伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

旅の楽しみ165…インドネシア・ジョグジャカルタ

2013-07-17 23:43:43 | 

「人の心のようだ」

その時、ゆきたんくはそう思った。

大乗仏教最大の遺構である、世界遺産ボロブドゥール。

最初に作られた部分の上に重ねるように現在の外壁がある。

そう、ロシアのマトリョーシカのように。

最初の作られた外壁を「隠れた墓壇」と呼ぶ。

ボロブドゥールの東南の一角はその「隠れた墓壇」を露出させてある。


 


隠れた墓壇


 その墓壇に近づいてみる。

回廊にある彫刻と比べると、いかにも下界の人間らしい彫り物になっている。



「隠れた墓壇」の登場人物


 この登場人物たちを称して「醜悪な顔」だという。

 確かに良い表情とは言いがたい。

 そしてそれを裏付けるのは



遺跡に唯一残る文字「カウイ文字」。これで゛「醜悪な顔」と読むそうだ。


 一皮剝いたところに醜悪な顔。

 「人の心のようだ」と言ったのにはそういう訳がある。

 あれ、自分は性悪説を指示していなかったはずだが・・・

コメント
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