秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

サラバ御影通り。

2009年03月31日 07時48分29秒 | 京都非観光迷所案内
この御影通りもしばらく通ることもないだろうナ。

御影通りと高原通りの交差点に昔「土佐料理」の店があったよなぁ。
今は「下鴨茶寮」の調理部になってますけど。

そうだ、20代後半、夜中に原付を運転していて車に追突されたのもこの交差点。
乗ってた原付が頑丈(べスパ)だったから軽症ですんだけど・・・。

この御影通り、東大路から北山通りの間に植樹されているのが「槐」(かい。えんじゅ)

中国の周時代、庭に三株の「槐」を植え、三公(大使、大伝、太保)がこれに向かって
って座したといわれます。このことから三公の位を槐位とよんだそうです。

このことから成功した人は庭にこの樹を植えるようになったとか。

京大農学部の北門を出た通りにこの樹を植えたのも、そんな希望に繋がる意味が
あったのでしょうね。

この風景ともしばらくはお別れだ。パソコンは来月の10日まで休業。
最後の荷物を詰め込んだら新生活へ向かってスタートです。


銀閣寺「大銀」。

2009年03月30日 18時37分14秒 | グルメなのか?
本日は「サヨナラ北白川企画」(いつできたんだ、そんな企画?)、という事で、
懐かしの大衆食堂「大銀」へ。

「大衆食堂」、というか京都の場合学生が多いもんで、(特に左京区)「学生食堂」、
という呼び方もされています。一般的には「定食屋」と呼ぶ場合が多いかも。

「ハイライト」「中島食堂」などは昔から大勢の学生の胃袋を満たしてきました。

この「大銀」もそんな店の一つです。最後にここで食事したのはいつだったろう?
多分20年以上昔だったと思います。

引き戸を開けて店に入ると、まずショーウインドゥに並んだメニューが出迎えて
くれます。そこでナニを注文するか考えても良いけど、次々に来客があるから、
とりあえず、テーブル席に座ってから決めることにしました。

周りのお客さんはほとんどが、「日替わり定食」を注文していたから、とりあえず
相方はそれを注文。ワタシは少し悩んで、結局「かつ丼」。

まつことシバシ、運ばれてきた定食は「赤魚の煮付け」「野菜のふくめ煮」etc。

しまった!この店はガテン系と学生の店だった。ご飯の量がハンパじゃない。
相方はすぐに小ライスと取替えてもらったけど、大ライスってドンだけあるんだろう?

(写真は取替え前の並ライスです。)

ワタシの「かつ丼」もかなりの量でした。無理すりゃ食べれなくはないけど・・。
味が「辛い!」香辛料の辛さには強いけど、醤油辛さはどうも・・・。

郡上八幡の味を思い出したゾ。でも運動部の学生や、外で汗を流している人たちに
は塩分は必要だしね。それだけワタシがヤワになったって事でしょうね。

「三日通ったら、きっと通風が再発するわ」って相方に言われて、納得しました。

この「大銀」には「中華蕎麦」や「カレーライス」のメニューが無いって事は「大衆食堂」
、というより、「定食屋」のカテゴリーに入るのかな。

もっとも、そんな基準はどこにも無いですけど。(ワタシが勝手に決めてます。)

そういえば、「大衆食堂」のカレーライスも長いこと食べてないな。
なぜか「大衆食堂」のカレーってウスターソースをかけたくなるんですよねぇ・・。

「大銀」は銀閣寺道を北へ、御影通りの一筋南を東。

さぁ、左京区で過ごす夜も今宵が最後だ・・・・・。






シバシの別れ。

2009年03月29日 17時36分39秒 | グルメなのか?
「グルメなのか?」で同じ店を紹介する事はまれですが、このたび北白川を
離れるもんで心残りの無いように「志七そば 吉田屋」を再来店。

日曜日にラーメン激戦区の一乗寺に出かける愚はおかしません。

アチコチで行列が出来てるけど、何だかナァ…。

この店は京大近くとあって、日曜は割合ゆっくりできます。しかしワタクシ思うに
一乗寺に出店したらベスト3に入ってもおかしく無いと思います。
(と、言っても私の個人的感想ですけど。)

スープは北海道は南茅部産の真昆布、鹿児島枕崎の鰹節、有明海産の小魚天日干を
使用。コクがあるけど胃にもたれません。スープに使用した後の煮干しが入った焼飯も
好きですね。(昼はラーメンセット850円)がお得。

メタボ注意報のため普段はスープは残す事が多いけど、この店では完食してしまう。

麺は極細麺で、その点もワタシのお気に入りです。

以前一度紹介してますけど、再紹介。

東大路今出川を東、京大農学部前を越えた北側。木曜定休。

悩ましい饂飩。

2009年03月28日 06時06分04秒 | グルメなのか?
この「大阪屋」も気にはなっていたけど、駐車場が無いもんで、いつも通過していた店です。

昨日は意を決して(そんなタイソウなもんでは無いか)、向かいのコインパーキングに
駐車。三台で満車のミニパーキングです。

どうして気になっていたか、というと店頭に掲げられたメニューの豊富なこと。

「たぬき」だけで●「東京風(あげと天麩羅。590円」 ●「名古屋風(あげとかしわ。590円。)」
●「京都風(あげ入りあんかけ。590円)」 ●「大阪風(きつねそば。550円)」

「たぬき」って各地によってまったく違ったシロモノだとは知ってたけど、このように
明確に実物を体験できる店はそうそうあるまい。

だけど、メニューが多すぎて頭を悩ませてしまいます・・・。

とりあえず、「名物京都風たぬき」を注文しようかと思ったけど、そこはヒネクレモノの爺、
「あげ入りあんあけ蕎麦」をチョイス。相方は「きつね饂飩」。

これで「自家製はんなり細うどん」と蕎麦の両方味見ができるってコトですナ。

蕎麦も多分自家製麺でしょうね。平たく太めで柔らか目。饂飩は細くて柔らかい。

たしかに両方「はんなり」してます。コシを求める人にはお勧めできませんが、
お年寄りや胃弱の人、歯の悪い人には最適かも知れません。

そういえば西本願寺のすぐ側だし、年配の参拝客向けかも。

駐車場が無いから、めったに来ることが出来ない店だし、思いきって「小丼」の天丼も
注文。(リバウンド注意報のサインが脳裏の片隅で点滅。でも相方と半分こだし)

町田で食べた「かつ丼」は辛くて閉口したけど、この丼を口にして、「あ~やっぱり
あたしゃ関西人だわ」と再確認いたしました。
(でもあの店、東京人のADさんもきつね蕎麦の出汁が辛すぎるって言ってたけどネ)

ところで、その東京人のADさん、「衣笠丼」ってナニ?と申されてたけど、もしかして
関東には「衣笠丼」は存在しないのだろうか?

郡上八幡には存在したけど。(もっともワタシの知る衣笠丼とは大きくかけ離れてました。)

店の場所は下京区七条堀川東。営業時間 10:00~17:00(売り切れ次第閉店)

店の名刺には土・日・祝日は営業とありましたが定休日は書かれていません。
もしかして年中無休?

何足のワラジ?

2009年03月27日 07時19分18秒 | Weblog
いったんほころびかけた桜の蕾も「エッ、ワタシもしかしてフライング?」なんて
思ってしまう寒さですね。

昨日の京都は時雨空。北山には大きな虹がかかっていました。(写真は不鮮明ですが)

転居先もようやく決定。ドタバタしたけど、結果オーライでした。

不動産屋巡りをしている最中にK君から携帯に電話があって、
「マンション所有している知人がいるから、いっぺん聞いてみよか?」

ダメもとでお願いしたら、空いてました、一部屋!

オーナーは同じ染色関係者で、話はとんとん拍子で進み、部屋を拝見したけど、
ひと目みて即決。場所も文句なし。

今回は場所が一番の問題でした。と、いうのも来月からワタクシ、夜は居酒屋経営者。

閉店後の通勤を考えると店から離れすぎると、大変です。その点、契約したマンションは
店まで自転車でも10~15分。(多分飲むだろうし車通勤は論外です。)

相方の実家も近いから文句無し。

さぁ忙しくなるぞぉ。今までの「着物関係」「居酒屋」その他の仕事。
いったい何足のワラジを履くことになるのやら・・・・。

(その前に前歯も入れないと。現在製作中・・・。)


食堂の中華蕎麦。

2009年03月26日 07時29分46秒 | グルメなのか?
たまぁ~に食べたくなる大衆食堂の中華蕎麦。(今でも大衆食堂なんて言うんだろうか?)

手間かけた複雑系スープよりシンプルな出汁系の中華蕎麦を体が求めている時は、
やや胃腸が疲れ気味なのかも知れませんね。

子供の頃、近所の食堂や岡崎の動物園で食べたこの中華蕎麦、味に共通点がある
のか、一口すすると、ナゼか懐かしい・・・・。

今回は東山安井の「力餅食堂」

「力餅食堂」は近畿圏を中心に多くみられる食堂で、店内に掲げられた立派
な額に各店舗の所在が記されていました。幼稚園の同窓生の店も記されているはず。

このテの店のショーウインドウには「おはぎ」「稲荷寿司」などが並んでいますが
ナゼか美味そうに見えるんですよね~。

つい、稲荷寿司二ケを注文。揚げは薄味、中身は人参とゴマだけのシンプルな
シロモノでしたが、中華蕎麦のサイドメニューとしての選択は間違っていませんでした。

蕎麦を啜っていると近所の人たち数組が「おはぎ」を買い求めにやってきたはり
ました。人気商品のようですが、中華蕎麦との相性は???

あ、デザートとして食べれば良かったのか・・・・。

江畑で焼肉。

2009年03月25日 09時52分35秒 | グルメなのか?
6日ぶりに京都に帰った私を待っていたのは焼肉。

この「江畑」の焼肉との再会は何十年ぶりだろう?

最近なぜか懐かしい焼肉店との再会が続いてますね。

今回は来月から始めるサイドビジネスの打ち合わせ
の為にK君がこの店を指定、京都駅から直行。

久しぶりに肉食獣になった後、K君の馴染みの店を
もう一軒ハシゴして帰宅。え~っとナンの話し、したっけ…?

仕事はともかく、次の引っ越し先が2転3転、また4転。

引っ越し日も運送屋も決定、安心してたら
大間違い !

大家さんとは一度会って話も済んでたのですが
いざ契約書を交わそとしたら、不動産屋を通して
欲しい、との事。そこで教えられた不動産屋に
連絡したけど、どうも話がチンプンカンプン。

どうやら大家さん認知症気味らしく、
言ってる事がそのつど違っていて不動産屋も戸惑っている様子です。

良かったら他の物件紹介しますって言われても今さらナァ…。

とりあえず不動産屋に行ってみるしか無いか…。

着物の輪。

2009年03月24日 06時11分53秒 | 着物話
昨日は午前中の来場者がゼロ。後で聞いたら皆さん「WBC」を観戦しておられたそうで・・・。

オリンピックやこういったイベントになると突然日本人であることを思い出すようですね。

常日頃から日本人であることを自覚するためには着物を着ること!っと言っても無理ですわな。

せめてちょっとしたお出かけやイベントの際だけでも「ハレ」の気持ちになってもらえれば嬉しいのですが。

昨日はそんな「ハレ」の気分を楽しんでおられるお客様との出会いがありました。

「木村真紀」さん。TVのCMソングや各地でコンサート活動をされています。

そんなコンサートのときに、着物姿で弾き語りをされることもあるそうです。
控えの時間などに、着物で来場されたお客様と着物談義に花が咲くこともあるとか。

着物と音楽の好きな方はぜひ木村さんのコンサートへ行くべし!
こうして着物の輪が少しでも広がっていけば嬉しく思う催事最終日です。

(写真はご本人の承諾を得てUPさせていただきました。)

木村真紀さんのホームページ↓
http://www.kimuramaki.com/Top.html


催事中の昼食。

2009年03月23日 06時34分29秒 | グルメなのか?
催事(展示会)中の昼食はだいたい3パターンに分かれます。

一つは主催者側が用意してくれた弁当。このパターンが一番多いですね。

後は問屋さんのビル内などで開催される場合の食堂利用。

そして今回のようにテナントビル内での催事の場合の外食。

テナントの場合、バックヤードが狭いから、どうしてもそうなるんですけど、私は
気分転換もできるし、なにより好きなもの(特に麺類!)が選べるから、外食が一番。

今回のテナントビルは飲食店が僅かしか入ってないので、付近の店で済ませてます
けど、やっぱり毎食麺類。

昨日は近所の蕎麦屋へ。(石臼挽手打ちそば「石の森」)これは「もり蕎麦大」。

場所柄(東京)、ツユがどうしても辛く感じられるのはともかく、催事中に手打ち
蕎麦が食べられるのは、とてもシアワセ・・・・。

話は変わりますけど、AD(着付け師)さんと催事中の昼食の話をしていて
「最近、出される弁当のランク落ちてきてません?」と言われ、ナルホドと納得。

売り上げ不振の影響はこんなトコにもでてるんだ。でも食べられるだけでも幸せ
だと思わなきゃね。