秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

コーヒー茶漬け。

2010年01月31日 09時55分03秒 | グルメなのか?
今朝はトーストにしてみました。PCをさわっている間に目玉焼きが焦げちまった・・・。

飲み物は砂糖抜きのカフェオーレ。これは一般的ですよね。ところが・・・。

ウチの常連さんにJちゃん、という女性がいはります。役職にもついているバリバリの
キャリアウーマンですが、現在は一人暮らし。

でも朝食は必ず採るのが彼女の信条。なんですけど・・・・・。

「朝ってめちゃ忙しいやん。だから時々お茶漬けにするんやけどね。お茶入れる時間無いし
コーヒーかけて食べるのよ」

「えっ、コーヒー?」と、聞き返す私に彼女は、

「そう、コーヒー。あ、でもアメリカンよ。」  いや、そういう問題ではナイんですケド。

まぁ、それなら食後のコーヒーも飲まなくていいか・・・・・。

昔聞いた話ですけど、プロ野球選手で夏場に食欲のないとき、サイダー茶漬けを食べる
人もいたっけ。

ウチの裏メニューの鶏飯(けいはん)もいってみれば、スープ茶漬けみたいなもんですナ。

ところで、「牛角」のキムチのCM、まるっきり「永谷園」のお茶漬けCMのパクリですよね。
プランナーが同じなんでしょうか?(そんな安易な考えのプランナーはいないと思うけど)

うどんのGU

2010年01月30日 09時32分44秒 | グルメなのか?
どうしてワタクシが朝からカップうどんを啜っているかというと、相方が今日から3日間
着物仕事で留守のため。(別にうどんでなくてもいいんですけどね)

ウドンを啜りつつ、フト思ったのは「もしも、最後の晩餐がうどんだったら、うどんの
具はナニを選ぶであろうか?」という愚にもつかないこと。

天麩羅?これも掻き揚げ、海老天といろいろあるしなぁ。竹輪の磯辺揚げも捨てがたい。

卵は外せないぞ・・。

キツネも一枚まるごと、と刻みがあるし。

ワカメ、トロロ昆布もヘルシーで良いか。いや最後の晩餐だし、肉!つう手もあるナ。

なんて朝からまたバカな事考えている場合ではない。さっさと風呂に入って店に行かねば
なりません。一人営業の準備しないとね。




地方都市伝説

2010年01月28日 19時29分44秒 | Weblog
今日の当店の賄いは餃子です。

本式、つうか餃子は本来蒸しか水餃子らしい
けど、私はなんと言っても皮がパリッと
した焼きがよろしいですナ。

やはり王将で刷り込まれているんでしょうね。

王将、で思い出すのは高校生の頃流布した猫肉疑惑。

王将でバイトしてた若者が冷蔵庫を開けたら
そこには皮を剥がれた猫たちがぎょうさん
ぶら下がっていた…。
今思うと、そっちのほうがコストがかかって
不経済なんですけどね。

当時急成長を遂げていた王将に対する同業者が
流したゴシップかも知れませんナ。

もっとも私たちは面白がってはいたけど、
本気にしないで通ってましたけど。

これも一つの都市伝説になるのでしょうね。
実はワタクシ「口裂け女」がブレイクする
十年以上昔にその存在を聞いていました。

もしかしたら長い潜伏期間があって、いっときに
爆発的に流行したのかも知れませんね。

「口裂け女」は全国的な都市伝説ですが、
猫肉疑惑みたいな地方だけで流布した
伝説もたくさんあるんでしょうね。

そんなこともあるんやなぁ。

2010年01月27日 09時42分43秒 | おもろい関西人。
普段は厨房でフライパンふってますけど、相方が接客で忙しい時や、出張中は私も店に出て
お客さんの相手をさせてもろてます。

いろいろ興味深い話も聞けて勉強?になりますが、中にはホンマかいな、と驚くような話
もあって、まさに「事実は小説より奇ナリ」なんてのもありますナ。

いつもおそがけにやってきて、驚くべき食欲をみせてくれるカップルさんがいるのですが、
その男性の話。(食事しながらは読まないでネ)

「ぼくなぁ、子供のころ蓄膿やってん。そやし匂いなんかさっぱりわからんかった。」

「あるとき、鼻かんだら、草モチみたいなんが鼻からズ~っと出てきてん。」

「えっ!!く、草モチですか???」と驚いて聞き返しました、ワタクシ。

「そう、ほんま、草モチそっくりなんが、ビロ~ンと大量に出てきよった。それ以来蓄膿
は完治してん。」

こんな話もたまに聞けるから、接客も捨てがたいと思う今日この頃です・・・・。


進化した「蔵寿司」

2010年01月26日 10時51分03秒 | グルメなのか?
ここしばらくは昼夜営業のため昼食も「鶏ちゃん」でとる毎日ですが、昨日は2週間ぶりの定休日でした。

そこで何をたべよう?と相談した結果、店舗改装で休業していた七条の「蔵寿司」が営業
を再会していたので久しぶりに回転寿司に決定。

席について目にとまったのは、今まであった回転ローラーの上に新設された線路?

新しくなったタッチパネルで注文すると、ビューンとやってきて、キュッと急停車。

相方と二人して「おお~、えらいモンやね~!!」、と感動。

いわば、下のレーンが在来線としたら、上は新幹線。

今までは席によっては注文したのがやってくるまで、じっと待っていたのにあっという間に
自分の席まで寿司がやってきます。

時々、前の席の客に横取り(間違えて、ですけど)されたりすることもあったけど、これなら
安心だダ。ウドンなどの「汁モン」は在来線でゆっくり運ばれてくるのは今まで通り。

天麩羅も揚げたてが速攻でやってきます。これでまた他店に一歩リードしましたナ「蔵寿司」。

ただシャリが少し小さくなった気がするけど、錯覚だろうか?まぁ、いろいろ食べられる
から、シャリの小型化は私たちには嬉しいんですけどね。


幻の水晶谷2.

2010年01月25日 08時36分51秒 | 京都非観光迷所案内
今思うと、どうしてこんな場所まで歩みを進めてしまったのか不思議なんですが、何か
予感めいたものがあったのかも知れません。

あと一つ、橋のある所で引き返そうと歩いていたら、前方に人影が!

「こんにちわ~」と、お互い挨拶を交わして、ダメもとで、

「すいいません、この辺で水晶の摂れる所ってなかったでしょうか?」と、訊ねた私に

「あ~、それは6号橋の脇道を入ったとこですワ、登りすぎはったんやね。」と、その
お方はお答えくださいました。

じゃあ、今から下山するからご一緒しましょう、と、二人連れで来た道をひきかえすことに。


私には後光が見える・・。派手な色のジャンパーはハンターから身を守るため。

この松尾神社のお導きで遭遇したようなお方は週に3度はこの山道を散歩されている男性で、
「松尾林道」をこよなく愛されておられます。

道々、樹木の説明や面白い岩などを紹介していただきました。

↑これは「ゴリラ岩」。そういえばゴリラの横顔に見えますナ。通りがかるたびに、氏は
「おお、元気か!」と、この岩に声をかけられるそうです。

うわみず桜の木。房状の花をつける珍しい桜だそうです。↓


そして、やっと涙の再会。水晶窟。これは案内してもらわないと絶対見つけることは不可能
でしたね。当時はもう少し奥行きのある洞窟でしたが、長年の間に回りの土砂で埋められたのでしょう。


洞窟の手前には花崗岩を割った形跡がまだ残っていました。そういえばあの頃、大きな
ハンマーで岩を打ち割っていたオジサンもみかけたなぁ。

横向きから垂直に伸びた木。生命力を感じさせます。


そろそろ麓に着こうか、というとき、「あ~、このわき道をちょっと入ると古墳群があるん
ですよ」、と氏はおっしゃるではありませんか。

古墳好きとしては、これは見逃すわけにはまいりません。


中規模の円墳が藪の中に数基並んでいました。石室の入り口を見なければ古墳だとは思え
ないでしょうね。どんな豪族たちの墓だったんだろう。場所からみて秦一族だったのでしょうか。

苔寺付近まで降りてきたら、小学生たちが「大文字駅伝」の練習中。松尾仙人(勝手にそう
呼ばせてもらいます)は彼らに「こんにちわ!」と声をかけると皆元気に返事を返していました。


おそらく仙人に出会わなかったら、水晶窟は永遠に幻で終わっていたでしょうね。
なんだか今年は運気がアップしそうな気がしてきたぞ・・・・・・。

幻の水晶谷。

2010年01月24日 09時02分28秒 | 京都非観光迷所案内
今回は正直いってハードルが高いです・・・・。

何しろ小学生の記憶をたよりに数十年ぶりの探索ですから。

あの頃、「苔寺の裏山で水晶が摂れるゾ」という話を誰かが聞き込んできたんですよね。
しかし、まだ小学生の私たちにとって「苔寺」は遥か彼方。

でも好奇心が服着て歩いてるようなガキどもですから、日曜がくるのを待って自転車で
出発。住んでいた西大路七条から苔寺までは一時間以上は要したと思います。

そうだ、この椋の木が第一番目の目印だったなぁ。樹齢は500年以上だそうです。


ここからさらに西へ進むと間も無く苔寺です。この辺りもずい分変わったけど、昔ながらの
農家もまだ残っていましたね。あの頃と同じ、というか江戸時代からそのままかも知れませんナ。


鈴虫寺近辺。あの当時は苔寺も予約制ではなかったから、この辺りは茶店や土産物屋で
ずいぶん賑わっていたもんです。


予約制になったのは仕方ないとしても残念なのは、門前を流れる清流がこんな無残な
三面コンクリートになっていたとは・・・・。

この辺りは水量も多く、大きな岩岩をはんで流れる清流を眺めつつ、これから始まる冒険
に胸弾ませていたものでした。これじゃ風情もナニもあったもんじゃないワナ。

こんな工事を許した苔寺にも若干の責任があると思います。門を閉じてしまえば俗世間と
は関係ない、という姿勢なんでしょうかね。

ま、愚痴っていてもしょうがない、歩みを進めよう。この車止めから先は未舗装の道。


この砂利道に踏み込んで、やっと微かに当時の記憶が甦ってきたような・・・。
チャリンコではけっこうキツイ登りだったなぁ。まだ変速機も付いてなかったし。

入りません、入りません。(今は冬だから大丈夫だとは思いますけど)

辺りの風景と記憶を照らし合わせつつ、木々が鬱蒼と茂る山道をすすむと。

さっきバス停の近くですれ違った軽トラの荷台に乗っていた撃ち取られた猪の姿が脳裏を
過ります・・・・。宝くじにも当たったことないのに、流れ弾に当たって死ぬのは嫌だぞ。

気を取り直してさらに山道を登りながら、目は、あの水晶の洞窟を探し求めております。
が、進めども進めども発掘場所は見つからない・・・・。


この松尾道は橋に下から順番に番号がうってあります。6,7、8番目の橋を過ぎるころに
は足も疲れ、やや傾きかけてきた日に焦りを感じてきました。

そりゃそうだよなぁ・・・。微かな記憶だけで探索してるんだもんナ。そろそろ戻らないと
店の営業にさしつかえるし・・。ヨシ、十号橋まで行ったら帰るとするか。

幻は幻のままでエエかぁ。と、半ば諦めつつ重い足を引きずっていると・・・・。

続きはまた明日。もったいつけてるんじゃありません、そろそろ店へ行ってランチの準備
にかからないといけないもんで・・・・。




ベリーのリベンジ。

2010年01月23日 08時18分45秒 | グルメなのか?
「ブルーべりー&焼き鳥缶詰」、「高野豆腐ピザ」で2連敗中のベリークンがリベンジを
かけた第3戦が昨夜当店で開催。

「それなら、みんなが美味い、と思うものを持ち寄りましょうョ」なんて周りを巻き込んだ
ベリークンの提案で、まずT社長が持ち込んだのが↓。

ん~、豪快だ、さすがT社長!これを簡易コンロで卓上炉辺焼き。ナゼかマルシンハンバーグが・・?

これはJちゃんのイタリアンサラダ。水菜のシャキシャキ感が好評でした。↓


Mちゃんはピーマンの肉詰め。他の卵焼きと炊き込みご飯も美味でしたよ。




そしてベリークンは再びわが厨房にたったのであった。で、ナニを作っているかというと、
今回はオーソドックスに「マーボー豆腐」。とはいえ彼のコトだから、こっそりブルーべりー
ジャムなどオカシなモノを投入しないか、ワタクシが後ろで監視。

オイスターソースや豆板醤などの他にケチャップとウスターソースを混入さすのがミソだ
そうです。

「中華鍋が重いですよ~」などとひ弱なところをみせながらも、どうにか完成。

さっそく皆で試食。皆さんの感想ははたして・・・・・。

「おっ、美味いやん、ジャム鶏とか高野豆腐よりいけるで~」、とT社長。

他の人たちにも好評でした。よかったねベリークン。

調子づいたベリークン、「次はスイーツ対決ですね!」なんて言ってたけど、ウチは一応
居酒屋なんですけど・・・・・・。






昔の話で恐縮ですが。

2010年01月21日 20時07分41秒 | Weblog
只今調理場で「ワサビポテト」を作ってます。

このジャガイモを茹でながら、フと思い出したの

が京大農学部横にあった西洋料理店。

オーナーシェフは京都の一流ホテルの料理長
だった爺様で、奥様と二人で営業されてました。

少し奥まった場所にあってコジンマリした
とても雰囲気の良い店でした。

ただ、爺様がとても頑固で、客の注文を聞い
てから調理に掛かるんですよね。

例えばビーフシチューの注文が入った時点
でジャガイモの皮を剥きだします。

って事は料理が出来上がるまで客はひたすら
待つ…。文句言をうものなら爺様は
「それならヨソ行って下さい」てな具合。

客を客とも思わないのがウリの店じゃ無く
一線をリタイアして自分のペースで
調理がしたかったのかも知れ
ませんね、今思うと。そういえば
「ミスター餃子」の初代もけっこう頑固だったナァ。

チンピラみたいな客が
「焼き飯とか無いんかい!」ってオヤジに言ったら、

「ウチは餃子屋じゃ!」なんてタンカきってました。

今はメニューも色々あるみたいですけどネ。

京都の地ソース

2010年01月19日 15時03分23秒 | Weblog
今回の「焼きそば専門店」?オープンに
あたって、どうしても入手したかったのが
ドロソース。スーパーに行ったらオリバーのが簡単に手に
入るけど、そこは専門店だからソースにもこだわりたい。

そこで思い出したのが羅生門近くの酒屋。

その店で売られていたドロソースが気に入りで
いつも一升瓶買いしてました。

当時はまだドロソースは一般市場に出回っていませんでしたネ。

お好み焼き屋さんなどの専門店向け
だから一升瓶にはラベルも貼ってありませんでした。

古い記憶を頼りに探してみたけど見当たらない。

そこでこの辺りだったろう場所にあった米屋で尋ねたら、ずいぶん前に店は閉じられたとか…。

そりゃそうだ、20年以上昔の話だもんなァ。
オリバーのドロでも良いんだけど、
あれはお好み焼きには良いけど、
焼きそばだとちょっとコッテリし過ぎる上に価格的にもコストアップになってしまうのです。

そこで思い出しました。(今日はやたらそこで、が多いな)
京都には世界に誇る(世界まではいかんか)
地ソースがあるではないか!

素早く業務スーパーに車を走らせ1.8リットルボトルを購入。

今日のソース焼きそばを注文されたのは
高齢のご夫婦だったから
使用は控えて、先ほど自分用の焼きそばで試食。

これはドロでは無くてオリだから、サラッとタイプです。

少し酸味があるけど、辛さは充分。

当店のソース焼きそばは3種類のソースを
ブレンド。お客様に応じて辛さを調整しております。

しかし、このツバメソースのラベル、素朴で好きやなぁ。

「都.東寺の味」ってのも泣かせます。

確か本店の店頭ではミニボトルセットを販売
してましたナ。ちょっと変わった京都の土産にも良いかもね。