秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

白飯と混ぜご飯。

2010年04月30日 09時39分36秒 | グルメなのか?
今年の筍尽くしの〆は「筍ご飯」。大量にあった筍もこれですべて消費いたしました。
↓味噌汁は若布とヒメカワ。

筍ご飯も最初から筍を炊き込むのと、味付けした筍を後から混ぜる方法と二通りあるようですがウチ
は後者。ま、どっちでもそれほど味にかわりはないと思えます。(出汁の出る素材ではありませんからね)

このような混ぜご飯をこよなく愛する人もいれば、ご飯は絶対白飯でなきゃヤダって「白米
純潔愛米者」もいます。

以前いた工房の友禅の職人さんにそんな人がいました。当時は弁当業者が毎日配達してくれ
ていた(友禅弁当って名前でした)仕出し弁当が昼食だったけど、時折混ぜご飯の日もありました。

その職人さんは絶対その混ぜご飯は口にしない。オカズだけ食べたり、カップラーメンを
買ってきたりして昼食をすませていたけど、何かトラウマがあったんだろうか・・・。

ご飯といえば、混ぜご飯あり、お茶漬、チャーハン、丼とバリエーションの豊富さにおいて
パンとは比べるまでもありませんナ。(パンにもいろいろな料理方があると思いますけど)

丼、といえば近頃よく「贅沢海鮮丼」なんてのが紹介されていますが、ワタクシ、あれは
どうも食指が動きません。(嫌いではないのですが)

やはり、刺身は刺身としていただきたい。(ビンボー人根性なんでしょね)

それと、やはり丼という名を冠する以上、「タレ」の存在なくして丼を名乗るなかれ、
という頑迷なオヤジですワタクシ。

たまり醤油とワサビがタレではないか?なんてチョコザイな意見は聞きたくないぞ。

やはり、「具」、「つゆ」、「米」の三位一体が丼の基本。(だと勝手に思い込んでます)

だから、カツだけが乗っかったカツ丼など私の範疇では丼とはよぶことはできまへん。
それなら、別々におかずとしてカツを食せばよいではないのか?

単に店側が食器を洗う手間をはぶく、または付け合せをだすのが嫌だったという手抜き感
が感じられてしまうのはワタクシだけでしょうか・・・。

世間では大型連休がスタートしたというのに、アホことばかり考えている今日この頃・・。


目覚めの「蚊」

2010年04月29日 09時18分43秒 | Weblog
今朝がた寝床の中で夢ゆうつつの状態で聞こえてきた「蚊」の羽音。

車や工事の騒音と違ってかすかな音量なんですけど、騒音なら多少は我慢できるけど、コイツ
はいけません。芋虫みたいに布団に包まって自己防衛。ワタクシの場合これでやりすごし
ますけど、相方はそうはいきません。

蚊の気配を感じるやいなや、ガバッと起き出だし電気のスイッチをオン。そして耳をすませ
てターゲットをしとめるまで再び寝床には戻らない・・・・。

ちょっと想像してみてください。

真夜中(もしくは明け方)、ふと目覚めてみると灯りが煌々と灯っている。
そして隣を見ると奥さん(もしくは恋人)が布団の上に座って虚空の一点をじっと凝視している。

怖い・・・・。

思わずコチラも布団の上に正座して「なんだか知らないけど、ゴメンなさい」と謝って
しまいそうになるではありませんか!

今朝の蚊は相方の耳元付近を飛行していなかったらしく、命拾いしたようです。
どうやら吸血型?の蚊では無かったようでワタクシも血を吸われず、まずはメデタシ。

いつも不思議に思うんやけど。

2010年04月28日 14時36分03秒 | Weblog
店への通勤は基本的には自転車です。

だけど雨天時はバスを利用してます。
(一度傘をさして走行中おおこけしたもんで)

で、何が不思議かといえば、「時刻表」。

21分とか43分とか実に細かく刻まれていますよネ。

ツラツラ思うに、今の交通事情をおもんばかると、
どう考えても時刻通りの運行は不可能ではないか?
と思うんですけど。

10分刻みとかで良いんではナカロカ?

かえって時間通りに来ないとイライラする
だけだし、いっそ「だいたい15分頃とか、多分30分」
とかならワタクシもおとなしく待つんですが、
2、3分遅れただけで辛抱できない私、
いつも「ア~辛抱できん!」と歩き出し、
途中でバスに追い越される事もしばしばあります。

特にこの桂小橋、市バスと京阪のバス停が
同じなんですが、時刻表では数分ズレてる
のに、ナゼか2台同時に来る事が多いんですよね。

桂駅までは料金は同じだからどっちに乗って
もいいんですケド、やはり先に来た(時刻表的に
には遅れてます)市バスに皆さん乗車します。

あれってわざと嫌がらせで遅れてるんでは?
なんて勘ぐってしまいます。

てな事考えながら今日は後ろの京阪バスに
揺られて店までやってまいりました…。

お旅所。

2010年04月27日 09時31分14秒 | 京都非観光迷所案内
一昨日の松尾大社神幸祭で桂川を渡った神輿はドコへ行くかといえば、この「七条お旅所」
で「お帰り」の日(今年は5月5日)を待ちます。

場所は七条御前通りを南へ下がった七条小学校の隣。私の子供の頃は境内はもちろん、
御前通りいっぱいに屋台が並んだものですが、今では境内に数ヶ所みかけるだけ・・。


昔は今ほど娯楽もなかったから、「お旅所付近」の子供たちにとっては一大イベントだったん
ですが、年々寂しくなっていく様子です・・・・。

西高瀬川。

2010年04月26日 12時35分28秒 | 京都非観光迷所案内
高瀬川といえば森鴎外の「高瀬船」を思い浮かべますが、この西高瀬川はまったく無関係。

ものの本によると京都には高瀬川という名の川が五本ながれているそうです。

流れている地区は市内各地に分かれており、それぞれ鴨川に流れこんだり、宇治川、桂川と
つながっています。高瀬川、という名は高瀬船が行き来していたところからそう呼ばれたそうです。

しかし、普段の生活でいちいち川の名なんてよほどの大河以外気にかけていませんよね。

まして江戸より昔なんて、自分たちが暮らす村、町を出る機会は庶民にはほとんどなかった
でしょうから、川の名など覚える必要もなかったでしょうし。

この西高瀬川も普段はほとんど水の流れの無い川ですが、大雨が続くと川相は一変します。

いつもは役立たずだけど、いざとなったらやるもんだ、なんて感心してるのはワタクシくらい
でしょうけど・・・。

そうすると、人知れず山の中に作り続けられている「砂防ダム」も役にたっているんだ。

なんてことは無い。ダム付近には砂が滞積され、水は澱んで廃水化しております。
一般市民の目が届かない山中など利権の宝庫だったんでしょうね。

おっとまた迷走。珍しく真面目話をしてしまいました。真面目ついでにこんな言葉で本日はオシマイ。

「山川は天下の源なり。山又川の本なり。古人の心ありてたて置きし山沢をきりあらし
一旦の利を貪るものは子孫亡るといへり」  熊沢蕃山 (1619~1691)

祭りだ!酒だ!

2010年04月25日 13時53分00秒 | Weblog
今日は松尾大社の「神幸祭」。

御輿が船に乗って桂川を西岸から東岸へ渡ります。

そして本日は当店のリニューアル一周年
パーティー第一弾。(二弾は29日)

出欠の確認は取ってないから果たして何人
来られるのかは不明。

一応2時スタートだけど、どうなる事やら…。

キャベツと筍。

2010年04月24日 09時38分50秒 | Weblog
これだけ天候不順が続くと体調管理が大変だけど、台所を預かる主婦の皆さんも野菜の高騰
に頭を悩まされているでしょうね。

なんて人ごとみたいに言ってますけど、我々飲食店関係者にとっては笑い事ではありませぬ。

キャベツ一玉が500円近い値段なんてありえない・・・・。

ウチは小店ですから消費する量もしれてますけど、お隣のお好み焼き屋さんなどは大変で
しょうね。(他店の心配するほど余裕はアリマセンけど。)

昔から言われる「里が不作の年は山は豊作」、その言葉通りなのかどうかは分からないけど
今年は筍は当たり年のようです。

takeちゃんが持参してくれたのを半分以上消費して一息ついていた昨夜、T社長がいつもの
ように愛犬のチビを連れてご来店。片手にはチビのリード、そして反対の手には「筍」。

我が店に筍の神が降臨したのか・・・。

さっそく相方がチリメンジャコと山椒で煮付け。↓おおきにです~。


後記。4月10日投稿の有栖川の有栖とは荒樔、荒瀬のことで禊祓いを行う斎場を意味しており、
元禄時代の書物には京には三本の有栖川が流れていたそうです。ってだれも覚えてないか・・・。

なんとか一周年。

2010年04月23日 09時23分09秒 | Weblog
まぁいろいろありました・・・・。

昨年末には転業の危機もあったけど、お客様になんとか支えられて春を迎えることが
できました、おおきにです。

とはいえ、まだまだ利益を生むまで道は遠いですけどね。なんせ朝晩働いているけど、
ワタクシも相方も未だ給料ってのはないですからねぇ。

しかし去年はずっと支払いごとに持ち出ししてましたから、一歩前進か。(半歩?)

まだ安心はできないけど、日々精進努力いたしますのでこれからも宜しくお願いいたします。

昨日は大笑い。

2010年04月22日 08時25分21秒 | おもろい関西人。
昨日ランチ営業中に相方から電話。(お昼は一人でやってます。)

「今日のお昼のNHKの番組で東向町、激辛商店街を紹介するよ~。」

カラマニヨン人のワタクシ、以前から興味があったもんでさっそくチャンネルをNHKに。

伊藤麻衣子さんとアナウンサーが商店街の激辛店を紹介していくのですが、その中の一軒、
広島焼きの店でのこと。

店主が焼きそばに秘伝の激辛ソースをかけたのはいいけど、テレビ出演で緊張してたのか、
多分いつもより多目に振りかけたんでしょうね。いきなり店主はゲホッとむせ返り。

次に伊藤さん、アナウンサー、店のスタッフ、そして周りのお客さんも全員おおムセ。
レポートどころではないんだけど、そこは国民放送、懸命に喋ろうとするのに「ゲホッ!」

いやぁ、TVみてあんなに大笑いしたのは久しぶりでした。民放ならハプニング大賞間違いなし。

昨日といえば、21日は当店を私たちが始めてちょうど一年目。そして相方の誕生日でもあります。

いくつになったって?それは言わぬが花。ただ年齢は私より一回り下だけど、態度は二周り
上、とだけ言っときましょう。(このブログを相方が見ないことを祈ります・・・。)

店としてのリニューアル一周年記念行事は25日と29日。この日はお昼から飲めますョ~。




筍づくし。

2010年04月21日 09時13分33秒 | グルメなのか?
一昨日の夕方、takeちゃんから「また筍あるけど、いる?」て電話がありました。

「おおきに、いただくわ」ってことで持参してくれたのはいいけど、なんと大小取り混ぜ
10本近い本数・・・。なかでも最大は40センチ以上。いくらなんでもコリャ食えんダロ、
と店に飾っておいたら芸大出のお客さんが部屋のオブジェにしたいって言うからプレゼント。

一度では処理できないから二度に分けて下茹で。筍の皮をむきながら、そういえば「筍生活」
って言葉がフト浮かんできたけど、今時こんな言葉知ってる人も少ないだろなぁ。

朝昼晩、毎食筍を食する生活、では無くて終戦後の食糧難の時代、国民は衣料品を食品に
代えて餓えをしのいでいました。筍の皮をはぐような暮らしをそうよんだんです。

もちろん私も言葉でしか知りませんけどネ。今みたいに千円以下のジーンズが発売される
時代では想像もつかないと思いますけど・・・。

定番の若布煮、土佐煮、天麩羅、かき揚げ、筍ご飯etc。相方の実家にもおすそ分けしたけど、
まだいっぱい残っております。我が人生でこんなに筍を食した春はなかったぞ。

因みに今朝は筍チラシ。(錦糸卵を見てヨロコビを感じるのは私だけダロか?)

今日の店のお通しは筍と豚肉のオイスター炒めです。