伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

旅の楽しみ⑬

2008-09-03 23:16:56 | 

 写真は、前に使ったことがある「スラバヤ通り」のものだ。
 旅の楽しみの一つに、「いつか、行ってみたいな。」と思う所に行けることがある。
 しかし、海外旅行の場合は言葉の問題、滞在日数の問題、名所・旧跡の滞在時間の問題が出てくる。その中で言葉の問題が一番大きいだろう。
 ペラペラではないが、英語圏であれば片言の英語を話すことができればどうにかなると思っている。レンタカーを借りるのも、宿を借りるのも、買い物もできるからだ。

 しかし英語圏以外の国だと、もうお手上げだ。ツアーで時間に縛られた旅しかできない。初めて行く所で、見所はお任せ、料金も安くならばよいお買い物気分ではある。

 最近行った海外はインドネシア。義兄の会社の仕事がインドネシアを中心に展開しているので、在住・在勤なのだ。この旅は年末から年を跨ぐもので、ジャカルタ、ジョグジャカルタ、バリ島を予定していたが、バリ島はホテルが満室だったのであきらめることになった。

 義兄は丁度年末年始の休みに入るところで、その時間の殆どをゆきたんくとおーちゃん(長男)のために使ってくれた。インドネシアでは車の運転なんてとんでもないので、会社の運転手が着いている。義兄は会社が休みなので運転手さんも会社への送り迎えはない。とはいっても足がないと困るので、義兄の専属運転手として仕事をしている。

 ジャカルタ市内は、どこへ行くにも運転手付の自動車での移動だった。旅の本にあるようにバスや電車などは使わなかったし、コミュニケーションにこまることもなかった。乗り物の乗り換えでの時間ロスもなく快適な旅だった。

 ジャカルタからジョグジャカルタへはガルーダ・インドネシアの小型機で移動。直線で450kmを1時間弱で結ぶ。ジョグジャでも運転手を頼んでくれた。

 空港からは、大乗仏教の遺跡ボロブドゥールへ直通。自分で計画した旅だったら考えられない展開だ。旅の本には載っていない風景をバシャバシャ撮りながら助手席にどっかりと座っているゆきたんく。義兄夫婦は後ろの席にいて、運転手とインドネシア語でおしゃべりを楽しんでいる。


ボロブドゥールにて、おーちゃんと

 ボロブドゥールに着いたら、義兄夫婦と義父母は観光したことがあるというので一休みだ。義兄夫婦はゆきたんく達に気を遣い、義父母は旅の疲れが出たのだろう。日本語が堪能の現地ガイドをつけてくれた。印象に残っているのが、「ボロブドゥールは殆ど安山岩でできています。日本の金閣寺はゴールドでできていますね。日本人はお金持ちですね。」を3回言ったことだ。きっと我々を喜ばそうと精一杯の頑張ってくれたのだ。
 現在は日本語の勉強をして、お金を貯めて日本で勉強したいという。インドネシアでは階級社会があり、ここに暮らす日本人のステイタスはかなり高いようなのだ。

 そういえば、遺跡の上り始めてすぐに雨が降ってきたが、すぐさま傘を開いて持たせようとする現地の傘貸しの人たちが一番群がったのがゆきたんく親子だった。外国人観光客は私達だけではなかったはずだが、日本人は私達2人ともう一組いたと思う。たまたまルフィア(インドネシアの通貨)を持っていなかったので日本の硬貨で200円(1万4千3百ルフィアくらい)を渡したが、すごく喜んでいた。


プランバナン寺院

 まだ行ったことはないが、マレーシアのペトロナスツインタワーに形が似ていると思うプランバナンである。中部ジャワ大地震のために崩れた所や、寺院内の見学ができなかったが、素晴らしい建物である。昔の人たちは神に命をかけ、その生き様で報いようとしていたという。その心映えがボロブドゥールやプランバナンに見れる。

 ジョグジャカルタには、クラトン(王宮)や、ジャラン・マリオボロに代表される商店街、美味いもの屋台などもあるが、1泊2日でその全てを楽しめるものではない。

 それが出来たのは、義兄夫婦の気遣いに他ならない。
 言葉が不自由なのにこのような旅をくれた、義兄夫婦に感謝。

 親サイト「幸たんく」に2007.12/28分を公開中

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログ村Ping

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/okr7t7fen957