岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

老体に鞭打って!

2016年10月26日 | 百姓
平成28年10月26日(曇り)
今日は曇り空で気温は意外と高くて18度位かな?力作業では汗を掻きます。

今日も田んぼの補修作業です。先に運んで頂いた10トントラックの砕石は既に消費していてまだまだ、修復しなければならない箇所が沢山あるので追加で4トントラックで運んで頂きました。4トントラックでは2粒べ何でこの程度です。足りれば良いけどね。



クローラカートが故障中なので砕石は人力で運びます。肥料袋に詰めますがこれも結構な力仕事です。今週はバイト君がお休みなんで自分一人作業です。



田んぼに着いたら1輪車に移し替えて投入箇所まで運びます。圃場の具合が悪いのが奥なので70m位運びます。畦が硬くないので結構な力作業です。



昨日と今日で本田71の修復作業は概ね終りました。コンバインが嵌まった箇所には砕石を多めに入れたんで来年はここでの嵌まりはなくなるかな?



今日も朝から一人作業で頑張って本田71の修復を終わらせしましたが、筋肉痛で体がバキバキです。もう老体で無理は出来ないんですが作業を始めると夢中になってしまうんで、気を付けないとね。
昨日は日帰り温泉に行って、筋肉をほぐしてきましたが、今日は遅くなったんで、温泉は明日行きます。

明日は、本田72の補修作業しますが、砕石が足りません。かといって4トントラックで運ばせると多過ぎるし、これ以上少ない販売は無いんで一寸、考え中です。

明日も田んぼの修復作業をしますが、この作業は明日で終了予定です。

明日も頑張るぞ! あー!体が痛てて! 特に腰が!


頑張っているんで、プチットお願います。

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11 コメント

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もみ殻はいかがでしょうか? (実家は元農家)
2016-10-26 20:47:18
>これ以上少ない販売は無いんで一寸、考え中です。

米農家であれば身近に手に入る最高の土壌改良材としてもみ殻が有りますね。岳仁様の地域であれば米すり後のもみ殻処理に困っている農家さんも多いと思いますしカントリーエレベーター等でもシーズン中であれば無償で好きなだけ持っていけるところもあります。

もみ殻はC/N比が80と高いので生で大量に入れても分解に時間がかかるので(2~3年程度)窒素飢餓はほとんど発生しない上に水をはじく硬い殻(クチクラ・シリカ二重層)と独特の舟形形状から土や堆肥に混ぜると抜群の通気性と排水性を確保してくれます。故に牛糞堆肥の副資材や暗渠の疎水材として利用されているのです。

重量はビニールのもみ殻袋一杯で約14kg、一トンのフレコンバック一杯で約100kg、軽トラの荷台一杯(高さ90cmほどのコンパネでカサ上げした場合)で約300kgくらいです。比重が軽いので量を運ぶには数往復しなければいけませんがそれを逆手に取って田んぼ入口付近に荷降ろしして山を作りその後、トラクターのバケットで圃場に散らすといった効率的なやり方もできます。砕石と違ってバケット一杯にしても圧倒的に軽いので乾いていない圃場でも重さによってトラクターが沈むといったリスクも少ないと思いますし。

もみ殻散布による排水改良効果を期待するには毎年散布が前提なんですが(軽トラ4~5杯程の散布)水稲では継続3年ほどで「排水がよくなった」、「地力がついて肥料を減らすことできた」等の事例もあります。ご参考までに。
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Unknown (天空のネギ親父)
2016-10-27 11:11:39
実家は元農家さん、今日wです^^
過去に遡って拝見していて、何時も参考になっています。
私も籾殻(当地ではスクモと呼んでいます)は、堆肥にもよく使っています。
冬場には軽四で1回に15袋×20回位のべで運んで、堆肥や畑に混入しています。
舟形のため空気が入って堆肥の発酵に役だっています。
当地は黄色土で雨が降ればドロドロ、夏場はカチカチの農作業には決して適した土地ではありません。
そのため、炭素資材投入で土壌改良の目的でよく利用します。
 特にぼかし堆肥の場合は出来あがった時に、カチカチで散布時に塊を崩すのが大変ですが、この籾殻を混ぜることで、直ぐにバラバラになるし、空気が入るメリットも大きいと思います。
 1袋が14-15kgなら簡単に担いで運ぶことも出来ますもんね
 岳仁さんも急がないで、クローラーが治るまで待つか、籾殻投入にするか検討されては如何ですか・・・^^
お互い、もう若くないですから・・・(笑)
 元農家さんにお尋ねですが、ネギ畑にもみ殻を直接投入することもあるのですが、確かに分解までには4-5年はかかり、窒素飢餓にはならないことは、現代農業などにも紹介されてもおり、身を持って経験しています。
 ただ、不熟堆肥となってしまう為、軟腐病が出やすい・・・という意見もありますが、どうお考えになられますか。

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籾殻も一時検討しました (岳仁)
2016-10-27 19:20:55
実家は元農家さん こんばんわです。いつもありがとうございます。籾殻投入なんですが、以前、検討したことがありました。田んぼのケイ酸が毎年、吸い上げられて足りなくなっていることも承知していますので、籾殻を戻すことでケイ酸を戻せるんですが、いろいろと検討した結果、断念しています。当方の本田は排水も良くないんですが底が深くて一寸水分が高いと底なし沼のように農機が嵌まるんです。籾殻での改善では効果が薄いと判断したのと、籾殻にヒエの種が入っているんで圃場に入れると翌年、ヒエが生えてくることになってしまします。一度、畑に入れたらヒエが繁茂した苦い経験があって籾殻を圃場に入れるのを躊躇っています。近年は圃場のヒエも少なくなって綺麗な田んぼになってきたんですが、水口周辺は、流れてくる水に種が入ってくるみたいでそこだけヒエが生えています。
ちなみに、隣の市のある地域では圃場を溝切りして明渠で籾殻を投入できる専用農機で籾殻を投入していました。ちなみに自分は勿体ないですが、畑の隅で草対策で焼却しています。ありがとうございます。
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圃場整備今日終わりました (岳仁)
2016-10-27 19:45:05
天空のネギ親父さん こんばんわです。いつもありがとうございます。籾殻投入は前記の理由で断念しています。
黄色土って初めて聞きました。そういう土もあるんですね?当地では壁土(土塀に使用する等)と黒土がメインですが壁土は凄く固まるので籾殻を入れたら軟らかくなりますね。ヒエが厭でやってませんけどね。
もう若くない体で(笑)、今日、田んぼの修正は今年分は終了しました。中途半端に仕事を残すと気分が悪いのでやっちゃいました。夕方には直ぐに温泉に行って温熱療法しました。
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Unknown (実家は元農家)
2016-10-28 20:36:02
岳仁様に天空のネギ親父様、貴重ご意見ありがとうございました。

>畑に入れたらヒエが繁茂した苦い経験があって籾殻を圃場に入れるのを躊躇っています

なるほどですね。生もみ殻がNGであれば後はもみ殻を発酵させた発酵もみ殻ですね。発酵の過程で60度以上の温度を一定期間キープできれば混ざっている雑草の種子は死滅しますので。岳仁様はハウスをもう一棟持っていらっしゃるようなのと作り方によっては2回程度かつ軽いので切り返しが楽なことから発酵もみ殻は作りやすい環境にあるのでは無いかと思い提案しました。使い方によって天空のネギ親父様の様に地力を引き出せる最高の土壌改良材になりますし、ご要望があれば作り方については詳しく解説できますので遠慮なくおっしゃって下さい。


>不熟堆肥となってしまう為、軟腐病が出やすい

天空のネギ親父さんのこちらのご意見ですが、これはもみ殻散布後の鋤き込みする深さが関係すると思います。もみ殻を土壌に馴染ませる為と20cm以上の深耕をしてしまうともみ殻へ酸素が届きにくくなります。酸素が少ない状態では嫌気性菌(酸素を嫌う菌類、バクテリアなど)が繁殖し易い条件が整うと腐敗が一気に進んでしまいます。逆に10cm程度の浅耕であれば土壌ともみ殻に適度な酸素が供給されますので好気性菌(酸素を好む菌類、糸状菌など)が増殖し易い環境になりますのでもみ殻は発酵に傾きます。

分かりやすい事例を紹介すると作物の収穫後に残渣ごとプラウで深耕する習慣のあったとある大規模野菜農家では連作障害に悩まされ雨上がり後の圃場はドブ臭い匂いがしていたそうです。それをプラウ耕を止めて残渣をロータリーで浅く鋤き込む様になってからは土の匂いも森林の土壌の様な匂いに変わり連作障害も軽減されていったとのこと。深耕による土壌の腐敗が浅耕に変わることで発酵に変わった結果、好気性微生物によって土壌環境が改善された例です。
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凄く参考になりました (岳仁)
2016-10-29 19:16:23
実家は元農家さん こんばんわです。いつもありがとうございます。籾殻の活用につきまして、貴重なご教示いただきましてありがとうございました。弊俳、今年の籾殻は既に焼却してしまいましたので手持ちはありません。籾殻の活用につきましては、ある農家さんから籾殻を焼却する際に籾殻の中に廃プラスチックを入れて償却すると綺麗に消却できると言うことを聞きまして、昨年から実施していまして、確かに廃プラは見事に消滅しますので、今年も数年溜めこんでいた廃プラを焼却しました。本来なら籾殻や廃プラも焼却は不可なんですが、畑の隅で草対策を含めてやっちゃいました。
ただ、籾殻の堆肥化は凄く興味がありますし、実践してみたいと思いますので、ご教示いただきますようお願いします。
本当にいつもありがとうございます。
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もみ殻堆肥の作り方 (実家は元農家)
2016-10-30 10:53:10
もみ殻は前述した様にC/N比が高いので単独で発酵・分解させることは難しく副資材としてC/N比が低い米糠などを加えることで発酵が進みます。
当方がお勧めする作り方はこれに発酵を促進する微生物資材等を加えるやり方で資材代は若干かかりますが発酵が安定することで初心者でも失敗無く作れるメリットがあります。
堆肥用の発酵促進材は各種有りますが特にもみ殻堆肥を作るのに適していてかつ比較的安価な資材を何点か紹介しますね。


商品名:有機物発酵促進液アイナ(9000円/リットル、税別)
製造者:株式会社アイナ
 特徴
もみ殻の発酵に特化した話題の発酵促進液です(もみ殻や米ぬかに含まれる土着菌の活動を活性化させてもみ殻を発酵させる液体で詳細は企業秘密)
もみ殻堆肥の作り方はシンプルでもみ殻と米ぬかを混ぜ合わせながら希釈した発酵促進液を掛けて山積みするだけ。
2~3日で発酵が始まり温度が60度以上になります。製造日数は最短で2週間、切り返しも2回ほどで出来上がるので手間が掛かりません。
もみ殻堆肥1トンに0.6リットルの発酵促進液を使用ですがもみ殻100kg(1反部弱)あたり600円弱の経費ですのでコストパフォーマンスも良い資材です。
現在は全国の農事組合法人を中心に営業をしている様ですが個人でも購入可能と思われますので問い合わせをしてみて下さい(メーカーのホームページ有り)
ベンチャー企業ですがベトナムで発酵もみ殻を作ってニラの栽培試験をやったり産学官連携で発酵促進液を使った落ち葉堆肥の製造に取り組むなど興味深い取り組みをしています。


商品名:ライズ(粉状15kg・2322円、粒状15kg・2592円、いずれも税込み価格)
製造者:有限会社花巻酵素
 特徴
貝化石を主原料とし、これに米糠・粉炭・カニガラ等を加えて乳酸菌・酵母・麹菌・放線菌などの有効微生物を多数培養した微生物資材です。
もみ殻堆肥、ぼかし肥作りの種菌として、また圃場に直接散布することで稲刈り後の田んぼの藁を分解する腐熟促進材としても使えるマルチな資材でもあります。
もみ殻堆肥はもみ殻、ライズ、米ぬか、発酵鶏糞を混ぜて作ります(花巻酵素のホームページに詳しい作り方が載っています)
切り返しは3回以上、製造日数は20日以上が目安となっていて完成後はもみ殻ぼかし肥として使用します(数ヶ月屋外で風雨にさらすことで完熟堆肥化させることも可能)
商品はメーカーのホームページ上からも購入できます(商品代+別途送料が掛かりますが)
製造経費はもみ殻堆肥1トンでライズ1袋、発酵鶏糞(15kg入り・1袋500円前後)10袋ですので7000~8000円ほどです。


※岳仁様は水稲を1haほど栽培されている様なのでそこから発生するもみ殻を1トン程度と仮定し製造経費もそれを基準に算出させていただきました。
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ご教示いただきありがとうございました (岳仁)
2016-10-31 12:40:02
実家は元農家さん いつもありがとうございます。籾殻堆肥制作について、詳細にご教示いただきありがとうございます。具体的で良く理解できました。弊俳、今年は籾殻は焼却してしまってもうありませんので、これから入手するか、来年の籾殻で是非、実践してみたいと思います。この堆肥を使えばネギも良い生育が出来る気がします。水稲栽培でも自家消費用の田んぼに入れたら、食味があがるかも知れませんね。本当に良い情報をありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
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Unknown (天空のネギ親父)
2016-11-02 14:13:02
岳仁さん、元農家さん御返事が遅くなり、申しわけございません。
ネギ畑にもみ殻を投入した場合、畝の上部、表層であれば酸素も届くので問題ないが、定植直後にもみ殻を溝に入れ、その後に土寄せをしていくことで、夏場から秋にかけて土の量も増え、酸素供給がままならない。
夏場の暑さ、秋雨もあり軟腐病の発生の要因が増えて、収穫間近の時期になって軟腐病が多発すると考えています。
と言う事は、もみ殻を撒く場合は栽培期後半に土の上層部に撒くのであれば、問題はない。
収穫後に畑を耕す場合は、深くすき込んでしまうと嫌気発酵で軟腐病が出やすいので、浅く混和すれば問題なく行けそうと言う事でしょう。
 出来ることなら、先に堆肥化して畑に撒くのがお勧めですね。
有難うございました。今後の参考とさせて頂きます。
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Unknown (実家は元農家)
2016-11-02 22:39:33
>先に堆肥化して畑に撒くのがお勧めですね

当方が発酵させたもみ殻施用を勧めるのも微生物の力によってコストを掛けずに土づくりの三要素(物理性、化学性、生物性)改善を狙うのが目的です。

もみ殻堆肥で繁殖した好気性微生物が土壌に施用されると①土中のミネラル等を餌に爆発的に増えることで土壌の団粒化が促進され通気・排水が良くなります(物理性の改善)。②微生物がもみ殻を分解することで含まれるケイ酸が作物が利用し易い形に変化して吸収した作物はケイ酸の効果で病害虫に強くなり収穫物も貯蔵性が良くなります(化学性の改善)。③土壌内に有用微生物が増えることで害虫や病原菌が減り土壌のバランスが保たれる(生物性の改善)。戦後に化学肥料が普及するまで先人たちは農耕用に牛を飼い、そこから手に入るわずかな牛糞と入会地(村、集落などの共有地)や田畑から刈り草やわらなどを集め堆肥化させて圃場に投入することで土を作ってきました。何代も続けて草木堆肥をやり続ける為に土壌には計測不能な種類の微生物が棲み、歩けば常にフカフカの土壌だったのです。

もみ殻堆肥=土壌改良材という考えからすると施用後の深耕は有用微生物が多い好気性菌の活動を抑制してしまうので施用の無駄だと思いますし好気性菌の死骸が腐敗することで逆に嫌気性菌が増えてしまうという本末転倒の結果に陥ってしまう危険性もあります。故にもみ殻堆肥は①鋤き込みは10cm程度の浅起こしにして②可能であれば作の間(雪国であれば稲刈り後の温かい時期)か作付前に施用するのがベストなやり方ではないかと考えます。
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