岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

田んぼの補修作業をしました

2014年04月01日 | 百姓
平成26年4月1日(晴れ)
完全に春ですね。田んぼや畑が乾いてきています。風が若干、冷たいですが顔が日焼けで真っ赤かです。

昨日と今日にかけて、田んぼの補修作業を行いました。明日もやりますけどね。毎年、田んぼのヌカルむ(漢字変換できないので方言?)ところに砕石や石を入れてぬかるまない様にする作業です。

砕石を購入しました。4トン車1台でで7500円です。この山は1台分ですが、トータル2台分購入しました。他の人たちは砕石8cm角ですが、自分はトラクタに負担を与えない様に4cm角の細かい砕石を使うようにしています。小さいとヌカルム対策感は一寸悪いけどね。




今回も昨年田植機が嵌まったところに砕石を入れました。田植えで機械が嵌まったところは秋にも地盤が軟らかくて一寸雨が降るとコンバインが地盤をえぐってしまって穴が開いてしまいます。要するに農作業機が回転する場所がどうしても抉れてしまって、田んぼがどんどん深くなっていきます。それを留めるために掘れた場所に砕石を投入して深くならない様にするんです。



掘れた場所は明らかなので更にそこを若干掘って砕石を入れます。自分以外は掘らないで砕石等を散らばしますが、自分は砕石の収まりが良いので体力的にはキツイですが若干掘ってから入れます。




ここは昨年田植機が嵌まって動けなくなり、近所の人にトラクタで救出して頂いた場所です。とても深いんですよ。数年来嵌まっていたんでとうとう今年は対処しました。その周辺も深くて水が排出されないで溜まっています。




本来はこういう田んぼになることが理想ですが、どうしても農機が回転する場所は農機の車輪が地盤を掘ってしまうんでそれが地盤が壊れ深くなる要因です。農機の運転が上手な人は回転場所や回転方法を工夫して地盤を余り掘らないようです。自分は農機運転のスキルが足りない様でどうしても掘れてしまうので、対処として砕石を入れることにしています。



この作業によって田植え時の田植機の填りを防ぐのと秋のコンバインの填りも防ぎます。農機が嵌まると一人作業の自分としては自分で引き揚げられないんでとても困ってしまうので毎年、農機が嵌まったところに砕石を入れて修繕していくことにしているんです。
本当は大規模修復が良いんですが、一人百姓の自分は体力や時間も無いので、前年農機が嵌まって穴が空いた箇所を修繕していくことにしているんで、大分、良い田んぼになりつつあります。

実は水稲は田んぼが柔らかくて深いと良い稲が出来ますし、収量も上がります。しかし、棚田や趣味で栽培している方たちを除き、機械化しないと水稲農家は生産効率が上がらないし、大規模化が出来ないので大型農機を入れるんですが、これによって田んぼの硬盤が崩れてしまってこういう状況になってしまうので皆が苦労していることなんですね。自分が小さい頃には農機を入れないで農作業は家族総出で手作業でしたから、田んぼが深いということはなかったんですね。今は水稲農家の9割以上は大型農機を使っていますので田んぼが柔らかくて苦労している現状があります。固い田んぼは地盤の条件が良いか、早めに灌水を止めて田んぼを乾かすようにしているかですね。灌水を早く止めてしまうとカドミウムの含有率が高くなったり、お米の粒が小さかったりと弊害が起きます。ですので農家さんたちは秋には長期天候予報や灌水と排水のタイミングを図るなどして戦略を練ります。秋は胃が痛くなりますよ。排水時(8月末)、稲刈り(9月中から10月上)なので天候の長期予報して排水しますが、稲刈り時に晴天が続くと万歳です。


それにしても肉体労働なので体中痛い、特に腰が痛い。こんなに肉体労働しているのに体重が減らないなんでだろう?

明日も田んぼの修復作業だ!


張っているんで、プチットお願います。
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