高校生活での楽しみの一つと言えば・・・
飯だ(笑)
まあ、人気メニューというものはそれなりにあった。
ちょっとしたカツにハヤシソースがかかっているようなメニューだ。
寮生700人近くが一斉に食事をする食堂で、それも人気メニューで残り物が出ることはまずない。
これが食堂の前部分
この写真は閉校後にとった写真である。食堂を埋め尽くしていたテーブルや椅子は3/4は置いていなかった。
たまに、残り物が出ることがある。
それも大量に、20人前くらいとか・・・
部活の試合で、帰寮が遅れる時には、飯をとっておく場所があった。
食堂の前にあるケースに入れておくのだ。
これが、そのケース
サッカー部やラグビー部が試合で遅いなんて時には、大人数の食事がこのケースに入る。
高校生はいつでも腹ペコである。
特に、我々秋川生は自宅に帰るわけではない。
寮に戻っても、朝食のパンの残りとか、前に紹介したタッパーラーメンしかご馳走はないだ。
どうするか。
競争だ。
「姿勢を正して、ご馳走様」
食事当番のこの号令で、一応食事時間は終了するのである。
い・ち・お・う・・・
たいてい部活動で遅くなる時には、みんな外で済ませてくるのだ。
ただ、食事時間後に近い時刻で帰ってくる時には、まず食堂で食事をするのである。
競争はタイミングだ。
19時30分から学習時間が始まる。
部活のやつらはまだ帰ってきていない場合もある。
舎監もを周ってきた。
後は22時30分まで自由時間(そんな馬鹿な)だぁ!
「今だ」(笑)
「食べ物を残しては神様に申し訳ない」と食堂に行ってケースにあるブツを拝借するのである。
自分の部屋まで運んで感謝をこめていただく。
使用後の食器を、洗って返すのは仁義である。
翌日、食堂の調理の方々は、〇〇部は食事の後ちゃんと食器を洗って返してくれるんですよと喜ぶ。
→ 顧問に報告する。
→ 顧問が部員を褒める。
→ 部員は食っていない(笑)
→ 「食ったのは誰だ(笑)」
結論、競争とは本能のもたらす行動なのだ。