石清水八幡宮・参道

2024-04-19 06:13:44 | その他旅行き
高良神社から駐車場横を進むと二ノ鳥居があり、手前で参道は裏参道と表参道に分かれる。
二ノ鳥居は山上の本殿からすると北西方向にあり、表参道はそこから本殿の南側まで大きく回り込むように付いている。
なかなかに持って回ったルートだ。
本殿が南を向いてるから正面である南から参拝するよう参道があるのは分かるが、参道入口を南側に作れなかった理由はなんなんだろうと不思議に思った。





裏参道は二ノ鳥居からほぼ直線的に本殿横に繋がっているから、帰り道として使用されたのだろう。
当然、表参道から本殿に向かう。
二ノ鳥居から奥へ進むと参道はつづら折れの石段となり、さらに山の斜面をトラバースして緩やかな石段を上る。





右手の斜面には石垣があり、山城の城跡を歩いている気分になる。
廃仏毀釈が行われる明治より前、石清水八幡宮は神仏習合の神社で、石垣の上には僧坊が所狭しと並んでいたそう。
大きな坊のあった場所には当時の様子を紹介する説明版が立てられていた。





参道を歩いているのは小さなザックを背負ったハイカー風の観光客か、健康づくりしている手ぶらの地元の人がほとんどで、一般観光客の姿は少ない。
たぶんケーブルカーを使って往復するのだろう。
石段を上り切ると三ノ鳥居があり、さらに本殿まで真っ直ぐに参道が伸びる。
左右には寄進されたいろんな大きさ、意匠の石灯籠が並んでいておもしろい。