岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

白神ねぎ産地にいってきました

2015年11月21日 | 百姓
平成27年11月24日(雨のち曇り)

もう完全に冬型気候で雨、雷雨で晴れマークは週間天気用では出てきません。

昨日、11月21日に朝からお天気が良くて、ネギの出荷作業はお休みなんでその日は完全オフにしました。
農作業も考えましたが、体調も今一でモチベーションも上がらないし、寝ていても時間の無駄なので県内のネギ一大産地の白神ネギの能代に行ってきました。

ネギが凄く残っていますね。ここは4ha程の圃場で1ha程残っていました。でも冬に出荷するんで問題ないということです。



別の方の圃場ですが、こちらも1ha程のこっていました。



ネギは病気も無く、虫害もないし、素晴らしく良い出来ですね。品種は「関羽一本太」かと思ったんですが「夏扇4号」だということです。



皆さん、雪が降る前に一度掘り起こして、再度、太い畝にして不織布をかぶせて埋めなおして雪対策をするということでした。砂地の圃場はこれができるからよいですね。



畑1面、雪対策してあります。この圃場も1ha以上ありますね。何しろどこも規模が大きいですね。



もうすでにネギを播種していました。来春定植用なんでしょうね。年間通して出荷するようにきれ目のない出荷するということなんでしょうね。



120トレイ(15アール)分播種していました。芽もでていて3月には定植できますね。



路地で播種している方もいましたね。春の準備万端というとこですかね。素晴らしい。



ネギの圃場に沢山の作業員が居ます。特別の作業のようです。ねぎの掘り替え作業するようです。



ねぎ6ha栽培、ハウス50棟で青梗菜などの葉物野菜を栽培している方にお話を伺ってきました。

①従業員は18名で給料を払うだけで大変らしい。月額300万円程支払うので、ここの1.5haの葱圃場の売り上げは従業員の給料に消えるんだということです。
②繁忙に応じて従業員を調整しては如何ですかという自分の提案には、雇用を一時期でも止めると若い人たちが他に行ってしまうんで労働力確保で常用するしか無くて辛いと言ってました。
③百姓は詐欺だと言います。何故なら5000万円の売り上げがあっても、人件費で3000万円がていき、その他、種苗費、肥料、農薬や農機具の毀損料等計算すると数100万円しか残らないそうです。ここの農家さんは親爺さん、息子、奥さんなど3人が農業にかかわっているんで一人頭100万円~200万円だそうで売り上げは華々しいですが、実際の利益は微々たるもんだと言ってました。なので農業は詐欺なんですね。納得!

今回も勉強になりましたね。

雇用が何人までが損益分界点になるんでしょうね。検証しなくてはね。

ということで、本日をもって自分のバイト君達は契約終了になりました。何故なら、これからの天気予報で当面晴れの日が無くて葱の掘り起こしが辛いことと、残りの葱が品質が悪いのでB品中心に出荷してもバイト代がでない可能性があるので思い切って契約解消しました。

バイト君達もハウス内作業でも寒くて辛かったようで即OKでしたね。

ということで今年の葱の出荷は概ね終了です。今年の農業は概ね終了です。

お疲れさまでした。あとはお天気を見ながら圃場に残っている葱を一寸づつほりお超して出荷していきます。それから冬に向けて農機具を整備点検して格納します。

そこで葱の出荷は昨年並みに12トン超だったので概ね良しですね。

明日からは病院通いで体のメンテナンスです。

もう頑張らないよ!

頑張っているんで、プチットお願います。
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