南アルプスのお話(十)
今回の登山口までの足は電車とバス。
JR身延線下部温泉駅で電車を降り、奈良田温泉行きのバスを待っていると、旅してるらしいご婦人に声をかけられた。
私がでかいザックを担いでいたので行き先に興味を持たれたようだ。
私は広河原から山に登るのだと話し、ご婦人は奈良田温泉に入りに行くのだと言われる。
なんでも奈良田温泉には以前来たことがあり、その泉質が大層良かったのでまた来たのだとのこと。
お湯に浸かると身体に泡がいっぱいついて、肌もスベスベになったそうだ。
泡がつくのか…、なら炭酸泉なのかな。
登山後のお風呂にそこを予定していたので非常に楽しみになった。
で、奈良田の町に下山。
到着はお昼前。
その日はずっと下り道だったが、脚は結構な疲れ具合だ。
奈良田の里温泉という町営の温泉施設まで看板に従い向かうが、これが上り坂だった。
無事下山して気が抜けたのか、もっと急な道を登って来たはずが、この程度の坂が脚にとても堪え厳しかった。
施設の建物はなかなか重厚な和風の造りで新しい。
町営の公共浴場なので歴史ある古い施設なのかと思っていた。
実はこの日の朝、山小屋で荷造りしてる時、忘れ物をしたことに気付いていた。
携帯シャンプーとボディソープを持って来てなかったのだ。
ありゃりゃ、4日間風呂に入って無いので石鹸なしでの入浴はあり得ない。
古い共同浴場に石鹸なんて備え付けてるところなんてそうそう無いし、馬鹿な忘れ物をしたものだと嘆いたのだ。
で、受付で売ってないかと見てみると、浴室にリンスインシャンプーとボディソープは備え付けてありますとお知らせしてくれていた。
新しい施設で助かった。
まず頭と身体を洗うためシャワーを浴びる。
おお、シャワーのお湯が心を溶かす。
なんだこの心地良さは?
身体を内側から温めることはあったが、外側から温めるのが久しぶりだからか。
腹に当たる液体が気持ち良い。
今回もシャンプーを3回して、身体を洗い、さあ温泉だ。
浴槽は二つあり、左側のお湯はぬる目で、右側はさらにぬるい。
右側は風邪ひきそうなので左側に入る。
うーん、よろしいなあ。
ぬる目のお湯なのでゆっくり浸かれる。
下部温泉駅でお話ししたご婦人の言うように、泡は付かなかった。
泉質は日によって変動するらしいから、この日は炭酸が抜けてたのかも。
残念。
でもお湯はアルカリ性でお肌ヌルヌル。
毛穴の奥まで汚れを乳化してくれました。
入浴後、併設の食事処で昼食とした。
昼間だったけど、無事下山と良きお休みとなったことを祝して、一人生ビールで乾杯した。
注文したのは山梨名物ほうとう。
初めて食べた。
アツアツの食べ物は久しぶり。
旨いもんだな。
根菜類がゴロゴロ入ってて、大満足した。
今回の登山口までの足は電車とバス。
JR身延線下部温泉駅で電車を降り、奈良田温泉行きのバスを待っていると、旅してるらしいご婦人に声をかけられた。
私がでかいザックを担いでいたので行き先に興味を持たれたようだ。
私は広河原から山に登るのだと話し、ご婦人は奈良田温泉に入りに行くのだと言われる。
なんでも奈良田温泉には以前来たことがあり、その泉質が大層良かったのでまた来たのだとのこと。
お湯に浸かると身体に泡がいっぱいついて、肌もスベスベになったそうだ。
泡がつくのか…、なら炭酸泉なのかな。
登山後のお風呂にそこを予定していたので非常に楽しみになった。
で、奈良田の町に下山。
到着はお昼前。
その日はずっと下り道だったが、脚は結構な疲れ具合だ。
奈良田の里温泉という町営の温泉施設まで看板に従い向かうが、これが上り坂だった。
無事下山して気が抜けたのか、もっと急な道を登って来たはずが、この程度の坂が脚にとても堪え厳しかった。
施設の建物はなかなか重厚な和風の造りで新しい。
町営の公共浴場なので歴史ある古い施設なのかと思っていた。
実はこの日の朝、山小屋で荷造りしてる時、忘れ物をしたことに気付いていた。
携帯シャンプーとボディソープを持って来てなかったのだ。
ありゃりゃ、4日間風呂に入って無いので石鹸なしでの入浴はあり得ない。
古い共同浴場に石鹸なんて備え付けてるところなんてそうそう無いし、馬鹿な忘れ物をしたものだと嘆いたのだ。
で、受付で売ってないかと見てみると、浴室にリンスインシャンプーとボディソープは備え付けてありますとお知らせしてくれていた。
新しい施設で助かった。
まず頭と身体を洗うためシャワーを浴びる。
おお、シャワーのお湯が心を溶かす。
なんだこの心地良さは?
身体を内側から温めることはあったが、外側から温めるのが久しぶりだからか。
腹に当たる液体が気持ち良い。
今回もシャンプーを3回して、身体を洗い、さあ温泉だ。
浴槽は二つあり、左側のお湯はぬる目で、右側はさらにぬるい。
右側は風邪ひきそうなので左側に入る。
うーん、よろしいなあ。
ぬる目のお湯なのでゆっくり浸かれる。
下部温泉駅でお話ししたご婦人の言うように、泡は付かなかった。
泉質は日によって変動するらしいから、この日は炭酸が抜けてたのかも。
残念。
でもお湯はアルカリ性でお肌ヌルヌル。
毛穴の奥まで汚れを乳化してくれました。
入浴後、併設の食事処で昼食とした。
昼間だったけど、無事下山と良きお休みとなったことを祝して、一人生ビールで乾杯した。
注文したのは山梨名物ほうとう。
初めて食べた。
アツアツの食べ物は久しぶり。
旨いもんだな。
根菜類がゴロゴロ入ってて、大満足した。