大人の勉強&フリーランス生活

働きながら通信制大学卒業、大学院の修士、博士課程を修了し、博士号を取得しました。

教えることは難しいけれど

2019年07月16日 | 大学講師
非常勤講師として働いている大学では、色々な学びがあります。

初年度だからこそ感じていることも沢山あると思います。

「教える」

とは何なのか??

割と長い間、専門学校で教えていましたが、あまり考えずここまできてしまいました。

いや、色々私なりに考えていたのですが、教え方も含め会社が用意するものに従っていた…それが正しい方法と思ってきました。

考えてみると、私は言われることを聞くことが良い、という価値観をもっていました。

別に上から押さえつけられていたわけでもありません。むしろ、色々な意見を言って欲しい、と思っているような環境です。

だけど、講師として会社に所属し契約社員として働いているうちに、下手なことを言ったら契約を切られてしまう…と思っていました。

会社には役割があり、授業開発をしている人たちもいました。
それを専門学校で実施する。
私は、それを実行する講師でした。

大学で教え始めて、自分の役割が少し変わっているのに気づきました。

つまらない授業に対する学生の反応は明らかでした。

今までなら、「会社で用意しているカリキュラムだからね」

という言い訳が通用しましたが、ある程度裁量がある、大学ではそうはいきません。

私は大学の仕事を始めてから、毎回反省しています。

しかし、少しやり方を変えてみると、学生の反応が変わる。

それに面白みを感じ始めていました。

もう、私が学生から学んでいる、そんな感じです。

そして、それは長らくお世話になっている専門学校の学生にも。
大学でのやり方をそのままやるわけにはいきませんが、声がけなど変えてみると、学生の反応が変わる。
私の心持ちも変わる。

今更…と我ながら思いますが、教える立場として、本当に色々な気づきがあり、学ばせてもらっています。
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