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中庭でくつろぐ

2023-12-14 06:21:27 | その他旅行き
常滑での昼食はやきもの散歩道を巡る途中、コース内側に少し入ったところのお店に入った。
そろそろお腹が空いてきたなという頃合い。
狭い道を歩いていると、植物が壁を覆った建物の門の所に小さな看板が置いてあるのを見つけた。
看板が無ければ古民家にしか見えない外観。



敷地への入口の小さな門扉はなかなかの年代物で、どんな店かと恐る恐る入ってみた。
中は周りを家と壁が囲む中庭で、いろんな植物に溢れていた。
パラソル付きのテーブルと椅子がいくつかあり、新しいものだったので少し安心。



玄関の扉を開けると、中は古民家を改装したいい雰囲気のお店だった。
店員さんのエプロンがかわいい。
黒板のメニューを見ると食事もできるのでここで食べる事にした。
おにぎり(天むすだったと思う)と豚汁のセットを注文。



店内も古びていて良かったが、まずまず席が埋まっていたので、誰もいない中庭のパラソル下で食べる事に。
料理ができるまで中庭の様子を撮影させてもらった。
わさわさといろんな植物が生えており、鉢植えもたくさん置かれている。



きれいに整えられた庭ではなく雑多な感じなのだが、手入れはするものの自由に枝葉を伸ばさせている感じ。
居心地良し。
二人で独占していたかったが他のお客さんが前の席に座ってしまった。
まあ致し方なし。



おにぎりと豚汁のセットが運ばれてきた。
小さく切り揃えられた豚汁の具材は程よく煮込まれコクはあるが上品な味付け。
おにぎりもふんわりと握られていて美味しかった。
若い人には量が物足りないだろう。
きっとこのあと何処かでお茶するだろうから、お腹の隙間はそこで埋めよう。



寒くなると言われていた日だったのに、お天気よく暖かくなった。
食後もしばしベンチに座り、日の光あふれる庭を眺めていた。
最前写真を撮っている時、お客さんとは思えぬ男の人がやってきて、また食事をしている時子供が二人やってきて、中庭に面する奥の建物に入っていった。
住居の隣をお店にしたようだ。
お店がお休みの時はこの中庭でコーヒーを飲む時間を過ごしたりするのだろうか。
うらやましい事である。




やきもの散歩道を巡る

2023-12-12 06:29:56 | その他旅行き
常滑にやってきた。
愛知県の有名な陶器の町である。
常滑へは名古屋から名鉄で30分から40分。
常滑駅で常滑焼の窯元を巡れないかとガイドマップを探す。
見つけたガイドマップには「やきもの散歩道」というコースが紹介されていた。
行ってみよう。



やきもの散歩道に入る手前、車の走る大きな道路の法面に「とこなめ招き猫通り」という猫の焼物が並ぶ所があった。
安産とか、お金持ちになりたいとか、人々の想いを形にした何十体もの個性的な猫たち。
その猫たちを見送り道路を右に入ると、道は狭くなり、町の眺めに歴史を感じるようになる。



道端には商品にならなかった陶器が積まれていたり、常滑焼の土管が家の土台に埋め込まれていたり、やきものの里って感じがふんぷんと匂い出す。
特徴的なのが時々現れる窯の煙突。
煙突は高さは違うが四角いデザインが同じ。
この四角い形になにか意味があるのだろうか。



もう人の住んでなさそうな家があったり、廃墟となった窯跡があったり。
ここではかつてどんな営みがあったのだろう。
廃墟萌えする者の心もくすぐってくれる。
そして道が狭いのがまたいい。



少し起伏のある場所で、うねうねと枝分かれしては続いている。
そんな道を歩く観光客もたくさんいて賑わっていた。
陶器を売るお店は木造家屋でこじんまりとした所が多く入りやすい。
ディスプレイも素朴な感じ。



大量生産されたものが積み上げられているのではなく、手作りした品がひとつひとつ置かれている。
工房がお店のところもあり、商品の横で職人さんが絵付けをしていたり。
動物などの陶器の人形をメインに置くお店は様子を伺うだけにして、器のお店に次々と入り気にいるものがないかチェックしつつ町を巡った。



私が探すのは酒器である。
焼物の里に来ると日本酒を飲む盃にいいものがないか探してしまう。
盃はお猪口ではなく飲み口の開いた浅く平たい奴である。



今家にあるお気に入りの盃は二つ。
こんな風に旅した先で買えば、家で酒を飲むたび少しなりと旅の記憶が蘇り、酒に何がしかの味付けをしてくれるというものだ。
小さいからこれから数が増えても場所は取らないからいいだろう。



観光ポイントもコース中にいくつかある。
土管坂という陶器製の土管や焼酎瓶を壁に埋め込んだ坂道や、煙突が何本も生える巨大な登り窯跡がそれだ。
登り窯は他の陶磁器の里でも見たことがあるが、これだけの横幅があるのは初めて。



一番下段にある焚き口がいくつも横に並んで大規模。
火を入れる時は焚き口を一つだけ使うなんてやり方だと横の火を入れてない部分の温度が上がらずよろしくなさそうだから、一度に焼く量はとんでもない量になったのではないだろうか。



常滑観光を早い時間に終えてしまったら、午後帰るまでの時間をどこで過ごそうか考えねばと思っていた。
しかしそんな心配は杞憂だった。
食事時間も込みだが、その日観光に使える時間はここやきもの散歩道だけで使い切ってしまった。
予想していたより遥かに見応えのある訪問先だった。



さて、気に入る盃は見つかったのか。
見て回った各工房、お猪口は数あるのだが平たい造りのものはほとんどなし。
これはどこの焼物の里でも同じで、だから探し甲斐があり、無ければ買わないし、無駄に数も増えなくて良いのだ。



しかしここでは数少ない対象から気に入るひとつを見つけてしまった。
二番目に入った店で見た盃が一番カッコよく、駅へと戻る前に再度その店に寄り、チェックしていた奴を購入。
帰ったら多治見で買った日本酒をこれでまず飲もう。




中央線で多治見往復

2023-12-10 17:28:40 | その他旅行き
今回の旅の最遠の地は岐阜県の多治見である。
多治見で一泊して取って返し、次の日は愛知県の常滑へと向かった。
多治見まで行き帰りで使用したのはJR中央(西)線である。

<名古屋駅にて>


行きの最初の目的地は多治見の手前の定光寺駅で、通常は無人駅だから特急が止まるわけは無く、必然的に普通電車に乗った。
JR東海の普通電車は同じようなカラーリングで個人的には面白く無い。
(特急しなのも似たようなものだが・・)

<定光寺駅の上り電車>


車種によりデザインは違うのだが、白とオレンジの組み合わせにばかり意識が行き、みんな同じに見えてしまう。
気動車も同じカラーリングである。
多治見駅からは太多線という電化されていない路線が美濃太田に向けて出ていて、時間があれば意味なく乗って往復してもいいかなと思っていたが、多治見駅に待っていたのもオレンジ色だった。

<定光寺駅の下り電車>


も少し地方色とかを出して、そこに行かないと走っていないデザインの車両とかがあれば、旅先の楽しみになるのに。
実家のある三重県もJR東海の営業範囲に入るから、多治見まで来たのに同じ(に見える)電車が走っていて、遠くに来た感が乏しい。
なんとかしてほしいなあ。

<多治見駅にて>



日本酒を飲み残す

2023-12-08 06:26:40 | その他旅行き
日本酒を買った後、ながせ商店街で見つけていた居酒屋へ。
引き戸を開けて席が空いているか聞いてみた。
7時前までで相席でよければ、とのこと。
5時過ぎだったから充分時間はある。
食べさせてもらう事にした。
カウンター席と小さなテーブル席と大きなテーブル席があった。
我々は大きなテーブル席で、相席ではあるが、お隣とは一席空けて座れたので窮屈感はなし。



大皿のお惣菜から三品と、生ガキ、サワラのオイル焼きだったか、を注文。
飲み物は日本酒が売りのようだが、まずはビールから。
出てきたお惣菜はとてもおいしかった。
いわゆるおふくろの味というのとも少し違い、料理の修行をしてきた人の作る手間をかけた味付けだった。
後から出てきたモノもどれも美味しく、いい店を見つけたなと連れと頷きあった。



生ガキとサワラには日本酒を合わせた。
燗の温度を指定できるというので人肌のぬる燗で注文。
中津川のだったかな、「鯨波」というお酒だった。
美味しかったのは覚えているが、味わいをメモしておくのを怠ったのでここに表現できない。



お惣菜を二つ追加注文し、日本酒も追加。
三種飲み比べセット(一合強)というのがあったのでそれを注文。
一升瓶を三本並べ、きっぷのいいお姉さんが紹介してくれた。
秋田と愛知と広島のモノ。
なみなみと注いでくれたグラスに口から迎えに行き、順に飲んだ味わいは、スッキリしたのとさっぱり甘いのとガツンと骨太な三品だった。



美味しい美味しいとチビチビ飲みだしたのはいいが、三回り目になって急に酔いが回りだした。
あれれ?
日本酒なのにチェイサーの氷水を添えてくれてたので、その水ばかりに手が伸びる。
ビールとぬる燗一合しか飲んで無いのに、どうしたことだ。
もうそこからは少しでもグラスに口をつけたらひっくり返って起き上がれなくなりそうだった。



期限の7時前になったので、そこでギブアップ。
それぞれ半分くらい残してしまった。
ああもったいない。
お姉さんに飲めなくてごめんなさいしてお店を出た。
思うに体調が悪かったのではなく、体内の水分量が少なかったのだろうと推測。
その日新幹線に乗った後とった水分は、廃線跡を歩いた時飲んだペットボトルのお茶300mlくらいと、カフェのホットコーヒーだけだ。
せっかく美味しい料理とお酒だったのに、残念なことをした。
お酒飲む前は水分をたっぷり摂るよう再度心に留めたのだった。




ながせ商店街とオリベストリート

2023-12-06 06:31:58 | その他旅行き
多治見駅に着いたのは14:20頃。
宿にチェックインするにはまだ早く、多治見の町を歩く事にした。
この辺りは美濃焼の産地だ。
本町オリベストリートという陶器の町っぽいエリアが歩いて行ける距離にあったので行ってみることに。



オリベストリートの方へ向かう途中、ながせ商店街というところを抜けた。
ここは普通の商店街なのだが、やはり焼き物の町、陶器のオブジェがあったり、統一されたデザインのタイル製の看板が店先に置かれていたりしていい感じ。
良さげなカフェを見つけたのでお茶することにした。



本屋さんと同じ建物にあるカフェ。
店の窓から通りを挟んだ反対側に日本酒を飲ませる雰囲気のいい居酒屋らしき店があり、晩飯はそこで食べようかと連れと相談。
コーヒーを飲み終えた後、隣りの本屋さんに行ってみると普通の本屋さんの品揃えでなく、ニッチな書籍をセレクトして売っているところだった。
なかなか洒落た店が集まっていた。



ながせ商店街を抜けると車の行き交う道路に出、大きな橋を渡るとオリベストリートである。
すっきり小綺麗な通り。
建物は黒っぽく新しい町なんだなというイメージ。
しかしその名前から想像していた賑わいは無かった。
土曜日の午後だというのに、我々以外の観光客をほとんど見かけない。



ここであってるんだよなと歩くと、窓から陶器の並ぶのが見えるお店がいくつかあるのだが、閑散としている。
大丈夫なんだろうか。
寒々しい眺めに合わせるように日が翳り肌寒くなってきた。
一本通りを外れると商店ばかりでなく一般の住宅も混じるようになる。
そんな中にようやく面白そうな古物商のお店があったので入ってみた。
骨董の類は買おうとまでは思わないが、時間を経たものの風合いが好きなので見ていて飽きない。



その後入ったのは高級そうな陶器のお店と卸商のお店。
卸商のお店でようやく成果が。
連れが欲しかったというパン皿(底が枝葉柄で凸凹していて、焼いたパンの蒸気が皿底で蒸れないよう工夫された奴)を市価より安く手に入れた。
まずは良かった。
後で知ったのだが、多治見で窯元が集まっているのは市之倉という地域であったらしく、ここは小売りのお店が集まるエリアだったようだ。



時刻は夕刻。
シャッター街と化した歴史のありそうな商店街を覗いたりしつつ、宿のある駅前へとやってきた道を戻る。
再びながせ商店街に入り、杉玉を見つける。
旅先で酒屋を見つけたら見逃せない。
入ってみると、愛岐トンネル群の廃線跡の出店で見た三千盛という多治見のお酒があったので購入。
美味しいといいな。




暗渠に潜る

2023-12-04 06:25:52 | その他旅行き
廃線跡の県境終点からの帰り道は川辺の道を歩く事にした。
手作りの標識によると玉野古道と呼ばれているらしい。
鉄道が敷かれるより昔は、皆この道を歩いて交易していたのだろうか。



こうしてみると、何もない自然の状態で山を越えやすいのは川原を歩くことで、通る人が増えれば多少の氾濫では流されない少し高い位置に道ができ、さらに上にトンネルを掘って鉄道を通す、という人の営みの変遷がよく分かる。
現代はさらに高いところに川の流れなど無視した直線的なトンネルを掘る時代。
そのうちトンネルすら必要なく、車が空を飛ぶ時代がやってくるのだろう。



川辺の道はところどころで廃線跡に戻っては離れして続いていた。
この道沿いにも廃線跡に関係する遺構がある。
沢を越えるのに橋をかけるのではなく土で埋め、水の流れはトンネルを作って水路とした暗渠である。
これもレンガ製で、縦穴と横穴が繋がっている。



縦穴は上から覗く事ができ、廃線跡のマルシェ駅にある。
玉野古道からは横穴の中に入れるそうなので、入ってみる事に。
入口は狭く、梯子を使って降りる必要がある。
順番待ちの行列ができていた。



縦長の水路は人がギリギリすれ違える幅で、天井まできれいにレンガが積まれていた。
奥行き19mらしい。
どんつきはマルシェ駅で上から見下ろした縦穴だった。
じっくり写真を撮りたい場所だったが、後から来る人に場所を譲らねばならないから、さくさく撮るしかない。
足元には薄く水が溜まっているので靴を汚したくない人は入らない方がよい。



川辺の道は最後にもう一度廃線跡に戻るのかと思っていたが、そのまま定光寺駅からやってきた道に繋がっていた。
もう一度トンネルを見たい気もしたが、そのまま歩いてしまうことに。
定光寺駅からその日宿泊予定の多治見駅まで電車に乗った。




廃線跡で紅葉狩り

2023-12-02 18:33:45 | その他旅行き
愛岐トンネル群の秋の公開期間がこの時期なのは、紅葉する頃合いを見計らっての事のようだ。
廃線跡にはモミジの木が多くお天気も良かったので、廃線跡を歩きつつ見上げるモミジは日の光を透かして輝いていた。
我々は廃線跡に惹かれてやって来たが、多く来ていたお客さんのほとんどは紅葉狩りが目的であるに違いない。



トンネルばかり注目されているが、橋梁跡もいい。
小さいながらレンガの積まれた橋桁が残っている。
橋梁があるということは谷筋で植生が少し違うからかモミジの木が多いように感じた。



そしてここのモミジの一番の見どころは「三四五の大モミジ」である。
4号トンネルの向こう側にあり、三四五は「みよい」と読ますらしい。
なかなかの巨木で、たぶん自分がこれまでみたモミジの木で一番大きかったのではないか。
とても立派な枝ぶりで、見惚れてしまった。



公開期間中は見学区間の中程にある広場でお弁当や飲み物を売る市場が立つようだ。
テントがいくつも並び、生ビールも売っていた。
廃線跡のポイントポイントに駅名標があるのだが、ここはマルシェ駅と名付けられている。
特別公開はもう例年のことで、人出がどれくらいなのか把握できての準備量に見えた。



我々はというと、売店があるということは公開を知らせるネット情報で知っていたが、どの程度のものか分からなかったので、駅でおにぎりを買って持ってきていた。
おかずにできるおでんみたいな物があれば買って食べようとしたが、売っているのはご飯ものばかり。
代わりに甘い物をデザートにしようと、ドラ焼きを買った。



川に向けて置かれたベンチに空きを見つけた。
この週末は冷え込む予報だったが、日が当たるととてもあたたかで、寒くなく食事できた。
対岸には道路が走っていてそちらにも色づく木々があり、良い眺め。
きれいな紅葉を眺め、ほっこり暖かで、幸せなランチタイムだった。



そうした売店があるのはその一箇所だと思っていたら、終着点の広場にも1店出ていた。
そこで提供していたのは日本酒と味噌田楽だ。
おおー、いいなあ。
鉄道旅だから飲んでもいいのだが、一杯700円かあ。
ちょっとイイ値だし、さっきおにぎりとドラ焼きを食べたばかりだ。



さっき探してたおかずはこの味噌田楽みたいな奴だ。
ここにあるならあそこで食べずに来たのだが、そんな情報は事前になく致し方なし。
売っていた日本酒は多治見のお酒のようで、その日宿泊した多治見の酒屋で同じ名前の日本酒を見つけ買ってしまう事になる。




中央線の廃線跡を歩く

2023-11-30 06:36:12 | その他旅行き
ひょんなことから旧国鉄中央(西)線の廃線跡を歩く事ができるのだと知った。
場所は愛知県と岐阜県の県境で、「愛岐トンネル群」と名がつけられている1.7kmの区間。
行ってみたい旅先として私のメモに残された。
しかしいつでも歩ける訳でなく、春とか秋に期間限定で開放するらしい。
期間限定となれば、どこかへ行く旅のついでに寄ってみる、なんてことはできない。
しからば廃線跡を歩くのを目的に旅を企画するまで。
そして待ちに待ったその特別公開日がやってきた。
現在公開期間中で、初日に見学へと向かった。

<定光寺駅のトンネル>


廃線跡は中央線の定光寺駅から歩いてすぐ。
定光寺駅はいつもは無人駅のようだが、この日は廃線跡の見学にたくさんの人が来るからか、駅員さんが複数名勤務していた。
駅で降りる人はいっぱいで、狭いホームに溢れて電車が発車できないほど。
意外と良く知られた場所であるようだ。

<通称3号トンネル 玉野第三隧道>


廃線跡の入口で一人100円の入場料を支払い、普段は閉鎖されているのだろう通路を登って跡地に入る。
するといきなりドーンとレンガ製のトンネルが目の前に聳えていた。
おー、これは立派。
明治の時代に作られ、昭和41年に廃線となったそう。

<レール流用落石防護柵>


廃線跡を再生維持管理する保存会があるようで、揃いのベストを着た係の人がいたるところにいた。
保存会の人の手によるものだろう、トンネル入口には蒸気機関車の描かれたカーテンがかかっていた。
トンネル内にも電飾が飾られていたり、コース中には廃線跡で見つかった当時の鉄道部品が展示されていたり、レンガの積み方の説明なんかもしてくれている。
途中にある竹林には竹で作った楽器やブランコがあって、子供も楽しめるよう工夫されていた。

<陶器製絶縁器具(香蘭社製)>


愛岐トンネル群とあるように、複数のトンネルがあり、全部で4つのトンネルをくぐれる。
入口から二つ目の4号トンネルにはスピーカーが仕掛けてあって、数分おきに蒸気機関車が走りくる音が流される。
これがなかなかリアル。
トンネルの外で聞いた時は、走行音がだんだんと大きくなるので、トンネルから本当に出てくるような気がしたくらいよくできていた。

<通称4号トンネル 玉野第四隧道>


一番長いのは6号トンネルで333m。
長いから中は真っ暗。
これらトンネル群の中で一番難工事を強いられたようで、補強のためインバートというトンネル底面へもレンガをアーチ状に組み込む構造を取ったそう。
坑門の迫石という丸い縁取り部分が7重巻という重装備(他のトンネルは5重巻)。

<通称6号トンネル 隠山第二隧道の迫石>


トンネルはまんま残っているのだが、線路は残っていない。
廃線時に撤去されたそうだ。
当時レールは駅ホームの柱や屋根の鋼材として利用されていたので、すぐにそうしたものにリサイクルされたのだろう。
道は当時の線路の幅の遊歩道となっていて、トンネル以外に残っているのは足元のバラストくらいである。

<通称6号トンネル 隠山第二隧道内>


廃線跡のコースの終点は愛知県と岐阜県の県境。
ここまで歩いてきたのは愛知県春日井市。
県境の向こうは岐阜県多治見市。
終点で保存会の方が他の観光客の方に話すのを聞くと、廃線跡はこの向こうの岐阜県側にもあるらしく、保存会としては岐阜県側も整備して一般公開したいらしい。
しかし岐阜県知事だか多治見市市長だかが許可してくれないらしい。

<トンネル内のディスプレイ>


ふーん、そうなのか。
自治体によって考え方が違うんだなあと認識。
岐阜県側の廃線跡も歩けるようになると定光寺駅の隣駅である古虎渓駅までつながるので、行って帰って往復歩く必要がなくなるらしい。
終点の向こう側には6号トンネルより長い607mのトンネルがあるとある。
岐阜県側が整備されたら、今度は春の特別公開期間に通しで歩いてみたいものだ。

<この向こうは岐阜県>



滝道(うらみち)

2023-11-28 06:31:30 | その他旅行き
滝を見た後、帰りは裏道を歩いてみた。
滝道は箕面大滝を落ちた水が流れる渓流沿いにあるのだが、行きに歩いたきれいに整備された道の他に、渓流の対岸につけられた別の道もあるのだ。
崩れたところもあるのか通行止めとなっている区間もあるのだが、一部以外はほぼほぼ歩く事ができる。



この道を歩くのは初めて。
以下比較表現することになるので、行きに歩いた道を表道、対岸の道を裏道と呼ぶ事にする。
裏道は舗装されていない所が多く、表道に比べてアップダウンが激しい。
石段を度々登り降りする。



道幅も歩行者がすれ違える程度しかない。
谷側に木々が生い茂っているので、表道のように眺めも良くない。
それでも変化を求めてか、以外と歩く人は多い。
ハイカーの格好をしてない一般の観光客も前から歩いてきたりする。



帰りなら分かるが、行きは表道できれいな景色を眺めたらいいのに。
まあ人それぞれ道を選択する理由があるのだろう。
眺めは表道ほど良くは無いが、木を模した苔むした柵が連なっていたり、道が狭くうねっていたりするので、写真を撮るには面白い構図が取れたりする。



姫岩という名の狭い岩の隙間を通り抜けたりでき、ちょっとした見どころもある。
当然表道と反対側から川を見るので、行きに見た川側の被写体の裏側が見えたり。
より山の中感が増すが、対岸の表道にはたくさん観光客が歩いているので、観光地感は残ったままだ。



時習堂という先人の言葉を紹介する建物までくると、裏道は表道に合流。
この後、裏道では無いのだが、瀧安寺というお寺の境内を上から眺められそうな方向に道がついていたので少し登ってみた。
しかしその道はどんどん上へと続いており、望海展望台への道とあったので、海の眺められるところまで登る道なのだなと理解。
距離約400mとあったのでそのまま登ってみることにした。



この道は石段が所々あるものの、傾斜はほぼ登山道。
到着した目的地にはコンクリート製の東屋があって、箕面の南に広がる大阪の街が見下ろせた。
空気が澄んでいたら街の向こうに海が見えるのだろう。
しばし眺望を眺めて下山した。



こんな道でも登ってみようと思う人は数%なりいるようで、紅葉狩りにくる人が多いから時々登ってくる観光客とすれ違う。
運動不足の人はなかなかしんどそう。
登り口のあるお寺に辿り着いたら、人の数は朝来た時の数倍に増えていた。
お昼は過ぎているものの、まだまだやってくる人に逆らい箕面駅へ歩いた。




滝道(おもてみち)

2023-11-26 20:28:26 | その他旅行き
勤労感謝の日。
箕面駅から箕面大滝まで滝道を歩いた。
紅葉は見頃を迎え、紅葉狩りに繰り出す人で賑わっていた。
朝の10時になっていないのに、もう前から歩いてくる人がいる。
早くから来てるんだなあ。

まだ緑葉のモミジもあるが、黄色や赤色が鮮やかなモミジも多く、なかなか見応えがあった。
滝道のいいのは渓流沿いを歩いて観賞するので、景色に変化があるところ。
山の中だが時々現れる茶店や山荘などの建物が景色に溶け込んでいるのもいい。
片道3kmないので距離も適度だ。
行きがけに撮った写真はこんな。