秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

ガード下の昭和。

2010年03月31日 09時05分59秒 | 路地と廃屋
ガード下、と聞いて思い浮かべるものでそれぞれの生まれた年代や環境が分かる気がしますね。

「ガード下の靴磨き」・・・、これはさすがにワタクシの時代ではありませんナ。

「飲み屋街」。これはやや近いけど、京都のイメージではありませんね。というか、京都
とガード下ってのがあまりフィットしないもんなぁ。

私の場合、思い浮かべるのは神戸三宮のガード下。高校時代はよく買い物にいったもんです。
ちょっと色気付いた頃で京都では手に入らない服や小物を求めてあの下をウロウロしてました。

そうそう京都のガード下の話でしたナ。数少ないけど京都にもガード下の暮らしが存在します。

ここは阪急嵐山線のガード下。両脇は端整な住宅街ですが、ここだけ昭和の香りが濃厚に残る
貴重な区画です。



  
以前はそこそこ賑わった商店街だったと思いますが、今では半数以上の店はシャッターが
閉じたままの状態です。

  
↑こんな壁面も高架下ならでは。更地になっている所も数箇所見受けられました。↑ 

  
↑この手描きジーンズの店は営業中。頑張ってください! 

京都に限らず、ガード下は倉庫として活用されている場合が多いようですが、このように
生活感漂う空間もワタクシ好みです。  

なんでやねん!

2010年03月30日 07時50分31秒 | Weblog
昨夜の京都は雪・・・。オイオイ、もうすぐ4月やでぇ。

そういえば休みの前日(日曜)に「明日は久しぶりの休みだし、釣りでもいこうかなぁ」と
私が言ったら、お昼に焼きそば食べにきてくれてたJちゃんが携帯で天気予報をチェックしてくれました。

「アレ、マスター、雪マークが出てるよ~、ホラ」って携帯の画面を見せてくれたっけ。

「ウソでしょ~。アリ?ほんまやん。でも北部のことでしょネ」とは言ったものの渓流に
しろ海にしろ北部だから、チカゴロ益々軟弱化してきたワタクシ、即座に釣りは断念。

相方は温暖な高松(四国)から昨夜帰京。京都駅についたらいきなり雪のお出迎え。

「なんで今ごろ雪やねん!!」って私に怒られても・・・・・・・。

これは彼女のお土産、「しょうゆ豆」と「本鷹生七味」。また我が家の辛味が一つ増えたゾ。

筍がやって来た。

2010年03月29日 06時06分04秒 | グルメなのか?
筍がやって来た、といっても筍が「ごめんやっしゃ、今年もよろしゅうに」なんて言いながら
歩いて来たわけではありませんけど。(あたりまえでんがな。)

以前在職していた工房の先輩が昨日のお昼に店に持ってきてくれはったんです。Kさんの
実家は伏見で農業を営むかたわら、筍の栽培も手がけておられます。

京都の筍といえば西山一帯から丹波方面が有名なんですけど、伏見にも良い筍が育つ土壌
があるんです。(因みに竹薮がある所は必ず酸性土壌)

筍とは関係ないけど、伏見人形は伏見の土を使用した泥人形です。また、私が若いころ
アルバイトしていた建材屋で伏見まで三和土を買いにいったこともありましたナ。

三和土とは「たたき」と読みますが土間に使用する三種の土を混合して叩いて固めるもの。
その三種の中に使用する土の一種をわざわざ伏見まで買い求めに行ったんですけどね。

注文した左官屋さんも今時(20年以上昔の話です)こんな注文は珍しいと話てました。
お茶だったかお花だったか忘れたけど、家元のお家でした。

そんな本モノ嗜好の施主や、またその注文に応じられる知識を持った職人も今ではほとんど
いなくなっているんでしょうね。

また話が迷走。毎度のことですんません。筍の話でしたナ。この筍、群馬の知人がKさんに
頼んでいたのを相方が便乗してお願いしたんですけど、依頼した本人が出張中でんがな。

しかたないから、午後の休憩時間に糠を買いに行って茹でときました。1本はつき出し用に
使用したけどね。だから昨日のお客さんは皆、寿命が延びたぞ~。
(旬のモノ食べると寿命が延びるなんてこと知ってる人も少なくなりましたけどネ)

今、あらためて気がついたけど、筍って草冠に旬って書くんだ。一年中いろんな食べ物が出回る
世の中、旬の有難さも薄れつつありますが、昔の人たちは目や肌、食物で四季の移ろいを
感じていたのです。昔といってもそんなに遠い話ではないいんですけど。

四季に対する鈍感さが、人間関係でも他人を思いやる気持ちの希薄さに繋がっているのか、
なんて話はちょっとこじつけがましいか・・・・。

そして夕方。

takeちゃんが店に入るなりバッグから取り出したのがコレ↓

前から土筆が出たら持ってきます、って言ってたけど「ハカマ取るのがメンドーだからイラン!」
って言ってたのに・・・。ま、これくらいなら許容範囲ですけどね。

なんだか昨日はいっぺんに春がやってきたようです。(ワタクシの人生にも春はまた訪れるのであろうか?)


そろそろ休まないと・・・。

2010年03月28日 09時30分53秒 | Weblog
昨日のランチタイムに東京の修学旅行生5人組みが来店。ウチみたいな店には珍しいことです。

近辺で修学旅行生が見てまわるような観光スポットってありませんからね。食後に阪急で
嵐山に向かうって言ってたけど、その前にどこを廻ってきたんだろ。

この写真は昨夜の1時半。おいおいウチの店は12時閉店だぞ。腹いせにUPしてやる!
(ウソです。ちゃんとブログにUPして良いか承諾を得ております)

朝の11時過ぎに家を出て帰宅は2時半・・・。しかも相方はいないし。体力の限界
をこえているかも?

明日はやっと月に2度の定休日。久しぶりに釣り。っていいたいけどその元気があるかなぁ。

余談ですけど(そもそも私のブログは余談ばかりで構成されてますが)、相方がまだ四国
出張中だもんで、昨日の朝食は近所の「すき屋」で鮭定食。

あの手の定食のご飯って、けっこうボリュームがありますよね。

私が入店した時は客はだれも居なかったんですが、後から入ってきた男性は朝定食の「ご飯大」
を注文。体はそんなに大きくない(私に比べると)けど、まぁまだ若い人だから。

で、次の客も男ひとり。そして「ご飯大」・・・。チラリと横目でみたけど、彼も体育会系ではない。

そして三人目、これも男性の一人客。味噌汁を啜り込みながら「まさかなぁ、いくら何でも」
と思っていたら、なんと「ご飯大」をオーダー。えっ、この店では「ライス並み」のほうが
珍しいのか?

そういえば、常連のMちゃん、彼女は小柄で体積は私の半分(は大げさか)だけど、大のご飯好き。
休みの日などご飯炊いたら一合くらいぺロリとたいらげるって言ってましたナ。

彼女の場合、ご飯だけじゃなくて、ビールも「その小さな体のどこに入るねん」ってくらい
飲みますけどね・・・・。

エライこっちゃ!

2010年03月27日 07時58分00秒 | Weblog
昨日の店のシャッターを開けて唖然としました。なんと店内が水浸し!

一昨日から排水の調子がおかしいとは思っていたんですが、まさか夜中に逆流したとは。

すぐに大家さんに連絡。話を聞くと以前にも同じ惨事?があったそうで恐らく原因は同じ
ビル内にある「龍○」の排水溝が原因ではないか?ということで工務店に連絡してもらいました。

昼過ぎに来てくれた工務店の人が調べてくれた結果、やはり「龍○」の排水溝が詰まって
いました。営業妨害で訴えてやる!(ウソです、商売はお互い様ですからね)

とりあえず水浸しの店内と厨房の床を清掃。匂い抜きが大変でしたワ・・・・。

買い物したスーパーではばあ様が床に倒れているわ、大変な日でしたね。(これは関係ない
か。因みにばあ様はしばらくして自力で起き上がって帰ろうとしたけど、やって来た救急
隊員に説得されて救急車で運ばれていきました)

水浸しの店内の写真や倒れたばあ様の写真(撮影してないけど)をUPしてもしかたない
から店の近所で見かけた四季の移ろいをご覧下さい。


今朝の水分補給

2010年03月26日 09時58分20秒 | Weblog
今日から相方は四国出張。で、たまには外で朝食。

「萩」のモーニングでもいいけど、ドリンクバー付き
の「ガスト」で今朝は水分補給。

野菜ジュース、コンソメスープ、カプチーノ。

歩くとお腹がチャプチャプいいそうだゎ。

今、着物姿の女性が入店。

相方と二人して、「あれは同業者やね」

一般の人には分からないと思いますけど、
同じ着物姿でも「お茶、お花関係」「趣味の着物」「水商売」
など、それぞれ違うんですよね。

それが分かったからってどうって事無いんですケド…。

カレーにゅうめん。

2010年03月25日 09時44分59秒 | グルメなのか?
朝食はなにがなんでも米!!というほどの「食の国粋主義者」?でもないので、たまにはパン
や麺類もアリの我が家です。

ですから、ときおりこんなイレギュラーの朝食もあります。にゅうめん+カレー=カレーにゅう麺。

カレーウドンと違って麺が細いから、ちょいと飲みすぎた翌朝にもOKです。

しかしこうして写真でみても七味かけすぎてますナ、いつものことですけど・・・・。

お見逃しなく。

2010年03月24日 10時01分28秒 | 京都非観光迷所案内
これから京都は桜の開花シーズンを迎えて大勢の観光客が訪れます。

嵐山や清水寺などは土日以外でも人々で溢れかえりますな。そんな観光地を駆け足で巡る
のもいいけど、名所の近くにもちょっと足をとめてみたい桜の穴場もあります。

この日切りさん(安祥院)は五条通りから清水寺へむかう途中にあります。この境内の桜
は大きさはさほどではないけど、ワタクシのお気に入りの一つです。

まだ他にも桜の穴場はあるんですけど、なにしろ交通の便が悪かったり、住宅街の中に
あったりして紹介するのはムズカシイのであります。

この日限さんはもとは乙訓郡大藪村(現久世大藪町)にあったのを享保12(1727年)に
木食正禅養阿上人がこの地に再建されたそうです。

実はワタクシ、木食上人というのは個人名詞だと最近まで思っていました、ハズカシながら。

米穀を絶って木の実や草の実の生食だけで修行することで、それを成し遂げた僧を木食上人
とよぶんですね。飽食の時代といわれる現代ではちょっと信じられない修行ですよね。

祇園の高級料亭から出てくるお坊さんならたまに見かけますけど・・・。

場所等詳しくは↓
http://kaiwai.city.kyoto.jp/search/view_sight.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000008


サクラサク

2010年03月23日 08時45分47秒 | Weblog
昨日は午後の休憩時間に自転車で右京中央図書館へ。(けっこう距離があるんですけどね)

天神川通りをヨタヨタ北上中、見上げると空には飛行船。↓


地にはレンギョウ(モクセイ科)↓


そして出番待ちのサクラたち。京都の開花宣言はまだですけど、ドコでもフライングする
ヤカラはいるもんです。




柳の緑と桜のピンクのコントラスト。生命の息吹を感じますなぁ。


昨日はウチの店でJちゃんとT社長とで花見の計画をサカナに大盛り上がり。予定では中旬頃
に女性は着物でしっとりと・・。だったんですけど、この分だと開花はずい分早まりそう。

第一週と第二週の土日は相方が着物仕事のため、急遽予定変更。第一月曜の夜、松尾橋の
たもとに決定。なぜかタイトルは「ウバ桜の会」(私が決めたんじゃアリマセンよ)

「ほんでなぁ、男は赤フンで神輿を担ぐねん。神輿はダンボールでワシ作るワ。ご神体は
そやな、ウバ桜やし、梅干がええナ。男は全員赤フンのまま阪急に乗るんやでぇ」

オイオイ、どこまでいくんですか、この話。神輿と赤フンはともかく、4月5日に「鶏ちゃん
花見宴会(別称ウバ桜の会)」が決定。平日ですから開会は夜、時間はテキトー。

4月5日の夜、松尾橋の下で怪しげな男女が蠢いていたら、それは私たちです。


マズイゾ・・・・・。

2010年03月22日 09時47分26秒 | グルメなのか?
マズイといってもこの来来亭のラーメンが不味いのではなくて。

食生活のサイクルが・・・。夜は炭水化物を摂取しない生活を10年以上続けていたのに
チカゴロ店を閉めた帰り道にちょいちょい来来亭に立ち寄るようになってしまった。

ウチの店は12時閉店、この桂街道店も同じ時間だから、しょっちゅうというワケではないんで
すけどね。

それでもいつのまにかポイントカードが満杯。(二人分のポイントですけど)

40ポイントたまると次はゴールドガード。これがいっぱいになると1ヶ月間並ラーメン無料
パスが貰えるそうですけど、アタシャ遠慮しときます。

そんなに毎日ラーメン食ってたら、そのうち寝言で「麺かた、ネギ多目、背油抜き」なんて
呟いてしまいそう。と、いうか絶対恐怖の通風がやってくるもんね。

ところで本日は月曜、お昼は定休なんですけど、祝日のため営業いたします。
焼きソバ食べにきてね~。