秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

冷麺の夏が来る。

2013年05月06日 09時25分16秒 | グルメなのか?

 夏が来る、といってもウチでは昼食の冷麺はすでに4食目ですけどね。
ただし、外食での冷麺はまだで、いわゆる「家冷麺」です。

今年の夏の暑さはどうなるのでしょうねぇ。外廻りしていると食欲は減退、
ついお昼はザル蕎麦でいいかぁ・・。てこともママあると思います。

しかし、ザル蕎麦ばかりじゃ身が持ちませんよね。そんなときの強い味方が
この冷麺です。

 

我が家は代々冷麺を食べてはいけない、という家訓のある人は別ですけど。
あ、具材にアレルギー食材が含まれている人もダメか・・・。

いつも思うに、冷麺という食べ物は栄養バランスの点からみても、かなりの
スグレ物だと思います。

野菜、肉、卵、炭水化物、場合によっては海草、フルーツ(私的には苦手です
けど)、などなど。そしてタレ。酢はもちろん、練りゴマ、炒りゴマetc・・・・・。

とくに酢。こどものころは大嫌いな液体でした。今でも「酢の物」を好んで口にする
ことは少ないんですけどね。(それじゃダメだってことは重々承知してるのですが)

しかし、この冷麺だけは別。市販のパッケージ冷麺のタレをかけた後、その上
からさらにタップリ振りかけます。(外食のときは調理人の目を盗みつつ・・・。)

おそらく、私の食物で、これほど酢を摂取するシロモノはないでしょうナ。

年々増えていく冷麺に振りかける酢の量。これが大人になるってことですか。
ナニ、大人じゃなくてジジイ化して舌もボケ気味だろって?

あえて否定はイタシマセン・・・・・・・。

 
即席袋麺では相方の一番のお気に入り。冷麺じゃなくて「涼麺」というネーミングに
も高級感を持たせる老舗のプライドが感じられます。

相方が幼少のころの話です。例年恒例となっていた丹後中浜で、墓参りを兼ねた
一族の集まりが、その年もあったそうです。

同い年の子供たちが大勢でワイワイやっているところに、横浜の伯母が取り出した
のがコレ。普段は皆、一応大都会ではないけど、そこそこの街中でくらしています。

もちろん、中華三昧の存在も知ってはいたはずです。しかし丹後半島の小さな漁村
で毎日真っ黒けになりながら海辺を駆け回っていた子供たちにとって、横浜という
コジャレタ都会から土産として持ち込まれたこの涼麺・・・・・・。

子供たちの目には「光り輝く都会のエッセンス盛り盛り」の食物に映ったであろうことは
想像にカタクナイ。(おそらく当時の中浜では普通の中華三昧も入手困難であったはず。)

今でもそうですが、中華三昧のコンセプトは他の即席麺とは一線を隔してします。

即席だけど、「ちょっとヨソさんと違いますエ、そやからお値段もちょっと高おすワなぁ」
てな感じです。たしかに、その分、麺の喉越しや歯ごたえにも違いがあります。

都会から隔離?された環境で、横浜(関係ないけど、中華街を連想します)の伯母
からプレゼントされた「涼麺」が彼女の夏のソウルフードとなったのもうなずけます。

とはいえ、普段ウチで食べるのは、生麺がほとんどですけどね。これは、まぁ夏を
迎えるための儀式のようなモンでしょうか(まだ今年は未開封)

今年発売されたマルちゃん正麺の「冷やし中華」はまだ未食ですが、どれくらい
売り上げを伸ばすのか注目したいところです。

ただ言えるのは普通の即席ラーメンなら、そのまま食べてもいいけど、冷麺の場合
「素」だとなんとなく寒々しい気がしませんか?

つまり、生でも乾麺でも手間はさほどかわらない。それでも乾麺を購入するという
コトは生に勝るインパクトがなければ継続購入は難しいということです。

といあえず、マルちゃんは「素」で食べてみますかな、今度。

 

 

 



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