秀明記(syuumeiki)

着物デザイナーが日々感じたこと、
全国旅(催事)で出会った人たちとのエピソードなど・・・
つれずれなるままに。

今年もあと一月(と、一日)。

2006年11月30日 07時43分12秒 | Weblog
今年一年、良く流れ歩いたもんです・・・。

まだ、一つ残ってマスけどね。

大手問屋の倒産のおかげ?で12月は例年に比べてゆっくりしてます。
(ゆっくり、何て言ってる場合じゃないんだけど、仕方無いもんなぁ)。

あと一つは20日前後に三重県。クリスマスは仏教徒ですから、
ホテルで一人寂しい食事も平気です。

良く言われることですが、結婚式は神教、葬式は仏教、クリスマスは
キリスト教の日本人。

節操が無い、と言えばそれまでですが、鈴木孝夫氏の「言葉のちから」に
よると、本地垂迹(ほんちすいじゃく)のこの姿勢は世界に誇るべき物らしい。

たしかに、経済的理由もあるけど、宗教が世界紛争の根になってる
場合が多いもんね。

物や場所にまで神が宿る、というアニミズム的考えは嫌いじゃないです。

写真は御影通りの教会です。

何年か前のイブの夜、ミサに出かけたことありましたが、そんな厳か
なクリスマスイブもたまにはイイかも知れません。(今年は無理ですけど。)

学園祭のシーズンですねぇ。

2006年11月29日 08時17分19秒 | Weblog
写真は百万遍の京大です。

ここの石垣、取り壊して歩道を広くする計画でしたが、学生たち
の反対で中止になりました。

昔なら、ヘルメットとゲバ棒(古い話です。)で激しく闘争!
というトコでしたが、この石垣の上に櫓を組んで、石垣カフェにして
のんびり反対してました。(昔に比べたらのんびり、という意味ですが。)

なんか、そういうのもアリかな、と思うのは老いのせいか・・・?

しかし、京都市も金余っているワケないのに何考えていたんでしょうねぇ?

毎年恒例。

2006年11月28日 20時56分07秒 | Weblog
今年もロームのイルミネーションの点燈が始まりましたね。

先日通過した時は設営中でしたけど、クリスマスが近づいて来たんですな。

ワタクシはこれも毎年恒例の事ですが、クリスマスは催事で京都に居ませんケド・・。

写真は車内から撮影したもんで、ウインドゥの汚れが雪みたいに
見えてイインデナ無いカイ?

場所は五条西大路、西入る、佐井通り付近です。


たまにはトースト。

2006年11月28日 08時02分16秒 | Weblog
今朝は「まるほベーカリー」で買ってきた食パンをオーブンで
カリッと、焼いてみました。

時間かかるけど、やはりトーストはオーブンですな。

今出川東大路上がるの「まるほ」は、昔ながらのパン屋さんで、
オシャレなデニッシュ系などは無いけど、食パンはモチモチ、っとして
なんか懐かしい味。(と、いっても子供の頃、こんなパン食べてなかったけど。)

ところで、昨日の綱道の紹介で蕎麦屋、が麦屋になってました、すんません。

ついでに、昨日例えに上げた饂飩で表現不可能なのが「伊勢饂飩」。

最初(で最後になると思う)に食べたのは伊勢自動車道のサービスエリア。

注文して出てきた饂飩をみて、
「おばちゃん、汁、汁どこイッタンや~!!」、と叫びそうになりました。

真っ白な饂飩に醤油かけただけ。(に、しか見えんかったし、多分そんな
モンだったと思います。思い出すのもオゾマシイ・・・。)

椎名誠氏の「麺の甲子園」によると、近頃ではかなり改革されて
いる様子ですが、あれを饂飩(麺)のカテゴリーに含むことはできまへん。

あ、こんなコト言うと饂飩界のイジメになるか?

食習慣は地域によってそれぞれだしね。(あれが大好きって人もいるハズ。)

秋の長雨・・。今日のお昼は何食べよう。

写真は鴨川の鴨・・・・・。


セクシーなウドン。

2006年11月27日 09時04分37秒 | グルメなのか?
外から見て、蕎麦屋の良し悪しを判断するのに、看板(幟)に
「本格的手打ち蕎麦、饂飩」、と書いてあると、まずパスしたほうがヨシ。

蕎麦か饂飩、どっちかはっきりせんかい!

やはり、蕎麦屋か饂飩屋か明確に表示している店のほうが正しい事が多いです。
(表示していてもアウトの店もありますが・・・。)

別に蕎麦屋に饂飩があっても(その逆も)イイとおもうけど、
どちらも美味い!てのは難しいよな。

ワタクシの知る限りでは北大路駅近所の「綱道」が唯一の例外です。

ずっと蕎麦ばかり注文してたけど、ある日同行者が饂飩を注文。

少し味見したけど、これがナカナカのモノでした。

讃岐はどっしりした粘り腰の「おかん(母)」。

稲庭は色白で線は細いけど、芯はしっかり者の「秋田オボコ」。

綱道の場合、舞妓から芸妓になったばかりの「色気」の饂飩・・。
(自分で書いていて意味が良くワカラン)

いつも蕎麦ばかり食べてるワタクシ、試食させてくれた同行者に
饂飩の感想を聞かれ、おもわず口にした言葉が、

「う~ん、セクシーな歯ごたえ、かな?」

爆笑したあと、「確かにそーだ」と同意を得ました。

饂飩はやや細め、蕎麦はしっかりした食感、どちらもイケます。
(これからの季節、煮込み饂飩がさらに美味しくなって参ります。)

場所は北大路烏丸を一本(細い路地)西へ、少し上がったトコです。

このあいだは定休日で店閉ってました・・・。

いつもの事だけど、ちゃんと定休日調べて行けョ~。

ここも散歩道です。

2006年11月26日 20時34分30秒 | Weblog

鴨川べりも普段は車で行き来するだけですが、たまに歩きます。

おもに北大路橋辺りから、丸太町くらいまでですが、気が向けば
三条近辺まで足を伸ばす事もあります。

ジョギングをする人、太極拳の練習をする人、トロンボーンを吹く人・・。

河川敷では皆さん自由に楽しんでおられます。

橋ごとにホームレスの人達が小奇麗な住居も構えてはります。
中には、銀杏の実を販売してる人もいましたな。

爺からすれば、あまりにも綺麗に整備され過ぎている感はありますが、
さすがにゴミもほとんど見当たらないのは、行政だけに頼らず、
人々が鴨川を慈しんでいるせいでしょう。

もっとも、その上流でかなり酷い事になっている事情を知る人は
ほとんどいませんが・・・。

建築(土木)と行政の癒着は今更言うまでも無いか。

おっと、こんな話をしたら、雲ヶ畑(鴨川上流)辺りに埋められるかも知れ
ないのでヤメとこ。

写真は川端通りの桜並木です。

桜の木も紅葉するんですよ。

京都非観光迷所案内その13

2006年11月26日 11時53分42秒 | 京都非観光迷所案内
今日のお題は「忘れられた松ちゃん」。

まっちゃん、と言ってもダウンタウンと違いますョ。

「目玉のまっちゃん」と呼ばれた日本最古の映画スターです。
何しろ、出演した映画が1000本を越した役者なんて、世界にも少ないでしょう。

因みにギネスに登録されている「田中絹代」さんでも300本ほどですから。

(まぁ、創成期ですから短編が多く、記録も正確で無いとしても、
スゴイ数には変わりないですな。)

「尾上松之助」。(1875~1926)

ワタクシもフィルムはまだ観た事は無いですが、「京都文化博物館」
に行けば残されているかも知れません。

その「まっちゃん」の銅像がポツン、と寂しそーに建ってはるのが、
京阪出町柳そばの小さな公園です。

出町駅から下賀茂神社に向かう観光客は横の道を大勢通過するケド、
この公園の「まっちゃん」を気にとめる人はいません。

なんでこんなトコに日本最古のスターの銅像が建っているのか?

昔、聞いた話では日活(当時は統合される前の横田商会だったかも、
の撮影所があった、というコトですが真偽の程は不明。調べりゃ分るケド)

賀茂の河原のそばで、下賀茂神社の「糺の森」も近い、となれば頷けます。

これも昔の話ですが、当時ここにある公衆トイレ辺り、夜は男同士の
カップルのハッテン場とか・・・。

知らずにトイレを使おうとして、オジサンに迫られ、逃げ出した
友人もいましたね。(今はどうなのかは知りませんケド。)

京都市内に貧しい人のために、松之助さんがポケットマネーで長屋を建てた
という話も残っています。

お墓も京都のお寺(北区等持院)、にありますが、「お墓」のホームページって
あるんですね。※「日本の墓」、毎月1日更新、・・って何か怖いけど可笑しい。

要するに、有名人のお墓を調べたくなったら、このページを開くと、
場所はもちろん、材質、大きさから、南向きに建てられているとかまで分る。

やはり、「お墓マニア」も居るンダ・・。(お気に入り、に登録。)

最近、日本映画も少し息を吹き返している様子だし、公園の片隅で
「まっちゃん」も喜んでいるかも?



今日も蕎麦を食う。

2006年11月25日 19時18分53秒 | グルメなのか?
本日の昼食は河原町丸太町下がる、の「有喜蕎心庵」のザル蕎麦。

まだ新しい(と、言っても一年以上は経っていると思います)店ですが、
「趣味が昂じて店となった!」、と店の紹介にあるように、素人さんが
蕎麦にとりつかれて始めた店のようです。

最初の頃は働き手のローテンションが上手くいかなかったのか、
せっかく出かけたのに休み、てな事もありました。

「商売、なめんなよ!趣味で金取るならヤメちまえ!」と思った時も
ありましたが、最近では一応まともに営業している様子です。

有喜屋の「蕎麦打ち塾」で勉強されたそうですが、有喜屋の三代目の
主人が東京の「藪そば」で修行されたらしいので、味は正統派だと思えます。

さすがに蕎麦湯を出すタイミングは絶妙です。

蕎麦専門店といえども、まだ箸をつけたばかりなのに、いきなり
蕎麦湯を持ってくる店もあったりして、それだけでゲンナリする事もあります。

麺類に対してはかなり甘い評価の爺ですが、サービスの点に関しては
かなりシビアな目で見てます。

いつも言ってる事だけど、味覚は個人個人、それぞれですけど、
接客はそうじゃないんですよね。

偉そうにしている店主の店で、叱られながら嬉しそうに食事する
馬鹿の気持ちが分りません。

確かに味に自信があって、これはこのように食べて欲しい、という
気持ちはわからんでもないどね。

あ、また爺のタワゴトが始まりそうだ、やめとこ。

ワタクシも蕎麦喰いの端くれですから、福井の蕎麦道場とかで自分で
打った蕎麦も食べたけど、やはり専門職に打ってもらったほうが
美味い、と思いました。

やはり、餅は餅屋、じゃなくて蕎麦は蕎麦屋です。それがプロとアマ
の違いです。

この店から少し下がったトコにある、河道屋倖松庵分店(サークルKの
二階)の蕎麦も安心して(変な言い方ですけど)いただけます。






ステキな散歩道。

2006年11月25日 09時23分26秒 | 路地と廃屋
前回、「ステキな通勤路」ってタイトルにしたもんで・・・。

今でもお金には縁が無いけど、若い頃はもーーーーっと貧乏でして、
休日は散歩ばかりしてたときがありました。

遠くもない実家で暮らせば、そんなに苦労しなくて済んだけど、
別に苦労とも思いませんでしたから・・。

(それがイカンのかも?もう少しお金に執着した方がイイとは思うんだケド。)

やはり、一番良く歩いたのが昨日紹介したコースです。

神楽岡通りから少し路地を入ると、どこからか三味線の音が聞こえ
てきたこともありました。(芸者さんの置屋などはありませんが、
祇園あたりを引いた婆さんが爪弾いているのか?なんて想像しながら
歩くのは楽しいもんでした。想像にはお金かかりませんしね。)

昨日は真如堂から引き返したけど(観光客が多いので)、その当時は
お墓ウォッチング(墓マニアではナイです)したりして、そのまま岡崎
まで歩いたものでした。

隣(なのか一緒なのか分りませんが)の金戒光明寺は、幕末、
会津藩が駐屯していたお寺です。

一説によると、徳川幕府が、京都に乱が起こった場合に備え二条城の他に、
二つの偽装城を作った、といわれ、その一つが黒谷の光明寺らしい。

(もう一つは華頂山の知恩院)

境内の一画には「会津藩士」の墓地があり、昔訊ねた頃はまだ小さな
桜の木が、今春見ると、一人前の桜になってました。
(時は流れているのネ・・・。)

山歩きを始めてからは、余り訪れることはなくなりましたが、
たまには、肌で歴史を感じてみるのもいいか、と思った爺でした。

写真は真如堂隣のお寺の土塀です。

昔はもっと崩れかけた土塀もあり、心休まったもんです。
(もしかして、廃屋では無く「崩れマニア」だったのかも?)

チャレンジはしてみたけど・・・。

2006年11月24日 21時04分07秒 | Weblog

本日、一瞬テンプレートが変わりました。

今は元に戻ってますけど、誰も気付かなかったと思います。

と、いうのも何とか写真のレイアウトなど変更したくて。
(現在使用のモノは出来ないらしい・・。)

やっぴーさんに教えて貰ったやり方で挑戦したけど、できまへん。
(ナサケナヤ・・・。)

ま、ひとつ、長い目で見てやっておくれやす。

※現在12月2日貼り付けに成功。

今日は午前中に少し時間が空いたもんで、昨日の運動不足を
補うべく、気に入りのコースを散歩してまいりました。

御影通りから、京大農学部裏の遊歩道を経て、銀閣寺道へ。

白川通りの一本西の神楽岡通りを下がり(南下)ます。

左に見えるは大文字山、右側は「節分祭」で賑わう吉田山。

こちら側の吉田山住宅街は、フモトは最近の住居ですが、
上に行くと、昔の建物が残っています。


なんでも、御所で勤めていた人達の住居らしく、それを教えて
くれた左官屋さんによると、「今ではこんな、たてもん(建築)
出来る大工おらんやろなぁ」という話でした。(20年以上昔の話ですけど。)

その近く「蕪庵」(で良かったかナ)という喫茶店も昨日TVで紹介
されてましたな。(関西方面だけだと思いますが。)

コーヒーよりアルコールの爺ですから、縁の無い店ですが、
麓に下った「吉田山荘」の喫茶室(店とは言えません)にはタマに
行くコトありました。

基本的には「料亭」なんですけど、料理を待つための洋室がスバラシイ。

皇族の別邸だかなんだかで、マサに迎賓館(行った事ないけど)。

以前は喫茶室だけでも利用できたけど、今日前を通ったら喫茶ルーム
の案内が出てなかったし、止めたのかも知れません。(残念!)

予算に余裕がある人は、ここの喫茶室で料理の準備が出来るまで、室内
を鑑賞されるもよし。(10人も入れない部屋ですが。)

京都駅まで出るには不便な場所ですが、未だこの地を離れられない
理由の一つがこの散歩道です。