岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

水稲損害評価講習会

2018年09月18日 | 百姓
平成30年9月18日(晴れ)

今日は朝から良いお天気で農作業日和で、当地も漸く、稲刈りが始まりましたね。自分は今月25日頃から借り始めようかなとは思ってますが、稲が何故か未だ枯れない。肥料が未だ効いてる感じだし、暫くは稲刈りは延期ですね。

今日は農業共済組合主催の水稲損害評価講習会及び検見協議会があって行ってきました。昨年は3位(努力賞)だったので今年は1位を取るべく気合を入れて臨んだんです。

モデル圃場には朝早くから選抜農家さんが集まって収量の算定しています。各地域から2名ほど選ばれているんで市全体では200人ほどになります。



こちらは1号圃場です。倒伏気味ですが穂も長くモミの付きも良くて豊作間違いないですね。



1号圃場の奥はまだ水が張っていて排水が出来ていませんでしたが、稲の出来は凄く良いです。



ただ、稲の倒伏は激しくて良い肥培管理ではありませんが自分は収量は多いと見ましたね。



こちらは2号圃場です。1号に比べて稲の出来は良くありません。稲がチャキット立ってる状況で穂も短く籾も少ないんですね。
株も太かったり細かったりしていて側条で植えてないような気がします。なので収量にはばらつきがあります。農済職員はそこまで見えているのかな?



そこで自分が出した回答は、1号反収「660kg」、2号圃場「540kg」で提出しました。
講習会は毎度同じ内容で特に目新しさはありません。検見のスキルは検見回数を増やしていけば着くと思いますね。



さて、検見結果ですが、自分ところは二井田会場です、ギョエー! 農業共済組合の出した検見結果が自分の検見と100kg/反収の乖離がある。そんな馬鹿な???昨年よりも稲は良かったんですよ。なので1位は取れませんでした。ガッカリ!何かおかしい!



地域の仲間たちとも話したんですが、全員、自分と同じで100kg/反収を多く見積もっていました。皆同じ見方で安心はしましたが、農済の検見が明らかにおかしいと皆言ってましたね。帰りに知らない人からも話しかけられて、自分は20年も稲を栽培してきて圃場を見れば反収なんか直ぐ解かる。
あの反収では農済は素人だ!と言ってました。当たり前ですよね。実際に栽培して収穫している農家さんのほうが切実なので実際に良く判るんですよ。
農済の信頼感は崩れてしまいましたね。

農済の収入保険の説明会(先月)でも野菜の価格保証制度をわかっていなくて、説明もできなくて結局、具体的に説明もできずに解散した経緯もあって信頼感はゼロでしたね。自分も収入保険は無駄だし、従来の国の価格保証で十分なので入りませんけどね。

午後にねぎを掘っていたら、農済の職員と選抜農家さんが畑の下の圃場に「穂いもち病」が付いていて農家さんが申告したみたいで損害評価に来ましたね。何割、保険金が下りるんでしょうかね。



自分は最初からこの圃場を見ていて、最初は30cm四方ぐらいのいもち病斑があったので早めに防除すれば止まるなと思っていたんですが、全く防除しなかったので圃場全体に広がり、周辺の圃場まで広がっていますが、当人はどこ吹く風ですな。本人は若干、自己中で農業はもう疲れたと言っていた78歳で体力的にも辛いらしく草刈り作業でも20分ほど作業すると10分休むという状況でしたね。保険金をもらえれば良いという考えのようで周辺農家さんはえらい迷惑ですね。



自分のねぎ作業は小田道Cが終了し、今日から小田道D(実験圃場)に入りました。今のところ、良い出来ではありませんね。

明日も頑張るぞ!

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2 コメント

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実測値か?経験値か? (岳仁)
2019-05-31 19:22:20
主浜さん コメントありがとうございました。職員さんですよね。検見のルールや制度は理解しているつもりです。モデル圃場を坪刈りして正答を出していることは理解しています。ただ、自分たちは検見圃場を見ての結果投票ですので自分たちの見立てが正答と大きな乖離があれば疑問を持ちます。自分は経験の浅い水稲農家ですので自分の見識は微々たるものですが、周りの農家さんたちは20年~40年以上の水稲農業をしてきて生活してきた訳ですからそれなりの経験があると思います。
農家さんからの回答を統計を取られてみました?正答の近くに正規分布のピークがあればNOSAIさんと農家さんが見立てが近いということになりますし、ピークがズレていれば見立てが合わないということになると思います。
農家さんは物言いがストレートなんでキツイですが、自分もストレートに意見しているのは反省します。ありがとうございました。
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Unknown (しゅはま)
2019-05-31 06:52:31
NOSAIの出した結果は検見による収量ではなく、坪刈りよる実測調査によるものです。圃場から満遍なく坪刈りするため、検見よりもその圃場の収量を的確に把握できるとされています。
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