秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

寒おますナ・・。

2006年12月30日 08時45分50秒 | グルメなのか?
市内の交通量も少なくなったせいか、今朝は8時前におんまさん(馬)が
↓寓居の下を通過。(分り難いけど右端上部)


昨日の昼は余りの寒さに、「鍋焼き饂飩」が食べたくて近所の「百姓」へ。
が、すでに正月休みでした・・。

あて無く車を走らせていると新しいラーメン屋さんを発見。

百万遍にも「新福」はあるけど、やはり天神川じゃないとね。

志七そば「吉田屋」

新福以外のラーメン屋は、リピーターになるコトはほとんど無いのですが
この店ならもう一度来店してもいいか。

麺はかなり細めで、スープは魚貝中心でさっぱり味。昆布やら、鰹ブシなど
にかなりこだわってはるみたいでした。(ちゃんと覚えてナイ)

何が気に入ったかといいますと、「チャーハン」が美味。
(ラーメン専門店なのにゴメン、ラーメンも美味かったですよ。)

五種類の削りブシとサクラエビが効いてました。

近頃、雨後の竹の子みたいにアチコチラーメン屋が出来てますけど、
知らぬ間に消失している店もあったりします。

なんとか次に行くまで、残っていて欲しいもんです。
(何しろ、麺はほとんど日本蕎麦が多いもんで、滅多にラーメン食べないし。)

明日の年越し蕎麦、なに蕎麦にしようかなぁ・・・。

雪でございます。

2006年12月29日 08時03分54秒 | Weblog

一昨日帰京で良かったゾ、多分福井は大雪だ。

里帰りの人は大変ですな。

しかし年末(年始も?)JRの料金がどうして高くなるんだ?

サービス業なら、従業員に特別手当だす分、仕方無いとしても、
どうしてJRの料金が高くなるんだろうね。

他の私鉄やバス(長距離はワカランけど)が正月料金なんて聞いたこと
ないですぞ。

飛行機代が高くなるってのは不思議と納得してしまうのは、空を飛ぶから
しょうがない、という理不尽な理由からか?
   
福井の皆様、これから雪との戦いですね、お世話になりました!


今年最後のドタバタでした・・・。

2006年12月28日 08時20分44秒 | 旅ゆけば
22日から名張のハズだったよね。
だもんで、20日は東条湖でゆったりの予定・・・が!

スーツケースを宅配に預けて、出発して10分後携帯に連絡がありました。

「先生、すんません~、予定が急遽変更ですぅ~!!」

なんと、21日から福井県ですと?

ちょいと、あんた、もうホテルは予約済み、荷物は三重に向かっているかも?

とりあえず、すぐコンビニに電話して、発送をストップ(間に合った)
部屋に戻り仕切りなおし。(チケットは立替)

当日キャンセルは100パーセント支払いになるから、仕方なく東条湖へ。
6時にホテルを出て、朝日に見送られて帰途につきました。

部屋に戻ることも出来ず、そのまま京都駅から「雷鳥」に乗車・・・。

お店側の連絡ミスが原因でしたが、やはり「東条湖」は方角が悪いかも・・。

福井に蟹食べに行ってたら、福井からトンボ帰りで福井へ行くハメに
なってましたね。

ナンだかワケわかんない状態のまま、車中から琵琶湖を眺める・・。↑

今年最初の催事と同じ店に、本年度最終に訪ねるというのも珍しい事です。
一月に来たときは大雪でしたが、今はまだ準備中。
   
信号待ちの時間も無駄にしない勤勉な福井市民です。↑

ホテルはPC使用できなかったもんで、22日に帰った時に、携帯から投稿
できるよう設定するつもりでしたが、それも出来なくて、突然の中断でした。

ま、とにかく今年最後の催事、バタバタでしたが、無事終了!
福井城跡は役所になってます。市長は「殿」、なんて呼ばれているのか?

なぜか東条湖・・・。

2006年12月20日 07時58分53秒 | Weblog
さっそく、博多直送の明太子イタダキました。美味いっす!

大坪先生ありがとうございました。(読んでなくても御礼いたします~。)

↓昨夕は七条商店街で美味い塩昆布も仕入れたし、充実の朝御飯でした。
    
福助さんもクリスマスですな。(ワタクシはお仕事・・。)↑

クリスマスの変わりに、今日は一泊で東条湖へ行ってきます。
蟹、といえば日本海なんだけど、たまには趣向を変えて。
(飲み放題プランが気に入ったワケでは無い・・と思う・・・・・・・・・。)

東条湖、と言えば20年以上昔、ブラックバス釣りに出かけたことがありました。
(当時はまだバス釣りのハシリで、遠方まで行かないとだめでした。)

ボートに乗って、ルアーを投げるワケですから、二人で乗る場合、キャスティング
には細心の注意が必要です。

同行者は、「釣りバカ」の「釣り」を取っても良い男S。

つり始めて一時間ほどした頃、スコーン、と頭蓋骨に響く音が!

なんとSのルアーがワタクシの頭部にちょん髷のごとく突き刺さってました。
(痛さより、一瞬ワケ分りませんでした。)

ご存知の人は少ないと思うけど、ルアーの針はかなり頑丈に出来ており、
「もどり」、といって簡単に針が抜けないものが付いてます。

日曜で休みの個人病院を無理いって開けてもらったんですが、先生の一言が
「お~、また大きいの釣ってきたなぁ~」でした。

頭に針付いてなけりゃ、ストンピングくらわすトコでしたが・・・。

その前は本当にアゴに針ぶらさげた釣り人が駆け込んできたと言ってました。

麻酔をかけて、メスで切開して外して貰ったんですが、その時、鮮血が
噴水のように頭の先端から噴出しましたね。

それ見たSは失神しそうになった、と語ってました。(オマエが原因ダゾ)

抜糸まで頭部に包帯状態でしたが、クラスメイトの悪友Mは、
「どうやら、浜島は女性に乱暴しようとして、壷で頭割られたらしい」
という噂を一生懸命流してましたな。

コイツは、我が家の愛犬(子犬)が寝そべってたワタクシの顔の上で遊んでいて
(大きい顔ですが、運動場ほどは大きくないデス)、瞼に傷つけた時も、
「聞いたか?浜島が犬の餌皿に顔つっこんで取ろうとして瞼噛まれたらしいぞ」
という噂を流してました。

当時はおちおち怪我も出来なかったなぁ。

さて、22日からの準備済ませて出かけましょう。
ノロウイルスには皆さんも注意ですぞ!(今日のホテル大丈夫だろナ)


二週間をきりましたね、今年も。

2006年12月19日 08時47分17秒 | Weblog
昨夕、コタツのコンセントが壊れてしまった・・寒いかも?

灯油も切れたし・・、(って、早く買いにいけよ!)
ま、ホットカーペットとエアコンあるし。

そういや台所の湯沸かし器の調子も良くないな。(夏場は快調のくせに)

年末はアレコレ忙しくて、大変です。

21日から一週間三重県は名張市で催事だし、準備もしないと・・・。

それでも明日は蟹食べに行こうと画策している爺です。

一昨日、福岡のAD(着付けの先生)リーダー、大坪さんから「めんたいこ」が
届きました。ありがとうございます。

(と、言ってもこのブログは読んでないと思うけど・・。)

初雪です。

2006年12月18日 07時45分38秒 | Weblog
とは言っても山沿いだけですが・・・。

さきほど煙草を買おうと部屋を出て比叡山を見ると、積雪が。
振り返って西を眺めたら、 愛宕山も負けじとうっすら雪化粧・・。

おそらく昼までには消えてしまうでしょう。

冬らしくなって来ました。

京都や着物に興味のある人ならご存知だと思うけど、これが「きものパスポート」
です。着物を着て、これを提示すると、いろいろ特典があるわけです。京都駅
などで貰えます。↓
  
京都駅、といえばこの「一味」の幟を見かけた方もいはるでしょ?↑
ほんま、辛いです。カラマニヨン人のワタクシも保障いたします。

ただし、普通の一味と同じ分量で使用するのは危険!
ワタクシはカレーを煮込むときの隠し味に使ってます。

これからいよいよ冬本番です、辛いモノでも食べて体温めて頑張っていきましょ。




銀閣寺道から白川へ。

2006年12月17日 08時50分36秒 | Weblog
銀閣寺道交差点の「銀閣寺アイスキャンデー」(青いテントの店)。
今では珍しくないけど、昔はフルーツが形のまま入っているキャンデーは希少
でした。真夏に小さなジョッキで飲むパインジュースがマタ美味い!

思いっきり冷やしてあるから、脳の血管切れそうになります。
冬は「たいこ饅頭」(今川焼き)を販売してます。↓
            

今まで気が付かなかったぞ、これは。当然、現在は食堂は経営されてないけど、
ひょっとしたら、大正か昭和初期に書かれたものかも知れません。↓ 
            

車が飛び出してます。児童書専門の本屋さんです。以前はオシャレな回転すし屋
でしたが(そもそもコンセプトが間違っている)、お客が入っているのを見かけ
たら、「おー、今日は何か変わったコトおきるかも?」てくらいヒマそうでした
が、案の定すぐ潰れましたね。↓


市内に何軒かある「ん」の本店。学生時代にはコンパでお世話になりました。
以後もイロイロこの店では思い出が・・・。(思い出したくない事ばかり?)↓
                  

京都市内には古い佇まいの銭湯も何軒か残っていますが、こんな洋館は珍しい
ですね。「白川温泉」と書いてますけど、モチロン普通の「湯」です。
↓看板が出ているので、営業していると思うんですが、頑張ってほしいもんです。


この近所にも「ドンク」というフランスパンで有名な店がありますが、
ワタクシはここの食パンが気に入ってます。少し高いけど。(誰だ、爺だから
↓フランスパンは固くて食えねえなんて言うヤツは・・・。)


そして、疎水縁を通過して寓居へ帰る、というこってス。
この疎水に沿って桜並木が農学部までずっと続きます。春は結構な賑わいです
が、今時分の、ちょっと寂しげな雰囲気も爺は気に入ってます。
(子供に注意、と書いてますけど、近辺の子供は凶暴ではありません。)

このすぐそばの「いち善」というケーキ屋は甘いもん好きには、隠れた
名店らしいけど、左党だし余り縁ないもんな。若いパティシェの仕事ぶりが
外から見えるよう設計されてます。(販売は二軒あけた場所。)   

散歩には少し寒い時期になったけど、日ごろの運動不足をたまにゃ、解消
しないとね。

百万遍から銀閣寺をブラブラと。

2006年12月16日 17時30分07秒 | Weblog
本日は昼食と買い物を兼ねて百万遍から少し歩いてみました。
百万遍のレトロな食べモン屋さん↓


ここの蕎麦もうまいですョ↓     安さとボリュームで有名「ハイライト」↓
    

百万遍から東(銀閣寺方面)はさすがに京大近辺、食べ物屋、古本屋が
たくさん並んでいます。

この「進々堂」は有名ですな。ワタクシにはアカデミックすぎて足を
↓踏み入れ難い雰囲気です。(と、いうより喫茶店でお茶する習慣が無いもんで)


さらにふらりと東へ。今出川通り南側にある「まつお」皿うどんとチャンポン
で有名なお店です。たしか鯨のオノミも美味かったハズ。↓


ここのお蕎麦は「グルメなのか?」のカテゴリーで紹介したかったけど、ま、いいか。戸隠流の「みのり」。ここの主人も蕎麦に取り憑かれるてます、絶対。
ただ、車だと見逃してしまうので要注意です。↓
        

もうちょい東へ行くと、道はYの字に分かれます。細い方を行くと、比叡山への
抜け道です。この分岐点に巨大なお地蔵さんが鎮座したはります。
上半身だけですが、ゆうに大人の背丈はあります。すでに地蔵の範囲を超えてます
な。かつて秀吉が京の自分の住まいに移したところ、夜中に大きな声で泣き出し
たため、元に安置したという伝説も残っています。

しかし、秀吉はんも好き放題しとったんやなぁ。↓
 

ここから銀閣寺道まではもうすぐです。今日はここまで、明日は白川通り
を通って上終町まで歩きます。(ほんとに歩いたのは今日だけですけどね。)

最後に京都のラーメン通でこの店を知らなければ「モグリ」、と言われる
中華ソバの「ますたに」の紹介です。

ラーメンブームが来る遥か昔に行列の出来るラーメン店として知られています。
ワタクシは20年近く口にしてませんが、最近銀閣寺道を下がったとこに
↓新店もオープンしたみたいです。ここは本店です。



朝の音色。

2006年12月15日 07時04分54秒 | Weblog
京都にはいたるところに禅寺があります。

そこで修行している雲水さんが托鉢(分衛(ぶんねい)ともよびます)で
「ほぉ~ほぉ~」と雄叫び(雄叫び、とは言いませんが)ながら街を歩いてます。

うちの近所に来るのはおそらく南禅寺からでしょうね。

「紺の衣に白地の脚絆 ほぉ~ほぉ~も粋なもの」てな唄もあるそうです。

面白いもんで、あの声に犬たちは過敏に反応するらしく、雲水さんの声と
各家庭の犬の遠吼えが順番にに近づいてくるんですな。

禅堂によって多少の違いはあるけど、だいたい2,7,5,10日が托鉢
の日と決められているようです。

京都の朝の音風景の一つです。

ワタクシの住まいでは夜明け前に時々馬のヒズメの音が聞こえます。
これは京大の馬術部が騎乗して散歩している音ですが、初めて聞いた
時は、びっくらこきました・・・。

憲法染。

2006年12月14日 11時13分11秒 | 着物話
歴史小説が好きで(好みの作家は限られますが)良く読んでました。

宮本武蔵には余り興味ないのですが、一乗寺下がり松の決闘で登場する
「吉岡一門」には以前から引っかかるものがありましてん。

ご存知の方もいはると思うけど、剣術道場と染めモン屋を兼業してた、
というのが不思議なんですな。

小説では武蔵が主人公ですから、余りそこんとこには触れてないけど、
「憲法染」「憲法黒」という言葉が今も残っています。

どちらかと言うと、小説や映画で武蔵が取り上げられる前は「憲法」の
方が、メジャーではなかったか?と思うのは染めに関わる人間の贔屓目かな。

「司馬遼太郎」氏の短編では紹介されてますが、後は「澤田ふじ子」さんの
小説くらいしか自分は知りません。(多分他にもあるとは思うけど)

澤田さんか、「志村ふくみ」さんか忘れたけど、(どちらとも違ったかも)
京都で絶えた憲法染めが高山に伝わり、「高山憲法染」として残されている
という、エッセイを書かれていました。

先日、寺町の古本屋で昭和51年発行の染色雑誌をパラパラみていたら、
「高山憲法染め」の文字が目について、購入しちゃいました。

石倉繁蔵氏という方が最後の後継者でしたが、すでにこの染めも途絶えてます。

本物の憲法黒は見たことないんですが、なにしろ文献が残されていないので
(だいたい口伝なんですよね)余計に想像力を掻き立てられます。

因みに現在の「憲法黒」は少し茶ががった黒をそうよんでいます。

媒染液なども限られた数の中から、試行錯誤を繰り返して先人は各種の技法
を生み出していったんでしょうね。

写真は御所の近辺、繊維技術センターです。