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三浦しをん著「風が強く吹いている」&箱根駅伝

2016-11-27 17:20:23 | 読書
ここ数か月、大学駅伝に注目しています。

きっかけは「ミスターラグビー」と呼ばれた平尾誠二さんのご逝去でした。

平尾さんのことはそれまで知らなかったのですが、とても素敵なラガーマンで多くのファンがいらっしゃたことなどをネットで知りました。
ネットで色々検索するうちに平尾さんが伏見工業高校のご出身で、この高校のラグビー部の監督、山口良治氏のことを扱った「プロジェクトX」も
視聴し、感動しました。

この「プロジェクトX」で今度は西脇工業高校の駅伝チームを取り扱った放送も視聴し、そこから大学駅伝にも興味を抱いたという次第です。

「箱根駅伝」は1987年にテレビ中継での放送が開始されたことにより、人気が急上昇したのだそうですが、
その頃、私は既にドイツに居たので1月2日と3日の熱狂はこれまでしりませんでした。

今年3連覇を狙う青山学院大学のドキュメンタリーも動画で視聴しました。

大学の陸上競技部というと非常に厳格な雰囲気で上級生と下級生の間の区別も厳しく分けられていると思っていたのですが、
青学の部員は朗らかで明るいのに驚いてしまいました。
もちろん「勝つこと」を目指して厳しいトレーニングを積んでいるのでしょうが、あの「必勝!」という悲壮さがないのです。

だから以前、三浦しをん著「風が強く吹いている」を読んだ時も「こんな軽い雰囲気で箱根駅伝に参加して、翌年のシード権を獲得するなんてまさに夢物語」と少し距離をおいていたような気がします。
今回、再読したら以前とは違って「スポーツに全身で取り組む若者は素晴らしい」と感動しました。




この本に登場する大学は寛政大学という名前で多分、著者の三浦さんの出身校、早稲田大学のことだといわれています。

でも本を執筆する前の準備段階で取材対象となったのは大東文化大学と法政大学の陸上競技部でした。

理由として三浦さんは、
「箱根駅伝には出場するけれども毎回優勝するようなレベルではなく、徹底管理型ではない指導者がいて、若者をどう伸ばしていくかに腐心しているアッとホームな小さな陸上部。そんなイメージを関東学生陸上競技連盟に問い合わせたところ、推薦されたのがこの二校だった」
と述べています。

青学の原監督はまさにそんなタイプですね。

来年の1月2日と3日の箱根駅伝が楽しみです。
いつか観戦しに日本へ一時帰国したいなぁ



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