秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

市場の神さん。

2009年09月30日 15時11分42秒 | 京都非観光迷所案内
昨日の夜遅く京都に帰還。今日は問屋さんに催事報告書を提出した後、しばらく店を閉めて
いたもんで食材を買い求めに中央市場へ。(いったい私はいつ休むんだろ?)

市場内にあるこの神社、子供の頃からこの場所にあるって事は知ってたけど、
何のための神社なのかは知りませんでした。

何のためかというと、ズバリ「市場の守り神」。

当たり前、といえば当たり前なんですけど、まさかこの「神さん」が市場を守って
いたとは。

昭和2年に中央市場の開設と同時に創建。本社は「市比賣神社」。

「市比賣神社」は平安京遷都の翌年(795年)に東西市場の守護神として筑紫の
宗像大神を勧請したものだそうです。

当時の東西市場では、歌の読み合わせなどが頻繁に行われて、上手く読み合わせた
カップルは逢瀬を楽しんだ、という話ですよ。(正確には歌垣)

その場合、女性は人妻であっても、お構いナシだったとか。おおらかな時代です。
でも、歌の素養がないとお話になりませんけどネ・・・。

それはさておき。

市場の前に「力餅食堂」がありまして、この店の跡取りが幼稚園時代の同窓生。

彼は長いことイタリアで暮らしていたんですけど、店を継ぐために帰国している、
という話をS君に聞いて昼食がてら立ち寄ってみました。

少し話しをしたけど、数十年ぶりですから、お互いほとんど憶えてませんでしたね。

彼の話では中央市場も斜陽の一途をとげているそうです。

これは現地から直接トラック輸送で販売店に商材が運ばれるようになったため。

以前はお昼に仕事を終えた人たちが、食事がてらビールなど飲んで店も賑わった
そうですが、今は市場内の安い弁当で済ます人が多くなって、暇になったと話してました。

市場の神さん、今の現状をどう思ってはるんでしょうナ・・・。


食べブログに登録してもらいました。↓
http://r.tabelog.com/kyoto/A2604/A260401/26014115/

サラバ福島。

2009年09月29日 06時43分29秒 | 旅ゆけば
24日からの福島催事も本日で終了。

今夕には京都へ戻ります。

催事の結果は、まぁ可も無く不可も無くって感じです。
いや、むしろ今の時勢で不可がないって事は健闘できたと言ってもいいかも。

無論、これは私の力じゃ無くて、お店のスタッフの努力の結果ですけどね。

催事はOKだったけど、困ったことが一つ・・・・。

寝違えた! 首を回そうとしたら激痛が。昨日の朝から少し痛みがあったけど、
かなり悪化しとります。

ツバを飲み込んでも痛い!

横を向こうとしたら、出来損ないのロボットみたいに体ごと動かさないといけません。

まずいぞ、コレは・・・。

とにかく、福島よまた来る日まで。

駅前のピアニスト。

2009年09月28日 20時56分29秒 | 旅ゆけば
正確にはピアノじゃ無くてオルガンなんですけどね。弾いてるヒトは「小関裕而」
先生。

と言われても分かる人は少ないでしょうね。(実は私も良く知らなかったけど)

和製ユーザとも称された日本が誇る作曲家。「六甲おろし」も「闘魂こめて」
もこの先生が作曲された、と、いえばご理解いただけるでしょうか。

小関先生、雨の日も風の日も毎日福島駅前でオルガンを弾いてはります。

そんな福島も今夜で最終。今回は飯坂温泉まで行く元気(時間も)が無かった
けど、次に来る機会があったら「鯖湖湯」を再訪したいもんです。



西陣もタイヘンダ。

2009年09月27日 20時39分27秒 | 着物話
今回の催事でご一緒した帯屋のお父さん。(と、いっても年齢は一回りくらいしか
変わりませんケド)

西陣で生まれ育ったお父さんは、繁栄と衰退を目のあたりにしてきたはります。

ちょっと前まで祇園でブイブイいわしていた機屋の社長が夜逃げなんてザラ。(くらいなら
いいけど・・・・。)

まだ、いい目した人は良いけど、真面目に機織していた職人さんたちは誰も救済
してくれまへん。

織機も今では故障しても西陣では修理できる織機屋が無くて、北陸まで持って
行って修復しなければならない現状だそうです。

「西陣グラフ」も廃刊になったとか・・・。

前原さん、ダム問題もええけど、もうちょっと足元を見たほうがええんとちゃう?

なんて偉そうなこと言える立場でもないんですけどね。

「着物話」のカテゴリー、もっと明るい話題にしたいけど、現場に居るとつい
こんな話になってしまってスンマヘン。

では話題を変えて今夜のワタクシの夕食。

生魚が食べたくて駅中の鮮魚店「大晃」でお買い物。

魚系なら福島駅近辺では一番ですナ。と、いっても比較対象する店がほとんど無い
んですけど。でも8時回ったら鮮魚コーナーがスッカラカンになる「イトーヨーカドー」
より格段によろしいかと思います、私。

今日は鮪の刺身880円が閉店前で半額。京都なら上中トロでとおる品でしたョ。
醤油もしっかり貰って、今夜は大満足!


醤油が無い!

2009年09月25日 22時27分18秒 | グルメなのか?
昨夜は問屋さんと帯屋のお父さんとで居酒屋で一杯。

今夜からはいつも通りホテルで部屋食。福島駅東口にはコンビニしかないもんで
西口のイトーヨーカドーまで遠征したけど・・・・。

9時閉店で、店に入ったのが8時過ぎ。鮮魚コーナー、惣菜コーナーにはな~ん
にも食材がありまへんがな。

無駄をなくす、ってのは大事だけど仕事帰りの人たちにとっては悲しい状況です。

かろうじて残っていた刺身用のホタテを購入。部屋に戻ってさぁ食べようとしたら
醤油がありまへん。いつもなら出張用セットの中にミニ醤油ボトルを入れてるのに
今回はすっかり忘れておりました。

仕方ないから「山形の旨だし」(漬物?)を乗っけて食べてます。

結論を言えば、やはりホタテの刺身はワサビ醤油が一番ですナ・・・・。

福島駅で迷走中。

2009年09月24日 12時58分04秒 | 旅ゆけば
新幹線のホームから見えた「東横イン」の
看板。方角は西口。重たいスーツケースを
転がし、到着。まだチェックイン出来ないし荷物だけ
フロントに預けておこうとしたら、予約がしてない…。

またやってしまった。フロント係に「もしかして東口にもあったりする?」って聞いら、
ピンポーン!

また地下道を汗をかきつつ東口へ。

だいたい駅前に造り過ぎだよ「東横イン」

せっかく福島に来たんだし、美味い蕎麦が食べ
たいと思って駅前を探したけど見つからん。
西口にはあったけど今さら戻るのもナァ…。
結局デパ地下でこれ食ってます…。

京の讃岐ウドン「讃水」

2009年09月23日 08時52分16秒 | グルメなのか?
今でこそ京都でも讃岐ウドンの看板をあちこちで見かけるようになりましたが、
この「讃水」さんがお店を始められた40年ほど前にはほとんど讃岐うどんの店
はなかったそうです。

コシのある太いウドンを初めて食した京都人は「なんどすかいな、これは?」と
首を傾げたかもしれませんナ。

京都人の嗜好にあわせて細めのウドンを打つなど、店主さんはいろいろご苦労され
たようです。

継続は力ナリ。今では京都の「讃岐ウドン」の老舗としての地位を築いていはります。

店内は落ち着いた、昔ながらのたたずまい。壁のパネルに目をやると、おお、懐かし
の「金田一探偵」。(古谷一行さんバージョンです。撮影で使われたようです)

注文したのは相方は「天ザルウドン細麺」、私は「カツ丼」。

相方のウドンを一口試食。ん~、細くてコシのあるウドンは喉越しに心地良し。
ツユはやや辛めかな。

カツ丼はカリッと揚がったカツに絶妙な卵のとき加減、味はこちらもやや辛いと
思えるけど、どちらかと言えば「辛め」の範囲で、私は好みです、この味。

やや甘めの薄味が「京のウドン」、といわれた地域で40年前にこのタイプのウドン
で勝負をかけた店主さんは、かなり勇気がいったでしょうね。

でも、四国であれ、京都であれ美味しいものは認知される、という事ですナ。
↓「讃水」
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260203/26008459/dtlmap/


「鶏ちゃん」からのお知らせ。

明日24日~29日まで臨時休業いたします。相方と私のスケジュールがどうして
も調整できなかったもので、ご迷惑おかけします。


マルナマ食品の「うにいか」。

2009年09月22日 10時54分22秒 | グルメなのか?
中央市場で2代続いて店をかまえているS君が、わざわざ自宅まで持ってきて
「コレ、めちゃ美味いし。最近これにはまっているんや」と推薦の一品です。

昨日開封。二人だけで食べるのはもったいないんで常連さんにも少しおすそ分け
したけど、さすがS君が薦めるだけあって、かなりのスグレモノ。

雲丹を使用した加工品は、ほとんどがペースト状になっていますが、これは
プリン、とした雲丹が丸ごと使用されています。

イカの身も柔らかく濃厚な味でしたな。 これは酒、日本酒が欲しくなる一品。

このまま食べても美味いけど、濃厚味の冷奴に乗せてたら、一品料理としても
いけますよ、これは。  おおきにでしたS君。

↓マルナマ食品
http://www.marunama.co.jp/shokuhin/index.html


なぜなんだろ?

2009年09月21日 10時05分40秒 | Weblog
昨日は連休2日目。勤め帰りのお客様が多い当店としては、多分ヒマだろうなぁ、
と思ってたらズバリ的中。(そんな予感は当たらなくていいんですケド・・・。)

その前の3日ほどが、そこそこ忙しかったのは休み前、ってこともあるんでしょう
けど、なぜか集客のある日はお客様が重なるんですよね。(表現がおかしい気もするけど)

常連さんは別にして、久しぶりの友人が来店したりするのもそんな日です。

いつも満席の店だと分からないけど、ウチみたいにまだ波のある店だと、人が
外で飲みたくなる日の条件が何かあるんだろうか、と推察できますな。

それと不思議に思うのがお客様のオーダー。

なぜか重なるんですよね。前のお客様が注文してたのを見て、あ、私もソレ、って
場合はわかるけど、時間的にもバラバラなんですよ。

それが2~3日まったく(場合によっては一週間以上)オーダーがなかった品が
その日に限って重なるのはナゼなんだろう?

そのあたりが解明できたら飲食業界で大成功できるかも?

写真は昨日の「女子部」。お二人は美容師さんです。またのご来店をお待ちしてます!
(写真は許可を得てUPさせてもらってます。)