大人の勉強&フリーランス生活

働きながら通信制大学卒業、大学院の修士、博士課程を修了し、博士号を取得しました。

博士取得後のキャリア、私の場合

2023年05月01日 | 大学講師
あっという間に4月が終わりました。

新しい授業が2つ、特にこれらの授業準備に四苦八苦していました。

先日、お世話になっている大学の先生が
「授業スライドを作るのが一番好き」

と言っているのを聞いて、

そんな風に思えるようになりたい!

と思ったのでした。

ということで、大学の非常勤講師として、またその他諸々のお仕事をもらいつつ
走りまわっている状況です。

では、社会人で文系の博士を取るとどんなキャリアが待っているのか。

皆さんがそうなるのか、わからないということが前提なのですが、
一例として記しておこうと思います。

まず、大学の非常勤講師の仕事が増えました。
博士課程にいる間からやっていたものを合わせると
現在4つの大学にお世話になっています。

また、担当する授業の幅が広がりました。

博士取得前は特定の授業だけ担当していたのですが、
専門分野に近い授業を担当する機会が増えました。

もう勉強を重ねるしかなく、教えることが一番の学びだ、と痛感する今日この頃です。

正直に言えば
「こんな私がアカデミックな世界で教えても良いのだろうか・・・」

と思うこともしばしば。

でもそんなことを思いながら教えている講師を相手にするなんて
学生さんも嫌でしょう。

私は自分に自信がないことを認めつつ、
それでもできることをやりきるしかない、と奮い立たせています。

もう本当に周囲は優秀な人が多く、かつ嫌な人がいない。

みじめになる気持ちを抑え、目の前のことを淡々とやりぬこうと
思っている今日この頃です。

それから、査読です。
まだ数は少ないのですが、
いくつかの査読を経験しています。

これもまた学び。

研究から離れてしまうと、書けることは限られてきて、
自分の不勉強さを痛感します。

執筆した方は、相当の労力を使い書き上げた論文のはずです。
時には厳しいことを書くこともあります。
気持ちがわかるだけに、胸が痛くなることもあるのですが、
本気でぶつからないといけないと、これまた自分を奮い立たせています。

私と同じ時期に博士号を取られた人は、
本業のお仕事に加え、査読や非常勤講師の仕事をしたり、
本を執筆されたり、複数の研究グループに参加しています。

私は目の前の仕事で精いっぱいで、
研究に関する諸々を進められていないのですが・・・。

これからはそういったこともできたら、と思っています。
この記事についてブログを書く
« クラウド会計ソフト | トップ | ピアノ始めました »

大学講師」カテゴリの最新記事