秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

記憶の檻。

2013年05月30日 18時18分28秒 | おもろい関西人。

 これは最近手に入れたお宝です。譲ってくれたのは70年代の男性です。

飼われていたカナリアは歌を忘れて後ろの山に棄てられた・・・。なんてコト
はないと思いますけどね。それに飼われていたのもカナリアとも聞いてないし。

かなり古いものだと思います。このカゴにカナリアが飼われていたころは、まだ
幼い姉妹がこのカゴをのぞきながら笑いさざめいていた。でも今は・・・・・。

だから、カナリアかどうか分からないってば!それに姉妹がいたなんてのも
勝手な妄想でんがな。

 

素材はおそらく真鍮で外国製のハンドメイドでしょう。私が鳥を飼うってことは
まずないと思うけど、インテリア家具の一つとして飾っといてもエエか・・・・。

相方は実家でインコを飼っています。名前が私の死んだオヤジと同じっての
が複雑というか縁といいますか・・・。

その相方はまたまた出張中、今回は横浜。お土産に「鳩サブレ」をお願いして、
それをこのカゴの中にレイアウト、しませんョ!

正確には「鳩サブレ」は鎌倉が製造元ですが、横浜に住んでいた彼女の伯母
のお土産がいつもこれだったそうです。

だから、相方の記憶の檻には横浜土産イコール鳩サブレ、となっているんで
しょうね。

この年になると、思い出や出来事が記憶の檻からどんどん飛び立っていく
気がします・・。やがてこのカゴのように中身はスッカラカンに・・。

それはそれで、幸せなのかも?

 

 

 

 

 

 

 


タイムカプセル。

2013年05月16日 06時26分09秒 | おもろい関西人。

 これはナニかといいますと、「くら寿司」のビックラポンの景品です。別に
欲しくはないけど、なんとなく持ち帰ってしまうんです。

  

まだ、あちこちの引き出しの中や車中に転がっているはず。まわりに子供
さんがいたら、プレゼントしていましたが、それでも溜まるもんですナ。

たぶん、このままの状態でほったらかしになるのでしょうね。いっそどこか
に埋めてタイムカプセル状態にしてもエエか、などとフト考えてしまいます。

数百年後、もしまだ日本(地球)が存在している、と仮定して未来人がこれ
を掘り出して首を傾げている様子を想像したらおかしいやね。

そういえば小学校や中学校を卒業する際、タイムカプセルを埋める、という
イベントはいつから始まったのでしょう。今でもやってるのでしょうかね?

大阪万博のときに五千年後に開かれる予定のタイムカプセルが埋められた
そうです。もしかしたら、そのあたりがコトの起こりかも知れませんね。

しかし五千年後にその史実を知る人が存在しているのかは疑わしいですな。
今でも覚えている人はほとんどいないと思いますョ。

えらい気の長い話です。しかし藤原時代には弥勒菩薩が出世する時代に開け
るためのタイムカプセル?をさかんに埋めていたそうです。

これは子孫のため、とかその時代の資料を保管するための物ではなく、お経
や経典を収めた筒で「経塚」とよばれ、仏像や鏡も埋められています。

因みに、弥勒が出世するのは五十六か五十七億千万年後です。

出世の遅いことを「弥勒の出世」と言うそうですが、遅いというより、可能性が
果てしなくゼロに近いと私には思えますけど・・・・。

 

 


読んでます?新聞。

2013年05月14日 06時30分16秒 | Weblog

 新聞をとらなくなって、どれくらい経つんだろう?定期購読しなく
なった訳は、これといってないんですけどね。

出張が多くなって自宅でゆっくり新聞を読む時間がなくなって
しまった。というのも理由の一つにあげられます。

今は出張はほとんど無いけど、ネットであるていどの情報を得る
ことができるから、あえて必要としないってトコですか。

情報だけじゃなくて他にも利用価値があるんですけどね、新聞
には。弁当箱包むとか・・。てのは冗談ですけど。

私が実家を出て、初めて素離れを自覚できたのは、新聞を
定期購読するようになったときのような気がします。

部屋代や電気料金を自分で支払うときにはさほど感じなかった
のに新聞代を払う行為が、「自立」を意識させた瞬間でしたね。

 私は経験がないのですが、ディスクワーク中心のサラリーマンの
場合、朝一番に自分の机上に新聞を目一杯広げて読む。

ここが、ワシのテリトリーじゃ!てな満足感も少し感じる一瞬かも
知れませんナ。(勝手な想像ですョ)

最近ラッシュ時に電車に乗ることがないから分かりませんけど、
満員電車の中で小さく折りたたんだ新聞を読んでる人は今でも
いるんでしょうか。スマホなら大勢いそうですけどね。

TV CMでよく「詳しくはウエブで」なんてのを観て、「わしゃコンピータ
なんて、触れまへんがな」と言ってるお年寄りもいらっしゃるでしょう。

また、その逆に「明日の折込で」と言われて、「新聞なんかとってね~
よ」なんて若者もいるはずです。

これも住み分けなんでしょうね。

 

 

 


京都迷走。

2013年05月12日 06時14分54秒 | 京都非観光迷所案内

 前から怪しいと思っていたら、とうとう痴呆が始まって市内を徘徊するよ
うになったのか?いやいや頭脳は明晰ではないけどまだ大丈夫。(多分)

打ち合わせや面談の予定の無い日は、視察と営業をかねて市内を巡回
している今日この頃です。で、気になった風景やモノを発見するとカメラに
収めております。この日は下京区を中心に巡回。

         ↓ 空いておりますって言われてもなぁ・・・・。
         


入れ歯のリサイクルってのは初めて知りました。↑

京都らしい介護施設だと思います。「松原のぞみの郷
  

           

「低料金奉仕」・・・・・奉仕しすぎたのか、現在は営業されていない様子です。
 

こちらも商売は廃業。この趣は文化財に指定してもいいと思うのは私だけ。


 

仁丹のホーロー看板は今でもときどき見かけますが、私が密かに捜し求め
ているのが「牛乳箱」、それも「松原牛乳」。これはかなり難易度が高い。

ねらい目は街中で空き家化した物件ですが、人ケの少ない路地裏をうろついてたら、
不審人物と見られて警察に通報されかねませんからね。

なんで松原牛乳か?って聞かれても深い意味はないんですけどね・・・・・。

 

 




  

 


オムライス「あらき」

2013年05月10日 06時40分47秒 | グルメなのか?

 今まであまり縁のなかった伏見区になぜかこの一月の間に何度も足を
運ぶことになったのは、不思議に思えてならないのですが・・・・。

迷所案内の場合は自主的に目的地を選ぶことができますが、それ以外
場合はそうもいきません。

なにか目にみえない磁力のようなものが私を呼んでいるのでしょうか?

そんなワケで必然的に昼食も伏見区でとる機会も増えます。

相方が同行の場合、店選びはほとんど彼女まかせです。このオムライス
店もそうです。

「うどん系」と「洋食系」とどっちがいい?と訊ねられた私は、シバシ考えま
した。で、最近ケチャップ系の昼食を摂取していないことに気がついた。

そこで今回はオムライス「あらき」に決定。

ケチャップ系といっても他に思い浮かぶ食品はそんなにないんですけどね。ナポリタン
なんて食べるのは4年に一度程度ですからネ。(数は数えたことありませんけど)

お弁当箱にも惹かれたけど。

やはり、ここはオムライスでしょ。私はセットを注文。これは豚カツですが、他に
エビフライ、鶏唐などをセレクトできます。

かなりのボリュームです。ワタクシも年を考えてメニューを選ばないとダメなんですけどネ。
分かっちゃいるけどヤメラレナイ。悲しきビンボー症・・・・・。

これは相方のレディースセット。ソースも5種類ほどあるので、好きなのを選択できます。
私はケチャップ、相方はドミグラス。このトッピングはクリームコロッケ。価格は700円。

私の年齢ではこれで充分かも知れません。コレを注文するのにオネエに変身する
必要はありません。

オムライスは今はやりのトロ~リ卵じゃなくて、昔懐かし硬めの卵焼きです。
アタシャ、このタイプも好みです。

ナポリタンもそうですが、ナゼかこのケチャップ味というのは、突然食べたくなります。
「味覚のすり込み」のようなモノかも知れませんね。

 

 

 


京都市民防災センター。

2013年05月09日 07時31分09秒 | 京都非観光迷所案内

ウソのような話なのですが、この防災センターを訪ねる予定をたてていたのが
一昨年の3月10日前後でした。(ホラオヤジですけど、これは本当です)以来
ずっと保留にしたままでこの日にいたりました。

現在すすめている仕事で一度は見学しておく必要があって、2年間のブランクを
経てようやく入館が叶いました。

 
わが生涯において消防署に電話をする機会がハタシテあるだろうか?↑

 
↑ 私は30センチがやっとでしたな。


↓スプリンクラーの放水初めて目にしました。

 
風速30メートル以上も初体験。相方は髪の毛がザンバラ・・・・。↑

     
何気なく部屋をのぞいてギョギョ!!応急手当訓練用の人形。SF的光景ですナ。

   

 
消防ヘリの操縦体験もできます。ミッションは4種類。

 
USJみたいです。3D・京都大地震が体験できるマシーン。三半規管が弱い人はやめときましょう。↑

山小屋での土砂災害体験。
非難した山小屋を襲う大型台風の恐怖を3Dサウンドで体験。

平和なリビング風景。
しかし、この後震度7の地震が彼女を襲う・・・・。

京都は大地震ないし・・。なんてこと言ってる人はこの断層を見よ!

公共施設ですから、駐車場代もふくめ、すべて無料です。ただ、だからという
理由ではないけど、京都近辺に暮らす人はぜひ一度見学しておくべきですね。

実際の大災害でどれくらい役立つかは分かりませんけど、体験しておくのと、
していないのとでは、違ってくると思いますョ。

京都市民防災センター」 南区西九条菅田町7 

 

 

 

 


暴力しはんねん。(暴力されます)

2013年05月08日 07時17分34秒 | おもろい関西人。

 少年と祖母との会話です。

「Oオジサンはこのごろ、どんな仕事してはんの?」

Oオジサンというのは少年の父親の弟で、問われた祖母の五男ボウです。

「さぁ、めったに帰ってこんし。たまに天神さんの祭りで、露天で商いしてる人
からお金集める仕事を手伝おてる、みたいなこと言うてたけどなぁ」

「ふ~ん、そんな仕事があるんや。」と少年。

「ほんでな、お金払わん人には゛暴力しはんねん゛」と答える祖母。

暴力・・・しはんねん?暴力する。つまり暴力を行使するってことですナ。

なんか変な日本語やな。 しかも「しはる」は尊敬語(だっけ?)、我が息子に
対して使うのはどんなもんじゃろ?

祖母も息子の仕事内容がよく分からなかったのだと思います。

一族(というほどエエモンやないけど)の恥部、というか話題にするのも
タブー気味のO叔父絡みの話ですけど、二人とも亡くなって10年以上経
てますから、思い出の一つってことでお許しください、おばぁちゃん。

でも四半世紀以上前に耳にした祖母の一言は今でも時々思いだして一人
笑っている次第デス。

        「ぼうりょく しはん ねん」

 


冷麺の夏が来る。

2013年05月06日 09時25分16秒 | グルメなのか?

 夏が来る、といってもウチでは昼食の冷麺はすでに4食目ですけどね。
ただし、外食での冷麺はまだで、いわゆる「家冷麺」です。

今年の夏の暑さはどうなるのでしょうねぇ。外廻りしていると食欲は減退、
ついお昼はザル蕎麦でいいかぁ・・。てこともママあると思います。

しかし、ザル蕎麦ばかりじゃ身が持ちませんよね。そんなときの強い味方が
この冷麺です。

 

我が家は代々冷麺を食べてはいけない、という家訓のある人は別ですけど。
あ、具材にアレルギー食材が含まれている人もダメか・・・。

いつも思うに、冷麺という食べ物は栄養バランスの点からみても、かなりの
スグレ物だと思います。

野菜、肉、卵、炭水化物、場合によっては海草、フルーツ(私的には苦手です
けど)、などなど。そしてタレ。酢はもちろん、練りゴマ、炒りゴマetc・・・・・。

とくに酢。こどものころは大嫌いな液体でした。今でも「酢の物」を好んで口にする
ことは少ないんですけどね。(それじゃダメだってことは重々承知してるのですが)

しかし、この冷麺だけは別。市販のパッケージ冷麺のタレをかけた後、その上
からさらにタップリ振りかけます。(外食のときは調理人の目を盗みつつ・・・。)

おそらく、私の食物で、これほど酢を摂取するシロモノはないでしょうナ。

年々増えていく冷麺に振りかける酢の量。これが大人になるってことですか。
ナニ、大人じゃなくてジジイ化して舌もボケ気味だろって?

あえて否定はイタシマセン・・・・・・・。

 
即席袋麺では相方の一番のお気に入り。冷麺じゃなくて「涼麺」というネーミングに
も高級感を持たせる老舗のプライドが感じられます。

相方が幼少のころの話です。例年恒例となっていた丹後中浜で、墓参りを兼ねた
一族の集まりが、その年もあったそうです。

同い年の子供たちが大勢でワイワイやっているところに、横浜の伯母が取り出した
のがコレ。普段は皆、一応大都会ではないけど、そこそこの街中でくらしています。

もちろん、中華三昧の存在も知ってはいたはずです。しかし丹後半島の小さな漁村
で毎日真っ黒けになりながら海辺を駆け回っていた子供たちにとって、横浜という
コジャレタ都会から土産として持ち込まれたこの涼麺・・・・・・。

子供たちの目には「光り輝く都会のエッセンス盛り盛り」の食物に映ったであろうことは
想像にカタクナイ。(おそらく当時の中浜では普通の中華三昧も入手困難であったはず。)

今でもそうですが、中華三昧のコンセプトは他の即席麺とは一線を隔してします。

即席だけど、「ちょっとヨソさんと違いますエ、そやからお値段もちょっと高おすワなぁ」
てな感じです。たしかに、その分、麺の喉越しや歯ごたえにも違いがあります。

都会から隔離?された環境で、横浜(関係ないけど、中華街を連想します)の伯母
からプレゼントされた「涼麺」が彼女の夏のソウルフードとなったのもうなずけます。

とはいえ、普段ウチで食べるのは、生麺がほとんどですけどね。これは、まぁ夏を
迎えるための儀式のようなモンでしょうか(まだ今年は未開封)

今年発売されたマルちゃん正麺の「冷やし中華」はまだ未食ですが、どれくらい
売り上げを伸ばすのか注目したいところです。

ただ言えるのは普通の即席ラーメンなら、そのまま食べてもいいけど、冷麺の場合
「素」だとなんとなく寒々しい気がしませんか?

つまり、生でも乾麺でも手間はさほどかわらない。それでも乾麺を購入するという
コトは生に勝るインパクトがなければ継続購入は難しいということです。

といあえず、マルちゃんは「素」で食べてみますかな、今度。