秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

今日の蕎麦は辛口です。

2006年12月02日 21時09分11秒 | グルメなのか?
辛口、と言っても、ダシの味(甘く無くて好きな味でしたが)では
ありません。

以前からちょいと気になっていた西陣の蕎麦屋へ行ってみました。

町屋再利用か何かの特集で見かけたと思うんですが、本格派の手打ち、
というコトで一度は食っておかねば、という次第で・・・。

蕎麦屋らしくない店構えなもんで、見つけ難かったけど、どうにか昼前に
辿り着けました。

二組ほど待たねばなりませんでしたが、蕎麦の場合回転が速いから、
シバシ店内で待つことにしました。

町屋を改装(これにはさほど興味は無い)したオシャレな店創り。

店内にはジャズが流れております。(この時点で爺はヤバサを感知)。

メニューは十割蕎麦のみ。(温蕎麦類とザルは選べます。)

爺はさらに危機感をつのらせます。

禁煙。これは仕方無し。子供連れはお断り。フッフッフ~、(笑っているんです、コメカミに青筋が二本ばかり浮き出てきます。)

確かに欧米なんかでは、ペットと子供同伴は入店不可のレストランも
あるけどね。

蕎麦、ですよ、蕎麦!「一杯のかけ蕎麦」の話、(これは創作らしいけど)
できませんよ。

ザル900円。ワタクシ辛味大根蕎麦(ザル)1100円を注文。

出てきたザル蕎麦、手術で胃を半分くらい取った人には適量でしょうナ。

蕎麦は本来江戸では、「腹の虫抑え」、てな扱いでしたから、腹一杯蕎麦
食う野郎はヤボ、なんて言われてたのを今だ信じてるんでしょうか?

東京の老舗の蕎麦屋にも、え、これで一枚?と、戸惑う店もありますが、
それなりの歴史や風土の違いもあるわけです。

ブームの町屋、オシャレな店舗にBGM。夜はコジャレタ居酒屋に。
(天麩羅も今、流行りの京野菜)

でも何か大切なモン、忘れてませんかぁ~?


味の批評以前の問題です。

それでも、土曜というコトもあり、店の外には何組かの待ち客が居ました
けど、見たところ、近所の人、いませんでしたね。

まぁ、観光客や、グルメ雑誌見て(そういう爺も今日はそうですが)来た
お客相手に商売すればよいでしょう。

たまたま、だったのか団塊の世代みたいな夫婦連れが多かった気がします。

団結力やバイタリティでは尊敬すべき世代なんだけど、マスメディアに
とっては一番騙しやすい世代なのかもしれないなぁ・・・。

本日はやや辛口(大根食べたからじゃナイです)のレポートでした。


寺町通り

2006年12月02日 08時00分59秒 | 京都商店街巡り
昨日は打ち合わせと、銀行に用があったもんで、四条河原町まで
行ってきました。

用を済ませて、少し歩いてみるべ、と寺町通りを三条から今出川
まで徘徊。

新京極通りは若者や修学旅行生で賑わいますが、一本西の寺町は
比較的歩きやすいので、いつもこちらを歩きます。

「すきやき」で有名な「三嶋亭」。

この店、年末になると、正月に食べる肉を購入するための行列ができます。
ワタクシも何度か母親に並ばされたコトありました。

三条から今出川までの寺町通りは、有名な「お香」の店や、お茶の
店もあります。

古道具や古本屋さんも多くあるので、爺は結構楽しみな通りです。
(今回も染色の雑誌を購入。3500円・・少し考えたけど、買ってしまう。)



二条寺町には梶井基次郎の小説「檸檬」のモデルになったという
八百屋さんもあります。むか~し、読んだけどナニも覚えていましぇん。

寺町御池上がる、の喫茶「アローン」のオムライスは有名。
なんで有名かは、自分で確認してください。胃の小さい人はヤメときましょう。
(今でも出しているのかは分りませんけど。)

ギャラリーも沢山あるし、コジャレタ喫茶店でイップクしながら
「芸術な一日」もいいかも?爺は喫茶店には入らないケド・・・。

京都非観光迷所案内その14

2006年12月01日 21時10分50秒 | 京都非観光迷所案内

やっぴーさん、仙人殿、ありがとうございます、ようやく
写真が二枚以上使用できるようになりました、感謝です。

記念にドン!とハデに、行きたいトコですが、じみ~に迷所案内です。
(しかも自宅の近場で・・・。)

百万遍の「思文閣美術館」。

今は「雅楽の変遷」-古の音色を求めてーを開催中。(12月10日まで)

来年の2月24日からの「雛とミニチュアのお道具展Ⅱ」がおもしろそうです。

とりあえず、2枚の写真アップしてみます。


体に「湯のし」

2006年12月01日 08時00分00秒 | 湯ったり温泉話。

湯のし、というのは、着物創りの工程で、蒸気で反物の皺を
伸ばし反幅を所定の長さに戻すことです。

即ち、体に「湯のし」、サウナに入ってきた、って素直に書かないトコが
爺化の特徴です。

午前中に仕事が一段落したもんで、(終わり、という分けではナイけど)
お疲れ気味の体を再生しようと、滋賀県は大津市にあるスパリゾートへ。

「あがりゃんせ」という名の温泉スパです。


ここは以前に「きんちゃんうどん」の大将から「いいですョ~、あの
露天風呂。飲みものコーナーがあって風呂サイド(プールサイド、と思って
ください。)で生ビールなんかも飲めるし~。」

裸で生ビール・・・、この一言にココロ動かさないのは「人」ではナイ!
(あくまで、ワタクシの主観です・・。)

しかし、大津、という距離もあって今まで足を運べなかったのです。

比叡山(山中)越えで行けば、日吉神社経由で一時間もかからないのですが。

ネットで検索すると、手打ち蕎麦屋もあるではないか。

裸ビール、手打ち蕎麦・・、もう誰も爺を止められない。

場所は「ソープ街」のすぐそば、161号線沿いです。

まずは、蕎麦!店の前に蕎麦(饂飩兼用)打ち台が設えてあります。

二八と更科が選べるのも嬉しいですな。

他にも「おばんさい」が大鉢に盛られていて、これも美味そうでした。
(鴨ロース入り焼きおにぎり、もイケそうでしたが、「鴨」はちょっと・・。)

天ザル(海老二尾)830円はお得かも?(味はソコソコいけました。)

並びには焼肉屋、二階にはイタ飯もあります。

この日は天候は良かったけど、風が結構ありました。

地下1,112メートルから汲み上げた源泉の露天風呂に浸かっていると、
湖面を吹き渡る冷たい風の心地良いコト・・・。
(やはり、40度くらいがイイですねぇ。50度は人が入る温度じゃナイ)

二階は全面「レイクビュー」の寛ぎルーム。

リクライニングできる椅子に寝そべり、一人用TVを見るも良し、
漫画コーナーも充実しているので、そこから借りてきた本を読むも良し。

イタ飯屋から飲み物や軽食もデリバリーしてくれます。

いつも利用している「スパ」より、金額は高い分、設備は充実してます。

(1350円、タオル類貸し出し賃含む。陶盤浴はプラス200円)

キッズルームや無料インターネットコーナーもあって、半日ゆっくり
したい人には最高です。(7時間を越すと1時間200円の超過料金が必要)

館内着か浴衣を選べるので、時間内なら何度でも入浴可能。

仕事の合間にちょいと命の洗濯へ行ってきたけど、今度はゆっくり
してみたいもんだ。

写真は山中越え(滋賀県側)から撮った琵琶湖の夕暮れです。