教会のちびっこが宿題で朗読をしていました。
朗読していたのは、宮沢賢治さんの「やまなし」。
私も小学校六年生のとき、国語の教科書で出会いました。
懐かしい!
あの頃は、この作品の魅力がまったく分からなかったのですが
そのあまりのわけわからなさゆえに、強烈な印象を残していて
友人たちとの話題にもっともよくあがる作品です。
久々に作品に触れて
まったくわけがわからない!と思っていたにも関わらず
今、読み返しても、心に残っている「作品世界の雰囲気」から
印象がほとんど変わらないこと、
作品の持つ幻想的な世界観が今も鮮明に残っていること、
そして、私には珍しく、
かなり正確に文章を記憶していることに驚きました。
・・・もっとも、かなり鮮明に覚えている(ような気がする)のは
折に触れ、友人たちとの話題に「やまなし」が出てくるからで
そのたびに
「あれでしょ?『くらむぼんがわらったよ。』っていうやつでしょ?」
「『くらむぼんは死んだよ』とか言うっちゃんねー。」
「『くらむぼんは殺された』んじゃなかったっけ?」
「なんかゆらゆらしとったよね。海の底で。」
などと、みんなで思い出し合うからなのですが。
そんなことを思い返しながら
こんなにもみんなで語り合う機会があったということは
それだけ言葉に力がある作品ということなんだろうな、
と思ったのでした。
それにしても。なぜか、いつの間にか。
この作品の持つ印象派のような雰囲気、幻想的な雰囲気を
好きだわ、と思っている自分にびっくりしました。
小説や詩って、「出会うとき」があるんだな、と再確認。
あの頃は、あんなにも「わけわからん」くて
腹立たしさすら覚えていたのに。
そして今、読み返してもやはりもやもやしたものは残るのに。
朗読していたのは、宮沢賢治さんの「やまなし」。
私も小学校六年生のとき、国語の教科書で出会いました。
懐かしい!
あの頃は、この作品の魅力がまったく分からなかったのですが
そのあまりのわけわからなさゆえに、強烈な印象を残していて
友人たちとの話題にもっともよくあがる作品です。
久々に作品に触れて
まったくわけがわからない!と思っていたにも関わらず
今、読み返しても、心に残っている「作品世界の雰囲気」から
印象がほとんど変わらないこと、
作品の持つ幻想的な世界観が今も鮮明に残っていること、
そして、私には珍しく、
かなり正確に文章を記憶していることに驚きました。
・・・もっとも、かなり鮮明に覚えている(ような気がする)のは
折に触れ、友人たちとの話題に「やまなし」が出てくるからで
そのたびに
「あれでしょ?『くらむぼんがわらったよ。』っていうやつでしょ?」
「『くらむぼんは死んだよ』とか言うっちゃんねー。」
「『くらむぼんは殺された』んじゃなかったっけ?」
「なんかゆらゆらしとったよね。海の底で。」
などと、みんなで思い出し合うからなのですが。
そんなことを思い返しながら
こんなにもみんなで語り合う機会があったということは
それだけ言葉に力がある作品ということなんだろうな、
と思ったのでした。
それにしても。なぜか、いつの間にか。
この作品の持つ印象派のような雰囲気、幻想的な雰囲気を
好きだわ、と思っている自分にびっくりしました。
小説や詩って、「出会うとき」があるんだな、と再確認。
あの頃は、あんなにも「わけわからん」くて
腹立たしさすら覚えていたのに。
そして今、読み返してもやはりもやもやしたものは残るのに。