少年と祖母との会話です。
「Oオジサンはこのごろ、どんな仕事してはんの?」
Oオジサンというのは少年の父親の弟で、問われた祖母の五男ボウです。
「さぁ、めったに帰ってこんし。たまに天神さんの祭りで、露天で商いしてる人
からお金集める仕事を手伝おてる、みたいなこと言うてたけどなぁ」
「ふ~ん、そんな仕事があるんや。」と少年。
「ほんでな、お金払わん人には゛暴力しはんねん゛」と答える祖母。
暴力・・・しはんねん?暴力する。つまり暴力を行使するってことですナ。
なんか変な日本語やな。 しかも「しはる」は尊敬語(だっけ?)、我が息子に
対して使うのはどんなもんじゃろ?
祖母も息子の仕事内容がよく分からなかったのだと思います。
一族(というほどエエモンやないけど)の恥部、というか話題にするのも
タブー気味のO叔父絡みの話ですけど、二人とも亡くなって10年以上経
てますから、思い出の一つってことでお許しください、おばぁちゃん。
でも四半世紀以上前に耳にした祖母の一言は今でも時々思いだして一人
笑っている次第デス。
「ぼうりょく しはん ねん」
牧師か、と言われたワタクシですョ。