秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

九月も終わり・・・。

2006年09月30日 18時42分50秒 | Weblog
光陰矢のごとし、なんて言葉が浮かんできますね、今年も後二ヶ月・・・。

催事会場で去年四国で一緒だった(松岡きっこさんもいたな。みんなで食べに
いった山の中にあった焼肉屋、美味かったなぁ)帯屋のY君と再会。

お互い出てくる業界の話しは、やはり芳しくありません。

次はどこの系列店が危ない、とか問屋が飛びそうだとか・・・・。

以前もたまにそういう話は出ていたけど、噂だけにとどまるに済んでいた
けど、今は現実味をおびてきております。

当然数字にも反映されるわけですが、ワタクシ達のように全国の呉服店
で現状を目のあたりにしている人間には、危機感がヒシヒシと感じられます。

当然販売店側も感じているはずですが、それが現場の販売員一人ひとりに
危機感が行き渡っているかというと???ですね。

だからといって、ガツガツ販売にかかっても長生きはできません。

先をどう読んで行動するか、これは自分たち製作するほうにも言えるコト。

発想の転換ができないと、生き残りは難しい。

大きくなりすぎて身動きの鈍くなった問屋(販売店)より、小回りのきく
トコロが今後活躍する気がします。

一方で合併吸収も進んで行くでしょうが。

なんて第三者みたいなコト言ってる場合ではないけどね。

ワタクシなりに考える事もありまして、今少し時期を見ておりますが、
果たしてどうなるかはお楽しみ・・・・・。

明日の朝は善光寺でも参拝してみようかと、考えてます。

疲れたかも・・・・?

2006年09月28日 21時30分50秒 | Weblog
バカボンドの暮らしには慣れているハズだけど、季節の変わり目のせいか、
しんどい(しんどいとは、辛いという意味)ぞ。

あ、いけません、このブログを始めたときに、愚痴と悪口だけはヤメとこう、と誓ったもんね。

とりあえず、今日は寝ます・・・・・。

明日は明日の風が吹く。

おやすみやす。(おやすみなさい)

出しては入れ・・・。

2006年09月27日 08時46分44秒 | Weblog
スーツケースから中身を出して、また入れてます。

ホテルから宅急便でスーツケースを送ったんだけど、
午前中必着で指定したのに、お昼がきても着かない・・・・。

電話を入れたら、長崎からだと夕方でないと無理、ってハヨ言えよ!
(これはホテルとワタクシの確認ミスですが、多分クロネコだったら大丈夫
だったハズ。猫よりペリカンは遅いんだ、空飛ぶ鳥のクセに。)

それはともかく、今日から長野県です。

何度か行ったことがあるけど、善光寺くらいしか見学した覚えがないな。

仕事で行くからそんなモンです。

話はゼンゼン変わるケド、今朝TV観てたら「青い三角定規」のメンバー
が飛び降り自殺のニュースを流していました。

「三角定規」解散の後、「新青い三角定規」ってのがデビューしたコト
知っている人はほとんどいないでしょうね・・・・。

そのグループの男二人(双子)が中学の同級生でしたが、なんのヒット曲
も無く、すぐ消えちゃいましたね。

今ナニしてんだろうなぁ。

さて、済ますこと済まして出かけるとしましょう。

写真は九州でお世話になった着付け師(AD)の皆さんです。

北九州最強の美女軍団!(最強って言っても怖くないですョ、そんなに・・。)

怖いって言うのは冗談ですが、気風が良くて面倒見が良い人が多いのが
九州のADさんに多い気がします。

こんなコト書くと他の地方のADはイジ悪ばっかりかい?と言われそうですが、
ま、人生色々、人も色々・・・・。

とにかくお世話になりました。本当はもっと一緒に仕事できれば良かった
けど、力不足で申し訳なかったです。

ほな、行ってきますぅ!



さらば佐世保。

2006年09月25日 08時51分11秒 | 旅ゆけば
5日間の佐世保催事も今日で終了です。

展示会は28日までですが、ワタクシは27日に長野入りの
ため、本日の夕刻京都へ戻ります。

来場者が多い(売り上げも)催事は日の経つのも早いけど、正直
今回は長かった・・・・・。

そんなコトもあるさと、気持ち切り替えて行くしかないね。
(まだ今日一日あるんだけど・・・。)

昨夜は佐世保最後の夜、夜の巷を徘徊、したかというと、してません。

他の作家さんは焼肉屋へ行くって言ってたけど、おーい、ニンニクの
匂いはいーのかい?(ぜんぜん気にしてなかったな)

ワタクシは今夜までニンニク系は我慢しておこう。

最後の〆にまたまた、「佐世保バーガー」を買い求めるため商店街を
ブラブラ歩き。

商店街は結構賑やかでしたが、よく見ると百円ショップや若者向けの
ファッションのお店等が目立ちます。

やはり、新旧交代は進んでいる様子ですな。

米軍基地があるので、アメリカ人も割合多く見かけます。

昨夜は初日と違った店でバーガーを買ったけど、おじさんが一人で、
「チーズバーガー入りまーす」と復唱してたけど、他には店員は見かけなかった
ぞ。他の佐世保バーガーの店も小さな店舗が多かったな。

さて、5時まで頑張って、また5時間かけて帰るとしましょう。



飲みすぎたかも?

2006年09月24日 08時31分26秒 | Weblog
昨夜は他の作家(金彩友禅、摺り友禅、西陣帯)や問屋さん、
店のスタッフ等入り乱れての「飲み会」・・・・。

金彩友禅のT氏以外は皆年上だけど、イジョーにテンションが高い!

で、今朝は頭がイタイ・・・・。

昨夜の盛り上がった写真をアップしようと思ったけど、今後の仕事に
差しさわりがあるとイケナイので止めておきます。

皆、今年の呉服業界の不振でストレスが溜まっていて、異常な盛り上がり
になってしまうのか?と思ったけど、飲んでいるうち、何時ものコトと判明。

25日に京都に一旦帰り、27日から2日まで長野。

体のこと考えて、今夜はおとなしくしておこう。(と、思う・・・。)

写真は12月に結婚して3年間ベルギーに居住予定のお客様。

お幸せに。

秋めいてきました。

2006年09月23日 08時55分25秒 | 着物話
今日で佐世保催事も3日目。

日中はともかく、朝夕は随分過しやすくなってきましたなぁ。

売り場にも秋風が・・・・・。ってダメじゃないですか。

今年一年は辛抱の年、と、頭では分かってますけどね。

今回は初めてのお店です。ワタクシのコーナー以外にも、他の作家コーナー
が6コーナーほどあります。

なかには10回以上来店されている方もあります。

と、なると、お店の方やお客様も顔馴染みのコーナーへ、という
流れになるもんだから、我がコーナーは後回しってコトになりますな。

最初の頃は随分イラついたもんですが、今は方針変更。

担当者の付いていない(失礼な言い方ですが、売れる見込みの少ないお客様)
とのんびり、着物の話や世間話をしています。

昨日も心臓にペースメカーを入れているので帯が締められず、着物はもう
着れない、でも着物は大好き、という年配のお客様と2時間以上話込んで
しまいました。

着物の話より、おばあちゃんの子供時代や、終戦の頃の苦労話など、
話していただき、有意義な時間を過すことができました。

着物と同じくらい(もしかしてそれ以上に)人間好きですから、
昔の話など聞いていても退屈することはないです。

ただし、販売する立場としてはそうはいきませんが、ダメなときに
あせって売ろうとしても逆効果です。

話をしている内に娘さんやお孫さんの話になって、娘にこんな訪問着
はどうかな、というコトに話が流れていき、販売員の方にモデルになって
もらい、着装、お買い上げ、という結果になりました。

琳派をモチーフにした深い緑色のロウケツ染めで、自分なりに気に
入っていた作品でした。

アップした写真は別の色無地ですが、生地はお召し、地紋はオリジナル
10反限定ですが、色が通好みのため、まだ6反残っています。

まぁ、焦らず、マイペースでいきます。
今日も良い出会いがあるとええなぁ・・・・・。

リバウンド警報発令

2006年09月20日 21時44分43秒 | グルメなのか?
8時17分発「のぞみ」に乗車、佐世保に到着が1時9分・・・。

特急「みどり」には車内販売は無く、佐世保まで昼食はお預け。

駅構内にはコレといった店も見当たらず、近辺をぶらついて「長崎チャンポン」
の看板を発見。

二軒並んでいて、表から覘いてみたら、片方の店が比較的空いてそちらに決定。
(やっと狭い車中から開放されたんだから、ゆったりしたいもんね。)

後でタクシーの運転手さんに聞くと、彼は空いていた店のほうが好きだと
言ってたから、あながち判断は誤っていなかったナ。

混んでいる店は観光客が多いみたいで、空いている方は常連がほとんど
みたいでした。

さすがに具材は豊富で、麺が半分、具が半分、といった配分。

見るとはなしにジモティの食べ方を見ていると、酢をササッと振りかけています。
さりげなくマネをしてみたけど、これが結構イケましたョ。

食事を済ませ会場のセッテングも終了、さて夜は何を頂こうかと、
辺りを見回すと目についたのが「佐世保バーガー」の看板・・・。

昼にあれだけボリュームのあるモノ食ったし、ちょっとマズイんでないかい?
と、思いつつ、足は勝手に店に向かっておりました。

注文したのは人気ナンバーワン(そう書いてあった)のベーコンエッグバーガー。

近所にマグドがあるにもかかわらず、400円の値段設定を通しているだけ
の値打ちは確かにありました・・・・・が!

ここ3日ほど、カロリーを控えた食事にしていたのに、2食で3日分(多分)の
カロリーをオーバーしてしまった・・・・・・・・・・・。

ま、明日からまたサラダと大豆系ですごせばいいか。

カロリーを増やさず、売り上げを増やすことを祈って、長崎の初日は
紫に暮れゆくのであった・・・。

長崎は今日も雨だろか?

2006年09月19日 09時08分12秒 | Weblog
明日から長崎は佐世保へ出かけます。(もちろん仕事。)

九州は今回も台風でエライコトになっていますが、通過後だから、
交通等の問題は無いと思います・・・。

長崎といえば海もあって、美味いモノはたくさんあるけど、(チャンポンもね)
今回は「トルコライス」と「佐世保バーガー」を見聞してみようかと思案橋。

どちらも、ボリュームたっぷりだから、リバウンド注意報発令中の身としては
口にするかどうかは分りませんケド。

ご存知の方もおられると思いますが、「トルコライス」とは長崎の洋食屋
では定番のメニューらしいですな。

ピラフとスパゲッティを皿に半々に盛り、その上に豚カツを乗せ、
デミグラスソースをかけたモノ。

ダイエット中のヒトが見たら卒倒しそうな、体育会系向きの料理ですね。

一方「佐世保バーガー」は今では全国的に有名に知られるようになった
けど、こちらもかなりカロリーは高そう・・・。

チャンポンといい、トルコライスといい、長崎のヒトは一皿でイッキに
勝負してしまう合理性を持つ県民なのでしょうか?

佐世保バーガーもそうですが、視線が国内より外国に向いているの
かもしれませんな。

若い頃は懐石やフランス料理などたまに(ほんと~にたまにです)食する
機会があると、次の品がでるまで手持ち無沙汰で、ひたすらアルコールを
摂取してたけど、こういった料理は年とってからで充分。

今では充分年はいったけど、さほど食べたいとも思わないのは、育った
家庭環境のせいかな?(相手がイナイからって?ほっといて!)

今日は食べ物のお話ばかりでしたが、〆といってはナンですが、
ワタクシが坦々麺では京都で三本の指に入る、と独断した「らくだ」
北白川上終町(かみはてちょう)の写真をアップしておきます。

坦々麺以外の品も美味ですが四川料理ですから、辛いモノが苦手な
ヒトには向かない品もあるかも知れませんな。

では行ってまいります。(パソコンは本日の宅配便で一足先に長崎へ・・・。)

京都の銭湯

2006年09月18日 11時18分18秒 | 湯ったり温泉話。
基本的に京都の町家には風呂は常備されていないもんで、
昔は皆銭湯へ出かけたもんです。

子供同士誘いあって、夕方銭湯へ行くのもレクレーションの一つでしたね。

小学生の頃、友人の今井くんは生きた蛙を湯船で泳がしてヨソのおじさんに
叱られとったなぁ。(そら怒られるわな)

彼は犬猫は無論、生き物大好き人間でしたが、ちょっと尋常でない可愛がり
方をするもんで、時折世間との軋轢でへコンでしまうことがありました。

小学生の六年間、ずっと、つるんで遊んでいましたが、お互い両親が郊外
に家を購入して、中学卒業の頃は自然と疎遠になってしましたが。

ところが兄がオーストラリアに留学中、ばったり彼と再会したようです。
まさか、かの地で「ハマやんのお兄さん!」と声をかけられるとは思わなかった
と申しておりました。

商船大学に入学して、帆船で世界航海の途中だという話でしたが、以来
年賀状が毎年来るようになりました。

銭湯の話でしたな。

風呂上りにフトコロの暖かい時には、ワケの分らない飲料を購入。

京矢サイダー(多分三ツ矢サイダーのパチモン)や、なんたらローヤルとか、
風呂屋でしか見かけたことのない怪しげな飲み物があったな。

「腰に手をあてコーヒー牛乳」ってパターンもあるけど、子供の頃から
マイナー志向のワタクシは、やはり「なんたらローヤル」に惹かれました。

一人暮らしを始めた頃も部屋に風呂が無いから、銭湯のお世話になりました。

何しろビンボーだから、夏などは、風呂代を浮かすため、夜中に児童公園
に行って子供プールのシャワーで済ませたこともあったケド・・・。

当時は学生アパートにも風呂がない部屋が多くて、時間時には洗い場も
いっぱいでしたが、近頃は家に風呂があってもわざわざ銭湯へ、という
人達で経営が保たれているようです。

ただ身奇麗にするだけならシャワーで充分だけど、やはり、広い湯船に
浸かって、天窓をみつつ、暮れ行く空に季節を感じていたい。

他の都市に比べて、銭湯の数はまだ多いといわれる京都ですが、
燃料費の高騰など、かなり厳しくなってきていますから減少していくので
しょうね。(スーパー銭湯も増えてきたし・・・。)

一時京都の銭湯巡りにハマっていたこともあって、ユニークな店も結構
出会えましたョ。

錦小路の「錦湯」などは落語会やジャズのイベントなど企画してはり
ましたね。

だいたい、どの銭湯も夕方からの営業ですが、新京極三条下がるの
「桜湯」は朝から営業されており、よく出かけたモンです。

ここのサウナは半端ではなく熱い!その上、地下水をどんどんくみ上げ
ている水風呂が尋常でなく冷たいのですわ。

あの辺りで救急車のサイレンが聞こえたら、まず、桜湯のサウナ、
もしくは水風呂で倒れたヒトが原因と思ってよいでしょう。
(ちょっとオオゲサか・・・。)

木屋町などで一杯やる前に、ここでサッパリ汗を流して出かけるのも
いーもんです。(貸しタオル、ミニシャンプーもあるので手ぶらでOK。)

銭湯に縁の無いオジサンなどが、たまに温泉などにでかけると、
傍若無人にシャワーを使って、隣のヒトとトラブってますが、入浴前の
かけ湯(サウナから出た後も)など、最低限のマナーは守って欲しいもんだ。

修学旅行の風呂に水着持ってく時代だから、しょうが無いのかなぁ。

京都非観光迷所案内その11

2006年09月17日 13時05分57秒 | 京都非観光迷所案内
近頃スーパー銭湯ブームで、風呂大好き人間のワタクシには
嬉しいかぎりです。

今回紹介の「不動温泉」はブームには関係なく、昔からこの地で営業されて
います。

京都から比叡山に向かう途中にあるので、見かけた方もおられると思います。

が、立ち寄ったヒトはほとんどいないハズ。

実をいうと、ワタクシも何百回と前を通り過ぎていますが、一度も入浴
したことがない・・・・。

通過地点という理由もあるけど、何となく近寄りがたい雰囲気がありまして。
(文章で説明するのは難しいですナ。)

今回も写真だけでも、と思い、カメラを構えていたら、若女将(別に着物姿では
ありません)が出てこられ、気さくに中を案内していただきました。

入り口の苔むした岩場には、お不動さんの石仏が掘られています。
また、飲料用の鉱泉も容器に入れて持ち帰ることもできるそうです。

中はかなり歴史を感じさせてくれる建造物でして、二階は休憩所に
なっております。(定食等の食事もできます。)

なんでも、ここの鉱泉に含まれるラジウムは関西第一位らしい。

今風のスーパー銭湯の設備もいいけど、たまには素朴で懐かしい木造の
温泉もいいかも。

ナンだか今回の迷所案内、好意的でしょ。

それは若女将が美人で親切だったから・・、ってだけじゃないけどネ。

京都駅、もしくは三条京阪から「比叡山行き」か「比叡平行き」の
京阪バスで「地蔵谷」で下車、バス停の目の前です。

入浴料は1200円、9時半~7時まで何度でも入浴できます。(木曜休み)
電話 (075-781-5480)

ただし、迷所案内ですから、過剰な期待はしないでね。