秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

京都の山々。

2006年06月30日 09時56分09秒 | Weblog
近頃では暇ができると、つい海へ、というパターンが多いのですが、
山歩きにどっぷり浸かっていた時期がありました。

京都の山はほとんどトレッキング感覚で歩けますから、よほどのこと
が無い限り、遭難の心配はありません。

観光客でわざわざ山歩きをされる方は少ないと思いますが、鞍馬山や貴船神社などは時折遠方から訪れる方もいらっしゃいます。

一度ハイヒールで登っている女性がいましたが、とても歩きにくそうでしたな。

西や東にもトレッキングコースはありますが、やはり北山がメインになりますね。

色々な野生動物に出会えるのも、山の奥深い北山ならではです。

山歩きも好きですが、山釣り(渓流釣り)も大好きです。最近では釣りより山菜摘みに勤しむ時間のほうが多いですが・・・・。

以前早朝の川原で茂みを駆け下りてくる大型動物の音に体が凍りついたことがあります。

正体は野生のカモシカでしたが、熊も結構多い地域(京大の演習林があり、熊なども保護されています。)
ですから、結構ビビッてしまいましたね。

同じ作家仲間の城戸氏は、真っ白で目の無いミミズのような(40センチ位)生物に遭遇して以来、一人で山に入ることは自粛しています。正体は今だ不明です。

標高の低い山とはいえ、結構奥深い北山ですから、いろいろ不思議な出会いもあります。

朔風社から出版されている「山本素石」の随筆集にもそういう話が収められています。

ワタクシも廃村の近くで釣り糸を垂れていると、大勢の子供たちの声を聞いたことがあります。

怖いという感覚より、なんだか寂しいような、懐かしい思いをしたもんです。

素石の話のなかでも「志明院の怪」がワタクシはお気に入りです。

石楠花で有名な真言宗のお寺ですが、司馬遼太郎氏も怪に出会ったエッセイを残しておられます。興味のあるかたは素石著、渓流物語をお読みください。

ゴルフなど嗜ないおかげで自然界から、いろんなサプライズをプレゼントして頂けます。

さて、今日から梅雨空に戻った京都です。ワタクシは一応オフの日ですが生憎
の天気、府立図書館へ出かけて資料集めでもしてまいります。

と、いうコトで図書館へいってきました。写真を追加しときます。



風呂について

2006年06月29日 08時37分25秒 | 湯ったり温泉話。
よほどのことが無いかぎり、風呂は朝と決めております。
(何度か酔っ払って湯船で寝入ってしまい、溺れかけたことがあるもんで・・。)

とくに温泉付きホテルなんかで、露天風呂から朝日を拝んだりできる
と、今日も一日頑張ってみよーかな、なんて気持ちにさせていただきます。

九州から北海道までいろいろなお風呂を楽しませてもらっていますが、
一番好きなお風呂といえば、実は温泉では無いのです。

もちろん、東北や近県の岐阜辺りにも大好きな温泉は沢山あります。

お湯じたいより、ロケーションで選んだのですが、神戸から九州へ向かうフェリー
で入る風呂は最高の贅沢です。

別にジャグジー等の設備があるワケでは無いのですが、波打ち際みたいに
揺れる湯船に浸かっていると、海上の幸せを感じることができます。

特に夜、ライトアップされた明石大橋を眺めながらの入浴は極上。

近頃では新幹線や飛行機を利用することが多くなってフェリーを利用する機会
がなくなりましたが、プライベートでまた海上風呂を楽しみたいと思う、今日この頃。

風呂上りにデッキで火照った体を潮風で冷やすもよし。

移動手段を楽しむのも旅の醍醐味。スローな生き方も良いものです。

米屋のデニッシュ

2006年06月28日 08時12分07秒 | グルメなのか?
基本的に朝食は和食なのですが、たま~にパンが食べたくなる朝があります。

そんな時はトーストをオーブンで焼いて食します。

トースターが早くて便利ですが、表面がカリッと焼けた食感を楽しむには
断然オーブンですな。(余熱等で時間がかかるけど)

で、今朝はトーストかというと、違いマンネン。

寓居から徒歩7歩(要するに向かい)にSストアーという店がおましてな。

近年近くにコンビニが沢山できたおかげで、品揃えも悪くなってきましたが
本来はお米屋さんです。

もともと、この辺りの地主ですから、そんなに商売に力を入れなくて良い
みたいですが、なぜか、ベーカリーに並々ならぬ力を入れておられます。

毎朝車を停めて買っている建築関係者など、根強いファンもいる様子。

特に、デニッシュに対する姿勢は執念さえ感じてしまうほどです。

ワタクシの場合、年齢的に毎朝デニッシュはキツイものがありますから
タマに買い求めて口にいたします。

部屋に帰ってまだ暖かいトマトデニッシュなど頂きますと、此処に住まう
幸せをシミジミ感じてしまいます。

若かりしころは、トマトデニッシュ、チーズクロワッサン、ハムクロワッサン
など、朝から3ツ位はぺロリンコでしたが、今はもういけません。

人生何年生きられるかは分かりませんが、その間何食を口にできるんでしょうな。
朝を抜くとその三分の一の楽しみが無しって事。

そんなもったいない生き方はしたくない!(だだ食い意地が張ってるダケって声も聞こえるケド)

生き方の楽しみ方は人それぞれ。金儲けが生きがいの人もいれば、一食一食大切
に感謝しながら楽しむもまた良し。

「きもの」に楽しみを見出せばさらに良し!!って最後は無理やりここにもってきます。

いつものことではあるけれど・・・。

2006年06月27日 09時35分16秒 | 着物話
昨夜は早めに京都に帰り着きました。(8時前ですが)

近頃では着物の催事といっても、呉服オンリーの展示会が少なくなっています。

当然、「きもの」にご縁の無いお客様も来場されるコトになりますな。

一応話しかけたりはするけど、いい年のご婦人が、「着物なんて一切着る事ありません」なんて返答されると、がっくりきますね。

顔では笑っているけど、内心「ステーキハウスに菜食主義者が来るなよ~」
などとつぶやいておりますが・・・・。

次に多いのが「着ていく場所が無いから」ってヤツです。
ホントは着ていく場所はあるんだけど、面倒だから洋服で済ませてるダケなんですけどね。

若い娘なら、じっくり「きもの」の良さをお話すれば理解してくれる事も
あるけど、自分より年上の方の頭を切り替えることは無理かも。
なんて近頃つくずく思ってしまいますな。

ときどき、話の途中で虚しくなったりする今日この頃です。

しかし今更後戻りはできまへん。たとえ一人でも「きもの」の素晴らしさに
気づいてもらえればと、催事会場でも気張ってます。(売り上げももちろん大事ですけどね。) 

数年前に原宿の画廊で個展を開いたことがあったけど、機会があれば
また企画してもいいかな、と最近考えております。

問屋や小売やさんが絡まないコジンマリしたモノですけどね。

それまでは作品を創りつつ、商いに精をださねば・・・。

ホテルの朝食

2006年06月26日 07時03分10秒 | グルメなのか?
夜は液体(焼酎)中心の食事のため、朝はしっかり頂きます。

20キロのダイエットに成功した時も朝食は抜きませんでしたね。

ホテルの朝食は、和、洋定食を選ぶか、バイキングのパターンが多いですね。
あと、無料サービスなんてのもあります。

一度びっくりしたのが、通勤途中のサラリーマンがふらりと入ってきて
食事を済ませて出ていったのですが、たががおにぎりと味噌汁とはいえ、朝食代
くらい自腹で払えよ!

それはともかく、バイキングの場合良否(料理の豊富さ、味)を予想する
基準があります。

朝食だけ用意しているホテル、これはまず期待できません。

居酒屋を兼ねている所はまあ良し。

夜は割烹、これはたいてい満足です。

以上はおもに和食に関してですが、素材を選ぶ目はやはりプロとアマチュアでは歴然とした違いがあると思えます。

そういえば、広島に泊まった折、チケットを貰って一筋違いの喫茶店に
モーニングを食べに行ったこともありましたな。

今回のホテルは居酒屋タイプだから、まずまずといったトコですかな。
さて、しっかり朝飯食って頑張りますか。

関係ないけど山口県は大雨です・・・。

ホテル暮らしを考える。

2006年06月25日 07時37分25秒 | 旅ゆけば
今回は三泊だけですが、場合によっては1週間以上の連泊もあります。

仕事ですから贅沢は言えませんが、宿泊の環境が多少なりとも昼の仕事
に影響する場合もあるワケで・・・・。

空調・・・近頃は温度が小刻みに調整できるホテルがほとんどですが、
     弱、中、強なんてところもたまにあります。今時なら夜は
     エアコンを切って寝むれますが、息苦しいときは少し窓を
     開けて眠りますが、これから気をつけねばならないのが
     蚊!案外フロントで用意していないので携帯蚊取り線香を
     スーツケースに忍ばせておくと便利です。
     エアコンをつけっぱなしで寝るときは、バスルームに湯を
     張ってドアを開けておいたり、床にすこし水を撒いておく
     など、喉の保護に役立ちます。

冷蔵庫・・昔のように冷蔵庫にびっしりジュースなどが入っている事
     は少なくなりましたが、冷蔵庫そのものが無い場合がタマ
     にあります。前もって分かっていれば、便利なモノが、百
     金などにあるお買い物用冷蔵バッグ。軽くてかさばらない
     ので、目覚めに冷たいものが必要な方にはお奨めです。
     (氷はフロントで分けて貰えます。)

あとは、バスルームのシャンプーはリンスインがほとんどですから、携帯
のシャンプーセット。入浴剤なども持っていけばリラクゼーションに効果
がありますな。
いかに荷を少なくするかも旅の大事な要素ですが、少しでも快適に過すため
には、多少のグッズも必要です。

ワタクシはこれに文庫本はカカセません。一度車中で読み切ってしまい、
ホテルの近くにはなーんにもなくて、風呂読書ができず、薬の説明書を
読んでいましたが、面白くありませんでした・・・。

以上の心得はビジネスホテルでの生活術ですが、何かの参考になればと・・。


徳山は曇り空

2006年06月24日 08時38分44秒 | 旅ゆけば
昨日の三時過ぎ、無事山口県徳山市に到着いたしました。

天気が良ければフェリーで島に渡っていたのですが、生憎の雨で
駅周辺の散策にとどまりました。

まだシャッター街(閑散として店がほとんど閉店している状態をそう呼ぶらしい)
にはなっていない様子でしたが、活気にあふれていると、いうほどではありませんでしたな。

近頃都会を離れて田舎暮らしをする人達も増えているそうですが、中途半端な(徳山の皆様、すいません徳山に限らず)街は衰退するばかりなのでしょうか?

どこの地方都市でも駅を降りると目立つのはサラ金の看板ばかり・・・・。

商店街を散策していると、2,3呉服屋さんを見かけましたが、頑張って
いはりますな、と思います。

かえってナショナルチェーン店が出店しない地域のほうが浮き沈みが少ないのかも知れません。

今回のホテルはウォシュレットも正常に作動、エレベーターも国産、
駅に近すぎて電車の音が気になるけど、まあ良しとしましょう。

あとはどれだけワタクシの「きもの」が売れるかだけ(それが一番大事や、ちゅうねん)

Wカップも終わったことだし・・・・。

2006年06月23日 08時19分33秒 | Weblog
あ、まだ終わってなかったっけ。

スポーツ観戦に興味ないもんで、こんなときにはどうコメントすればよいものか。
野球にも興味がないので「どこのファン?」と聞かれたら、テキトーに「国鉄スワローズの金田投手のファンでした。」などとワケの分からん答えでごまかしております。

しかし、マスコミってヤツはホントいいかげんですな。試合前は人気と実力が伴っていないことには一言も触れずに負けたとたん、ジーコ叩きですか・・・・。

サッカーの話はこれくらいにして、今日からまた都をでます。

今回は山口県の徳山市。(3日間なので少しラクかな。)

しかし旅が続くと、朝目覚めたとき、一瞬自分が何処に居るのか分からなく
なることがあります。

天気予報なんかドコの地域を見ればよいのか迷うコトも多々あります。
そういえば先日の和歌山、全国天気予報では、はしょられていました。
仕方無いので大阪の予報で予測するしかなかったケド、少し可哀そうだぞ和歌山。

さて、旅の用意をいたしましょう。今回のホテルはネット接続可能なもんで
ブログの更新は出来そうです。では行ってきます。(誰に言ってるんでしょう?)


海でリハビリ

2006年06月22日 08時02分41秒 | Weblog
今月に入って、ようやく休みがとれました。

京都でゆっくりしていれば良いものを、また福井まで行ってきたぞ。

梅雨の中休み、天候にも恵まれ、美味い魚も頂きました。

しかし携帯電話ってのは便利だけど、どこまでも追いかけてきますな。
アトリエやら問屋から連絡があったけど、メモしたくても手には竿しか握って
ないもんね~、はっはっはっ~とっ。

さて、今日から仕事モードに切り替えて頑張るとしましょうかい。

リフォームベスト、アップしたけど画像の処理をもう少し学習の必要ありやね。

姉歯さんのおかげで・・・・・。

2006年06月19日 12時43分42秒 | 旅ゆけば
今回のお店が通年で契約していたホテルが姉歯さんの設計つうことで
閉鎖、こじんまりしたビジネスに変更されておりました。

なもんで、PCは持っていってましたが接続不能、ブログも8日間更新
できませんでした。

なにしろ、ホテル玄関に家族の表札が掛かっているようなホテルでして。
一応トイレはウォシュレットですが、コイツがナカナカ気まぐれなヤツで
使用したいときには動かず、立ち上がった瞬間噴射するデンジャラスな
モノでした。

もう一人の作家さんは、畳の部屋で一週間過されたようで、何だか
民宿に泊まっているようだ、と言ってましたな。

部屋に入ったときに妙に消毒液の匂いがしてたけど、どなたか成仏されたかも?

しかし仕事ですから贅沢は言えまへん。

どんなホテルに泊まるかは、ロシアンルーレットみたいなもんです。

とにかく、久しぶりに京都に帰るとほっとします。

和歌山は愛染蔵のお膝元みたいな土地でしたから、今回は苦戦しましたね。

風評が消えるまでしばらくは辛抱するしかないでしょうな。

先ほど城嶋さんから、竜柄の帯をリフォームしたベストが届きました。
サイズもデザインもグッドです、おおきに!

さて、海にでも行ってこようかな。(仕事はそのアト!)