秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

ぺヤング・激辛!やきそば。

2013年03月29日 09時14分09秒 | グルメなのか?

 少し前の昼ころ、ボンヤリとTV観てたら、深夜番組の再放送で、
コレを取り上げていたんです。最初のほうを見逃していたから、
断言できませんが、入手困難な商品と紹介していた気がします。

生産量が少ないのか、販売ルートが多くないのか?その辺も聞き
逃していたんですけどね。

日清製品で育った?関西人にはぺヤング自体、さほど馴染みが
ないってのもあるかも知れません。(最近はそうでもないけど)

そこで先日、相方とスーパーにいったとき、インスタント食品の
コーナーを探索したけど、やはり見当たりませんでした。

 

イオンだから、かなりの品揃えはあるんですけどネ。ぺヤングも
大盛りなどは陳列されていたけど、入手困難はホントだったんだ。

と、感心しながら帰宅、買い忘れの品があったので、近所のコンビニ
へ寄ったら、なんとコレが山積されているじゃないですか!

やはり大手スーパーに対してコンビニは対処が早いというか、小回り
が効くというか・・。幸せの青い鳥は、すぐ近所にいたのね・・・・・。

当然、イッケ購入。しかしナゼか封を切らずじまいでした。別に理由
はなかったんですけど・・・。

ところが先日、出張中の相方からメールが。「横浜のドンキで二割引き
で買ったもんね、ほいで食ったもんね。マジ、辛いぞ、ちょっと残した・・」

相方も辛味に対してはかなり免疫のあるほうなんですけど、ほぅ~、そんな
に辛いのなら、一つ試してみますか?

TVでは関ジャニのメンバー(すんません、名前知らないもんで)は辛さに
むせていたけど、マツコDXさんは「コレ、美味い!辛さはぜんぜんOK」
とおっしゃってましたが・・・・・。

この年で一つ賢くなったこと。具材のキャベツは麺の下にセットすると、湯きり
のときにフタにくっ付かない。ナルほど・・・・。
 

で、いよいよ試食。ソースの色はそんなに濃くないですナ。一口目を啜って
噛み噛み。(カラマニヨンはこのような場合、強く啜ってはいけない、という
経験から得た知恵があります。)

ん~、コレはきますね。リーの30倍ほどではないけど、後口にもかなり辛さ
が残ります。でも美味いな、けっこう。ビールがススム君だわ、こりゃ。

発汗の良い人ならかなり汗だくになるでしょう。でも私の場合、「おたすけ
マヨネーズ」は不要です。(顔のデカイ人間は辛味に強いのかも?)

 

 とはいえ、辛味としてはこれぐらいがリミットでしょう。これ以上は危険、
といか味自体が分からなくなる恐れがありますネ。

こんなワタクシ好みの焼きそばを開発してくれたメーカーに敬意を賞して
社史をちょっと拝見。気になる商品を挙げてみました。

1985年に発売された「ラーメンライス」 「ラーメンチャーハン」87年には
「餃子ラーメン」・・・・。(どれも今では販売されていないと思うけど・・)

やはり、この「まるか食品」はチャレンジャーだったんだ・・・。今、販売されて
いたら、ちょっと食べてみたい、ことはナイな、やっぱり・・・・・・・・・。


柏原散策。

2013年03月28日 11時49分00秒 | 旅ゆけば

 相方の仕事が兵庫県の氷上ってトコでありまして。最終日、たまさかワタクシ、
体が空いていたもんで、「なんだったら、迎えにいきまひょか?」ってな話になりました。

「しんどかったらエエよ~」と相方はのたまいましたが、ここ数ヶ月、ほとんど京都を
離れることが無かったワタクシ、気分転換をかねてハンドルを握ることと、なりやした。

と、いっても高速を利用すれば1時間ちょっとの距離なんですけどね。しかし私の場合
時間があるときはなるべく地道を走りたい人間であります。

そこで9号線から亀岡へ、そこからは「デカンショ街道」を経て176号線を北上、「柏原」
に到着。催事会場のある近辺は典型的郊外型都市(というか村に近いか)で、コレと
いって興味をそそるモノがなかったので、手前の「柏原」を催事終了の5時過ぎまで
ブラブラ歩き。

ところで、「柏原」の読み方ですが、一般的には「かっしわばら・よっしえでぇ~す」(こりゃ
また古い話であいすいません)の「かしわばら」だと思うんですけど、実は違います。
(もしくは「かしわら」)

「かいばら」、と読むんですわ。どうしてこんな読み方をするのかは、分かりません。興味
があまりナイから調べる気もない。


これがJR福知山線「柏原駅」。なんとなく「道の駅」風ですナ。いや、もともと鉄道の駅があって
「道の駅」は後からできたんだから本末転倒か。(日本語の使用方法、間違ってたら先に謝っと
きます)

いつものごとく、いきあたりばったりで決めたもんで、下調べもなんもなし。こんなときは、まず
駅中の観光案内所で情報収集。

で、待合室に足を踏み込んだ・・・。「案内所」、アリマヘン・・・・・・・・・・・。

慌てない慌てない。別に土産物買うために訪れたんじゃないし。こんなときは近辺を見回して、
マップを見つけりゃいいんです。

「観光マップ」ありましぇん・・・。置いてあるのは「有馬」や「城之崎」のチラシばかり。

そこで最後の手段、窓口の駅員さんに「あの~、この辺りの観光地図ってないですか?」
と尋ねたら一瞬怪訝な顔をされたけど、引き出しをアチコチ開けて、やっと一枚の地図を
手渡してくれました。もしかして最後の一枚かも?

その貴重な地図を手にまずは駅近辺を見渡してみます。
 
ダレも憩ってない。↑
 
おっ、ちゃんと観光案内の看板もあるではないですか。しかし旧式のポストまでスポットに
してしまうとは・・・。ま、珍しいっちゃ珍しいけど。↓
         

一応城下町(いや、失礼)なんだそうで、まずは町並み拝見。
  

  
  
これは近年作られたモニュメントですが、もとのモデルはコチラ↓
  

織田信長の次男信雄の子孫が柏原藩の藩主ですが、この「太鼓やぐら」はそれ以前の前任地
であった宇陀時代の墨書銘も確認されているそうです。

織田家廟所や柏原藩陣屋跡、新井(にい)神社なども散策したかったけど、この日は精力的に
観光する気もなかったので、とりあえず近場で間に合わせときます。


これはチョッチ感動モンでした。「木の根橋」といって樹齢1000年の大けやきの根が橋の
ように川を渡っています。丹波攻めの折、明智光秀がこの辺りに本陣を構えたとか。

 
その近所の観光案内所。当然閉ってます、観光客なんて一人も見かけなかったもんね。

ここからすぐの八幡神社がちょいと気になったもんで、足をそちらに向けます。ちょうど小中学校
の下校時間でありました。すれ違う子供たちがみんな「こんにちわ~」、と声かけてくれます。 

ん~!いいではないか、別に観光客なんて来なくっても!「お買い物マップ」(後で豆腐店で
入手)に記載されている店が数件消滅していたって、それがどうした。
 

八幡神社なんて別に珍しくもないや、てな理由があったのかどうかは知らないけど、この社は
マップではとりあげあげていません。
    
この石段を見て、ちょいと怯みましたけど・・。丘の高さからしてコレはほんの序の口
であろうことは間違いナイ。

ま、ここまで来たからにゃ、なりゆきじょう仕方ないやね。途中の山門で一休み。
  

 

 

    
やはり、社は一人静かに参拝するもんだ、と再確認。常日頃、神殿に向かって
手を合わすこともないヤカラが、なぁにがパワースポットで力を貰うダ。

おっと、いけません、ヒネクレ爺にまた変身しちまうトコでした。(もう手遅れかも)





   
だ、そうです

   

サテ、ボチボチ相方の催事も終わるころだけでど、もう一箇所どうしても
観ておきたい場所があります。

それが「おさんの森」。近松や浄瑠璃に興味のないヒトなら、「ナニ、お産の森?
産婆(これも死語ですナ)が住んでいる森のこと?」なんて思ってしまうかも。

ここで話をすると長くなってしまうから今回は簡単に済ませますけど、京の大経師
の妻「おさん」と手代の茂兵衛の不倫疑惑を主題にしたお話です。

      

 

「おさんの森遺跡」には真新しい鳥居も建ってますけど、ワタクシ的には、このような鬱蒼とした藪の
ほうが「道ゆき」の花道にふさわしい気もするんですけどね。
     

おまけ。
  

  
なんだか伏見人形と相通ずるものを感じます。丹波地方は土師師の暮した土地ですから、その
辺りに共通点が見出せるかも知れません。

なんてまたいい加減なコト言ってますけど、いいんです、個人的ブログですから・・・・・。

 

 


 

 

  

 


金沢カレー。

2013年03月24日 12時11分03秒 | グルメなのか?

 スーパーで買い物をしていた相方が、なぜか唐突にレトルトカレー
が食べたくなったそうです。(しかもボンカレー)

で、レトルトカレーのコーナーで見っけたのが「カレーのチャンピオン
(もちろんボンカレーも購入。)

このチャンピオン(チャンカレーというそうです)は金沢カレーのパイオニア
とうたい文句にありますが、ワタクシ、金沢カレーなる存在を初めて耳に
いたしました。金沢の皆様、お許しのほどを・・・・・。

 
上が辛口(相方用)、下が大辛(ワタクシ用)

相方は買って帰ったのはいいけど、その後催事が連ちゃんで、チャンカレー
もボンカレーも食べる機会もなく、国内を漂っています。

そこで、ワタクシ用に購入されたチャンカレーを一人寂しく(は、ないけど)
頂いてみました。

普通に白米でも良かったんですけど、それじゃ余りに芸が無い・・。そこで
私のメモリアル・フード、「焼き飯カレー」で食してみやした。

高校生のころ、バイトしていた店の人気メニューの一つで、ピラフの上に業務用
カレー(ちょっとだけカレーパウダーを加えた)をかけたシロモノ。

ピラフのできはイマイチ(火力が弱いコンロなのでしょうが無い)だったけど、
カレーの味は悪くはなかったですナ。

しかし、パッケージに書かれた「一度食べたらクセになる味」ほどではナイ。
いや、これは個人的好みがあるからアテにはなりませんョ。

こういった有名店のコラボ商品は店にとっては両刃の剣だと思いますね。

「なんだ、この程度かぁ」と思われるか、レトルトでこれだけの味なんだから、
店に行けばもっと美味いのかも?と足を運んでもらえるか?

貧乏舌の私でも確実に言えるのは「ホントの味を知りたければ、その店に
でかけるべし。レトルトは以って非なるシロモノである」、ということであります。

 


いろいろ、あらぁナ。

2013年03月23日 10時42分14秒 | おもろい関西人。

 なんだかワケの分からんタイトルですナ。翻訳?すると「人生それぞれ
いろいろな出来事がありますよね。」と解釈いただければ幸いであります。

このブログにも登場したo君、とうとう定年間近に退職・・・。つうか解雇
です。私たちは彼のこと「奇跡の銀行員」とよんでいたんですけどね。

原因はいわずと知れた酒・・。詳しくはプライベートに関わることですから
省略しますけど、バカヤローです、あとちょっと、おとなしくしていたら・・。

ま、済んだことは仕方ない。済んだといえば相方も無事横浜に到着、業務
をこなしているようです。

確かに催事がたて込んでくると日にちの感覚が麻痺してくるんですよね。

私もありました。・・・「のぞみ」の指定席に腰を据え、さあゆっくりと読書
にいそしもうと思っていたんですよね。

名古屋で乗り込んできたサラリーマンの二人、私の席の前で立ち止まり、
チケットと席番号を見比べている・・・。

「なんだ、このやろ、文句あっか!」と睨みつけはしなかったけど、不審げ
な顔している私にサラリーマンの一人がオズオズと話しかけてきました。

「あの・・・・。この席、私の予約席になっているんですけど・・・・・。」

んナ分けないだろ、もしやJRのダブルブッキング?と思いつつも、ホレ、
我がチケットにイササカも不審点はなかろうぞ、と彼にチケットを見せたら。

「あ、コレ、明日の日付ですョ」とサラリーマン氏はおっしゃいましたネ・・・。

数年前の話だから、その後京都にいったん帰ったか、予定先で一泊
よけいに泊ったかは忘れましたけど、ま、いろいろあらぁナ・・・・・・・・。


北風はピープーだったのか・・・?

2013年03月21日 13時23分58秒 | おもろい関西人。

 そちこちで桜の開花が伝えられている、この季節にナンですけど、
「たきび」という童謡がありますナ。

先日、車中でこの歌をなにげなく歌っていて、助手席の相方から
「ソコ、間違ってるやん」と突っこまれたワタクシ。

「え、どこがやねん、ワシ、子供のころからずっとこうやで」

「違うって!」と、再度注意されたのが、「北風ぴゅ~ぴゅ~吹いている~♪」
の「ぴゅ~ぴゅ~」の部分。

「そこは北風ぴ~ぷ~、やん」

「ぴ~ぷ~?ぴ、ぴ~ぷ?びゃやははっは~!!ぴ~ぷ~、って、それ救急車
じゃあるまいし、ふっえ、ふぅえっ、あ~オカシ」と、さんざんバカにしたワタクシ
でありました。 その時はそれで済んだんですけどネ。(相方は不満げだったけど)

夕刻、家に戻って食事中、またその話題が持ち上がったワケであります。

しばらく携帯をいじっていた相方、「ほうら!ネットで調べてもぴ~ぷ~に
なってるし!!!」と勝ち誇った顔・・・・・・。

「え!なななんですと!!」そのとき、数10年間築き上げてきた「あいでんてい」
がグアラグアラ音をたてて崩れ落ちていきましたネ。(そんなもんないけど)

北風はぴゅ~ぴゅ~、という固定観念に縛られていたんだろうか?
いや、七条地区ではそのように教えられていた、ワケないか・・・・。

童謡の歌詞としては確かに「ぴ~ぷ~」のほうがふさわしい気もするけど・・。
今だすんなり納得できかねる私であります・・・・・。

 


越前・谷口屋の「おあげ」

2013年03月20日 10時38分24秒 | グルメなのか?

 これは以前相方が福井催事の折、土産で買ってきました。で、今回
も福井に行ってきたのかというと、そうではありません。

17日まで彼女は奈良で催事でした。その呉服屋か問屋かは知らない
けど、来客用の土産として用意していたのが余ったから貰って帰って
きたのです。

  

なんでなんの脈絡もない福井の「おあげ」を土産にしたのか?ってえと、
TVの県民ショーで大変人気のある商品でしかも美味い、と紹介された
からだそうです。ん~、呉服の企画もだいぶん、いき詰まってきてますナ。

一枚がかなり大ぶりなもんで、半分は実家に置いてきたそうですが、それ
でも厚揚げほどの厚みがあるから、二人で食べるにはちょうどかも?

で、昨日の夕飯にいただく予定でありました。朝、(昨日)次の催事会場へ
の交通アクセスを調べたいから、と言いつつPCの画面と依頼書をにらんで
た彼女が突如オタケビをあげましたね。

「エエエエエエ!!!ちょっとお~!前入りで今日からやん!!」

と、依頼書を見せてもらったら、確かに19日~、になっています。大慌て
で着替えをする相方。そういえば以前もこんなコトあったぞ。

まぁ、場所は横浜だし、着物などは昨日実家で用意していたそうだから、
大事には至りませんケド。(新幹線も12時過ぎのだし)

「炊飯器に米といで置いてあるから、テキトーにスイッチ入れてなっ」と
言いつつ彼女は横浜へ。残された大揚げ、一人で食べるしかないワナ・・・。

 

 


スジをトル人、トラヌ人。

2013年03月19日 10時09分47秒 | Weblog

 ボチボチ蜜柑の季節もお終いですナ。去年の激暑のせいか、
今シーズンの蜜柑は糖度が高かったような気がします。

私のような貧民がスーパーで購入している安売りのでも、けっこう
甘味がありましたね。なにかイケナイモノでも注入しているのでは?
と、勘ぐりたくなるほどです。(マサにゲスの勘ぐりです)

激暑を差し引いても、年々甘く改良されているのは農家の方の努力
のおかげなのでしょう。阿部クン、そこんとこ忘れないヨーに。

ところでこの蜜柑のスジなんですけど、大雑把にとる人、綿密に一筋
残さずとらねば気にいらない人、そしてまったくとらない人がおります。

 

私の場合、まったくとらない。皮をむいて、三つほどに割ったら、その
まま三口でゴックン・・・。蜜柑農家の人たちに顔向けできない食べ方
をしております。この場を借りて深く謝罪いたす所存であります。

兄はそうではなかった。そこまで神経質にとらいでも・・・っつうくらい
一筋一筋丁寧にとっておりました。

それがその後の二人の人生の明暗を分ける予兆であった・・・。

着実な生活を歩む兄、エー加減で行き当たりばったりのような
暮らしを続ける弟。

これから人生のパートナーを求めようとしている人は、こっそり相手の
蜜柑の食べ方を観察するが、ヨロシイアルョ。

ま、確証の無い話はどーでもいいか。しかし、世の中、スジをとる、とらん
じゃなくて、スジを通さない人間が多すぎて困ったもんダ。

え、ワタクシのコト?いや、私の場合、それ以前の話・・。もうちっと生き方
にビシッとスジを通しなさい!と、自己反省・・・・。

三月末から新企画で頑張る予定です。今までご迷惑、ご心配をおかけした
方々、どうか暖かくなくっていいから、緩やかな目でみてやっておくんなまし。

なんてふざけているようですが、いや、もうホント後がないですから・・・・。

 


新撰組最後の屯所、不動堂村。

2013年03月19日 07時05分41秒 | 京都非観光迷所案内


H15年に建てられた新撰組石碑。場所はリーガホテル前。

新撰組の屯所といえばだれもが思い浮かべるのが「壬生」。(思い浮かべ
ないヒトもいると思いますケド)。しかし180人にも隊士がふくれあがった
隆盛期(慶応元年頃)、住宅問題がもちあがってきたワケです。そこで

近藤さんが「こりゃ、困ったの歳よ、なんとかせにゃなるめい?」と言ったかどうか
はともかく、

「ふふふ、それについちゃ、ちょいと名案があるぜ、コンドーさん」、と答えたか
どうかも知らないけど、なにかと因縁のあった「西本願寺」に無理難題をふっか
けたんですよね、歳三さんは。

「東本願寺」が禁門の変で丸焼けになったことも理由の一つですが、東に比べ
「西本願寺」はどちらかといえば長州ビイキだったとか。

移転問題が持ち上がり、「おにっさん」(西本願寺)は大慌てで、袖の下をばらまい
たり、接待攻勢でなんとか切り抜けようとしたけど、腹にイチモツある歳さんは
ガンとして譲らず、とうとう境内北側の集会所に屯所の看板を掲げちゃいました。

さあ、それからが大変ですわな。調練と称し、大砲はドンドンぶっぱなすわ、局中法度
を破った隊士の首をコロコロ切り落とすわで、門主はじめ坊さんたちはノイローゼ状態に。

「あ~、もうかんにんどっせ~!こうなったら土地も建てもんも、え~っい宿替え代も
全部持ちまっさかい、どうぞ引越しておくれやす~。」てな話になったとか。

こうして新撰組は濡れ手に粟で、新本陣を手に入れたのです。場所は「おにっさん」
の西南の不動堂村。土地の広さは約100メートル四方、御殿のような本陣だったとか。
 

バブルの頃の悪徳地上げ屋も顔負けですナ。

そうして完成した屯所(1867年6月15日)ですが、その年の10月には大政奉還、
ホントにバブルのように新屯所は歴史の表から姿を消してしまいました。

その最後の屯所があったのがこの付近だそうです。

その後の新撰組は東へ北へと転戦を繰り返し、やがて消滅・・。「ホレみてみ、仏罰
じゃ、仏罰じゃ」、と信徒たちは言ったとか言わなかったとか。きっと言ったんダロナ。
        
  


大魔神復活。

2013年03月16日 21時25分33秒 | 京都非観光迷所案内

 大魔神か・・・。しばらく前の京都新聞に映画美術関係の会社の倉庫に眠って
いた大魔神が大映商店街の人たちの懇願で復旧されている、って記事を目に
したけど、とうとう復活しましたか・・・。

    

ハニワの優しげ、というか無表情な顔が悪辣な代官たちの横暴にプッツンした
とたん、不動明王のようなオソロシゲな顔面に変化するんですよね。

握り拳を固めた片腕を顔の前に持ってきて、下から上にグイっと上げると変身
(この場合変顔か。)今のヒーローたちのように変身に必要なアイテムも無くて、
コスチュームも地味ぃなハニワの鎧のまま。予算もそんなになかったんでしょうナ。

それでも子供たちには人気がありました。時代劇と怪獣(この場倍は魔人か)との
シュチュエーションは目新しい感覚でしたからね。

で、その大魔神にナツカシのご対面のため、大映商店街へ。なんて暇人ではナイ。
いや・・・その・・実は右京区役所にのっぴきならぬ用事がありまして・・・・。

ちょいと足を伸ばせばくだんの商店街。こりゃ行きますよね、ついでと言っちゃなん
だけど。なんか言い訳がましい「大暇人」であります。

この商店街は以前、「京都商店街巡り」のカテゴリーで紹介したからスルット、スルー。

今年に入ってから有名時代劇俳優や、スタッフがヒイキにしていた食堂がまた一軒
閉店。話はまた迷走しますけど、NHKのアーカイブスでこの商店街を紹介していました。

なんと、ある場面であの故川谷拓三さんがパチンコ屋で鬘をつけたままパチっている
姿が映しだされていました。まだ「仁義無き戦い」でブレークする前だったはず。

たしか大映商店街だったと思いますけど、間違っていたらスンマセン。ま、それほど
京都の街と映画は密接な関係にあった、ということです。

では軌道修正。この日は車じゃなくて自転車でお出かけであります。区役所で用事を
済ませ、4分ほどペダルをこぐと、商店街東側入り口に到着。
             

胸トキメカセ(てはいないけど)て、ようやく感動(これはチット感動)のご対面~!です。 

 

やはり、この街には鉄人28号じゃなくて、大魔神でしょ。とミョーに納得したシダイであります。

以前一緒の工房にいたKさん、若い頃にこの大魔神にエキストラで出演してしていたそうで
す。「鎧着せられてなぁ、なんにもない空に向かって槍を突き上げるんや。あとで別撮りした
大魔神の画像と合成するんやけどな、なんかアホみたいやったなぁ」と懐かしんでいましたナ。      

   
商店街の中にある「うずキネマ館。」大魔神も常時放映中。Kさんがドコにいるのか今度
じっくり探してみますか・・・。

          食事もできます。 

そのKさんも癌で数年前に逝ってしまったよなぁ。生きてりゃ皆でこの像の前で写真撮影
したでしょうね。

おっと、柄にもなく湿気ちまったい。最後に一つ。ナゼかワタクシらの子供時分に学校に一人
は「大魔神」ってあだ名の子がいましたね。

クラスにいたのはI君という男の子でした。今思えば男前の部類に入るんでしょうけどね。
そういえば野球選手にもいましたナ。とにかく、似ているのが男でよかったです・・・・・・・。

最後にオマケ。区役所と商店街の途中にある病院。サテ、クイズです。この病院、ある映画
の一シーンに使われました。ヒントは「階段落ち」。
   

大魔神に再会したいヒトは嵐電「帷子の辻」駅で下車したほうが便利ですが、
ちゃんとした?観光も兼ねて、という方は広隆寺駅で下車、弥勒菩薩とご対面
した後に、ってのもアリです。

 

 

 


ラーメン「神来」

2013年03月15日 11時24分19秒 | グルメなのか?

 ながぁ~いブランクの後、さりげなくラーメン店の紹介で復帰・・・・。

なんせ、このブログが私の生存証明になっているみたいで、あまりに
長いこと休んでいたら、「しぶとかったケド、とうとうくたばったみたい
だぞ」なんて噂を流すヤカラが私の身辺には多ございまして・・・・・・。

いろいろワケアリでしばらく外食もできず、久々に出張から帰った相方
とたまにゃラーメンでも行きやすか?つうことでやって来たのが「神来」
 

場所は西大路四条(阪急西院)を東、一筋目の北側。ここは以前「ナッツ」という
アメリカンバーでして、何度か飲み会にも利用させてもらっていました。

それがいつのまにか「情熱ホルモン」に替わり、気がつけばラーメン屋になっとりました。

今回いってみようか、つう気になったのもそれも理由の一つです。というのも、「オヤ、
こんなトコに新規開店の店ができとるがナ。今度また行ってみますか?」

なんて話てると、いつのまにかシャッターに閉店の張り紙・・。まして数年で商売替え
している場所だし。(すんません、縁起でもないコト言っちまいまして)

  

これは十二時前の状態です。昼には満席、ワタクシの心配は杞憂に終わったようで。

  

「特製炙りチャーシューメン」も気になったけど、ここはシンプルに「チャーシューメン」に決定。
どこがシンプルやねん、という突っこみはおいといて・・・・・。

  
ネギ多め、麺硬でオーダー。麺は相方いわく「ビミョ~な細麺」。チャーシューはてんこ盛りですが、
薄くスライスされているので、食べやすし、きよし。(久々にしょーもないコト言えて満足)

味の好みは千差万別で、私自身も批評できる舌は持ち合わせておりませんので、
控えさせていただきますが、仕事先の近所にあれば、週1,2度は通わせてもらって
も良いかな?て、トコです。(それ以上はメタボ警戒ランプが点滅するもんね。)

相方のセットで注文したチャーハンは見た目は?でしたが(盛り付け方やろね)、味は、はっきり言って
おいしゅうございました。(あくまで、二人の個人的感想でありますが)

久しぶりの投稿、リンクやアップロードの方法を忘れとりゃせんかナ?とイチマツの不安があり
ましたが、どうにか覚えていて一安心。これ以上間が開くと自信ないケド・・・。

とりあえず、ワタクシ、生きてまっせ~!(かろうじて・・・・・・・)