秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

四条西洞院近辺。

2012年03月31日 07時33分53秒 | 京都非観光迷所案内

 この辺りは目的地までの通過地点みたいなもんで、あまりじっくり散策したこと
はありません。この「小町の化粧水」も存在は知ってはいたけど、わざわざ車を
停めてまで探してみる気にはなりませんでした。
   

   

大きな和菓子店の壁にへばりつくように存在しているから、その気になって探さないと見落とし
てしまうでしょうね。(場所は四条西洞院東南角)

しかし、今回、ちょこっとだけ、この近辺を歩いてみたけど、こんなに石碑が多く建っていたっけ?
なんだか、町内ごとに石碑の数を競っているんだろうか?と思うほどソチコチで目にします。

建てられた時期も、それぞれ近いようなので、もしかしたら行政が何らかの予算を組んだ時が
あったのかも知れませんなぁ(。毎度毎度のいいかげんな憶測ですけどネ。)

  

  

そして石碑でできた門。ウソです。このお店、右京区にあったときに一度来店したことが
あります。この門のネーミィングについて小さな物議がもちががった事があったっけ。

他にも与謝野蕪村宅跡とかありましたけど、いちいち紹介していたらキリがないので、あと
は興味のある人は勝手に探索してください。(誰もしないと思うケド)

そして今回、私的にもっとも収穫があったと思うのが、この隠れ家的図書室。これはほとんどの人が
気づいていないと思います。昨年の5月に人知れず開館、今だに人知れず。(市営駐車場一階)
       

この日は近辺ではドラマの撮影が行われていました。また京都で殺人事件が発生した様子ですナ。

      


安モンのスピッツ。

2012年03月30日 07時04分45秒 | おもろい関西人。

 京都の女性同士が、面と向かった相手を罵倒する場面に遭遇したって場面は余り
ございません、ワタクシ。やんわりと、とか遠まわしに、ってのはありますけどね。

若かりし頃のヤンキー女(ヤンキーも死語なんだろか)同士の喧嘩は別ですけど。

でも、一度だけヒジョーに強く印象に残った女同士の口争いのフレーズがあります。

片方は京都在住の女性だけど、出身は九州、その相手は根っからの京都オバサン。

キャンキャンまくし立てる九州女性に対して発した京都オバサンの一言・・・・。

「安モンのスピッツみたいに、うるさいワ!」

安モン・・・、スピッツ・・・(若い人は知らないけど、この犬を飼うブームがありました。
キャンキャンとうるさく吠えるもんで、あっという間に流行は過ぎ去りましたけど)

口喧嘩の原因や、その後の始末がどうなったかは忘れた(思い出さねばならぬほどの
ことでもないし)けど、「安モンのスピッツ」、このフレーズは生涯忘れません・・・。


府庁近辺。

2012年03月29日 07時28分03秒 | 京都非観光迷所案内

 先日、「春の一般公開」で訪れたこの辺りを、ほんの少し散策。なぜ少ししか歩け
なかったか?理由は簡単、雨のせいです。確かに天気予報は雨マークが出てたけど。

でも、部屋を出たときはピーカンだったんですョ。だから傘は持たずに外出。やはりヒト
の言うコトは素直に聞かないとダメですナ。この場合ヒトじゃなくて、TVですけど・・・。

ま、それは置いといて。この府庁前、相方と毎週のように通っていた居酒屋があるん
ですけどね。二人とも車だったにも関わらず・・・。(もう時効だから許してくだされ)

ナゼその店を頻繁に利用したか?というと、理由は簡単、一升瓶がキープできたから。

そんな話はどうでもいいか。その居酒屋の向かいにある「蕎麦ぼうる」のお店。かなり昔
から営業されている様子ですが、この3月に閉店・・・。
   
私が店の前を通りかかった時にご夫婦(だと思いますけど)が密やかに店内を片付け
ておられました。なんだか胸にせまるモンがありました。
      

こちらは近所の老舗湯葉屋さん。この日はお休みでしたが、店の横手にある井戸水を汲み
に来ている人を見かけました。豆腐や湯葉は水の良し悪しで大きく左右されますからね。
   
  

そうかっ!ここが長兵衛さんの旧宅だったのか!!って私、長兵衛さんがどんな人かも
知らないんですけどね

こんな人でした→小篠長兵衛

←生き方研究館 。

今さら生き方って言われてもなぁ・・。いやいや、この年だからこそ、オノレの人生
をしっかり見極めなければ。(もう遅い、なんて声は聞こえないふり。)


トワイライト・ゾーン

2012年03月28日 07時25分00秒 | Weblog

 街中にいて、あまり夕日を意識して見ることはないんですが、この日は余りに大きな
夕日をみたもんで、思わずシャッターを切ってしまいました。
   

これからいよいよトワイライト・ゾーンへと移行していくわけです。トワイライト、というのは
「二つの光」の意味で太陽と月への両属を語源とするそうです。

トワイライト・ゾーンは造語で、米国のテレビドラマが起源なんですと。そういえば観ていた気
がします。でもオリジナルかファースト・リバイバルだったか、記憶が定かではない・・。

セカンド・リバイバルではなかったとは思いますけど。♪トワイライト、ゾーン、というテーマソング
は覚えているんですけどネ。

日本語でいうと「たそがれどき」、もしくは「逢魔が時」。私が生涯、一度だけ、これは間違いなく
「ゆうれん(幽霊)さん」と思えるモノと遭遇したのは、夜中ではなく、この「逢魔が時」でした。
(詳しくは秀明百話「第一話」をお読みください。別に読みなおすほどの話じゃないんですけどネ)

人生に「たそがれて」いるワタクシ、昼でもなく、夜でもない、このアイマイな刻に息を吹き返すの
であります。(それは単にアルコールを誰はばかることなく摂取できる時間帯だから・・・・。)

「夕日西へ傾けば、もののけ おめき叫ぶ・・・・・」

 


琥珀色の焼酎。

2012年03月27日 07時27分01秒 | グルメなのか?

 私が初めて焼酎を口にしたのは16歳、与論島で飲んだ黒糖焼酎でありました。与論献奉
という恐ろしいシキタリの洗礼を受けるには若すぎる年でした。と、いうか法律的に飲んでは
イケナイ年齢なんですけどね。)

それまではビールか日本酒しか飲んだことのない(だから、法律違反だってば)ワタクシ、喉を焼く
アルコールの強さにオノノイタもんで、しばらくは焼酎からは遠ざかっておりました。

その焼酎と再会したのが、第一次酎ハイブームの頃。「ホホォ、こんなに飲みやすい焼酎で、ちゃんと
酔えるんダ」、としばらくはハマってたけど、そのうち甘さが鼻に(この場合喉か)についてきました。

で、紆余曲折した後、落ち着いたのが「いいちこ」。これの水割り(生レモン搾り)が10年以上続き
ましたネ。「ケッ、麦かよ。本当の焼酎好きは芋だろ」なんてぬかすヤカラもいらっしゃると思います。

でも、実際、飲み屋で芋焼酎をオーダーしている若者をみてると、ファッションで注文している人たち
もいるような気もするんですけどね。

私も別に飲めと言われりゃ芋でも飲みますけど、せめて酒くらいは自分好みで選びたい。(因みに父親
は蕎麦焼酎の湯割りオンリーでしたネ。私はちょっこし苦手でした)

着物仕事で出張の際には、部屋飲みの焼酎は麦ならなんでもイイや、値段が安けりゃ、てのが選択の
条件でした。(今でも、ヤモメ状態の時はそれに近いもんがありますけど・・)

相方の好みは同じ麦でも、琥珀色系。味的には余り変らない(いや、少し変るのは味覚バカの私でも分かり
ますョ)気がするんですけどネ。何だか、ちょっとだけ高級感もあるし・・。根っからの貧乏症です。

         

右は相方が御愛飲の隠し蔵。たまに実家でお飲みになるのはコレです。左は最近リカマンで
見つけた酎衛門。(薄いんですけど、一応琥珀色。貯蔵焼酎25パーセント使用の色ですかナ。)

4リットル入りの酎衛門と1.8リットル入りの隠し蔵の価格はほとんど変わりません。これをみて
も我が家の力関係が見えてきますナ。いや、私も一緒に隠し蔵は飲んでますけどネ。

出張前に特売で隠し蔵を購入した彼女、「これはアタシのだからネ、帰ってくるまで飲んじゃダメ
だかんネ」と釘をさしてお出かけ。まぁ、口を開けたところで殺されはしなとは思いますけどネ。

(全部飲み切ってしまってたら生命の保証はできませんケド。)

ま、それは冗談ですけど、アタシャ、酎衛門で充分ですから・・・・・・・。

 


京都府庁旧本館。

2012年03月26日 07時16分20秒 | 京都非観光迷所案内

 3月20日~4月1日まで春の一般公開中です、この旧本館。(入場は無料の上にNPO法人
の人がガイドツアーも務めてくれます。ただし祝、土日のみです。11時~と13時からの2回)
 

この旧本館を迷所のカテゴリーに含めるのは少し抵抗がありますけど、観光施設とは
いいがたいから、ま、いいか。京都に住む人でもあまり縁がない施設ですけどね。
   
        京都彫刻家協会 野外彫刻展も開催中。↑

私も偶然、一般公開を知ったもんで、足が向いたんです。しかし、ここの枝垂れ桜は密やかな花見
スポットとして最近メディアに取れ上げられることもあるみたいです。(宴会系はダメです、鑑賞系です。)
 
五条大橋の石柱。天正17年(1589年)の文字が刻まれています。↑

    

こんな歴史のある正庁(部屋)が、なんとレンタルできるんですと。それも割合安価だそうです。

正庁のバルコニー。ガガーリンがここから市民の歓迎に応えたそうです。
     

 
↑天井の漆喰。もうこんな技術を持った職人もいないのかも知れませんナ。

 

 
↑明治の煙草王「村井吉衛門が寄付した調度品。お金もずい分寄付したそうです。

 

 

 

正庁以外にもいろんなグループが作品展などを開催しています。これは貸し会場としても穴場
でしょうナ。

←京都慶応義塾跡碑

きのうは週に一度の貴重な日曜日。部屋でゆっくりしようか?とも思ったけど、意を
決して出かけて正解でした。
 

 
↑まさしく知事の椅子。蜷川虎三さんも利用していたそうです。蜷川さんっていっても若い
人には分からんでしょうネ。浪曲師じゃないですよ。

中庭中央の枝垂れ桜は円山公園の初代枝垂れ桜の孫にあたるそうです。見ごろは4月
初旬だというお話です。

その頃は「春の一般公開」のイベントは終了していますが、見学だけなら普段の日でも
OK。御所の一般公開の時期と重なるようですから、あわせて見学するのもヨシ、ですね。

ところで、昨日は車じゃなく、ナゼがバスで出かけてみよう、って気になりました。そこで
一日乗車券を購入(500円)なんだか敬老パスを貰ったお年寄りみたいで嬉しかったゾ。

一日中バスを乗り回していようか?と思ったけど、車に比べるとシンドイやね。あたり前です
けどね。でも6回は乗り降りしたから元以上はとったもんね。(ビンボー症は死んでも治らん!)

 

 


二ノ宮町正面上ル。

2012年03月25日 07時57分38秒 | 京都非観光迷所案内

 この近辺はほとんど足を踏み入れたことが無い地区です。この「眼科・外科医療器具
博物館」は以前から気にはなっていたんですけどね。(無料ですが、要予約)
  

    

この日は一応場所だけ確認。予約してまで見学するかどうかは、再考します。

            
懐かしの仁丹看板。これを探すのが趣味って人もいるくらいです。

  
この威風堂々とした洋館。任天堂です。そうあの世界の「Nintendo」。そうでした、最初は
カルタのメーカーだったんですよね。
   

知り合いが昔、宅配便のドラーバーをしていたんですけど、ある時を境に任天堂からの依頼がバクハツ的
に増えたそうです。何だか分からないけど、ピンときた彼は、貯金をはたいてこのメーカーの株を大量購入。

今でもそのタクワエで悠々自適の生活。(か、どうかは知らないけど、かなり儲けたことは確かです。)

  
「志よめん」とも書くのか・・・。知らなかった。知ったところで、どうなるモンでもないけど・・・。


富山の土産。

2012年03月24日 19時54分59秒 | グルメなのか?

 五日間の催事を終えた相方が帰京。(実際には集客が悪く、4日間で帰ってきましたが)
で、今回のお土産は魚津「河内屋」の{白エビ蒲鉾}と{紅ズワイガニ蒲鉾}。
   

そして富山といえばこの「鱒鮨」。製造元は「」。全国美味い物フェアなどでよく目にしますよね。
でもこれは特撰、1700円。時々購入するのは小丸の800円なんですが、はりこみましたナ。

    
かなり脂がのっております。開封のさい、笹の葉についた脂で指がねっとりしたほどです。ナルほど
、こんな鱒鮨もあったのか・・。私的には量は多くいただけませんナ。(若けりゃ別ですけどネ)

そして白エビと紅ズワイガニの蒲鉾。私たちは基本的に練物系を口にすることは少ないんですよね。
福山の鯛竹輪を除いて。相方なんてウドンに乗ってる蒲鉾を箸でつまんで私の丼にポイッですから。
   

だもんで、蒲鉾の批評なんておこがましくてできませんけど、あえて言わせてもらえば、どちらも味は
濃厚、コクがありました。で、紅ズワイのほうを食べていたら、歯にカリッとあたるモノが・・・・・。

なんとカニの殻の小さなカケラ。量産されている蒲鉾なら、「なんじゃこりゃ!消費者センターに報告
してやる!」(実際にはしないけど)、ってトコです。

うんうん、ホントにズワイガニを使っているんだネ、グルコサミンだから、ありがたくいただきます。
いや、食べませんけどネ。

中二日、お休みした後、相方は富山土産を残し、掛川(静岡)へ。おきばりやす~!そしてワタクシは
またまた男ヤモメ・・・・・・・。

ところで、相方が出張中、ワタクシが昇天(天じゃなくて地獄かも?)した場合、これも「孤独死」のヒト、
としてカウントされるんでしょうかネ?(生き恥をさらしつつ、もう少し生き延びているとは思いますケド)

 


切干大根とヒジキ。

2012年03月23日 07時26分53秒 | グルメなのか?

 相方はまたまた出張。今回は静岡県掛川市。必然的に夕食は自力で賄わねば
なりません。でも、仕事を終えて狩にいく元気はないしなぁ。(ドコへ行くねん)

今日は早めに仕事が終わったことだし、たまには弁当でも買って帰りますか。つう
ことで七条御前の弁当屋へ。(京乃味見世

ご飯は夕食には食べないけど、オカズを肴にして、残った米飯は翌朝に食べれば
いいか、と思いつつ店の前に着いたのが午後6時前。

ハハハ、この店、6時閉店でしたワ。弁当なんか残っているわけナイ。店頭のワゴン
に、この4品のみが残されていました・・・。

「ひじきの煮つけ」「切干大根の煮付け」「ポテトサラダ」「豆腐ドーナツ」・・・・・・。

    

しょうがおへん(しかたない)、残り物に福がある、なんて諺もあるし、この4品を買いきり
じゃ!で、単純計算すると合計822円がなんと300円。

でも、この「千切り大根」と「ひじき煮」は、私の子供時分は絶対食べたくない食品のベスト
スリーにランクインされていましたネ。

まず、第一にひじきの色。これは海のない地区に住む子供にとっては食物の色ではナイ。

そして、切干大根。匂いを生理的に受け付けない。今は両方とも違和感なく食べてます
けど、自ら好んで購入することはマレです。(今回はコレしか残ってなかったし)

子供の頃、こんなオカズが食卓に登った日にゃ、アタシャ、箸もつけず、こう言ってお袋に
叱られたもんです。  「薬やと思って食べなさい!!」

そりゃ、酷ですョ、ドコも悪いところがない(頭以外)小学生が薬替わりに飯は食わんでしょ。

ところで、この豆腐ドーナツ、どう処理しますかね。仕方ない、我が腹に収めるしかないか。

 


京都の焼き芋。

2012年03月22日 07時44分56秒 | グルメなのか?

 京都の焼き芋といえば河原町蛸薬師の「丸寿」が有名で、いつも行列ができています。
アタシャ、横目で眺めつつ通り過ぎるだけですけどね。

そういえば寺町二条にも老舗の焼き芋屋があったけど、今でも営業しているんだろうか?あの
辺り、車ではよく通過するけど、余り気にとめていないもんで、どうなってるのかは不明です。

このお店は七条通り、梅小路公園の側。焼き芋を手にした父と娘さん、とても嬉しそうでしたナ。
     

梅小路公園といえば、ここに京都水族館が先日オープンしましたナ。アタシャ水族館なんて造って
欲しいなんて一言も言ってないにも関わらず。海のない京都市の悲願だった、なんて書かれた記事
もあるけど、そんな悲願は聞いたことないぞ、すくなくとも私の周りでは・・・・。

京都の新しい観光スポット、なんていってますけど、わざわざ京都に来てまで水族館に足を運びます
かねぇ・・・。経済危機の京都市、大丈夫なのか?なんて余計な心配してもしょうがないか。

何年か後の破綻は目に見える気もするけど、そうなったら、いっそのコト、釣堀&生簀料理のアミューズ
メントとして活用するってのはどうでしょう?すいません、幸先悪いこと言っちゃダメですよね、反省。

また、焼き芋の話から脱線してしまった、これもまた反省。最後に軌道修正。昔の京都の焼き芋は、芋を
輪切りにしたのを平な鉄板に油をひいて焼き、塩を振りかけて、焼き上がりにゴマをかけていたそうです。