞
33.がんばれ!ベンチウォーマーズ/2006年アメリカ
■監督:デニス・デューガン
■出演
 ロブ・シュナイダー、デヴィッド・スペード、ジョン・ヘダー、
 ジョン・ロヴィッツ 、ティム・メドウス
■ストーリ
元イジメられっ子で大人になっても冴えない3人組が、
ひょんなことからイジメられっ子たちを励まそうと少年野球に
参戦し、奮闘する姿を描いたドタバタ・スポーツ・コメディ。

■感想 ☆☆☆
「うーん。どうなんだろう・・・この映画って。」
と不安になりながら見始めた映画でしたが、見終わった時には
「あぁ。なんかいいなぁ。この映画。」と素直にそう思いました。

前半はひたすらドタバタコメディ。
「野球チームのメンバーがたったの3名」とか
(満塁になった時点で次のバッターがいないなんて!)
「そのうち2名は野球初心者」とか
(初心者というかなんというかルールも知らないし!)
「その上、運動神経も皆無」とか
(運動神経どころか、ごく普通に日常生活も四苦八苦ですよね?)
「つーか、見た感じもイタイ感じだわー。でもかわいいかも。」とか
(さえないおかっぱ頭の40歳男子・・・ということは、ごく普通に
 「変なオッサン」のはずなのに、うっかりかわいく見えてしまいましたよ。)
突っ込みどころ満載の設定で力任せにストーリーが進められます。

むしろ、ありえなさすぎて、早い段階からストーリーの
細かい設定はまったく気にならなくなります。
うん。自由にやっちゃえばいいよ。
リアリティを求めるほうが間違ってるよね。
野球の特訓も「野球経験者に怒られちゃうよ?」
と思わず心配してしまうほど、おバカさんなものばかり。

それでも、どんどん勝ち進めていくベンチウォーマーズの活躍ぶりと
それでも、どんどん勝ち進めてしまうも何もフェアプレーなんて
どこにもないじゃん!相手は子どもやん!という
これまた突っ込みどころ満載のゆーるりとした試合展開が素敵です。

ただ、前半は全体的に思わず顔をしかめたくなるお下劣系の笑いが多め。
うーん。ちょっと女子的に笑えないわー。と思った場面も一箇所にあらず。

そのお下劣系力任せコメディが中盤以降に少しずつテイストを変えて来ます。
「ありえない展開」はそのままに、
「ありえない。けれど、こうあってほしいな。」と思ってしまう展開に。
「ありえない。けれど、こんなことがあってもいいんじゃないかな。」
と思いたくなる展開に。
そう思ってしまうのは、その展開の温かさと
ベンチウォーマーズの面々のキャラクターが見事にかみあっているから。

特にこの映画のクライマックスとも言える
ベンチウォーマーズの決勝戦場面は秀逸。
なにせ、決勝戦ではベンチウォーマーズのオリジナルメンバ
(つまり主役陣)は試合に出ないのです。
代わりに出場するのは、ベンチウォーマーズのメンバと同じように
「落ちこぼれさん」「運動苦手さん」がゆえに、
野球を楽しんだことなどなかった冴えないちびっこくん、ちびっこちゃんたち。

「ベンチウォーマーズの活躍を喜んでくれた子たち
 ベンチウォーマーズの活躍と自らを重ね合わせて
 応援してくれた子どもたち全員がベンチウォーマーズ」で
そんな彼らたちに「野球って楽しいんだよ。」
「身体を動かすのって気持ちがいいんだよ。」ということを
知ってほしいと願う元祖ベンチウォーマーズの姿に
ちょっぴり胸が熱くなります。

また、新生ベンチウォーマーズとの対戦を通して
「野球って楽しんでするもんだったんだよね。」と
気付き始める対戦相手のちびっこくんたちが爽やか。
負けているはずのベンチウォーマーズがみんな笑顔で
その笑顔を、野球を純粋に楽しんでいる姿を素直に羨ましがる姿が
「アメリカ」っぽくなくて素敵でした。
42対1という試合結果に胸をすくような快感を味わえるって
なかなかないな、なんだか素敵だな、と思いました。

親戚プチ集合

2010年10月17日 23時18分59秒 | 日常生活
JR小倉工場にてJR祭りが今年も開催されたため
小倉工場で働いていた祖父が叔母たちと一緒に遊びに来ました。
やって来たのは祖父、伯父、伯母3名の合計5名。
妹夫妻も合流し、計10名でJRまつりを楽しみました。
夜は我が家でお鍋を囲み、期せずしてプチ親戚会。
狭い我が家は10名も入ると足の踏み場もない感じでしたが
普段閑散としている我が家にとっては珍しい光景で
その賑やかさがとても楽しくなんだか気持ちほっこり。

また、10名それぞれが実にマイペースにあちこちで過ごし、
自由気まま、思うまま、好き勝手にそれぞれ話していて
その様子を見ているだけで「これぞ私の親戚だわー」
と嬉しくなりました。

でもって恒例の祖父の耳かきをし、
ついでに叔母ふたりと妹の耳かきもさせていただき
義弟君の耳かきは謹んでお断りをさせていただき
私の幸せ気分はさらにアップ。

それにしても、私の好きなこと、得意なことは
つくづく「生きるためには必要ないこと」ばかり。
耳かきをすること、しかり
珈琲をたてること、洗顔の泡をたてること、
マッサージをすること、文章を書くこと、
すべて非実用的なことのオンパレードです。
実用的なことはすべて妹に譲り渡してしまいました。
どこかの猫型ロボットを髣髴とさせる姉妹関係です。

そんなこんなでこの週末、元気をたくさん注入しました。
明日からまたがんばらねば。

がんばるといえば。
叔母からしみじみと「あんたのブログはホント長いわ。」
と呆れられたため、先ほど客観的にブログを眺めてみました。

・・・。
ながっ!びっくりした!
あまりの長さに自分でも驚きました。
できれば文章はも少し短くまとめられるようにガンバリたい。
とは言え、結局のところ、
考えず時間をかけず、文章を綴るとこうなるわけですが。

・・・それが敗因かー。

陽だまり夫婦

2010年10月17日 23時02分34秒 | 日常生活
小・中・高と妹共々お世話になっていた教会学校の先生のお宅へ
妹、母親も一緒にお邪魔してきました。
年賀状のやり取りはしていたものの、お会いするのは数年ぶり。

・・・ですが
「数年ぶり」という気がまったくしない再会でした。

先生も先生の奥様(先生の奥様も私たちにとってはやはり先生ですが)も
おふたりともまったく変わらず、にこやかでおだやかであたたかくて。
まったくブランクを感じることなく、色々話し、たくさん笑いました。
おふたりは、私たち姉妹にとって相も変わらず「理想の夫婦」でした。
「夫婦像」だけでなく、人柄も人との接し方もすべてが
私にとっては今も変わらず「憧れ」のおふたりです。
おふたりに話を聞いていただいているだけで、
ここ数週間、心に刺さりっぱなしだった大きな棘が
どんどん溶け出されていく気がしました。
遊びに行って本当によかった。
ゆっくりお話できて本当に幸せでした。

次にお会いできるのはいつかなー。
次はこんなに間隔を空けず、また遊びに行きたいなー。

ところで。
先生方おふたりから
「会ったときからまったく変わらん気がするんやけどねぇ。」
「もう立派な大人なんよねぇ。」
と言ってもらえました。

・・・えっと。
先生に初めてお会いしたとき、ワタクシは12歳。妹は7歳でした。
「会ったときと変わらん」はさすがに無理があるような。
というか。
12歳のあの眼鏡っ子時代と変わってないと言われるのは
それはそれで悲しいような寂しいような。
どうせなら「こんなに変わるとは!!」と驚かれたいような。
オトメ心は実にフクザツです。

あぶり出し?

2010年10月16日 22時29分07秒 | 日常生活
美容室から葉書が届きました。

あらー。もしかして割引キャンペーンかしら?
お得情報が届いたのかしらー?
とわくわくしながら裏返したところ、目に入った光景。





・・・えっと。あぶりだしかな。
書かれている内容がとても知りたくなりました。
この葉書持って美容室に行きたくなりました。
ある意味、広告効果バツグン。

僕の見ている風景/嵐

2010年10月16日 22時14分30秒 | 音楽鑑賞
嵐さんのベストアルバムを聴き込んでいた7月、8月。
友人とのお食事デートのため、たまたま嵐さんのニューアルバム発売日に
CDショップを併設している本屋に立ち寄る機会に恵まれました。
(基本、待ち合わせは本屋です。
 故に、待たせても待たされてもまったくイライラしません。)

シングルだろうが、アルバムだろうが、雑誌だろうが、漫画だろうが
発売日というものを意識せずに過ごしているワタクシの目に
本屋に入った瞬間、飛び込んできた1枚のポスター。
「本日発売の嵐 ニューアルバムは売り切れました。
 明日、追加入荷の予定です。」

・・・え?
だって、そこに発売日が書かれてるよ?
発売日、今日らしいよ?
えー!?もう売り切れちゃったんだー!?
と心底、驚いたのでした。

その翌日。これまた飲み会のために天神へ赴いたワタクシ。
飲み会まで時間があったために、昨日売り切れていた嵐さんの
ニューアルバムはどんな感じかしらー?と確認しに行ったところ
(もの好き)追加入荷のアルバムが残り1枚!という状況に遭遇し、
「こりゃ、絶対に運命だ!」と思わず手に取ってしまったのでした。
「残り1枚」という状況に、我を忘れすぎ。流されすぎ。

まあ。そんなこんなで手に入れた嵐さん2年4か月ぶりのニューアルバム。
ひっじょーに楽しみました。嵐さん祭り、絶賛継続中。
この3カ月、通勤時間は嵐さんしか聴いていません。
(ドライブ中は平井堅さん。声が秋、冬にぴったり!)
母上にも貸し出したところ、嵐さん祭りに飛び入り参加してくれました。
母上がぽつりと呟いた
「最近は、誰がどこを歌いよるんか聴き分けるのが楽しいんよねー。」
という言葉に、親子の絆やDNAの存在をまざまざと見せつけられました。

というわけで、しばらくの間、
親子の会話はもっぱら嵐さんアルバム関連でした。
「あの曲が好き!」「この曲もいいよー。」などというアバウトな感想から
「あの曲のここ、ここって誰が歌ってるの?」や
「これ、マツジュンと誰の声?」などといったパート割の分析に入り
「この曲、翔さんの声がよく聞こえるね。ドラマの主題歌?」
などといった曲の背景の分析にまで突入してました。

・・・あ。本人たちは楽しんでいます。楽しんでますからねー!

全体的に「あー。今、人気があるグループのアルバムだよねぇ。」
と納得できる曲がそろっています。
聴きやすい曲、耳馴染みのよい曲、
とにかく良いよ!と訴えたくなる曲多め。
こんなにいい曲なのに、シングルではなくアルバムなのね。
贅沢だなぁ、と思うことしばしばです。
そして、嵐さんの現状と重なる歌詞がちりばめられている曲も多めです。
「これって・・・本人たちの言葉なのでは?」
と思わず邪推したくなるというか
「きっと共感して歌っているんだろうなぁ。」
と思いたくなるというか。
それ故に、歌詞が嘘くさくなく、説得力があるように感じました。

ディスク1の1曲目から3曲目(Movi'nOn - マダ上ヲ -リフレイン)は
1曲1曲は勿論のこと、この3曲まとめての流れが好きでした。
メロディの美しさ、ノリやすさ、声の重ね方、どれもとっても好み。
私は大野さんの声が大好きで大好きで、
ついつい大野さんの声中心に曲を聴きがちなのですが、
この3曲は特に、大野さんの声の美しさや歌のうまさを堪能できるわ、
と幸せ気分に浸ってしまいました。
この次の曲が「トラブルメーカー」でここまでの曲の並びがもう大好きです。
割と大人な雰囲気の3曲が続いて4曲目。
この曲が流れ始めた瞬間、シングルならではのノリやすさと
弾ける感じの曲調がその場の空気を一変させてくれます。
元気!そして笑顔!そんな曲。
何回も聴いたシングルだからこそ、イントロ聴いただけで安心できちゃう感じ。

ところで、今回、初めて各メンバーのソロを聴く機会に恵まれて思ったこと。
私、大野さんの声大好きなのにも関わらず、「大野さんだけの声」よりも
「嵐さんの中の大野さんの声」のほうが断然、好きなんだわ。
これ、私にとっては驚きの発見でした。
勿論、大野さんソロ曲は、曲調自体が私の好みどストライクだったために、
何度もリピートしましたが、「どれか1曲」と言われたときに選ぶのは
この曲じゃないな、とも思いました。
(そもそも、誰からもその選択を迫られることはアリマセン。)
どれか1曲!と言われたら、迷いに迷って、
ディスク2の1曲目「Monster」から2曲目の「Don't Stop」を選ぶかなー。
・・・やはり「1曲」は選べませんでした。

「Monster」は5人で歌っているけれど、私の中では大野さんの曲!です。
なにかの番組で聞いたところによると、
嵐さんたちにとっても大野さんの曲!だそうです。
歌詞の『Oh!No!』は「大野」の誤植なんだとか。
ほほーん、と嬉しくなりました。
(もうね、踊らされすぎなのは百も承知です。)

「Don't Stop」はとにかく歌詞が前向きで、
でも心晴れやかに前向きというわけではなくて、
その様子が現在の嵐さんを取り巻く環境と重なって、
聴いている私のほうが聴くたびに背筋を正されます。
なんでもこのアルバムもミリオン達成だそうで
本当に社会現象(嵐さんたちいわくバブル)になってるなー
という状況の中で変わらないでいよう、平常心を保とうとしている
心うちってこんなじゃないかなー、と思いながら聴きました。

ちなみに、母上と妹さんは
ニノさんが作詞作曲もしているソロが大好きだそうです。
私も好きです。
特にイントロの印象的なピアノの旋律が大好きです。
でも、「この曲、好き。」というのはちょっぴり悔しい。
ひねている私はついついそう思ってしまいます。
それぐらい素敵な曲です。

20世紀少年/08-09年日本

2010年10月16日 01時14分32秒 | 映画鑑賞
30.20世紀少年 第1章
31.20世紀少年 第2章
32.20世紀少年 第3章

■監督:堤幸彦
■原作:浦沢直樹
■出演
唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、平愛梨、香川照之、石塚英彦
佐々木蔵之介、森山未來、石橋蓮司、中村嘉葎雄、黒木瞳
小日向文世、宮迫博之、佐野史郎、古田新太、小池栄子、木南晴夏

■感想 ☆☆
うーん。「映画化」をどう捉えるか、で
評価はがらっと変わるんだろうなという気はします。
よくぞこの作品をここまで忠実に映像化してくれた!なのか
えっと、映画としてのプラスアルファはないんですか?なのか。
それはこの作品に限らず、
原作がある程度有名な作品であれば、どれも、なのでしょうが。
でも、今まで見た原作もののどれよりも強く
この2つの感想が頭の中をぐるぐると回っていました。
なんでだろう?と色々と考えた結果、
映画製作陣が原作に対してきちんと愛情や敬愛の念を抱いていて
その上でのプラスアルファなし、原作通りの映画だからなのかなー
と思い至りました。

原作への思い入れ、原作が好きだからこそのこだわりが
ふんだんに盛り込まれていて、きちんとその感情が伝わってくるのです。
でも、だからこそ消化不良部分も多いというか。
原作を読み終えたときの消化不良部分が
そのまま映画にも持ちこまれちゃったよー。と思ってしまいました。
・・・要するに原作の問題?
なにゆえにこの作品をここまで手間暇(ついでにお金も)かけて
映画化しちゃったかなー。・・・と思ったのは、(思ってしまったのは)
やはり私が原作の終わり方に対して、
もやもやしたものを抱いているから、でしょう。
きっと、原作大好き!という方が見たら、まったく違う感想になったんだろうな。
愛情が足りなくて申し訳ないです。

というわけで、まったくもって不毛な楽しみ方ではありますが
豪華出演陣を思う存分楽しんでいました。
え?この人も出てるの?
あれ?この人ってばあの人じゃ?
あ!あそこにもあんな人が!!
と知っている顔を見つけるのに大忙し。
主役級の方々が、そして脇役といえばこの人!という
有名脇役さんたちがいたるところに出没しすぎ。

それらの方々を見ながら、原作での彼らを思い出して
「あー!確かに似てるかも!!」とか
「うーん。似てると言えば似てる・・・のかな?」とか
記憶と役者を一致させるのに一生懸命の6時間でした。
オッチョとケロヨンは文句なしに似てましたねー。
あとオッチョの隣の監獄にいた漫画家さんも。
いつもは苦手な森山さんですが、
この役の彼はいいなー、と素直に思いました。
他にも特殊メイクばっちりの佐野さんと
特殊メイクじゃないけれど、
特殊メイク以上に作り込まれた感あふれる古田さん。
彼らも原作通り、とても似ていたのですが
ある意味、原作以上にインパクトがあったような気もします。

他にも、この作品でとても評価が高かったヒロイン、
カンナを見ては演じた愛内さんの引退を思い出したり
(この作品で評価が高かっただけに、私には衝撃的でした。
 芸能界ってやっぱり大変な世界なんだろうな・・・。)
いくら第一章と銘打っていたとしても
こんなところでエンディングを迎えるなんて
そんな暴挙許されていいの?!と憤ったり
全体的に雑念にまみれての鑑賞となってしまいました。
それゆえに作品世界にうまく入り込めなかった
というのも大きい気がします。
ま、これは完全に私自身の問題ではあるわけですが。

原作ものの映画化は難しいなー、と改めて思いました。
というわけで、今の私の最大の関心は
(有名な原作があっての映画化という観点において、ですが。)
なんといっても「宇宙戦艦ヤマト」と「明日のジョー」。
この2作品です。どんな感じになるのかなー。

サマーウォーズ/2009年日本

2010年10月16日 01時05分35秒 | 映画鑑賞
29.サマーウォーズ/2009年

■監督;細田守
■脚本:奥寺佐渡子
■出演
神木隆之介、桜庭ななみ、谷村美月、富司純子、 永井一郎、仲里依紗

■感想 ☆☆☆☆
周囲の方々からよくない感想をまったく聞かなかったこの映画。
よくない感想を聞かなかったどころか、見た人見た人ことごとく
「面白かったよ!」「傑作だ!!」とべた褒め状態だったため
私の中の期待値ハードルがどんどん上がった状態で見てしまいました。
その結果・・・やはり面白かったです。前評判通り!!
正直なところ、ここまで「面白かったよー!」
とみんながべた褒めしているのを聞いてしまうと
ひねくれものの私はかえって反発心を起こしてしまうんじゃないかなー
ななめ視点で作品をみてしまうんじゃないかしらー、と心配していたのですが
そういったことを一切合財忘れた状態で作品を楽しめました。
それくらい作品世界に見事に入り込み、登場人物のひとりとなって
息をつめて、肩に力を入れてこの冒険の顛末に見入ってしまいました。

おばあちゃんがとにかくかっこいいです。
「おばあちゃん」と聞いて私が思い起こすのは
カンタのおばあちゃん(となりのトトロ)に代表される
「親しみやすく、優しくあったかいおばあちゃん」。
しかし、この作品のおばあちゃんは向田邦子ドラマに出てきそうな
「厳しく気高く、礼節にうるさく、誇りを忘れないおばあさま」でした。
見ているだけでこちらの背筋もすっと正されるようなおばあさま。
生き様がとにかくかっこいいおばあさま。
そのおばあちゃんを頂点とした一族の集まりや
彼らの培う結束感に、これが伝統的に日本が築いてきた血縁世界なんだな、
と嬉しくなりました。その価値観に古臭さを感じることもあるだろうし、
一族の関わりが近かったり密接だったりするが故に面倒なことも
多いだろうけれど、それでも彼らの発する「うち」に
懐かしさとあたたかみと親しみ深さを感じました。

それは私自身も彼らと同じように親類縁者で集まり、
彼らとの交流の中で得た思い出をたくさん持っているからかもしれません。
もっとも我が家は、あんなに由緒正しい血筋ではないし、
あそこまで強く確固とした「一族の長」たる人物はいないのですが。
それでも、やはりお盆正月には「祖父」と「祖母」を囲み、
食事に、語らいに時間を費やし、多くの親戚たちに成長を見守られ
今は私たちがちびっこたちの成長を見守り・・・。
そういった環境を経験しているからこそ
あの映画の中の世界を他人事には思えませんでした。
また、巻き込まれる冒険がね。
なんとなくお仕事的にも妙な親近感を持ってしまったというか。

とにかく楽しく懐かしくそして爽やかな作品でした。
それにしても驚きの声優陣でした。
エンディングを見て、その豪華さにびっくり。
大好きな桜庭ななみちゃんに谷村美月さんも出ていたなんて。
ななみちゃんは思い返すと確かに・・・・と納得しましたが
谷村さんは、未だに「え?本当に彼女の声だった??」と驚いています。
すごいなー。さすがだわ。

女性飲み会 with 男性陣

2010年10月13日 23時21分32秒 | 日常生活
知り合いに頼まれて飲み会出席。
ものすごくパワフルなお姉さまに思わずひれ伏しそうになり
とってもコケティッシュな女性に思わず一目ぼれしそうになりました。

あまりに魅力的な女性陣の前では
「イケメン」と聞いていた男性陣は
(実際、とてもイケメンさんだったにも関わらず)
見事にかすんでしまい、飲み会の間中、ひたすら女性陣で大盛り上がり。

・・・えっと。
完全に最初の趣旨から大きく外れていますよね。
と自分に突っ込みを入れつつも
とにかくお姉さまが面白くて面白くて面白くて。
元気でパワフルな人は周りの人に愛と勇気を与えてくれるんだよ!
と力強く納得しました。話を聞いているだけで元気になれるってすごい。

そして、お姉さまと対象的に
パワフルとは縁遠いコケティッシュまっきー(仮名)。
淡々ととつとつと話しつつ、それなのに瞬間的に俊敏に
「おまえ、刺すよ?」とかぶっそうなことを平気で言う
その感性に大笑いしました。
すごいなー。あんなにかっこよく、そして言われたほうに
嫌な気持ちを与えない「お前、刺すよ?」は初めて聞きましたとも。
とても、まねできない。

週の始めから楽しく飲んだ飲み会の終わり。
女性陣で「また飲もうね!」と約束し合いお別れ。
・・・あれ?男性陣とは何を話したんだっけ?
と帰りのバスの中でしばし考え込みました。

男性陣ともちゃんと話した記憶はあるのです。
楽しく語り合って、楽しくお酒を飲んだのです。
ただ、女性陣のパンチがありすぎて
男性陣に関する記憶がほとんど残ってないという不毛な結果に。
尊敬できる素敵な、
そして面白すぎる女性陣と知り合えた幸せな飲み会でした。