秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

ホッパラ町。

2012年01月31日 07時59分47秒 | 京都非観光迷所案内

 ずぅっと昔から不思議に思っていた町名なんですけどネ、山科区の「ホッパラ町」・・・・。

「ゼロ番地」とか「チロリン村」なんて呼ばれる地名はありますが、それは通称です。ところ
がこの「ホッパラ町」は正式名。北海道あたりならありえそうな地名なんですけどネ。

いろんな説がありますが、その一つが、処刑された遺骸を「ほっぱらかし」にしていた地、て
のがあります。また、「骨原」が「ホッパラ」に変形した、という話もあります。

確かに日ノ岡朝日町には平安時代から明治にかけて、京都最大の刑場がありました。
処刑者数は15000人にのぼるそうです。

だからといって、その辺の原っぱに遺体をうち捨てていたかどうかは不明ですけどね。

これは、ホッパラ町ではありませんが、日ノ岡近くの某病院にある稲荷社です。かなり大きな
病院で、職員用の仮眠室を建てようとして土地を掘削したおり大量の人骨が発掘されたそうです。

かなり昔の骨だったため、事件性は無いと判断されましたが、慰霊のため、この社が建て
られた、という話です。(どうして稲荷なのか?とか、信憑性はともかく)

ただ、この仮眠室に宿泊する職員はほとんどいないそうですけどネ・・・。

それはともかく、「ホッパラ町」の地名探索は、もうちょっと続けてみたいところです。

 


ちゃんこの「両国」

2012年01月30日 07時33分04秒 | グルメなのか?

 昨夕は4日間の名古屋催事を終えた相方が帰京。催事終了日は餃子系とか、
焼肉の夕食が多いんですけどね。(接客、着付け中でニンニクの臭いはダメですから)

昨日はかなり冷え込みが激しかったもんで、そうダ、鍋にしよう!と思いつきましてナ。

ここんところ夕食は鍋のパターンが多かったから、サテ、何鍋にしようかい?とシバシ
思案。そうだ、「ちゃんこ」ってのもアリだな。そこで車で「両国」までひとっ走り。

あ、両国といっても東京と違いまっせ。(当たり前ですけど)七条の中央市場の前、という
か中みたいな場所にある、ちゃんこ料理の「両国」です。

このお店も若い頃にときどき仲間うちの宴会で利用させてもらってました。つうことは、この
店もかなり長いこと営業されているというこってすナァ。(確かにビルも年季が入ってきました)

 ↓これで二人前。値段は1980円です。なんだか20年前と変ってない気もするけど・・・。

なんせ市場内みたいな場所にあるお店ですからね。店内で食べる刺身などもバカ安です。

ホントは店内で刺身などと一緒にちゃんこをつつきたいトコロですが、二人ともアルコール依存症
一歩手前、(もうすでに罹病してるかも)飲酒運転になりますから、自宅でユルリと頂きます。
    
こってりだけど、しつこさのないスープがたまりまへんナ。ごっちゃんです。

しかし、京都から強い力士が生まれませんナァ。ま、なんとなく分かる気もするけど・・・・・。

 

 


海老フライと「お子様ランチ」

2012年01月29日 08時28分59秒 | グルメなのか?

 千中(千本中立売)商店街にある海老フライ専門店。ホントに海老フライだけしか商って
いないのか、どうかは確かめていないんですけどネ。

シャッター通りが多くなった昨今ですが、この下の森の商店街はまだ元気です。色んな店が
商売をしているから、こんな専門店も存在するのでしょうナ。

一度立ち寄ってみたいとは思うんですけど、いつも昼間にしか通過しないしなぁ。

で、今日は近くのスーパーで買ったので我慢。もう少し盛り付けに気をつかえばいいん
ですけど、週末男ヤモメ状態だし、洗い物は極力少なくすませたいもんで・・・・。

そういえば、相方が出張に出て以来、この皿一枚で夕食を済ませています。(ちゃんと
洗ってますよ~。食器棚には戻さないけど) 

で、海老フライを頬張りつつ、思い浮かんだのは「お子様ランチ」。ケチャップライスと
海老フライ、もしくはハンバーグが定番だったよな、確か。

と、いうのも我が生涯で「お子様ランチ」なるものを食べた記憶は、ただ一度だけ。(だと
思うんですけど)

幼稚園の卒園パーティで、今は某大型電器量販店になってしまった丸物のレストランで
食したのが最初で最後だったハズ。

でも、その「お子様ランチ」に海老フライが付いていたか?ってのは覚えてませんけどネ。

ただ、最上階だったかは分からないけど、窓から見えた京都市内の風景は今だ微かに
記憶の片鱗に残っております。

なぜ、生涯一度しか「お子様ランチ」を食べる機会がなかったのか?それはひとえにウチ
がビンボーだったから・・・、ではありません。(近いものはあったけど)

今みたいにファミレスもないし、外食の習慣も無かった時代ですから。でも、たまに伯父や
伯母が外出ついでにレストラン(ま、食堂みたいなもんですけど)に連れていってくれました。

でも、「お子様ランチ」は注文しなかったよなぁ。「ケッ、そんなガキの喰いモン頼めるかい」
なんてシニカルな少年だったわけではありません。

いっぱい食べる子=健康でエエ子、食の細い子=病弱でアカン子。これがウチの母親の
教育方針でありました。

その母親の指針に答えるべく、素直?な少年は「お子様ランチ」のようなママゴト的食物には
見向きもせず、大人と同じメニューを選択していたのであります。

ケチャップライスに建てられた日の丸より、カレーに乗っかったカツのほうを選んでいた、っつう
ことです。

その結果・・。少年は「大正湯」(銭湯)のババァ(クソをつけてもいいんですけど・・・)に言われ
ました。私がまだ小学四年生の頃です。子供料金で入浴しようと番台にお金を置いたら。

「アンタは大人料金や。」  「 え、オレ小学生やけど」

「小学生でも体がおおきいんやし、大人といっしょや」

確かに面積は大きいかも知れませんけど・・・。あの強欲ババァは今頃地獄の釜で茹でら
のでありましょうか?

 


 

 

 

 


マーボー豆腐トースト。

2012年01月28日 07時48分34秒 | グルメなのか?

 アンパン、カレーパンを造り出した日本人の適応性はすんばらしいモノがあります。
小倉トーストなんてのも、食べたことはないけど賞賛に値します。

そこでワタクシ、天からの声が聞こえました。相方が作り置きしてくれた「マーボー豆腐」

「そのマーボーをトーストに乗っけるのじゃ。とろけるチーズも忘れるでないぞよ」
    

しかし、これはムッソリーニと蒋介石(毛沢東までとは言いませんけど)が同盟を結ぶ
くらいのミスマッチでは・・・・・・?

ところが、コレがナカナカいけます。ふりかけるのがタバスコか、山椒かで中華味でも
イタリアンでも両方味わえますゾ。あえてお勧めはできませんケド・・・。

 

 


デジャビュな夕食。

2012年01月27日 07時34分43秒 | グルメなのか?

 昨日の午前中、一件の仕事を済ませ、デジカメで撮影しようとしたら、ナンとチップがない!
しまった、しまった島倉千代子、パソコンに差し込んだまま出かけてしまった・・・・。

次の仕事場まで時間があったので、急いで帰宅。鍵を開けて部屋に入ったら、相方はルス
で、たたみ掛けの洗濯物が・・。ついさっきまで人の気配があったのに誰もいない。

まるで「メアリー・セレスト号」の船室(朝食の支度ウンヌンは捏造だったそうですけど)では
ありませんか!彼女はマイペースというか、モノゴトを途中で放棄して次の行動へ移ること
は、まずありえません。もしや、これは事件発生?

と、思っていたら相方からのメール。「金曜からの催事だと思っていたら木曜からだった!!!」

急いで実家に帰り、名古屋へ急行したそうです。ん~、アルチュハイマーが進行してますナ。

と、いうワケで、木曜から日曜まで久々の男ヤモメ。で、夕食は一昨日に食べきれなかった、
揚げソバ、鳥の唐揚げ、マーボー豆腐。これは連日同じメニューです。

この年で中華の連チャンは辛いモノがあるけど、食べ物は無駄にしちゃいけません。

「ワタクシの辞書には賞味期限の文字は存在しない・・・・。」

 

 

 


落日。

2012年01月26日 07時58分25秒 | Weblog

      

それでも この身を つつんでくれる 赤い夕日に 胸をあたため どうせ死ぬなら 死ぬ気で 生きて
生きてみせると 自分に云った。  歌 小林旭   作詞 川内康範(月光仮面の原作者) 作曲 北原じゅん

一番と二番の歌詞はネガティブだけど、この三番の歌詞が勇気を与えてくれますナ。

隠れた昭和の名曲です。(と、思っているのはワタクシくらいか・・・・・。)

 


京の雪。

2012年01月25日 08時05分03秒 | Weblog

 昨日の風景です。市内には積雪は見られなかったので、東京のように転倒事故は
ほとんどなかったようです。

ヨーロッパの庭は夏を意識して造園されており、対して日本は冬景色をイメージして
造られている、ってのを何かの本で読んだ気がします。確かにこの風景を見ていると
何となく納得できるような気もします。


鍋焼きウドン。

2012年01月24日 08時19分18秒 | グルメなのか?

 寒(さむ)おますなぁ・・。こんな時期に食べたくなるのが鍋焼きウドンです。「アタシャ、
真夏でも食べるもんネ。」というへそ曲がりもいますけど、私は素直?なヒトですから。

これは日曜日に某スーパーのフードコーナーで昼食でいただいた「海老掻き揚げ天入り
鍋焼きウドン」。海老は甘エビが三本。(多分甘海老だと思いますけど。)
   

ところで、鍋焼きウドンには鶏肉(京都ではカシワと呼びます)が入っているけど、これは
メインが掻き揚げのせいか、カシワ抜き。ま、これはこれで美味しゅうございました。


「けなし地蔵」浄香寺

2012年01月22日 10時47分56秒 | 京都非観光迷所案内

 以前ご紹介した「西雲寺」の隣にある浄香寺。「けなし地蔵」の存在は知ってましたけど、
まさか「星見地蔵」と「けなし地蔵」が同じ町内会だったとは・・・。
    

「けなし」と聞けば、「なんだんねん、あの家の嫁はんは、どないな育ちかたしてきたんや」
なんて非難する「貶し」(けなし)を思い浮かべる人もいるでしょう。

または、「毛無し」・・・・。朝、目覚めて枕を見て、抜け毛の多さに慄く今日この頃、オソロシや。

でも、その「毛無し」でもありません。「気」がない。脇仏の地蔵尊にお参りすれば、お産の気が
ないほど出産が軽くなる、という妊婦には大変ありがたい「けなし」なのです。
     

医療の発達していなかった昔は、出産や産後は命に関わる一大事、少しでもお産を軽くしたい
と、戦前は「門前市をなす」ほどのにぎわいだったそうです。

京都には「南山」という有名な焼肉チェーン店があります。その近くの産婦人科で友人の嫁は
出産したんですけど、通院のさい「いややわぁ~、かなんわぁ~」と申しておりましたナ。

あ、この話、ずい分前に一度した気がするゾ。かなりボケの「気」がでてきたようです。そういや、
ボケ封じの地蔵もあったよなぁ。探索してお参りしなくては・・・・・。

 


福知山城

2012年01月17日 21時46分50秒 | 旅ゆけば

 母親が入院、死去するまで数十年間、毎年墓参りに訪れていた福知山ですが、福知山城
には一度も登城したことはなかったんですよね。なんせ福知山の端っこでしたから、私市は。 


なんてリッパな太鼓橋・・・。息がきれます。

訪れなかった理由の一つに昭和に再建された、というのもあるんですけどね。



↓いきなり武将と遭遇。人形だと思ったら生身の人間でした。

この井戸は日本一の深さを誇るそうです。由良川まで通じているそうで深さは50メートル
もあるとか。↓

これは人形です。↓

天守閣から眺める由良川。↑

母方の先祖はこの城の家老だったそうですが、その子孫の私はこのアリサマ、申し訳ないでゴザル。