連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

はい、どうぞどうぞ!

2006-04-23 | 一人の時間
 
「あれ、もうこんな時間か」

朝からずっと時代小説を読み耽っていた夢さん。昨夜からの続きだ。

ふと気がつけば、時計はお昼をとっくに回っている。

「小休止だな」未練たらたら、シオリを挟んで本を閉じる。

「おとうさん、お昼用意してあるから、後お願いね」

と言ってオバサンは、早々と出掛けたまんまだ。   

「後お願いね」って事は、自分でお茶淹れて勝手に喰えってことか。 

お握り、漬物、ヨーグルト、それに柏餅・・・・間に合わせだな。

どっかのレストランで、長っ尻しているであろうオバチャングループが目に浮かぶ。

ウチのオバサンも、メンバーの重要な一員であるらしい。