秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

下桂・御霊神社。

2010年02月28日 10時03分53秒 | 京都非観光迷所案内
日本三筆の名をあげよ、といわれて空海、嵯峨天皇まではすぐに答えられるけど、
橘逸勢はなかなか思い浮かばないのはワタクシだけでしょうか?

また御霊神社ときけば、上京区の社、イコール崇道天皇の祟りをイメージしてしまいますね。
(上京区の御霊神社にも橘氏は合祀されていますけど。)

都に祟りをなした天皇の怒りを静めるために創建された御霊神社に対して、こちらの下桂
御霊神社は文人であった橘氏の社のせいか、そこはかとなく奥ゆかしい佇まいに思えます。



橘氏自身は政争に直接関わったわけじゃなくて、いわば、とばっちりみたいなモンで伊豆に
遠島される途中、静岡の三ケ日で病没。あまりに気の毒に思われたのか11年後に従四位下を追贈。

藤原氏ってのはドンドン政敵を倒しては、その後祟りを恐れて神社を建立しまくってますナ。


この能舞台横に「伊都内親王願文」の複写(手形入り)が掲げられています。

この社が建立された当時、この辺りは桂の名産品だった瓜の畑が多くみられたのかも知れませんね。



由緒、場所など詳しくはコチラ↓
http://shimokatsuragoryoujinjya.web.fc2.com/index.html

今日の廃屋。

2010年02月27日 09時15分57秒 | 路地と廃屋
「今日の料理」みたいなタイトルですナ。

人が住まなくなってさほど時は経ていない雰囲気ですね、この物件。

ところで、ワタクシ常に廃屋を求めてカメラ片手に街中をうろついているワケではありません。

たまたま通りがかりに遭遇したときにカメラに収めているだけですョ・・・・。

桂川西岸。

2010年02月26日 10時45分00秒 | 京都非観光迷所案内
昨日の京都はまるで4月を思わす暖かな気温でした。

店は2時半~5時まで休憩に入ります。いつもはシャッターを閉めた店内でボンヤリTVなどを観て
過ごすんですけど、昨日は春を感じる風に誘われて自転車で散歩に出かけてみました。

この桂大橋西岸には桂離宮という世界に誇る史跡がありますが、見学は宮内庁に前もって
申し込まねばなりません。離宮はそのうち参観するとして、今回は西岸を少しだけ散策。

離宮入り口の大木。なんとなく、ん~、さすが桂離宮。「うろ」までゲイジュツ的、などど
つまらないコトで感心してしまう・・・・・・。

この西岸が奇麗に整備されてから岸辺に下りたのは初めてです。

小学生のころ、季節は今時分、この辺りで冬眠あけでボンヤリしていた「牛蛙」を捕獲した
っけ。確か翌日学校へ持って行ったと思うけど、その後蛙はどうしたんだろう?

まさか食ったってコトはないよなぁ。多分講堂の裏の池にでも放してやったんでしょうね。



釣り人たちがそれぞれ足場を作っているのですが、確かに河川敷は国有地ですから、違法行為
にあたるのでしょうが、「子供が乗って遊ぶと危険です」とは過保護にもほどがあるわナ。

そんな事故が発生(するとは思えないけど)したときに責任追及を逃れるためにこんな警告書
を貼っているんでしょうけど、なんだか悲しい時代になったよなぁ・・・・・。

匠をささえる。

2010年02月25日 10時04分57秒 | Weblog
この前仏具の修理などを手がけている工房を紹介しましたけど、その仏具が収められている
寺社の修理、建築もやはり専門の工務店が請け負っているわけです。

昔は「宮大工」さんも大勢いたと思いますが、現在では専門の大工さんは少なくなって
いるのでしょう。友人のお爺さんも宮大工でしたが、次の代には普通の工務店に変更。

この工務店、というより建築会社の横を通ると木の香でなんとなく気持ちが癒されます。


これだけの材木を入手するのは現在ではかなり難しくなっていると思います。
切り出してすぐ使用せず、長い間水分を抜かなくてはいけない木材もあるのでしょうね。


そういえば祇園祭りの鉾に乗っているからくり人形は木製だから、体内?から水分が蒸発
するため、まるで汗をかいているいるように見えるそうです。

ねずみ男汁・・・・・・。

2010年02月24日 10時11分12秒 | グルメなのか?
月曜日まで相方は倉吉で着物仕事でした。そのお土産がコレ。(豆腐竹輪もありました)

妖怪コーヒー。↓。まぁ、あまり美味そうじゃないけど、許容範囲か・・・。

左の「乙女妖怪汁」はいちご、ホワイトグレープが入った果汁30パーセントジュース。
なんだか少しイヤラシイ、と思ってしまうのは、ワタクシがオヤジだから?

そしてコレ↓。ねずみ男汁。汁の横に小さくドリンクとルビがうってあるけど・・・・。

はっさく果汁20パーセントのジュースらしいけど、なんではっさくがねずみ男なんだろ?

商品名だけ聞いたら絶対飲みたくないジュースだけど、お土産としてはインパクトはありますナ。
(実際相方が買ってますから・・・・・。)


匠の世界。

2010年02月23日 10時51分31秒 | Weblog
昨日は二週間ぶりに店はお休み。一日ゴロゴロしていたいトコですが、そうもいきません。

今、密か(でもないか)に企画している商品の試作品が完成したとの連絡を受けていたから
左京区の精密金属加工屋さんへでかけてきました。

京都には数多くの社寺仏閣がありますが、その中に収められている仏具なども修理の必要
が発生しますよね。

そんな修理に必要な金属部品などもこの工房で手がけていはります。

精密な手仕事で仕上げる部分もあれば、いったいナニに使用するのか分からない大型機械
まで、機械マニアではない私でもなんだかゾクゾクするような心楽しい空間です。


ちなみに新企画商品は仏壇ではアリマセン・・・・・。

春の息吹。

2010年02月22日 11時04分21秒 | グルメなのか?
昨夜、takeちゃんが店に届けてくれた蕗の薹。そうかぁ、寒い寒い、といってても季節は
ちゃんと春に向かっているんですねぇ・・・。

渓流釣りから遠のいて以来、スーパー以外で目にかかる機会もなくなったなぁ。

さっそく天麩羅にしてみたけど、takeちゃんが帰ってからお客さんはたった一人・・・。
給料前の日曜はこんなもんです。

蕗の薹で思い出すのは北海道。あの地のは大人の握り拳くらいの大きさがあって、びっくり
しました。成長した蕗も超ビッグサイズだから当たり前なんですけどね。

辻辻の風景。

2010年02月21日 10時14分49秒 | 京都非観光迷所案内
こんな風景はどちらかというと「街角」というより「辻」とよぶのがふさわしい気がします。

京都の辻でよくみかけるこんな石碑も、いつのまにか姿を消していくのでしょうね。

建てられた時代はまちまちですが、大正から昭和の初期に京都市内に384基の道案内のため
の石碑を建てられた人がいます。

費用は当時の金額で2万円。(ちなみにビール大瓶が48銭の時代)

その人は西陣で博多帯の販売で財をなした三宅屋安兵衛さんと、その息子の清治郎さん。

ナビなんて無かった時代にはこんな石碑に多くの旅人が助けられたんでしょうね。

その石碑の横にある手水鉢?かなりの大きさです。

鶏飯(けいはん)

2010年02月20日 10時07分50秒 | グルメなのか?
当店の裏メニューに鶏飯が登場して約三週間。注文したお客さんはたった一人・・・。
そりゃそうだ、京都で鶏飯を知ってる人はほとんどいないでしょうから。

なんとなく鶏の炊き込みご飯を想像するけど、まったく別モノ。

どちらかというと、スープ茶漬けみたいなもんです。奄美大島出身、もしくはあの島に
行った人でないと知りませんよね。

注文された男性もスキューバで奄美に滞在した経験があったから、懐かしくてオーダー
しました、と言ってはりました。

多分これからも注文する人は少ないでしょうナ。「けいはん喰う人、おけいはん」なんて
関西限定オヤジギャグで、おあとがよろしいようで・・・・・。


賄いはステーキ。

2010年02月19日 18時56分23秒 | Weblog
何てゼータクな賄い…
お客様が来ないもんだからヤケ食い?

イヤイヤ違いますョ。昨日買い出しに行った
スーパーで一枚250円で特売していたオーストラリア産の
ヒレステーキです。

何時もは魚系が多いんですけど、たまには肉
も食べたいもんな。

値段は安いけど、ちゃんと筋切りして焼いた
から適度に柔らかくて美味い !

この前○ストでステーキ食べたけど、
顎がだるくなるほど噛んでも噛み切れなかったナ…。

しばらくはコメカミが痛かったぞ。

相方は昨日から出張中。

このブログ見たら「なによ!一人でステーキ食べて!」
何て帰ってきたら言うんダロな。

250円ですから許してあげなさい…。