長いホームが寂しい - JR西日本関西本線

2024-06-23 18:32:27 |  鉄分山盛り、三重の路
伊賀鉄道と接続する伊賀上野駅。
次に乗るJR線の列車発車時刻まで間があったので、一度駅を出てみた。
駅前はだだっ広く、小さなお店がいくつかあるくらい。
住宅の密度も高くなく、駅舎の立派さと比べると哀愁を感じる景色である。



駅舎は明治だか大正だかの建物で、その時代の国鉄の駅はどこもこんなだったなあと、どこかで見た昔のモノクロ写真の面影と重ね見る。
券売機で切符を購入。
次は四日市へ向かう。
改札してもらいホームへ。







昔は特急列車も止まったのだろう。
長いホームががらんとして寂しい。
やってきた列車は亀山行きの単コロ気動車。
意外と乗客は多くて、座席は半分くらい埋まっていた。
それなりに利用されていて少し安心。



後方の運転席横のスペースを確保して、また立ったまま乗車。
さすがに疲れてきた。
それでも席に座れば何も撮れなくなってしまうので頑張って立っていた。







線路はずっと農地や山の中を行く。
駅間が長い。
同じような車窓が一度だけ目を引く変化を見せる。
柘植駅が滋賀から来る草津線の接続駅なのだ。
草津線は電化区間。
昔大阪梅田を中心に東西を結んで走っていた新快速車両がちょうどやって来たところだった。



亀山駅までの途中駅は伊賀上野駅と同じく古い駅舎のところが多い。
ホームも広く長い。
どこかで途中下車することも考えたが、次の列車までの時間を持て余しそうでやめてしまった。





沿線に建物が少し多くなり、インターチェンジらしい構造物をくぐる。
地図で見ると東名阪道の亀山ICだった。
そこから終着の亀山駅はすぐ。
関西本線のJR西日本とJR東海の境界駅である。
ここで乗り換え。




新天地商店街

2024-06-21 06:27:06 |  鉄分山盛り、三重の路
伊賀上野の町でお昼を迎え、コンビニがあったので惣菜パンと甘いパンを買った。
電車を待ちながら食べようと上野市駅の方に歩いて行くと、駅前ロータリーの向こうに古そうな商店街があるのを見つけた。





近づいてみると古色蒼然としたゲート。
これはシャッター街に違いないとワクワクして入ってみた。











しかし案に相違して営業しているお店が多い。
閉まってるお店も営業時間外だからであるようで、ほぼほぼどのお店もやっているよう。
アーケードの下の店舗は古い建物で、外から見たイメージどおり。
昔から営業を続けているらしいお店もあるが、多くの店が店内をリノベートして今風の造りにしている。
これはいいなあ。







建物が古くなったからと建て替えて新しい商店街にされるより、古い見かけでも快適かつ機能的に今のサービスを提供してもらえるなら、そちらの方が味があって自分好み。
家の近くにこんな商店街があったら度々利用して応援したいところだ。



商店街の奥行きはそんなになく、往復してどんなお店があるのか観察した。
洋服屋?、カフェ、うどん屋、スイーツのお店、揚げパン屋、ヘアサロン、洋風居酒屋、といったところ。



揚げパン屋さんのカレーパンが美味しそうだったので、コンビニで買った惣菜パンの賞味期限が明後日なのを確認し、このお昼はカレーパンを食べる事にした。
飲み物も扱っていて、店先に小さなテーブルのあるプチカフェ的お店。
お店の人にそこで食べるか聞かれたが、食べ歩きします、と答えて商店街を後にした。
早速かぶりついたカレーパンは、甘口で奥行きのあるおいしさ。
上野市駅に着くまでに食べ切ってしまった。




伊賀上野の町

2024-06-19 06:29:33 |  鉄分山盛り、三重の路
伊賀鉄道の桑町駅を降り、上野市駅まで沿線を歩いた。
昭和の建築と思われる家々が微妙に真っ直ぐでない道に並びいい感じ。
車で通ると対向車とすれ違うのに気を使う道である。









住む人がいなくなり取り壊されたのか、家一軒分の空き地がポツポツとある。
草はあまり生えていないから、更地になってそんなに時間は経っていないのだろうか。
大阪の自宅近くも空き地が目立ち始めた。
どこも一緒なのだなあ。









桑町駅は無人駅だったが、次の茅町駅には駅員さんがいた。
駅舎は外見そんなに古くないのかと近づくと、そうでもない。
なかなか風情ある待合室が覗けた。





茅町駅の北には寺町通りという寺社の並ぶ通りがあった。
綺麗に整備された広い通りだ。
立派なお堂を持つお寺さんばかり。
観光寺ではなさそうだから門から中を覗き見るに留める。





寺町通りの終わる小さな交差点で左を向くと、こちらは何やら古そうな築地が見えた。
近づいてみると神社であるよう。
なかなか立派な神社だ。
壁に沿って行くと奉賛願いの看板に上野天神宮と名があった。







正面に回ると牛が臥せた像があって、菅原道真公を祀る神社のようだ。
ご挨拶していく事にした。
楼門や境内を囲う築地は年代を感じさせるが、拝殿は新しく建てられたもののようだ。





その辺りから通りはお店の並ぶ商業地へと入っていく。
商店の並ぶとても長い通りを外れて上野市駅の方へ向かう。
遠くに伊賀上野城が見えた。
当時のお城が残っているのでなく、建て替えられたものらしいので、遠くから眺めるまでとした。
お城のある上野公園の入口に伊賀焼のお店を見つけたので行ってみたが定休日。
残念。



こんな感じで特に当てもなく街歩きを楽しんだ。
古くからある町なら、重要伝統的建造物群保存地区でなくても面白く歩けるものだ。
もはや昭和の建物ですら自分にとっては歴史的建造物だなあと最近思うのである。




くノ一の目力 - 伊賀鉄道伊賀線

2024-06-17 06:29:17 |  鉄分山盛り、三重の路
伊賀神戸(いがかんべ)駅で降りたのは二人。
ここからは伊賀鉄道というローカル線でJRとの接続駅である伊賀上野駅を目指す。
途中、どこかで下車して上野の町を歩く。
ここは市町村合併で伊賀市になったが、昔は上野市で、上野の町という表現が自分にはしっくりくる。





ここまで乗ってきたのが各停だったからか接続は良くなく、駅舎やその他撮影する時間が取れてありがたい。
ホームに戻って待つこと数分、構内にある踏切が音立ててバーを降ろした。
やってきたのは忍者の絵が描かれた車両。
なかなかのインパクトである。





2両連結。
乗客は地元の高校生ら数人と一般客数人。
車掌さんが乗っていて、出発すると検札に回っていた。
自分はICカードで乗車したのでそれを見せると、手に収まる携帯機器で入場の記録確認をしていた。
ワンマン運転のはずなのにこの電車は特別なのかなと思ってたら、途中駅で降りてしまった。
不正乗車がないか列車を渡り歩いてチェックする形態なんだろう。





車両は東急電車のお古である。
スピードをあまり出さないからだと思うが乗り心地はふわふわした感じ。
車内はロングシートとクロスシートの混合形。
これまでずっと立っていたので、クロスシートに座って足腰を休めた。
車窓はのどかな田園風景である。



しばらく座っていたが運転席後ろの前面展望の得られるかぶりつき位置が空いたのでまたのこのこ出て行く。
この路線と並行してある道路は車で下道を走って帰省するのに時々使う道である。
その時電車が走っているのを見ることはほとんどない。
運行本数は30分に1本くらいなのに巡りあわせが悪いようだ。
見覚えのある踏切やガソリンスタンドを見送る。





だんだんと住宅が多くなり、市街地に入ると名阪国道をくぐる。
その先の桑町駅で下車した。
そこからいつも通過してしまう町を歩いてみた。
その様子は次回記事で。
二駅飛ばして上野市駅から再度乗車したので、今回はそのまま伊賀線の様子を紹介する。



上野市駅はその愛称の方の「忍者市駅」の表記の方が大きい。
香川県の「うどん県」みたいなもんだな。
駅は忍者グッズや人形なんかでいっぱいだった。



上野市駅からはピンク色の忍者列車だった。
こちらの路線のお客さんは少なくガラガラで、車内が撮影しやすい。
車内も忍者でいっぱいである。







伊賀上野駅へ向かう沿線は市街地から離れ、田園風景がまた広がるようになる。
伊賀上野駅はJRの駅で、歴史ある駅舎だ。
伊賀鉄道はその片隅を使用させてもらってる感じ。



でもホームを結ぶ跨線橋では、忍者達が伊賀鉄道のホームを案内しまくりである。
迷いようもなく辿り着ける。




電遅のおかげ - 近鉄大阪線

2024-06-15 21:43:48 |  鉄分山盛り、三重の路
三重県への進入ルートは近鉄にした。
鶴橋駅から大阪線で伊賀神戸駅へと向かうべく、伊勢中川行きの急行の時刻を事前に調べ自宅を出発。
最寄駅で予定より一本早い電車に乗れ、これは余裕をもって鶴橋駅に着くなと思っていたら遅れが発生。
梅田に着いた時には15分の遅れになっていた。





環状線に乗り換え、鶴橋駅に到着したら乗りたい急行は出て行ってしまった後だ。
幸先悪いなあと次の名張行きの急行を待つことになった。
伊賀神戸駅に行くには名張駅で各駅停車に乗り換えが必要だ。
まあいい。
急ぐ旅でなし。





鶴橋駅で時間ができたので、ホームの前の方に行って撮影し時間を潰した。
興に乗ってきたところでふと後ろを見ると、名張行きの急行がすでに入線していた。
おっとっと。
危なく乗り過ごすところだったが無事先頭車両に乗車。
車内はちょうどロングシートの座席が埋まるくらいの混み様。





大阪線は実家に帰省する際利用する路線なのでなにも珍しいところはない。
しかしいつも特急に乗るので、前方の眺めは目新しく、複々線を走り布施駅手前で奈良線と大阪線が上下に分かれるのを見て喜んだりした。
ただ前方の窓が高いところに小さくあるタイプの車両だったから視界はすこぶる悪く、だんだん車内が空き出して座れるようになっても立って眺めていた。
右に左に動け、ドア窓からの眺めをいろいろ撮れるのでフットワークが軽く、調子に乗ってずっと立っていた。
当然疲れて後になって腰にきたのだけど。





途中の長谷寺駅や室生口大野駅なんかで次々にお客さんは降りて行き、前方の窓の下の座席に座るお客さんもいなくなった。
ようやく進行方向の写真を撮影。





到着した名張駅には車両基地があった。
ここでも乗り換えの青山町行き各駅停車がくるまで撮影。
伊賀神戸駅への到着は遅れたが、鶴橋駅と名張駅で予定外の撮影ができたから、最初の電車遅延は悪かったのか良かったのかよく分からない出来事になった。




三重の旅、序章

2024-06-13 06:24:56 |  鉄分山盛り、三重の路
ゴールデンウィークに旅行ができなくて、旅に出たい思いが募っていた。
連れが友達と遊びに行く週末に、こちらも一人旅の予定を組み込んだ。
一泊する予定で行き先を検討。
一泊するなら少し遠くまで行けるから、それなりに離れた旅先を過去の自分なら設定してきた。
でもそうすると行き帰りの移動時間で旅程の半分近くの時間を使用してしまい、いつしかそのことがもったいなく感じるようになった。
行きたい先が事前に決まっているならそれも仕方ないが、今回はまず旅する事が目的。
なので比較的近場でかつ移動も楽しめる内容を検討。
日帰りでも遊びに行ける距離で探した。
選んだのは我が出身地の三重県。
移動で通過したことはあるが、じっくり観光したことはない地を渡り歩くのだ。



観光と書いたが、今回は乗り鉄撮り鉄、あと工場萌えメインに降りた駅付近を歩いただけ。
一般的な観光旅行で行く先はほぼ皆無である。
どうなることかと期待半分不安半分で出掛けたが、結果大満足な旅となった。
しばし旅先のお話で記事を埋めたい。


バランス

2024-06-11 06:13:10 | Weblog



エマ コーヒー

2024-06-09 21:20:42 | Weblog
その日は園芸屋さんよりさらに北上、茨木市の北、豊能町にある「EMMA COFFEE」まで昼食を食べに行った。
美味しいスペシャリティコーヒーを飲ませてくれるカフェで、こちら方面に出向いた際時々コーヒーを飲みに行く。
田舎にあるのにだいぶ前から知名度が上がり、行くと大抵ほぼ満席状態。(平日は知らない)
駐車場が空いているか心配したが、幸い一つ空きがありすんなり駐車。



昔いっとき食べ物の提供はなかった時期があった。
今は軽食にできるベーグルのサンドイッチが食べられると連れが事前に情報を入手してくれたので、それを目当てにやってきた。
サンドイッチは二種類あって、選んだのはマヨネーズベースと思われる白いソースが絡んだちょっと高級なハムと青い葉野菜が挟まった奴。
ハムがジューシーで美味しかった。



飲み物は当然コーヒー。
まだ暑く無いのでホットコーヒーでも大丈夫。
「本日のコーヒー」がエチオピアの浅煎りだったのでそれにした。
酸味があるかと聞くと、「酸味はない、あっ、でも少しあるかな」との返事。
サンドイッチと一緒にやってきたコーヒーは、なるほどやさしい甘味に控えめな酸味が感じられ苦味なし。
連れはここのカフェオレがお好み。
なんでここのは他のと味が違うのだろうと不思議なようだ。
コーヒーもそうだが使っている牛乳が違うのだろうかとその理由を探していた。



冷めたコーヒーの味の変化を確かめていると、あとからあとからお客さんはやってくる。
この辺りの道路は自然の中を走れ、アップダウンも適度なので自転車でツーリングするにもよい。
チャーリーたちの格好の休憩処にもなっている。
昔はここまで自転車で来れたが、今はもうそんな脚はないなあと思い至る。




山の中の園芸屋さん

2024-06-07 06:27:46 | Weblog
観葉植物の植え替え用の鉢を買いに、茨木市の山中にあるthe Farm UNIVERSAL までドライブがてら出向いた。
前回の植え替え時に鉢を購入したのもここだ。
もう3年前。



駐車場から温室の中を通り抜け、こっちだったよなと記憶に従い園芸用品売場へと向かう。
温室には売り物の観葉植物がいろいろ展示されている。
それはもう見た目様々な特徴をもった植物だらけなので見てるだけで面白い。
ジャングルを探検しているようだ。



ただ並べて置いてあるのでなく、凝ったディスプレイがなされているのも楽しい。
生きたフクロウだかミミズクなんかも居て首を傾げている。
子供達の注目の的だった。



待ち人が溢れたカフェや子供の遊び場、少し大きめの植物を展示した屋外エリアを横目に進み、見覚えのある園芸用品売場に入った。
鉢を三つと大きなジョウロ、観葉植物用の堆肥入りの土を買った。
食料品、酒、本、テニス用品以外の買い物を久しぶりにした感にまた掴まれる。



ここは相変わらずの人気で、施設の規模はますます拡大しているよう。
駐車場は第5駐車場まであるし、果樹園を作ろうとしているようで、園芸系の総合娯楽施設が出来上がろうとしている。
今度は園芸用品の購入の為でなく、新しく拡大したエリアはどんなところなのか探索にきてもいいかもしれない。




植え替え

2024-06-05 06:22:04 | Weblog
我が家の観葉植物の植え替えをしてあげた。
今回は貰ってきた時のままの鉢を使っていたサンスベリアローレンチーとモンステラを陶器製の鉢に移し替えるのが一番の目的。
大きな鉢を二つと小さな鉢を一つ購入。
ジョウロも今までの小さな奴では全然間に合わないので大きいのを手に入れた。

パキラが一番繁茂してるので今回買った大きな鉢に移し、今までパキラが植っていた鉢にモンステラを植えることにした。
サンスベリアローレンチーはもう一つの新しい鉢に植え替え。
ガジュマルは元の鉢のまま、歪んで植っていたのを真っ直ぐに植え直した。
コーヒーノキは2株が小さな鉢に植っていたので間隔が狭く窮屈そうだった。
小さな鉢に1株を移した。

新しい大きな鉢は今まで最大だったパキラの鉢より二回りくらい大きい。
サンスベリアローレンチーはなかなかバランス良く見え、さらに成長する余裕もある。
パキラは幹が曲がって育ったので3株を一つの鉢にバランスよく植えるのが難しかった。
いろいろ配置を変えて収まりの良い順番をもう少し探れば良かったな。
少し鉢が大きくアンバランスかな?という感じ。

植え替える時、鉢から出して古い土を落とすのだが、その際どれだけ根が張っていたのかが分かる。
パキラは樹高も高く、葉っぱも大きくなってきたのでさぞかし根が張っていることだろうと思っていたが、実際はヒョロリとしか生えておらず、これでこの巨体をよく維持できてるなと不思議に思った。
ガジュマルとコーヒーノキもイメージしてたより少なかった。
サンスベリアローレンチーはまあこんなもんかという感じ。
反対にモンステラの根の張りようは凄く、鉢にいっぱいいっぱいとぐろを巻いていて、なかなかほぐす事ができなかった。
パキラとモンステラに割り当てた鉢が逆だったかな。



6月は植え替えの最適期らしいので、うまく時期を合わせることができた。
暑い夏を無事越してくれることを願う。