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気がつけばふるさと離れて34年

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在任期間15年

2020-11-21 17:15:00 | 日記
ドイツのメルケル首相の在任期間が今日で15年になりました。



コロナ感染対策で各州の首相との意見調整に苦労したり、
先日の強引な感染症予防法の改正法の決議が批判されたりと、
以前ほど強力な政治力は発揮できていないようですが、
15年という長期政権を維持できたのはやはり立派です。
来年の任期満了までにアメリカではブッシュ、オバマ、トランプ、バイデンと4人大統領が代わっています。
そしてこの15年間にハンブルクのサッカーチームでは22人も監督が代わったという比較はさすがサッカー王国ドイツならではです。
メルケル首相個人の優れた政治力とともに優秀な側近に恵まれたことも長期政権の理由のひとつでしょう。
ブラウン首相府長官(日本の官房長官にあたります)もそのひとりです。



もともとが医師だというブラウン長官のコロナ感染対策の答弁は説得力があります。
「人命が危険に晒された時には自由が制限されるのはやむを得ない」
今日の朝刊に掲載されたインタビューで述べられていた言葉です。

長官のテレビ会見を視聴していて、感心するのは、ソフトな声はもとより、
ジャーナリストの扇動的な質問に動じることがなく、いつも沈着冷静に理路整然と答弁するところです。
昔、子供の頃病気でかかった小児科のお医者さんの穏やかな声を聞いただけで、
安らかな気持ちになった時のことを思い出します。
(ブラウン長官ご自身は小児科医ではなかったと思います)。