連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

最愛の伴侶どの

2013-06-30 | Weblog
最近はすっかり丸くなっちゃったんじゃない夢さん?弱気の虫にでも取り付かれたのかい?
そんな事ぁないけどさ、齢71にもなると流石に考えるよ、あと何年有るかなんてさ・・・・・・

主婦なら当然かどうかは別として、黙っていても飯は出てくるし、洗濯も掃除もしてくれる。
こちらの考えている事を、まるで先回りするかのようにやってもくれる。
突っ掛かっていっても軽くいなされる感じ?あれは一体何なのだろうか?
オバサン自体が丸くなったのか、それとも「あいつは放っとくに限る」と諦めたのか?
それにしては、”見放された?”とも違うような、ともあれ平穏な日々が続いている。

そうとなれば、そんなオバサンに逆らったところで勝目はない。
”連れ添いバトル”からバトルの文字を削除しなければならない時がやって来たのかな?
そうなると”オバサン”の呼び方も改めなければならないぞ?

19歳の彼女と知り合ってから50年近く、小生意気だった彼女は成長していた。
何時も勝手気侭に振舞って、それが当たり前だとそっくり返っていたのは小生の勘違いだった。
所詮は彼女の掌の中で踊らされていたのかと実感する昨今である。

敵の軍門に降るのは男の本分ではないが、相手が彼女とあってはいたし方がない。
洒落た事ぁ言えないけどさ・・・・お前さんで本当に良かったありがとう。