熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

古駒の鑑定

2017-06-30 19:29:46 | 文章
7月1日(土)、曇り。

7月に入りました。
梅雨の真っ最中。
気温はそれほどでもありませんが、湿気は強く、蒸し暑さを感じます。
そんな中、今日はほとんど、ワープロ作業。
ですが、根付け30個ほどを紐を通し、パッケージングしました。

今週月曜日には、富山からの来訪がありましたが、今日は午後から神奈川からお一人のお客様。
何でも、古い駒を見て欲しいとか。
とにかく、ウエルカム。
大歓迎です。


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古都奈良、王将の根付け

2017-06-30 05:32:44 | 写真
6月30日(金)、曇り。

6月もいよいよ最終盤。
明日からは、今年も後半に。

裏に「古都奈良」と書いた王将の根付けです。

漆が固まり次第、金具に紐を通して出来上がりです。

ーーーー
玄関先に落ちていた「ツバメの糞」。
青くキラッと、光るものが有ったので、眼をこらすと、どうやら玉虫。
玉虫の羽と脚の残骸のようでした。


ーーーー
このところ、ブログの更新は滞りがち。
で、北の国のKさんから「お元気なのですか」とご心配のありがたい電話を頂きました。
「ハイ、元気でいます。ついついサボっていてごめんなさい」。

ソレニシテモ、藤井四段フィーバー、すごいですね。
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頂いた藤井聡太四段の詰め将棋扇子

2017-06-20 05:41:02 | 文章
6月20日(火)、晴れ。

今日も、晴れるとか。
貴明日から雨の予想。
漆仕事にとって、梅雨中の貴重な晴れ間になるようです。

映像は、尾崎さんから一月ほど前の4月に頂いた扇子。
今話題の藤井聡太四段の詰め将棋の扇子。
過日の昇段祝賀会で頂いたものだそうです。

27手詰め。
私には難しすぎます。


ソレニシテモ「大志」と書いた藤井さんの扇子は、何でも「何万円」の値がついているとか。
本人も驚き戸惑っておられることでしょう。
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碁は打つ、将棋は指す

2017-06-18 07:30:56 | 文章
6月18日(日)、曇り。

そろそろ夏に向けての時期なのに、今朝は、出している腕がヒャットする涼しさ。
昨日からのニュースでは、藤井四段27連勝を伝えています。

ところで、昨日の午後、聞いていた土曜のNHKラジオ。
丁度、話題になっているこの話を、あるアナウンサーが、将棋はカラキシの素人ですがと前置きしつつ、
「将棋を打つ・・」と繰り返し、相手の女性に向けて話し掛けてていました。

将棋で「駒を打つとは云いますが、将棋を打つとは云いません」。
ちょっと気になる表現で、「碁は打つ」ですが、将棋は指す」ですよね。

で、そのベテランアナウンサーには、その間違いをと伝えたいと思いました。
他人から尊敬されているはずのアナウンサーだから、本人のために良くないと思ったからです。

と云うことで「今頃には伝わっているだろうかな」。
でした。


コメント (1)
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アジサイ

2017-06-14 05:41:15 | 写真
6月14日(水)、晴れ。

今日も、涼しくさわやかな朝。

仕事は相変わらずの盛上げ。
しばらくこの天気が続いて欲しいと願っています。

映像は玄関先、アジサイの花。
ボツボツと咲始めています。


仕事場の色紙。
木村名人遠山名人。

木村名人色紙は元々なかった落款印。
それを15年くらい前に、長女・朝子さんにお願いしたものです。






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漆の盛り上げについて

2017-06-11 05:14:31 | 文章
6月11日【日)、曇り。

空は全く見えません。
昨日は晴れていました。
いよいよ、梅雨入りかと。

ーーーー
漆の盛上げについて、ヤマダさんからお訊ねのコメントを頂きました。
丁度、他の方からも漆の盛り上げの高さについて、ご希望を聞いたりしているところでした。
そのことについて、触れることにします。

ご質問の件。
盛り上げの漆は、日本産漆を使っています。
ただし、下地の錆び漆には安い中国産漆を使っています。
国産漆は中国産と比べて、値段は8倍くらいします。
が、品質(堅い)を重んじて日本産漆を使っています。
他の作者のことは知りませんが、日本産漆を使っている人は極く少ないと思います。

日本産漆と云っても産地や採取時期もいろいろで、精製する技術も一様ではないので、輪島、福井、京都、東京、大阪と五つくらい違ったお店から取り寄せて、それを組み合わせて使っています。
なお、盛上げには黒漆のみでなく、日本産の木地呂(透き)漆も調合して使います。

漆を高く盛上げる条件ですが、いろいろなことが関係してきます。
まずは肝心の漆は、精製方法や時期によって漆の粘度、すなわち粘りけの強さが問題になります。
さらさらとしている漆は、書きやすいですが、高く盛上げるには不向きです。
対して粘り気の強い漆は、肉厚には仕上がっても、筆で書くことには適さない。
その辺りは、経験でほどよいところを見つけることになります。

漆は丁度一日で表面が乾くのが理想です。
中の方はさらに数日掛けて固まります。
梅雨の時期は、数時間で乾き、これはちょっと早すぎます。
この時の温度湿度は数時間単位で変化しますし、使う漆の状態、盛上げる技術、盛上げたあとの養生乾固など、複数の条件が重なり合って、思い通りの状態に出来上がる訳で、このうち一つでもイマイチのときは、思い通りには上手く仕上がらないことになります。

盛上げの漆を高く盛上げるのを好む傾向があるようです。
高さについては、有る程度の範囲で高くも低くも盛上げることは出来ます。
ですので、クライアントの希望を聞いて作ることになりますが、実用を重んじるならば、低くもなく高すぎることもなく、ほどほどの高さが良いと思っています。


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夜明けの月

2017-06-10 04:41:38 | 文章
6月10日(土)、晴れ。

窓を開けると、お月様。
南の空に白い満月。

と言うことで、目覚めました。

ーーーー
各局毎日のように、藤井聡太四段昇段以来連勝記録のニュース。
普段は将棋に縁が薄い近所のおばさんも、にわかに将棋に注目。
この現象は、将棋ファンとして大変結構なことです。

ーーーー
このところのバックログは7組ほど。
で、仕事は漆埋めあり、盛り上げあり。
と言うことで、コツコツと進めています。
漆埋めは、只今3回目と言うところです。
その映像。
左半分が事前。右が事後の様子。

あと、2回ほどで総てが埋まります。

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梅雨入りか

2017-06-07 05:46:37 | 文章
6月7日【水)、曇り。

マダ雨は降っていませんが、梅雨入り間近の空色。
九州では大雨とか。

昨日は盛上げと、先日までに彫った駒への漆入れ。


ーーーー
今日は残りの盛上げを予定していますが、天候の変化が気になります。
ところで、盛り上げについてお尋ねがありました。
「漆を高く盛上げる条件」です。

これにはいろいろなことが関係してきます。
漆は表面が一日で乾くのが理想。
中の方は一日では固まらず、数日掛けて徐々に固まります。
全体が中まで固まるには、少なくとも数ヶ月かかります。

盛上げ時は、天候は数時間単位で変化し、それに応じて部屋の温度も変化します。
上手く盛上げる為には、使う漆の性質の違い、漆の技術、盛上げたあとの養生など、複数の条件が上手く重なり合って、思い通りの結果に出来上がる訳です。
ですから、このうち一つでもイマイチでは、上手く仕上がらないことになります。

コレクターは漆を高く盛上げたのを好む傾向があるようです。
しかし、実用的にはそればかりが良いとは思ってはおりません。
見た目と実用を考えると、実際には「バランスがとれたほどよい高さ」。
小生の場合は、見た目だけでなくタイトル戦などでの実用も重視しているので、一番良い落としどころを求めて作ります。

と言っても、漆は高く盛上げることが好まれることが多いようです。
そんなこともあって、高く盛上げるかどうかは、クライアントの希望を聞いて進めます。
この時は、意識的にやや高く盛上げて作ることになります。
漆を高く盛上げるには、先に述べたいろいろの条件がベストでなければいけませんので、ことさら気を付けることになります。
しかし、気を付けていても、思い通り上手く出来上がるとは限りません。
そんなときは、時間を掛けてやり直すことになります。
漆が高いと思い通りに仕上がる確率が少なくなる訳ですね。

では、また。

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さわやかな日々

2017-06-06 05:56:10 | 文章

6月6日【火)、晴れ。
このところ、さわやか続き。

庭先のサツキ。


花にミツバチが二匹。


メダカ鉢の金魚。


仕事は「水無瀬兼成卿写」の盛上げです。
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終局

2017-06-01 19:10:05 | 写真
19時、斉藤七段投了。




羽生棋聖の駒台。


対局室につながる廊下の宮中天女図。
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駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726