甘樫丘

2024-04-03 06:25:02 | その他旅行き
孝元天皇陵からさらに東へと歩く。
新興住宅地を過ぎ、農地が広がりだすと、市村境を示す標識があり、明日香村に入った。
次の目的地は甘樫丘の展望台。
山の上から明日香村を見下ろせるらしい。







甘樫丘には北側から入り、遊歩道を登る。
遊歩道脇には草地の広場や林が続き、森林公園の趣き。
いろんな山野草が見られるようで、名前の書かれた札が道脇の斜面に刺してあったが、春まだ早く、花はもちろんそれらしい葉っぱも見分けがつかなかった。
雨の日だからかあまり人はおらず静か。





クネクネと曲がった遊歩道の標高が上がると、冬枯れした木々の間から下界の様子が覗けるようになる。
分岐を展望台の方にとり、さらに歩くとベンチとテーブルの置かれた広場があった。
展望台は360°眺望が欲しいまま、とはいかず、大きな木の生えていない方角のみ展望が開けていた。







まだ芽の固い桜の木があったので、花の時期にはベンチが花見客で埋まるのだろう。
あるテーブルに古代に明日香にあった京の様子がマンガで描かれていた。
今見える田園風景は、その時代は大都会だったわけだ。
雨で霞む都を思い浮かべてみた。