非常勤講師として働いている大学では、色々な学びがあります。
初年度だからこそ感じていることも沢山あると思います。
「教える」
とは何なのか??
割と長い間、専門学校で教えていましたが、あまり考えずここまできてしまいました。
いや、色々私なりに考えていたのですが、教え方も含め会社が用意するものに従っていた…それが正しい方法と思ってきました。
考えてみると、私は言われることを聞くことが良い、という価値観をもっていました。
別に上から押さえつけられていたわけでもありません。むしろ、色々な意見を言って欲しい、と思っているような環境です。
だけど、講師として会社に所属し契約社員として働いているうちに、下手なことを言ったら契約を切られてしまう…と思っていました。
会社には役割があり、授業開発をしている人たちもいました。
それを専門学校で実施する。
私は、それを実行する講師でした。
大学で教え始めて、自分の役割が少し変わっているのに気づきました。
つまらない授業に対する学生の反応は明らかでした。
今までなら、「会社で用意しているカリキュラムだからね」
という言い訳が通用しましたが、ある程度裁量がある、大学ではそうはいきません。
私は大学の仕事を始めてから、毎回反省しています。
しかし、少しやり方を変えてみると、学生の反応が変わる。
それに面白みを感じ始めていました。
もう、私が学生から学んでいる、そんな感じです。
そして、それは長らくお世話になっている専門学校の学生にも。
大学でのやり方をそのままやるわけにはいきませんが、声がけなど変えてみると、学生の反応が変わる。
私の心持ちも変わる。
今更…と我ながら思いますが、教える立場として、本当に色々な気づきがあり、学ばせてもらっています。