伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

松戸の戦争遺跡 7

2008-09-28 23:31:09 | 戦争遺跡

 写真は、松戸市岩瀬の某所から見た松戸工兵学校跡(現松戸市立第一中学校)の写真だ。中学校のグラウンドとその右側には聖徳大学の校舎が写っている。

 そこから直線距離で約200m離れた所で境界標柱を発見した。とはいっても民家の塀に埋め込まれた形になっていて柱の1面だけしか確認することができない。暗くなってから行って、斜め上から懐中電灯の光を当ててみたが文字のようなものは浮かばなかった。


細い道端にある境界標柱

 これが、境界標柱(多分、御影石でできている。)だと思える物件だ。
色・形・大きさは陸軍境界標柱のものと変わらない。問題は「陸軍」の字がどちらを向いているかだ。


境界標柱近くにあった階段(上部分)

 ただの生活道路かもしれないが、それにしては年季が入っている。
この辺りは、工兵学校から低地に降りて、また岩瀬交差点に向かって高くなるところ。そして工兵学校と同じくらいの高さの所に境界標柱がある。そして花蔵院というお寺は少し斜面に建っているのだが、そこよりも平らなところに境界標柱は建っている。今でこそ、国道6号に分断されてはいるが、かつて鉄道第二連隊が敷いた軌道敷き跡の道路に面した土地でもある。


階段の下部分

 しっかりとした造りだが、今様の造りにはなっていない感じがする。
相模台の南には、かつて工兵学校の弾薬庫(現松戸拘置所)があった。そこの台地と低地を結ぶ階段が今でも残されている。そして斜面と道路の間には境界標柱が存在するのだ。階段部分と斜面部分が並行して造られているが、弾薬庫を台車のようなものに載せて運んだのだろうと思われる。


相模台南の旧弾薬庫と低地を結ぶ階段

 平面部分があるかないかの差だが、生活道路の匂いはしない。(現在は、ここを使っていらっしゃる方も)

コメント
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