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熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。270ページ。ペンクラブ大賞受賞。
残部僅少、送料込み5000円。注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

原稿の続き

2025-05-16 18:12:19 | 文章

もう少し、書き連ねることにします。

1、将棋の歴史
 我が国の将棋伝来はいつ頃であったか。その見方は研究者によってさまざまで、定説はいまだになく確かなことは判っていない。
 そもそもの将棋は、わが国で発祥したモノではない。
 世界各地の将棋は遥か昔、古代インドで生まれたゲームだとされていて、やがてそれが形を変えながら、時代とともに東へ西へと各地に広がって、我が国には大陸を経由して、あるいは東南アジアとの交易に伴い大陸沿岸沿いにもたらされたに違いないが、その時期は平安時代あるいはその前だったかもしれない。

 しかし、ある研究者は各地遺跡から発掘された駒や、当時の記述文献の時代をもとに、ごく慎重に平安時代後期だとする人もいて、他方、より想像をめぐらす人はそれより百年か二百年前の8世紀ごろまで遡るとする考えもあって、いまだ定かではない。
 そのようにして我が国にもたらされた外国将棋は、それほど間を置かない時期に、我が国の先人の叡智によって日本流に工夫されて形を変えた。

以下、まだまだ続きます。

 

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手はじめの原稿。その冒頭、書き直し文

2025-05-16 17:30:46 | 文章

5月16日(金)、晴。

先の原稿を書いています。
書き足しながら、すでに書いたところも手直しもして、冒頭は次のようになりました。

 「水無瀬駒」のこと
 ここで言う「水無瀬駒」はおよそ四
 水無瀬兼成は当時、正二位権中納言という高位の公卿として、水無瀬家十三代の当主でもあったが、血筋は時代を代表する文化人・三条西実隆の流れを汲んでいて、23歳で水無瀬家に入った人である。
 念のため申し添えれば、現在、「水無瀬書」という銘で多く出回っている駒は、本来の兼成筆による水無瀬駒とは全くの別物で、出所不明の文字であり、その点、くれぐれも間違えのないように願いたい。

以上です。
この調子だと、まだまだ先は長いです。

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備蓄米と農水省とJA

2025-05-15 18:00:40 | 文章

5月15日(木)、晴。
朝晩はほど良く、日中は汗ばむ陽気であります。

依然としてコメは高止まり。
ニュースではそれらしい(卸業者の)ことを言っているが、隔靴創傷。
元凶は政府(農水省)とJAだと思っている。


政府は、備蓄米をJAにしか渡さず(全体の97%)、JAが卸業者に下げ渡したのは、買い入れた米のホンの数パーセントだというから、JAは手にした備蓄米をしっかりため込んでいるらしい。
そして高く売ろうとしているとしか思えない、全く質が悪い。


消費者に近いスーパーや小売店の希望者に、直接卸せば、みんなが助かるというのに。(もちろん、効率を考えて、ある程度のロット以上で、直接取りに来るという条件で)

何故、備蓄米をため込むJAにしか、放出しないのか?
政府は何せ、JA一辺倒。

それは、政府(農水省)がJAを儲けさせて、後押ししようとしているからとしか思えない。
農水省のお役人。いずれは定年になって、JAへの天下り。
その時のことを考えて「恩」を売っておきたい。
お役人。その一念だとしか思えないのです。


この見方。いかがかな? 

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ある銀行、支店での話です

2025-05-12 14:11:14 | 文章

5月12日(月)、曇り。

所要があって、住まい近くの銀行に行ってきました。

窓口で「14時からの予約ですが、急用ができて少し(45分程度)早く来ました。出来る事なら対応していただけませんか?」と、店頭の女子行員に尋ねました。

すると「スグには対応できません。時間までお待ちください」というので、
「そうですか。ところで、支店長さんにお話ししたいことがるので、呼んでください」と。

数分して支店長が現れました。
  私=「ちょっと、聞いてもらいたいことがあるのでお話します。
急用ができたので45分前に来ましたが、対応をお願いしたところ、断られました。見るに、私ども以外のお客は一人もいないのに対応を断わられたのです。どうしてですか? 支店長さん、お店の対応としてそれでよろしいのですか?」。

支店長=「むにゃ、むにゃ??」。要領をナントも掴めません。
  私=「その対応の仕方が良いかどうか。貴男の認識を聴いています。それに答えてください。それにもう一つ、お尋ねしたいことがあります。1週間ほど前、家内がこの窓口に来た時のことです。
窓口の女性行員はここへ来た家内に対して、パソコンか電話で予約をしてください。その方が早いです。と言って、パンフレットを家内に差し出したので、家内はやむを得ずそれを受け取って、その日は仕方なく帰ってきました。
銀行として、支店長として、その対応で良いのでしょうか?」

それに対して支店長は、相変わらずマスク越しに、「うやむや・・」。

  私=「その時、渡されたパンフレットは、これですが、ご覧になって、何かおかしいなと思うところはありませんか?」と。

支店長はしばらく眺めていたが、不備に気が付かない様子。

  私=「何もお気付きになりませんか? 電話で予約をとのことなのに、そこには電話番号も書かれてはいませんね。不親切すぎ。
それでも不備ではない。これで事足れりとお考
えなんですね。     
責任ある支店長として、もっと支店全体に気を配る必要があり、とは思わないのですかね」。

そして、話しながらたまたま眼についた、ご相続相談とある別のパンフレットを指さして、
  私=「これには、
気楽にご相談ください。と書いてありますよね。なのに、わざわざ窓口に来ている顧客に対して、窓口で別の日に予約してくれと、帰えすのでしょうか?。

支店長=「ふにゃむにゃ、ふにゃむにゃ」。
     相変わらず、言うことがハッキリとしません。


若い支店長です。
これではダメだと思いました。

改善には時間もかかると思うのですが、支店長として、やる気が見えず、良くしようとする意志がないようです。
どこの銀行かは申しませんが、あきらめて(あきれて)、私は来客がある2時に間に合うように帰ってきました。

今日は、こんな愚痴でした。
昔「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」という歌がありましたね。
今日は、それを思い出した次第。



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手始めの「原稿」

2025-05-10 19:48:25 | 文章

5月10日(土)、晴。

機関紙への原稿を書き始めて何日か経ちました。
写真を多用しながら、未だ未だ書き連ねねばなりませんが、今日はホンのさわりだけをブログにてご覧いただこうと思います。
本来の原稿は3段の縦書きですが、このブログでは横書きにて書くことにします。


  「水無瀬駒」のこと

 ここで言う「水無瀬駒」は、およそ400年前に公卿の水無瀬兼成の手で作られた駒のことである。
 念のため申し添えると、現在「水無瀬書」という銘で巷間多く作られている駒の文字の出所は明治期までにしか遡ることができず、本来の兼成筆跡の水無瀬駒とは全く異なる別物なので、その点、お間違えのないように願いたい。
               ◇
1、水無瀬駒との出会い
 本物の水無瀬駒との出会いは、駒を作り始めて間もなくの頃だった。
 至文堂図録「日本の美術(遊戯具)」に水無瀬神宮蔵とされる古い駒のモノクロ写真があって、その文字の奥深さに惹かれて実物を見たいと思った。
 水無瀬神宮は京都に近い大阪府北部にあって、我が家とは比較的近い。すぐさま手紙を書いて「見せて欲しい」と願い出たのだが、返事はなかった。
 あるとき、職場でそのことを話していたら、上司が「水無瀬神宮のある島本町なら、叔父貴が町会議長をしている」というではないか。渡りに船。超ラッキーだとそれに飛びついて手を廻すと、願いが叶って間近に手にとって見ることが許された。それ以来、これを手はじめに神宮には何度も訪れるようになった。

以下、続く。
とりあえずは以上まで、お粗末さま。
ではまた。

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春霞

2025-05-10 07:39:53 | 写真

木金と、淡路島へ出かけました。
淡路島は、5~6年ぶり。今回は南あわじへ。
淡路島は大きいですね。北の端から南まで、車で小一時間かかります。

天気は良かったのですが、やや春霞。その風景です。

向こう側は、四国阿波、徳島県。

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江ノ電の記憶

2025-05-07 06:00:02 | 文章

5月7日(水)、曇り。
先程、ふと目が覚めると、テレビは「江ノ電のある風景」。

江ノ電は、鎌倉と藤沢の細い道筋と海岸端に沿って結ぶ素朴な電車。
懐かしい風景でした。
というのも、この辺りは一、二度、訪れた記憶があります。
確か腰越3丁目だったでしょうか。そこには作家の倉島竹二郎さんがいらして、訪問したのです。
倉島さんは将棋関係の著書も多く、二階家の階段を上った直ぐの床の間には、竹内淇洲さんの掛け軸があって、それを撮影した記憶。それ以外のことは覚えておりません。
別の日だったか、江の島にも行き、なんだか怪しい古いホテルに泊まりました。会社からの何かの研修会でした。
夜はツインで他者からの受講者との相部屋で、少し何か変な予感がする部屋でした。
「マーマ、よかろう」と寝ていると、ウトウトする中、息が苦しくなりました。夜中に胸が重苦しくなって、何かに締め付けられるような感覚。
これは殺されると思ったのです。
「ウワ~~」と大きな声。その途端、目が覚めたことを知りました。
いわゆる、「金縛り」というものだったようです。

翌朝、そのことを相部屋のもう一人に伝えたところ、「びっくりした」のとことでした。私もびっくりしたのですが、その方もさぞかし驚いたことでしょう。
50年くらい前の記憶でした。

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原稿づくり

2025-05-06 19:20:32 | 文章

5月6日(火)、曇り。
昨日、「明日から仕事(駒づくり)に復帰」と書きました。
でも、フト思いが募って、久しぶりに某機関紙に投稿しようと、原稿を書くことにしました。写真もたっぷりと。
表題は「水無瀬駒のこと」。
という訳で、今は愛用の古いワープロと格闘して、出来上がるまでに2週間ほどかかりそう。

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信楽のお茶碗

2025-05-05 17:35:17 | 文章

5月5日(こどもの日)、晴。
空の青さに引かれて、我が家から2時間足らず「焼き物のふるさと」滋賀県信楽の「陶器市」に。
15年か前には度々訪れていたのですが、最近はとんとご無沙汰。
近づくと大型連休で車は混雑でしたが、街の様子は取り立てて以前と余り変わりはありませんでした。
遅い昼ご飯を道中で済ませて、会場の信楽駅広場には15時頃に到着。
陶器市では、小さくて軽い手び練り千数百円で茶碗を購入。
特にこれで
ご飯の味がおいしくなるものではないと思いますが、今夜からこれに変えることにします。

ということで、今日は行楽三昧。明日は仕事に復帰です。


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台風並みの風

2025-05-04 10:13:39 | 文章

5月4日(日)、晴。
朝から強風、南風。

今朝は、新聞が見当たらず。でも、新聞休刊日ではなかったはず。
販売店に電話すると、「すみません、今から届けます」とのこと。
こんなことも、たまにはあるのですね。
良かった良かった。

昨日から、富山からの娘たち。
孫が3人。
ということで、この機会に、私が作った駒を一人ずつに渡すことにして、
古水無瀬、兼成卿水無瀬、錦旗、源兵衛清安など8組ほどを用意して、感想等聞きながら、一組づつ、それぞれに気に入ったモノを選んでもらうことにした。

それにしても、強風。
晴れているのに、台風並みの今です。


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現在の心境

2025-04-28 17:29:21 | 文章

4月28日(月)、雨。
相変わらず、毎日、日中は盛り上げの仕事をしています。
夕刻からは、時折りパソコンを。
今使っているこのブログのサービスが無くなるというので、このあいだ、他のサービスに移行させようかとも考えて、新しいブログサービスを立ち上げようと、試みました。
しかし、途中で行き詰まって、先へは進めません。
何度も試みたのですが、進めません。お手上げ状態。
ということで、今は少々諦めの気持ちが強くなっています。

まあー、もう少しやってみますが、上手くできなければ、これを潮時にパソコン、メール、SNSともおさらばすることも。
残された時間(日にち)はそう多くはありません。
現在は、そんな心境でおります。



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ジャストサイズの盛り上げ雛駒

2025-04-27 14:04:55 | 文章

4月27日(土)、晴。

本日の映像は、雛駒2点。
この雛駒は、玉将の大きさ(高さ)が28ミリ。
指での駒操作が、レギュラーサイズの駒と同じ感覚で使えるようにと、試行錯誤の結果このサイズで制作しました。

一つは「古水無瀬の雛駒」。


もう一つは「兼成卿(水無瀬)」。

いずれも、材は御蔵ツゲの柾目の盛り上げ仕上げで、数年前に制作したもの。桐の卓上盤(27✕30cm)がセットになります。
価格は、30万円(付属品付き、税込み)。
写真のような実用的な「文箱式の駒箱」と「フクロウ柄友禅染の良尊名入りの駒袋」が付きます。
 

なお、別途、榧製の卓上盤(別途3万円)も用意しています。
ご希望の方あるいは、お問い合わせはコメント(非公開)でどうぞ。

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玉毛の漆筆

2025-04-25 17:01:00 | 写真

4月25日(金)、曇り。

本日の映像は、これまでも何度かアップした「漆筆」。
猫の首周りの毛で拵えた「玉毛の蒔絵筆」。
猫は、この筆のために大事に育てられたもので、首回りの毛は、先が擦り切れることが無いので、蒔絵筆に使われるとのことです。

一番手前が使用中。その他は、未使用のもの。
太さは1ミリほど。穂先と軸は分解出来て、穂先の長さが調整できる構造で、軸が細いので、持ちやすいようにグリップを付けています。
1本で、1年くらいは使います。

いずれも大阪の角岡嘉七製で、20年か25年前に作られたもの。
この筆との最初の出会いは、大阪の漆屋さんでした。
漆筆は、色々を手に入れて試し使いしたのですが、この筆を手にしてからは、専らこれを使っていて、或る時、在庫が残り少なくなったので追加で買おうとしたのですが、なぜか筆の制作者との取引が断絶して「もう店には来ない」とのことでした。
それからしばらくして、上京したある時、この筆を見つけました。
そのお店は、銀座8丁目(新橋近く)にあって、「ヨシヨシ」と、何本かを手に入れました。
それから数年が経って、銀座の漆屋さんから「作者の高齢と材料不足で、廃業した」との情報があり、そこで、一生涯使えるようにと20本ほどをまとめ買いした経緯があります。
その時の伝票が残っていて、2004年の時は一本3900円。2015年では4900円。結構高価なものでしたが、その価値は十分。

今はどの位するか知りませんが、製造中止になって10年の今では、手に入らない小生にとって貴重なものとなりました。

なお、「角岡製」にはシールが本来の長円形でなく、四角いシールの別人で作られた筆もあり、それは格段に品質が劣るものです。

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将棋駒話三昧

2025-04-24 07:07:11 | 文章

4月24日(木)、曇り。
やや寒さを感じる朝です。
昨日は、東京からのお客様。「須〇さん」。
先日、美しい文字で丁寧な手紙をいただいての訪問でした。

前回お会いしたのが、確か椿山荘での名人就位式会場。
10数年ぶりかと。
そしてさらに遡れば、初めて彼の存在を知ったのが30年くらい前のことでした。
その時の手紙には「小学5年生」とありましたので、よく覚えています。「淇洲」の駒文字についてほしいとのことだったと思います。
熱心な小学5年生がいるもんだなあと、びっくりしました。

「須〇」の伏字を取れば、知っている方も多いのではないでしょうか。その後は天童に移り某氏に。その後は独立して今日に。

昨日の訪問の主な目的は、豊島龍山がらみ。
とにかく昨日は昼過ぎから暗くなる夕刻まで、4時間の積もり積もった将棋駒話の三昧、気持ちの良いひとときでした。

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ボチボチと進めます

2025-04-23 07:12:06 | 文章

4月23日(水)、小ぬか雨。

ソメイヨシノは、葉桜。所どころの山々に残るのは、山桜。

すっかり初夏の様相です。

先日、ブログの整理を始めました。
これまでの中から移し替えしたいモノだけをピックアップする作業。
未だ始めたばかり。
ひと月ほどはかかりそう。
ボチボチと進めます。

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駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726