秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

昨夜は忘年会でした。

2006年12月13日 08時12分22秒 | Weblog
う~昨日は飲みすぎたかも?(いつものコトってか)

作家連中は誰かしら催事に出てるんで、皆が顔合わすのは珍しいんです。
(一人抜けた人と、どこかを徘徊してるのも一人いて全員集合ではなかったケド)

今年のような年はホント、こうして無事忘年会できる、ってコトに感謝です。

来年もこのメンバーで集まれることを願いますな。
(女性スタッフの壽退社はイインですけどね。)

しかし、昨夜は平日の8時過ぎ、というのに飲酒検問してましたね。
今年はいっそう厳しくなりそうです。
もちろんワタクシ達はタクシー移動でしたから大丈夫でしたョ。

ややこしやぁ~。

2006年12月12日 09時47分04秒 | グルメなのか?
今日も蕎麦屋の紹介?いやいや、意表を突いて「お好み焼き」。


ワタクシの子供の頃は今みたいなファーストフードの店なんて無かったもんで、
友人たち同士で行く「食べ物屋」、といえばお好み焼き屋位しかありませんでしたなぁ。

当時は駄菓子屋の奥でオバちゃんが兼業で営業してました。

ちゃんとした?「お好み焼き」の店も、主人は別の仕事をしていて、
奥さんの副業、てな雰囲気が多かった気がします。

最近のお好み焼きは、焼きあがった状態で出てくるパターンがほとんどです。
これが、ワタクシには気に入らない!

自分なりの「好み」で焼いてこそ、「お好み焼き」なのでアル!
(ホントの意味はお好みの具で焼くからだと思いますけどね。)

そういえば、少し前に広島焼きの店で、大阪の兄ちゃんが、焼き方を
めぐって口論、あげくに店長に首を刺された、という事件もありましたな。

命がけで、焼き方に固執するほどでは無いけど、やはり「硬め」や「軟らかめ」
などそれぞれ好みがあるはずなんだけどなぁ。

それはともかく、やっと自分で焼ける「お好み」の店を見つけました。

東京(福生)生まれの「道頓堀」という名の京都店・・。ややこしい・・・。
しかも店頭には信楽の狸・・・。

店の決まり事らしく、店員は言葉の最後に「ぽんぽこぽんっ」付けないとイケナイみたいです。「ありがとうございます~ポンポコポン」てな具合。

なんだか恥ずかしそうに(嫌そうにも聞こえたけど)ポンポコ言ってましたナ。
(気持ちは分るゾ)

メニューも豊富だし、Sサイズなんてあるので、いろいろ食べ比べたい
ヒトにはイイですね。(味も悪くないし。)

写真は「ぼっかけ」入り焼きソバです。(一人前、ボリュームあります。)↓



広島の「広島焼き」、東京の「もんじゃ焼き」、地方地方で発展した
「こなもん」ですが、ドコを旅しても必ず「こなもん系」の店はありますね。
(コンビニが無いような場所でも。)

夜は余り「固体」を食べないから、めったに夜、「お好み焼き」を食べることは
ないですが、やはり関西人、たまに「ソース系」食べたくなります。

百万遍近くの、たまに出かける「きっちゃん」、という店も今度
紹介しますね。(いつになるかはワカランけど。)

この店は以前懐石料理屋だったので、家の創りや庭は一見の価値有りです。
(若かりし頃、一度だけここで懐石食べたことがありました。)

京都は雨です。気持ちだけは晴れやかに!ポンポコポン。


毎日蕎麦ってワケじゃないケド。

2006年12月11日 07時42分44秒 | グルメなのか?
なんだか蕎麦ブログみたいになってますな。
フレンチや懐石は紹介したくても出来ないし、ま、いいか。

七条御前東の「ほへと」。月、第二火曜休み。

祖父母の墓参りにきた折、偶然見つけたお店ですが、気に入ってます。
   

京の町屋を改装した洒落たお店が、流行してますが、この「ほへと」も
町屋改装タイプ。

ただ、場所柄、観光客がわざわざやって来ることは少ないので、
たまたま店主の好みでこうなったんとちがうかな。

町屋と言ってもさまざまで、商家と個人住宅とは広さや間取りも違ってきます。

「ほへと」の場合、個人宅を改装(商売してた、としても小商い)した
タイプなので、店内はさほど広くありません。

そのぶん、この辺りで育ったワタクシはミョウに落ち着いてしまいます。


蕎麦は無論手打ちで、量的にも満足(他の専門店に比べて)でき、味も良しデス。
場所柄、余り気取りすぎるとお客きませんしね。

写真は納豆蕎麦900円。他は皿蕎麦(5枚)800円等。
平日はご飯、香の物付き、昼膳700円がお得です。


ほんま最近蕎麦ネタが多いな。でもまだ近所で紹介したい店も何軒かあるんだナ。
そのうち、ボチボチ報告いたします。

今回の蕎麦屋さん。

2006年12月10日 07時58分13秒 | グルメなのか?

信濃名産延壽蕎麦「小川屋」。左京区岩倉幡枝町。
京都市民で四十代以上の人には「マックさんの家」の隣、と言えばお分かりで
しょうね。

20年程昔、このお店のステッカー貼った車よく見かけたもんです。
ワタクシはデザイン的には「シティライト」の方が好きでしたね。
(爺はどちらも貼ってませんでしたケド・・・。)

イケナイ、また昔話になりそうだ、軌道修正!

店は古民家風の落ち着いた佇まい。店内も火鉢なんか置いてたりして
ちょいと懐かしい雰囲気です。
   

北安曇の蕎麦を自家製粉されており、穂高の生山葵、京野菜、地鶏などを使い、
かなりのこだわりようです。(それが押し付けがましくない所がいいですね。)

真冬であろうが、常に「もり」か「かけ」なんですけど、今回は温蕎麦。
冷蕎麦の味はわかってますから。(美味いですョ。)

↑これは力蕎麦900円 ほんとはアゲは入ってないけど、同行者の
アゲとワタクシの地鶏をトレードしてます。

夜の居酒屋メニューも美味そうでしたが、若干遠いしなぁ。
特に今時分は飲酒運転は出来ないし。あ、いつでもダメですな。

京福電鉄なら、木野駅下車(精華大)です。鞍馬や貴船で食事すると
高くつくから、途中下車して蕎麦たぐるも良し、かも?

駅からは北稜高校めざして徒歩約5分です。

雨ですナ・・・。(着物話その31)

2006年12月09日 08時52分23秒 | 着物話
風和利さんのブログ見てたら、山梨ではすでに雪降ったみたいですね。

今日の作品は「たれもの」(正絹)の訪問着です。


上前と袖に、蝋纈染めで花を描いてみました。

蝋纈染めはご存知だと思いますが、蝋(パラフィン蝋、木蝋、白蝋)で
防染(色が入らないよう、フタをすると思ってください。)して染める技法です。

蝋を溶かす匂いが結構強いので、苦手な人もいるでしょうね。

↑右手に見える鍋で蝋を溶かしています。

日本に現存するもっとも古い「ろう染め」は奈良時代に製作されて、正倉院に
残っている天平染織だといわれています。

これは三纈(さんけち)の一つ、纈(ろうけち)の技法で染めたものです。
他の二つは、きょうけち(板締め)、こうけち(しぼり)です。

ハイ、そこ!居眠りしてたらあかんぞ。ここ試験に出すゾ!なんてね。
ちょっと退屈な話になりましたな。もう少しご辛抱。

この「ろうけつ染め」も一時期途絶えていたらしく、現在の蝋纈は明治末期から
大正にかけて復活さてたものらしいです。

途絶えた理由は平安貴族が織物嗜好になったこと、平安時代中期に中国
からの蜜蝋の輸入が止まったため、と、いわれてますナ。

連綿と続いている染め技法も、途絶えたり、復活したり、(なかには息絶えた
ままの技法もあるでしょう。)して今に至っているわけです。

今みたいに、精密分析が出来ない時代に、一度途絶えた技法を復元するのは
大変なことだったと思えます。

現在では分析もかなり綿密にできるようになったけど、今度はそれを
復元する職人の手が居なくなりつつあります。

淘汰されるものは仕方無い、といってしまえばそれまでですが・・・。

また、硬めの話になってしまった、と反省しつつ本日はこれまで、デス。

帰ってキタンジャー。

2006年12月08日 08時10分48秒 | 旅ゆけば
タイトルは福井県警のマネです。↓


今年最後の福井行き。今回は小浜商店街を少し散策。
イズコの商店街も寂れてます。ヒト気の無い商店街で聞くクリスマスソング
は寂しいもんがあるなぁ・・・。


商店街裏には「浜焼き」(鯖を丸ごと一匹串にさして焼いたもの。油が
けっこう強いので、生姜醤油で食べますが、爺の年ではちょっとキツイ)
で有名な魚屋さんも何軒かあります。ここの食堂、以前入ったけど、鰻が
美味かったこと、覚えてます。↓


商店街のはずれ、レトロな手芸店

レトロと言えば、和田浜でも味のある建物発見↓


歴史もあって良い町ですが、駅前など、寂しい風景の反面、原発の
余禄で立派な施設が目立ちますね。

このスーパー、食料品から家電、衣料まで何でも揃います。↑
しかも安い。豆腐が一丁25円ですよ。
皆さんカート二台くらい買い物してはります。
でも、車の運転できないお年寄りのためにも、商店街も頑張ってほしいもんです。

今日も仕事、頑張るんジャー!

生涯最高値の蟹。

2006年12月06日 08時17分30秒 | グルメなのか?
余り高級なレストランなどには足踏み入れませんけど、(ブログ見たら
わかるか・・・。)今までに一番高い食事代は、と聞かれたら

50万円の蟹!!

思い出すのも悲しいけど、あれは三年前(こんな歌あったナ)、
福井で安くて美味い蟹の宿を見つけて出かけたのが、暮れも差し迫った12月末。

明るいうちに帰れば良かったのに、小浜を出たのが4時過ぎでした。

なにを血迷ったのか、日ごろ使わない「名田庄」廻りで帰途につきました。

これは福井と京都北部を結ぶ山間部の道路です。

福井市内では、雪の気配など皆無でしたが、山中に差し掛かる頃
になると、道路は雪に覆われてまいります。

「ヤバイぞ、これは・・・。」と思った途端、凍結した橋の上で・・・。

はい、修理代50万円なり・・・・・。

何とかバンパーとボンネットをロープで縛り、福井市内まで帰り
ましたが、年の暮れ、工場はほとんど休み。どうにか一軒電話帳で
見つけて、お願いして翌年引き取りにいきました。

高い蟹でしたなぁ・・・・。

さて、今日はお休み、福井まで行ってきます。(懲りないオトコです・・。)

写真は「ハコ河豚」、「サカナ君」が頭にかぶっている種です。

採り方は牛乳パックを半分に切って沈めておくと、家と間違えた
「ハコ河豚」が入っている。んなワケないけど、ホンマ、四角です。

では安全運転で行ってきます~。

蕎麦に憑かれる。

2006年12月05日 08時42分34秒 | グルメなのか?
蕎麦にとり憑かれた、と言ってもワタクシではありません。
(他に色んなモンに憑かれてますけど。貧乏神はいつも憑こうと狙ってます。)

以前にも書いたけど、こだわりの手打ち蕎麦屋を始めた主人を
見てると、「蕎麦の精」かナニかに取り憑かれてますね。

今回の蕎麦工房「禅」もまさしく、ご主人は取り憑かれたはります。
(それも半端でない精です。)


名が表すように、禅寺みたいに、余計なものは一切排除、ひたすら
蕎麦道を究めようとされてるみたいです。

なかなか、個人で製粉室まで造れませんでぇ。
もちろん臼は石曳き。そら、余計なこと出来んわナ。

メニューは、ご飯系、天麩羅系、一切ナシ、蕎麦オンリーです。

もり蕎麦注文したら、二種類の蕎麦を時間差で出してくれました。
(一つは北海道の蕎麦で粗曳き、もう一つは福井の細曳き。)


食後、その実を試食させてくださいました。
(大きい方が北海道産、香ばしい味。木の実っぽい食感。小さい方
はやや甘めで穀類の味でした。)

場所は伏見区久我(伏見、と言ってもかなり西。京都の人なら「運転許試験場」
の近く、といえばお分かりだと思います。)

営業時間は11:30~15:00まで、ですが、売り切れ次第閉店。
市内からだと、「ちょいと蕎麦食いに」、とは行きませんが、
「蕎麦食い人」なら一度くらいは訪ねてみても良いかも。

http://www.sobakobo-zen.com (ハイフォンは真ん中、zenとcomの間に・が入る
んだけど、ちょっと見えにくいですな。)


寒くなって来ましたねぇ。鍋物が美味くなってきました。
今夜は「すがい」の豆腐で湯豆腐、といきますか・・・。



レトロな中華料理屋。

2006年12月04日 08時45分06秒 | グルメなのか?
昨日は日曜でしたが室町に用事があって出かけてました。

室町、というのは京都に限らず、全国から「着物」「織物」が集まる
問屋街です。

一応日曜は休みですが、自社ビルでの催事はアチコチでやってます。

写真は休日ですから、人も車も疎らですけど、最盛期に比べると
平日も寂しくなってます。

「タクシーの抜け道に使われるようになったら、しまいやで」
と、問屋さんの一人が言ってましたが、ホンマ、そうですわ。

そんな暗めの話は止めといて、今回は、その室町問屋街近所に
ある北京料理「膳處漢」(ぜぜかん)の紹介です。 錦小路室町西入。

表から見てもかなり歴史を感じさす建物ですが、中がまた凄い。
一言で言えば中華と和建築の融合。

店内はかなり広く、日本庭園あり、洋間あり。

少し間違うと、ヤスモンのテーマパークみたいになってしまいますが、
見事な調和(と、爺には思えます。)でした。

あまり、京都のグルメ雑誌は見ないけど、おそらく他県の人は
調べておられるのでしょう、昼を過ぎているにも関わらず、満席でした。

予約のお客さんがほとんどでしたね。

従業員の態度も行き届いてました。


これは牛肉入り黒胡たんたん麺 1000円 小ライス付き
八角系の香草が苦手でなければ、イケル味です。麺は極細。

中華弁当1600円もボリュームあります。味は上品な薄味。

しょうろんぽう、シユウマイなどの単品や、コース料理も有り。

ちょっと贅沢に、なら夜のコース料理もいいですな。

奥には「ぽっちり」というBarもあるようです。

室町には仕事柄馴染みがあるけど、こんな店は知なかった。

用事済んだら、うろつくコト無いもんね。

阪急なら四条烏丸下車。勧業会館前を北へ。

ちょっと着物話・・・。

2006年12月03日 08時11分10秒 | 着物話
昨日の「りーだー」さんからのコメントで、自分が「きものデザイナー」
であるコト思い出しました(冗談ですョ~。)

最近「食べ物系」「温泉系」の話ばかりしてるモンね。

カメラの腕が良くないので、分りにくい、と思いますけど、コレ紬の
訪問着です。(もちろん我が工房の作品です。)


柄はロウケツでしなやか竹を表現してみました。

良く、売り場で聞かれるのが、どこまで着ていけるのか?という質問です。
(ようするに結婚式等)

時には売り場の担当者が「結婚式でもいけます、と答えて~」って目でスガッテく
るけど、「やはり、正式な場所には正絹でお願いします。」とお答えします。

本人が気に入ってるんだし、どこでもオッケー、と言えば売り上げに
なりますけど、後でご本人に恥かかすワケにはいきません。
(お店の恥にもなるしね)

ただ、北海道の場合は別の答えをする時もありますけどね。

全国を廻っていると、地方地方によってTPOも若干違いがあり、
戸惑うこともタマにあります。

また、時代によっても変化しつつありますから、この先また変わって
くるかもしれませんね。

(たとえ、間違っていても、それを指摘する人も少なくなってくる
だろうし。)

本来身近な人(親やおばあちゃん)が教えていくことなんですけど、
年配者が着物、着なくなってきてますしねぇ。

そうなると、販売者側が教えていかねばならないんですけど、
余り堅苦しいこというと、お客さん逃げちゃいますから、難しいトコです。

あ、このブログもこんな堅苦しいコト書いてると読んでもらえなく
なるんで、今日はここまで、つうコトで・・・。

昨夜ズイブン寝苦しい、と思ったら、トレーナー後ろ前逆に着て
寝てました。どうりで首が苦しいハズだ・・・・。