秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

朝の音色。

2006年12月15日 07時04分54秒 | Weblog
京都にはいたるところに禅寺があります。

そこで修行している雲水さんが托鉢(分衛(ぶんねい)ともよびます)で
「ほぉ~ほぉ~」と雄叫び(雄叫び、とは言いませんが)ながら街を歩いてます。

うちの近所に来るのはおそらく南禅寺からでしょうね。

「紺の衣に白地の脚絆 ほぉ~ほぉ~も粋なもの」てな唄もあるそうです。

面白いもんで、あの声に犬たちは過敏に反応するらしく、雲水さんの声と
各家庭の犬の遠吼えが順番にに近づいてくるんですな。

禅堂によって多少の違いはあるけど、だいたい2,7,5,10日が托鉢
の日と決められているようです。

京都の朝の音風景の一つです。

ワタクシの住まいでは夜明け前に時々馬のヒズメの音が聞こえます。
これは京大の馬術部が騎乗して散歩している音ですが、初めて聞いた
時は、びっくらこきました・・・。