熊澤良尊の将棋駒三昧

只今、生涯2冊目の本「駒と歩む」。配本中。
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作品 文章 写真 販売品

埋め始め

2011-10-24 17:41:59 | 写真
先々週からボチボチ彫り始めていた水無瀬兼成卿筆跡の駒。
2組の内の1組です。
それを埋め始めました。

「歩兵」から埋め始めて撮影したのですが、何か物足りない。
と言うことで、「玉将」1枚を加えて撮影しました。


玉将の駒尻にある「H.7.9.30」は、山川さんという木地師から購入した日付。
退職した年の秋、天童に遊んだ時に入手した材料です。
16年ぶりに駒に彫り上げました。

ーーーー

今日のNHK「クローズアップ現代」は、タイの大洪水。
アユタヤの工業団地で始まった洪水は、首都バンコックに迫っているとのこと。
洪水面積は日本列島の広さに匹敵。
被災企業は500社以上。
被災していなくても、国内外で操業停止の影響も。

優遇税制によってタイに進出している日本の会社は、大小合わせ4000社。
これは、東南アジア最大の規模だそうです。
すでに進出すさまじい自動車産業の各社。
電気製品、精密機器、メガネのレンズなどなど。


特に東日本震災以後は、日本からの投資が月間でこれまでの2.4倍に急増とか。
そんな折の大洪水。
洪水のリスクは、今までも言われていたそうですが、誰も真剣に考えていなかった。
「水は低きに流れる」。
「行き所のない水は留まる」。

我が国の原発も、目先の経済だけ考えてイケイケどんどんでした。
おまけに、事故後の政府(官房長官)は「直ちに健康への影響はない」の詭弁。
裏を返せば「その内に健康被害は出てくる可能性がある」と言うこと。
「放射チリは、何百キロを風によって運ばれる」。
チェルノブイリでは350キロ。
それを実証しているのです。

ソレニシテモ、日本が輸入する養殖エビの半数はタイ産だそうです。
その恩恵で、安いエビを食すことが出来る我が日本人。
世界は一つなんですね。

しかし、日本で踏ん張る企業もあるはず。
そんな企業を応援したいものです。

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日野原先生100歳

2011-10-24 06:00:38 | 文章
10月24日(月)、晴れ。

東の空が赤く染まって、夜が明けました。

昨日の午後、テレビを点けると、聖路加病院名誉院長の日野原先生の映像。
100歳を超えて、今も患者と向かい合って、なお現役。
終末医療に取り組んで、70年以上。
最期を看取った患者数は、7000人以上とのこと。
耳も眼も、そして頭も体も矍鑠たる姿。
ご自分では「110歳までは現役で働く」とおっしゃる。
そのためには、ストレッチもする。

周りの人に「有難う」と語る余命いくばくかの終末患者の笑顔。
重い病で力のなえていた人が、先生の一言で俄然、元気とやる気がよみがえる姿。
それを観て、人の命の尊さと不思議さを感じました。

子供のころ、病弱だった母を助けてくれたお医者さんの姿。
それが医者を志したのだと言う。

医者になって初めての患者に、鞭打つようなカンフル注射をしてしまった悔やみ。
それらが、日野原さんの今の原点なのだそうです。
見ていて、聴いていて涙腺が弱くなった小生ですが、改めて人生を考えさせられました。

村上信夫さんの「ラジオビタミン」でもしばしば登場。
そこで知った全国各地小学生への「命の教育」の様子も映像で拝見。
内容は「心の教育」。
それを、立ちっぱなしで1時間。
心も体力も「100歳の超人」日野原先生でした。
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駒の写真集

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